第2の人生は若返ってから

マユリ

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第1章 新たな旅立ちですか?

第1話 女神の呟き

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地球と似たようで、どこか違う星を見つめる一人の美しい女性

この星が地球と違うとわかるのは、時代で言えば中世の時代に似ているし、大陸や海の位置も違う、そして明らかに違うと言えるのは魔物や魔法の存在だろう。
ただ地球と似ているのはしょうがない事なのかもしれない、この星は色んな星の中から選んで決めた地球の情報を元にした星なのだから。

そのどこか地球とは違う星を、その金色に輝く瞳と似た金色の瞳を悲しげに目を潤ませながら星を見つめている一人の女性は、この星を見守る人から言わせれば神と呼ばれる存在である。
その女神が、その星を悲しげに見つめているのには理由があった。

この星は、星でいえばまだ生まれたての赤子のようなものでその為か希に時空の歪みを引き起こす。その間隔はバラバラで気が抜けないし、見つけ次第抑え込む必要がある。
そして、今回の時空の歪みも何事もなく押さえ込んでいく。

ところが、ここで大きな問題がおきてしまう。いつもは歪みが消えたその後、静かな空間になるはずのその場所が想定しえない程の大きい時空の歪みが起こってしまったのだ。
とっさの事とはいえ女神は、被害がこの星にいかないように時空の歪みを押さえ込んでいく。
そして、それは無事に成功した。

………はずだった。

だが、実際には違った。
その時おきた歪みがまったく違う空間と繋がっており、時空を直す女神の力に引き寄せられるように、1つの魂が吸い込まれるように迷い混んでしまっていたのだ。
元の世界に戻そうにも魂が時空を越えるのは、相当の負担がかかってしまう。
実際に、この魂は一度の時空の移動で今にも消滅しそうな程であった。
これでは元の世界に到底戻すことはできない、しかも、このままではこの魂は消滅を待つだけになってしまう。

……これは、私のミス。

そう思った女神は、この魂を自分の世界で受け入れるべきだと思いこの星に生まれ変わらせようと思った。

だが、そこで新たな問題がおきてしまう。
もとは違う世界の魂の為なのか、転生させようにもどうしても母体に負担がかかってしまい厳しかったのだ。
そこで、転移させようとしたのだがそこでも問題がおきてしまう。
老衰で亡くなったこの魂、そのまま転移してしまえば魂が回復する前に亡くなってしまいそうなのだ。
それではこの世界に受け入れてしまった意味、そして次の輪廻にまわすための魂の回復の意味がなくなってしまう。

女神は考えた。
それなら、新たな人生を若返らせて送らせるのはどうだろうか?
これなら転生や転移の心配事はなくなるはず。

だが、慣れないこの世界。生きていくその為には若くて、健康な身体必要だろう。
魔力も必要もだが言葉が通じないのはもっと大変だろう。
女神はこの魂のことを考え色々と力を与えていく。

……そして、最後にせめてもの詫びにこの魂にあった新しいスキルでも与えてみてはどうだろうか?
この魂がこの世界に降り立ち初めての欲しがるまだこの世界にない力をスキルとして与えよう。
それがこの魂の為になることを祈りながら、女神はゆっくりとこの世界に魂を馴染ませていく。

『…貴方の新たな人生に祝福を。……』

そう呟きながら女神はこの星に降り立った魂のことを思い瞳をを静かに閉じた。











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