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117話
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「レッド! レッド!」
必死な様子で自分の名前を呼んでくるウィルフレッドの声が聞こえた。
基本的に主人と他者との会話は聞かないようにしているレッドだが、自分の名を呼ぶ場合は無条件で耳に入るよう心がけている。とはいえその際の状況などを鑑みて対応を考えているため、呼ばれたからとて必ずしもすぐ駆けつけるとは限らない。
今もそうだ。必死な様子がとても可愛いと内心ほっこりしつつ、相手が相手だけに入室するのは躊躇した。だが何か自分に用事があるのかもしれない、と軽くノックした上でレッドは入室した。
「お呼びですか」
するとソファーに座るウィルフレッドに笑いかけながら腕に触れている、とてもウィルフレッドに近いクライドを目の当たりにする羽目になった。
「失礼いたしました」
レッドはなるべく冷静を装い部屋を出る。
間違えてしまった。何故ウィルフレッドがレッドを呼んだかは分からないが、少なくとも入室するタイミングとしてはおそらく最悪だっただろう。
見たくなかった。
とはいえもしいずれあの二人かもしくはリストリアの王女とウィルフレッドが共に生活をすることになれば否応なしに目の当たりにする機会は増えるだろう。
自分は相応しくないしあの二人なら、と思っているはずだというのに心はモヤモヤとする。
そんなことを内心思っていると、先ほどよりも中が騒々しくなってきた。仲良く過ごしているにしては少し妙だと心配になってくる。
もちろんウィルフレッドの力があまり強くないとはいえ、中身はちっともなよなよとしていないことくらい百も承知だ。むしろ舐めてかかられるのがとてつもなく嫌だと思っている、少々難はあるものの自立した人だと知っている。それでも多分レッドは一生ウィルフレッドを心配し続けるし守りたいし──どんな形であれそばにいたい。
「王子──」
先ほど必死になってレッドを呼んでいたこともあるしと改めてドアをノックし、開けた。
するとクライドは更にウィルフレッドに近い状況で「安心しろ。痛くはしない。私に身を委ねろ。ゆっくり丁寧に抜いてやる」などと、とんでもないことを言っている。
「も、申し訳ありません」
今度こそ冷静を装う余裕もなく慌てて引っ込んでしまった。
いっそもうこの場所から離れようか、しかしウィルフレッドのそばから離れるのは、いやクライドが一緒なら問題は、いやしかしとレッドがひたすら葛藤していると、そのクライドが部屋から出てきて強引にレッドを中へ引っ張ってきた。全く意味が分からなくて抵抗すら浮かばなかった。
一体何故引き入れられたのか。まさか愛の行為を第三者に見られながらするといった、一部の貴族が時折楽しんで行っているような変態的プレイだったらどうしようと、普段顔の筋肉をあまり動かさないのもあって表情筋が引きつる。幸いレッドは巻き込まれたことがないが、普通の行為に飽きた呑気な貴族の中にはそういったことを楽しむ風潮もあるらしい。
他の者の行為など引きはすれど興奮など出来るはずもない上にその片割れがウィルフレッドなのだとしたら苦痛以外のなにものでもない。
他者によって乱れる王子など……、……、……いや、無理だろ、俺は何を……クソ、あとでいつもの鍛錬を倍に増やす。
とてつもなく複雑で微妙な気持ちになっているとクライドに呼びつけられ、妙にぐったりとして扇情的──ではなくて疲れた様子のウィルフレッドを固定しておくように言われた。
「は? 固定、ですか」
「そうだ。変に暴れて動かれるとやりにくい。それにこの方にとっても危険だしな」
そう言いながら何やら始めだしたクライドだが、レッドの目からすればウィルフレッドの腕を切りつけようとしているようにしか見えない。
「……クライド殿はなぜウィルフレッド様をそのような小さな刃物で切りつけようとなさるのです」
「刃物というか医療用ナイフだ」
「医療用……? とにかく王子に対して妙なことをされる訳ではないのですね?」
「当たり前だ。これは必要なことだしこの方も納得されている。いいからレッドはウィルフレッド王子を固定しててくれ。主人の安全のためにも」
「し、仕方ない。分かりました」
とりあえず変態的なプレイに巻き込まれた訳ではないらしい。少しホッとしたのもつかの間、クライドは本当にウィルフレッドの腕を切りつけ、あろうことか流れる血をそのままにしている。どうかと思われるようなプレイを見させられるのではと動揺した気持ちのままだったせいか、心配する気持ちも普段と比べてどうにも隠し辛い。
「王子……大丈夫なのですか? 痛みは? 具合は悪くなっていませんか? クライド殿。本当にこれは必要なことなのですか? というか今すぐ止血するべきでは? だというのに何故そのような容器に王子の血を……? あなたは一体何ということを……」
後から思えば情けないくらい動揺したかもしれない。それに対しクライドは始終淡々としていた。器の違いを思い知らされる。改めて、自分は身分だけでなく人間としてもウィルフレッドに相応しくないなとレッドは実感した。
とはいえそれはそれ、これはこれだ。
クライドがあろうことか流れたウィルフレッドの血が溜まった容器をほくほくと持ち、出ていった後レッドはウィルフレッドに問い詰めた。
「医療とおっしゃってましたが、本当に必要なことだったんですか……もしかして俺はとんでもないことに加担して王子を酷い目に合わせてしまったのでは……」
