29 / 147
第2章 辺境地エルセバードの街
第22話 女性は朝から大変です
しおりを挟む
……朝です。
……眠れた気がしません。
身体はキツくないんですけどね。
ヤッパリ昨日の夢の中の事が原因ですか?
ですが、この世界にきた理由がわかって良かったです。それと、ユニークスキルの事も…。
使い方を間違えたら大変な事になりそうな予感がバシバシします。練習しておいた方が良いかもしれません。
…………ですが、何処で練習をしたら良いのでしょうか?
宿屋の裏庭でする訳にはいかないだろうし、だからといって室内は失敗した時のリスクが高過ぎます。
門から出てすぐの森の中はどうかしら?
……どうしてかしら、アルさんが着いてくるイメージがします。
私を最初に見つけた責任感からか、とても過保護のような気がします。
ここでは見た目が子供みたいですからね。ドワーフならば成人に見られるのですが。
…………ドワーフといえば、昨日の服を思いだしてしまいました。今日もこれを着ないといけないのでしょうか?
でも、アルさんのお金で買って貰っているのに着ないなんて駄目じゃないですか。それに勿体無いです。そのうち慣れることを祈りましょう。
処で、昨日そのまま寝ていた服はシワだらけになっていると思いましたが何故、服は綺麗なままになっているのでしょうか?
たしか、リタさんが形状がなんとか、元に戻るとか言ってましたが、無心の心だったので聞き逃していました。まっ、服がシワだらけじゃない事に感謝しましょう。
とりあえず、今日もゴシック系です。
スウィートやクラシカルはそのうちですね。元98歳には心の準備が必要なのです。
髪はジルさんからもらったブラシで整えて後ろに1つ結びです。これで準備は終わりました。部屋で悩んでいてもしょうがないので、朝御飯でも食べながら考えましょう♪
部屋から出て階段を降りると、すでにアルさんとジルさんがいました。
「アルさん、ジルさん、おはようございます。」
「おはようございます。マリさん」
「おはよう、マリちゃ……。」
ジルさんは、私を見るなり固まっています。ヤッパリ似合わないのでしょうか?
アルさんは、……笑顔です。と言うか笑顔しか見たことないですけど。
「マ、マリちゃん、折角可愛いらしいのに髪型が、髪型が可愛くな~い!アル、ちょっとマリちゃん借りるわよ。」
「ジルさん⁉」
そう言うと、私はジルさんに腕を引かれ部屋に逆戻りすることになりました。アルさん茫然としてましたね。私も同じ気持ちですけど。
部屋に戻るなり椅子に座らせられると、ジルさんはブラシを片手に笑顔です。……笑顔なんですが、何故か少し ほんの少しだけ怖いと思うのはなぜでしょう?
そう思っている私をよそにジルさんは、楽しそうに私の髪を弄っています。
私、昨日からされるがままですね。
左右の髪は編み込まれ後ろに持ってくると、大きな黒と白のリボンでまとめられます。
「う~ん、髪飾りが全然ない。マリちゃん、今度は髪飾りを買いに行きましょうね♪」
「あ、はい」
「楽しみだわ♪良いリボンが見つかったら、髪に編み込んでもいいわね♪そういえば、明るい服もあったでしょ。ピンク色の明日はあれを着てきてね♪」
「……はい。」
ジルさんの熱意に思わず返事をしてしまいました。とりあえず明日の服が決まってしまった瞬間です。……ですがスウィート系ですか……。
……人間諦めも必要ですよね?それにジルさんの笑顔を曇らせたくないです。
「ジルさん、髪ありがとうございます。」
「こちらこそ、楽しかったわ♪……とりあえずこれでいいとして。じゃあ、マリちゃん朝御飯にしましょうか♪」
「はい、アルさん達も待ってると思いますし。急いだ方がいいですね。」
「大丈夫よ。それぐらいで怒る人達じゃないから。」
ジルさんは笑いながら手を顔の前で左右に振ってます。確かに怒らない感じがします。ですが、人を待たせる事に慣れてないのでドキドキします。
