第2の人生は若返ってから

マユリ

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第2章 辺境地エルセバードの街

第19話 初めての依頼

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門を出て直ぐの森の中。日の辺りもいいし花も咲いていて、ポカポカ陽気。
……大変です。眠気が襲ってきます。昨日あれほど寝たのに何故でしょう?
…寝ては駄目です。……寝ては駄目で……寝ては……。

……はっ、寝てませんよ!
でも、ある意味歩きながら寝れるって才能ですよね?

それより歩きながら、アルさん薬草について話をしてくれていますが、少しだけ聞き逃してしまいました。そのうえ「また後で説明しますね。」と、言われてしまいました。バレてましたね……。アルさんご免なさい。
薬草が採取される場所は、門から出て直ぐの森の入口付近です。Fランクのものだから当たり前ですね。今回は、常備依頼の回復ポーションの薬草、サンギ草の採取10本で1束の2束で銀貨1枚です。ハートの形の葉っぱに黄色い花で分かりやすい為、最初の依頼に最適なんだそうです。銀貨1枚ですか……。
ここで、通貨についてもう1度確認することにしましょう。

   一般的通貨

鉄貨    10円
銅貨    100円
銀貨    1000円
大銀貨   1万円
金貨    10万円    
大金貨   100万円
白金貨   1千万円
ミスリル貨 1億円
赤金貨   10億円
黒金貨   100億円

でしたっけ?だから、銀貨1枚だと円に換算したら1000円ぐらいですね。聞いたところ1番安い宿屋の食事付きで銀貨2~3枚程でしたっけ?
……頑張らないと駄目ですね。

でも、このサンギ草可愛いですね♪
最初、アルさんも手伝おうとしてくれたんですが、ここは断りました。ズルは駄目ですしね。今は、傍でテーブルに椅子までセッティングして飲み物を準備してくれています。

至れり尽くせりですね。
……これ、執事服着ていたら完璧に執事ですよね?

午前中頑張って探し48本探せました♪って事は銀貨2枚分ですね。残りはボックスに入れときましょう。
後は帰るだけですね。と立ち上がった時、

数メートル先の木々の間に見えるシルエット。

驚いて、『ポキッ』っと、木の枝を踏む私……

振り替えって、走り出すアイツ!

そうです。!あのウサギです。!これはいけない、と走り出した瞬間、私の傍を風が通り抜けた気がしました。
が、それどころではありません。急いでアルさんの処に戻ります。

「あ、アルさん!ウサギ、ウサギが出ました!」

「…ウサギですか?」

そうでした。前回もウサギで通じなかったんでした。なら、確認してもらった方が早いと思いアルさんにウサギがいた方を見てもらうと、
……あれっ?ウサギがいません?
おかしいですね。確かにさっき此方に向かってきていたんですが……。思わず首を傾げていると、

「もしかして、ホーンラビットの事ですか?」

そういって、私が見たウサギの特徴を当てていく。

「そう それです!前に追いかけられたのは。今もいたんですけど……。」

「あぁ~、それなら反対側に行きましたよ。」

「…そうなんですね。」

「怪我も無くて良かったです。そろそろ戻りましょうか。」

アルさんは執事セット(テーブルに椅子&飲み物等勝手に命名しました。)を片付けると街に向かいあるきだします。
帰り道は、ホーンラビットにあうこともなく無事街に着きギルドで依頼達成の報告をしました。初めての依頼達成につい嬉しなってアルさんをみると、頭を撫でられました。

……最近良く撫でられますが、一応16歳(元98歳)ですよ?見た目5~10歳ぐらいらしいですけど(泣)
まっ、撫でられるの嫌いではありませんけど。

午後からはジルさんと買い物なので待っているはずの宿屋に向かいます。少しアルさんが嫌そうなのは気のせいですよね?
そう思っていると向こうからジルさんがやってきました。

「マリちゃん、遅いから迎えに来ちゃいました。」

「ジルさん、わざわざありがとうございます。」

ジルさんは、私に駆け寄ると手を繋ぎはしゃいでいます。可愛らしいですね。
……なんでしょう?背中合わせから寒気が……。
振り向くとアルさんが笑顔で立ってます。周りにも特に変わった様子はありません。
気のせいでしょうか?

「……器が小さいわよ。アル」

「はい?」

隣でボソッと声がした気がしたので聞き返したのですが

「マリちゃん、何でもないわ。行きましょう♪」

と言われたので、気のせいだったんでしょう。

「アルさん、行ってきます。」

「マリさん、いってらっしゃい。先に宿屋で待ってますね。」

「大人しく、や·ど·や·で待っててね。アル」

「…………。」

んっ、またもや寒気が……。風邪でも引いたのでしょうか?今日は、早めに横になる事にしましょう。
とりあえず今はジルさんとのお出掛けを楽しみましょう♪


~とあるヒトコマ~
どうしましょう。マリさんを意識し始めてのからは、ドンドン マリさんが可愛いくみえてしまいます。
マリさんは元から可愛いらしいのですが。

森へと向かう最中暖かい陽気に少しウトウトしているマリさんも可愛らしですね。 

採取にも全力投球です。なら私は、戻ってきたマリさんが少しでも安らげるように飲み物の準備でもしましょう。と思ったら採取も終わったみたいですね。
マリさんが戻って、、、、

…あれはホーンラビットですか?マリさんを追い掛け嚇かすなんて100万年……いえ、存在自体駄目ですね。
とりあえず消しときましょう。
話を聞いたら、最初出会った時に追い掛けられたのもホーンラビットらしいです。
……存在を抹消するべきですかね?

まっ、冗談として。街に戻りますか。早くギルドに戻りたいみたいですし。
ギルドに戻って 依頼の達成を喜ぶ姿はもう言葉にならないほど可愛らしいですね。
思わず抱き締めそうになる手を マリさんの頭に持っていくことで何とか乗りきりました。

このまま、一緒にいたいですが、ジルさんとの時間がありますね。
、、、ジルさん、忘れてていてくれませんかね……。
そう思っていましたが、前から歩いてくるのがみえます。

マリさんと両手合わせて……、私もまだ片手だけなのに……。思わず心が波立つのは しょうがないと思います。

そのうえ、後ろから見守ろうにも釘を刺されてしまいましたしね。

ふぅ、今回だけはジルさんにマリさんを預けますか。ザイルさんの手伝いでもしてきましょう。











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