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6話
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桜太郎の言動は相変わらずちっとも変わらないが、仕事姿勢は悪くない。その後も言われたことをきちんとこなすし覚えも早かった。いまや食感や味も柚斗のそれに忠実だ。
「普通にどこでも働けそうだけど。……その言動さえなければ」
「ぁあ?」
だから何故凄む。
そう思いつつ、最近桜太郎はほんのたまにだがカウンター業務もこなしている。人手ができてカヌレの数を増やすことができたせいか、焼き上がったカヌレを補充しに来る桜太郎の見た目のおかげか。どちらが先かはもうわからないが、とりあえず客が増えたため、柚斗が客の相手をしている間に別の客に頼まれ対応している時がある。一部の常連からは桜太郎が出ていると「今レアキャラがいる」などと言われたりしているようだ。
接客に関しては心配しかなかったが、少なくとも凄むというよりはとてつもなくぶっきらぼう、といった様子だ。ぶっきらぼうも決して安心材料ではないのに、桜太郎だけに悔しいがわりと安心してしまう。その上、どのみちろくでもないというのに何故か案外受けている。やはり男は顔なのだろうかと柚斗としてはほんのり切ない。
「今日はティムールあります?」
「……今日は、ねっス」
「そっかぁ、残念。じゃあプレーンとチョコのを二つずつ」
「っス」
最初は接客中、耳に入って来るとハラハラしたが、ちらりと見れば客は桜太郎の口調や態度に関してもニコニコとしている。納得いかないが、とりあえずよかったと思った。
「とはいえお前の言動ほんと駄目だから」
「あ?」
「その、あ? ってのも何。何で毎回俺に凄むの。凄まないと死ぬ病気にでもかかってるの?」
「何言ってんっスか?」
何言ってるんだという相手に心の底からといった風に「何言ってんだ」と言われた。中々に屈辱というか、ダメージがある。
「普通に喋られないの?」
「普通っスけど」
「そのスっての、言わないようにしたらどうなるの?」
「どうもこうもねぇよ、敬語じゃなくなるだけだろが」
何なのほんと……!
「ス、も敬語じゃないからな?」
「っち」
「舌打ちしない!」
ジェネレーションギャップどころの話ではない。桜太郎はどんな環境で過ごしてきたのだろうかとむしろ気になる勢いだ。
とはいえ悪いやつではないのは意外なほどにすぐ実感できた。別に、何かこちらが強く言っても胸ぐらをつかんでこないとかそういうあからさまなことではなく、何と言うのだろう。重い粉の袋を運んでいると無言であまりにも当たり前のように手伝ってくるところや、口調は最悪ながらもよくよく考えると、果てしなく桜太郎なりの、ではあるが「ありがとう」「ごめんなさい」が言えるところなどだろうか。どちらも当たり前と言えば当たり前のことだが、案外できていなかったりするものだ。
「バニラ入れて香り付けまでやっといたっス」
「ありがとう。じゃあそれはしばらくそのまま置いておいて。でこっちの一晩休ませた生地、焼いていこうか」
「っス」
カヌレ専用の型には蜜蝋を塗る。熱して溶かした蜜蝋を同じくオーブンで熱してある型いっぱいに流し込んでからすぐに戻す。型は網の上に逆さまにして置き、一旦冷ます。こうすることで型にとても薄い蜜蝋の膜がコーティングされる。そこへ仕込んでおいた、泡立たないよう粉の沈殿物を残さないようゆっくりとかき混ぜた生地を流し入れる。それをオーブンで焼いていく。
上下の火で一旦オーブンを温めておくが、焼く時は最初上段へ入れて上火を強くする。表面がフツフツとしてきたら下段へ移し、今度は上火を切って下火を強くする。そうして一時間近くかけてじっくり焼いていくのだ。
焼きあがってから冷めるにしたがって焼き色が若干濃くなるが、とにかくカヌレは焼き色をしっかりとつけたほうが美味しい。外側のパリパリとした食感を楽しむためだ。いい焼き加減のカヌレはむしろ気泡が細かく入っている。火が弱いと目が詰まってしまい、食感がモッチリとしたものだけになり美味しくなくなってしまう。
高温のオーブンでじっくりと焼かれたカヌレは外側はカリッと、中身はモチっとしたコントラストのある食感が堪らない。それに加え、バニラとラム酒の香りが美味しい菓子だ。
そういった焼き加減も桜太郎はわりとすぐに覚えていった。
店を閉めてから二階の居住スペースへ移動すると、柚斗は先に今日の売上を家庭用金庫へしまった。これは桜太郎が来る前からしていることで、桜太郎も特に気にする様子もない。
「桜太郎。料理はさておき、元々お菓子とかよく作ってたりしたの?」
「してねーっスね」
「でも手際いいし覚えも早い」
「……そっスか。……、……んじゃ褒めて欲しいっスね」
「凄いね」
褒めてと言われたので褒めたと言うのに何故か微妙な顔をされた。
「何でそんな顔するの」
「……そーゆーのじゃねぇ」
「あー、お給料に色つけろ的な?」
「そーじゃねえっス」
「じゃあ何。頭撫でろとか?」
「……別にそれも悪くねっスけど……」
「悪くないの?」
思い切り冗談のつもりで適当に言った柚斗が今度は微妙な顔になる。とはいえ二十七歳の男が二十歳の男の頭を撫でる図を思うと仕方がない。
「んじゃ、風呂一緒に入って欲しいっス」
「……え、嫌だよ……」
それは頭を撫でるよりもシュールだ。微妙を通り越して少し青い顔色で柚斗が見るも、桜太郎は淡々とした顔をしている。ふざけた表情とか照れた表情などでもしていればまだしも、全く読めない顔つきだ。ただし無駄に美形ではある。
何だろう……こんな言動のくせに、もしかして母親に飢えてる、とか……? それとも何かヤバい性癖を持ってる、とか……?
どちらにしても遠慮したい。
「ダメっスか」
「嫌。だいたい何で一緒に風呂、入りたい訳。背中流せとかそういう?」
「いや、あんたの裸が合法的に見られるし、あわよくば触れる」
「ちょっと言ってる意味がわからないな」
「普通にどこでも働けそうだけど。……その言動さえなければ」
「ぁあ?」
だから何故凄む。
そう思いつつ、最近桜太郎はほんのたまにだがカウンター業務もこなしている。人手ができてカヌレの数を増やすことができたせいか、焼き上がったカヌレを補充しに来る桜太郎の見た目のおかげか。どちらが先かはもうわからないが、とりあえず客が増えたため、柚斗が客の相手をしている間に別の客に頼まれ対応している時がある。一部の常連からは桜太郎が出ていると「今レアキャラがいる」などと言われたりしているようだ。
接客に関しては心配しかなかったが、少なくとも凄むというよりはとてつもなくぶっきらぼう、といった様子だ。ぶっきらぼうも決して安心材料ではないのに、桜太郎だけに悔しいがわりと安心してしまう。その上、どのみちろくでもないというのに何故か案外受けている。やはり男は顔なのだろうかと柚斗としてはほんのり切ない。
「今日はティムールあります?」
「……今日は、ねっス」
「そっかぁ、残念。じゃあプレーンとチョコのを二つずつ」
「っス」
最初は接客中、耳に入って来るとハラハラしたが、ちらりと見れば客は桜太郎の口調や態度に関してもニコニコとしている。納得いかないが、とりあえずよかったと思った。
「とはいえお前の言動ほんと駄目だから」
「あ?」
「その、あ? ってのも何。何で毎回俺に凄むの。凄まないと死ぬ病気にでもかかってるの?」
「何言ってんっスか?」
何言ってるんだという相手に心の底からといった風に「何言ってんだ」と言われた。中々に屈辱というか、ダメージがある。
「普通に喋られないの?」
「普通っスけど」
「そのスっての、言わないようにしたらどうなるの?」
「どうもこうもねぇよ、敬語じゃなくなるだけだろが」
何なのほんと……!