その後ジルさんと2人で下に降りてきましたが、アルさんもザイルさんも怒ってませんでした。ザイルさんは 私達が降りてくると、サッと、アルさんと私の朝御飯をテーブルに並べ、仕事に戻っていきジルさんもその後を追っていきました。
私は、その後ろ姿を見送ると、アルさんと一緒に朝御飯にしました。
……なんか朝から疲れた気がします。
~とあるヒトコマ~
ザイル
「ジルいるか?って、アルしか居ないのか?(アイツ何処行ったんだ?)」
アル
「ジルさんにマリさんが連れていかれました。(暗い)」
ザイル
「……そうか。(引き気味)ジルの奴、娘欲しがってたからなぁ。」
アル
「マリさんは、ジルさんの娘ではありません!マリさんは……。(更に暗い)」
ザイル
「それも、そうだな。(…コイツどうしたんだ?(焦り))」
アル
「…………。(どんどん暗くなる)」
ザイル
「そろそろ戻ってくるんじゃないか?(ジル、マリさん 早く帰ってこい)」
アル
「…………そうですね。(更に暗い)」
ザイル
「………………。(ジルの言った通りマリさん関係でダメダメだな。)」
アル
「…………。(更にどんどん暗く)」
ザイル
「…………。(……どうしたらいいんだ?(ため息)早く戻ってきてくれ)」
見た事の無いアルの姿に戸惑うザイルであった。
……眠れた気がしません。
身体はキツくないんですけどね。
ヤッパリ昨日の夢の中の事が原因ですか?
ですが、この世界にきた理由がわかって良かったです。それと、ユニークスキルの事も…。
使い方を間違えたら大変な事になりそうな予感がバシバシします。練習しておいた方が良いかもしれません。
…………ですが、何処で練習をしたら良いのでしょうか?
宿屋の裏庭でする訳にはいかないだろうし、だからといって室内は失敗した時のリスクが高過ぎます。
門から出てすぐの森の中はどうかしら?
……どうしてかしら、アルさんが着いてくるイメージがします。
私を最初に見つけた責任感からか、とても過保護のような気がします。
ここでは見た目が子供みたいですからね。ドワーフならば成人に見られるのですが。
…………ドワーフといえば、昨日の服を思いだしてしまいました。今日もこれを着ないといけないのでしょうか?
でも、アルさんのお金で買って貰っているのに着ないなんて駄目じゃないですか。それに勿体無いです。そのうち慣れることを祈りましょう。
処で、昨日そのまま寝ていた服はシワだらけになっていると思いましたが何故、服は綺麗なままになっているのでしょうか?
たしか、リタさんが形状がなんとか、元に戻るとか言ってましたが、無心の心だったので聞き逃していました。まっ、服がシワだらけじゃない事に感謝しましょう。
とりあえず、今日もゴシック系です。
スウィートやクラシカルはそのうちですね。元98歳には心の準備が必要なのです。
髪はジルさんからもらったブラシで整えて後ろに1つ結びです。これで準備は終わりました。部屋で悩んでいてもしょうがないので、朝御飯でも食べながら考えましょう♪
部屋から出て階段を降りると、すでにアルさんとジルさんがいました。
「アルさん、ジルさん、おはようございます。」
「おはようございます。マリさん」
「おはよう、マリちゃ……。」
ジルさんは、私を見るなり固まっています。ヤッパリ似合わないのでしょうか?
アルさんは、……笑顔です。と言うか笑顔しか見たことないですけど。
「マ、マリちゃん、折角可愛いらしいのに髪型が、髪型が可愛くな~い!アル、ちょっとマリちゃん借りるわよ。」
「ジルさん⁉」
そう言うと、私はジルさんに腕を引かれ部屋に逆戻りすることになりました。アルさん茫然としてましたね。私も同じ気持ちですけど。
部屋に戻るなり椅子に座らせられると、ジルさんはブラシを片手に笑顔です。……笑顔なんですが、何故か少し ほんの少しだけ怖いと思うのはなぜでしょう?