ウィルフレッドはそんなレッドの器の小ささに引いているのか、とても困惑したような顔をしていた。
必死な様子で自分の名前を呼んでくるウィルフレッドの声が聞こえた。
基本的に主人と他者との会話は聞かないようにしているレッドだが、自分の名を呼ぶ場合は無条件で耳に入るよう心がけている。とはいえその際の状況などを鑑みて対応を考えているため、呼ばれたからとて必ずしもすぐ駆けつけるとは限らない。
今もそうだ。必死な様子がとても可愛いと内心ほっこりしつつ、相手が相手だけに入室するのは躊躇した。だが何か自分に用事があるのかもしれない、と軽くノックした上でレッドは入室した。
「お呼びですか」
するとソファーに座るウィルフレッドに笑いかけながら腕に触れている、とてもウィルフレッドに近いクライドを目の当たりにする羽目になった。
「失礼いたしました」
レッドはなるべく冷静を装い部屋を出る。
間違えてしまった。何故ウィルフレッドがレッドを呼んだかは分からないが、少なくとも入室するタイミングとしてはおそらく最悪だっただろう。
見たくなかった。
とはいえもしいずれあの二人かもしくはリストリアの王女とウィルフレッドが共に生活をすることになれば否応なしに目の当たりにする機会は増えるだろう。
自分は相応しくないしあの二人なら、と思っているはずだというのに心はモヤモヤとする。
そんなことを内心思っていると、先ほどよりも中が騒々しくなってきた。仲良く過ごしているにしては少し妙だと心配になってくる。
もちろんウィルフレッドの力があまり強くないとはいえ、中身はちっともなよなよとしていないことくらい百も承知だ。むしろ舐めてかかられるのがとてつもなく嫌だと思っている、少々難はあるものの自立した人だと知っている。それでも多分レッドは一生ウィルフレッドを心配し続けるし守りたいし──どんな形であれそばにいたい。
「王子──」
先ほど必死になってレッドを呼んでいたこともあるしと改めてドアをノックし、開けた。
するとクライドは更にウィルフレッドに近い状況で「安心しろ。痛くはしない。私に身を委ねろ。ゆっくり丁寧に抜いてやる」などと、とんでもないことを言っている。
「も、申し訳ありません」
今度こそ冷静を装う余裕もなく慌てて引っ込んでしまった。
いっそもうこの場所から離れようか、しかしウィルフレッドのそばから離れるのは、いやクライドが一緒なら問題は、いやしかしとレッドがひたすら葛藤していると、そのクライドが部屋から出てきて強引にレッドを中へ引っ張ってきた。全く意味が分からなくて抵抗すら浮かばなかった。
一体何故引き入れられたのか。まさか愛の行為を第三者に見られながらするといった、一部の貴族が時折楽しんで行っているような変態的プレイだったらどうしようと、普段顔の筋肉をあまり動かさないのもあって表情筋が引きつる。幸いレッドは巻き込まれたことがないが、普通の行為に飽きた呑気な貴族の中にはそういったことを楽しむ風潮もあるらしい。
他の者の行為など引きはすれど興奮など出来るはずもない上にその片割れがウィルフレッドなのだとしたら苦痛以外のなにものでもない。
他者によって乱れる王子など……、……、……いや、無理だろ、俺は何を……クソ、あとでいつもの鍛錬を倍に増やす。
とてつもなく複雑で微妙な気持ちになっているとクライドに呼びつけられ、妙にぐったりとして扇情的──ではなくて疲れた様子のウィルフレッドを固定しておくように言われた。
「は? 固定、ですか」
「そうだ。変に暴れて動かれるとやりにくい。それにこの方にとっても危険だしな」
そう言いながら何やら始めだしたクライドだが、レッドの目からすればウィルフレッドの腕を切りつけようとしているようにしか見えない。
「……クライド殿はなぜウィルフレッド様をそのような小さな刃物で切りつけようとなさるのです」
「刃物というか医療用ナイフだ」
「医療用……? とにかく王子に対して妙なことをされる訳ではないのですね?」
「当たり前だ。これは必要なことだしこの方も納得されている。いいからレッドはウィルフレッド王子を固定しててくれ。主人の安全のためにも」
「し、仕方ない。分かりました」
とりあえず変態的なプレイに巻き込まれた訳ではないらしい。少しホッとしたのもつかの間、クライドは本当にウィルフレッドの腕を切りつけ、あろうことか流れる血をそのままにしている。どうかと思われるようなプレイを見させられるのではと動揺した気持ちのままだったせいか、心配する気持ちも普段と比べてどうにも隠し辛い。
「王子……大丈夫なのですか? 痛みは? 具合は悪くなっていませんか? クライド殿。本当にこれは必要なことなのですか? というか今すぐ止血するべきでは? だというのに何故そのような容器に王子の血を……? あなたは一体何ということを……」
後から思えば情けないくらい動揺したかもしれない。それに対しクライドは始終淡々としていた。器の違いを思い知らされる。改めて、自分は身分だけでなく人間としてもウィルフレッドに相応しくないなとレッドは実感した。
とはいえそれはそれ、これはこれだ。
クライドがあろうことか流れたウィルフレッドの血が溜まった容器をほくほくと持ち、出ていった後レッドはウィルフレッドに問い詰めた。
「医療とおっしゃってましたが、本当に必要なことだったんですか……もしかして俺はとんでもないことに加担して王子を酷い目に合わせてしまったのでは……」
ウィルフレッドはそんなレッドの器の小ささに引いているのか、とても困惑したような顔をしていた。
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