「ス、も敬語じゃないからな?」
「っち」
「舌打ちしない!」
ジェネレーションギャップどころの話ではない。桜太郎はどんな環境で過ごしてきたのだろうかとむしろ気になる勢いだ。
とはいえ悪いやつではないのは意外なほどにすぐ実感できた。別に、何かこちらが強く言っても胸ぐらをつかんでこないとかそういうあからさまなことではなく、何と言うのだろう。重い粉の袋を運んでいると無言であまりにも当たり前のように手伝ってくるところや、口調は最悪ながらもよくよく考えると、果てしなく桜太郎なりの、ではあるが「ありがとう」「ごめんなさい」が言えるところなどだろうか。どちらも当たり前と言えば当たり前のことだが、案外できていなかったりするものだ。
「バニラ入れて香り付けまでやっといたっス」
「ありがとう。じゃあそれはしばらくそのまま置いておいて。でこっちの一晩休ませた生地、焼いていこうか」
「っス」
カヌレ専用の型には蜜蝋を塗る。熱して溶かした蜜蝋を同じくオーブンで熱してある型いっぱいに流し込んでからすぐに戻す。型は網の上に逆さまにして置き、一旦冷ます。こうすることで型にとても薄い蜜蝋の膜がコーティングされる。そこへ仕込んでおいた、泡立たないよう粉の沈殿物を残さないようゆっくりとかき混ぜた生地を流し入れる。それをオーブンで焼いていく。
上下の火で一旦オーブンを温めておくが、焼く時は最初上段へ入れて上火を強くする。表面がフツフツとしてきたら下段へ移し、今度は上火を切って下火を強くする。そうして一時間近くかけてじっくり焼いていくのだ。
焼きあがってから冷めるにしたがって焼き色が若干濃くなるが、とにかくカヌレは焼き色をしっかりとつけたほうが美味しい。外側のパリパリとした食感を楽しむためだ。いい焼き加減のカヌレはむしろ気泡が細かく入っている。火が弱いと目が詰まってしまい、食感がモッチリとしたものだけになり美味しくなくなってしまう。
高温のオーブンでじっくりと焼かれたカヌレは外側はカリッと、中身はモチっとしたコントラストのある食感が堪らない。それに加え、バニラとラム酒の香りが美味しい菓子だ。
そういった焼き加減も桜太郎はわりとすぐに覚えていった。
店を閉めてから二階の居住スペースへ移動すると、柚斗は先に今日の売上を家庭用金庫へしまった。これは桜太郎が来る前からしていることで、桜太郎も特に気にする様子もない。
「桜太郎。料理はさておき、元々お菓子とかよく作ってたりしたの?」
「してねーっスね」
「でも手際いいし覚えも早い」
「……そっスか。……、……んじゃ褒めて欲しいっスね」
「凄いね」
褒めてと言われたので褒めたと言うのに何故か微妙な顔をされた。
「何でそんな顔するの」
「……そーゆーのじゃねぇ」
「あー、お給料に色つけろ的な?」
「そーじゃねえっス」
「じゃあ何。頭撫でろとか?」
「……別にそれも悪くねっスけど……」
「悪くないの?」
思い切り冗談のつもりで適当に言った柚斗が今度は微妙な顔になる。とはいえ二十七歳の男が二十歳の男の頭を撫でる図を思うと仕方がない。
「んじゃ、風呂一緒に入って欲しいっス」
「……え、嫌だよ……」
それは頭を撫でるよりもシュールだ。微妙を通り越して少し青い顔色で柚斗が見るも、桜太郎は淡々とした顔をしている。ふざけた表情とか照れた表情などでもしていればまだしも、全く読めない顔つきだ。ただし無駄に美形ではある。
何だろう……こんな言動のくせに、もしかして母親に飢えてる、とか……? それとも何かヤバい性癖を持ってる、とか……?
どちらにしても遠慮したい。
「ダメっスか」
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