そう思っている私をよそにジルさんは、楽しそうに私の髪を弄っています。
私、昨日からされるがままですね。
左右の髪は編み込まれ後ろに持ってくると、大きな黒と白のリボンでまとめられます。
「う~ん、髪飾りが全然ない。マリちゃん、今度は髪飾りを買いに行きましょうね♪」
「あ、はい」
「楽しみだわ♪良いリボンが見つかったら、髪に編み込んでもいいわね♪そういえば、明るい服もあったでしょ。ピンク色の明日はあれを着てきてね♪」
「……はい。」
ジルさんの熱意に思わず返事をしてしまいました。とりあえず明日の服が決まってしまった瞬間です。……ですがスウィート系ですか……。
……人間諦めも必要ですよね?それにジルさんの笑顔を曇らせたくないです。
「ジルさん、髪ありがとうございます。」
「こちらこそ、楽しかったわ♪……とりあえずこれでいいとして。じゃあ、マリちゃん朝御飯にしましょうか♪」
「はい、アルさん達も待ってると思いますし。急いだ方がいいですね。」
「大丈夫よ。それぐらいで怒る人達じゃないから。」
ジルさんは笑いながら手を顔の前で左右に振ってます。確かに怒らない感じがします。ですが、人を待たせる事に慣れてないのでドキドキします。
その後ジルさんと2人で下に降りてきましたが、アルさんもザイルさんも怒ってませんでした。ザイルさんは 私達が降りてくると、サッと、アルさんと私の朝御飯をテーブルに並べ、仕事に戻っていきジルさんもその後を追っていきました。
私は、その後ろ姿を見送ると、アルさんと一緒に朝御飯にしました。
……なんか朝から疲れた気がします。
~とあるヒトコマ~
ザイル
「ジルいるか?って、アルしか居ないのか?(アイツ何処行ったんだ?)」
アル
「ジルさんにマリさんが連れていかれました。(暗い)」
ザイル
「……そうか。(引き気味)ジルの奴、娘欲しがってたからなぁ。」
アル
「マリさんは、ジルさんの娘ではありません!マリさんは……。(更に暗い)」
ザイル
「それも、そうだな。(…コイツどうしたんだ?(焦り))」
アル
「…………。(どんどん暗くなる)」
ザイル
「そろそろ戻ってくるんじゃないか?(ジル、マリさん 早く帰ってこい)」
アル
「…………そうですね。(更に暗い)」
ザイル
「………………。(ジルの言った通りマリさん関係でダメダメだな。)」
アル
「…………。(更にどんどん暗く)」
ザイル
「…………。(……どうしたらいいんだ?(ため息)早く戻ってきてくれ)」
見た事の無いアルの姿に戸惑うザイルであった。
0
あなたにおすすめの小説
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
夫の妹に財産を勝手に使われているらしいので、第三王子に全財産を寄付してみた
今川幸乃
恋愛
ローザン公爵家の跡継ぎオリバーの元に嫁いだレイラは若くして父が死んだため、実家の財産をすでにある程度相続していた。
レイラとオリバーは穏やかな新婚生活を送っていたが、なぜかオリバーは妹のエミリーが欲しがるものを何でも買ってあげている。
不審に思ったレイラが調べてみると、何とオリバーはレイラの財産を勝手に売り払ってそのお金でエミリーの欲しいものを買っていた。
レイラは実家を継いだ兄に相談し、自分に敵対する者には容赦しない”冷血王子”と恐れられるクルス第三王子に全財産を寄付することにする。
それでもオリバーはレイラの財産でエミリーに物を買い与え続けたが、自分に寄付された財産を勝手に売り払われたクルスは激怒し……
※短め
復讐のための五つの方法
炭田おと
恋愛
皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。
それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。
グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。
72話で完結です。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる