第2の人生は若返ってから

マユリ

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第2章 辺境地エルセバードの街

第29話 図書館は素敵です

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散歩しながら図書館まできました。夕食迄には 宿屋に帰らないといけませんからね。時間には気を付けないといけません。ってちょっと待って下さい。私、時間がわかりません。
どうしようかと悩んでいると

…………はっ!!!そういえば!

……リタさんの所で服を購入したとき、小物類の中に懐中時計みたいな物があった気がしたんです。急いで時計があるのか確認すると時計はありました。みてみるとちゃんと動いています。
良かったです。これで時間がわかります♪……まって下さい、その前にこの時計の時間が当たっているのかを確認しいと……。
ですが、どうやって調べましょう?

…………悩んでいてもどうにもなりません。とりあえず、中に入って司書さんに時間がわかるか聞いてみましょう。あそこが入り口ですね。入り口に向かうと、そこには受付のお姉さん?

「こんにちは、あら、お嬢さんお1人ですか?」

……いいです。
……子供扱いですか?
……泣いてなんかないです。

「1人ですけど、図書館の利用大丈夫ですか?」

「大丈夫ですよ。でも利用には銀貨2枚が必要だけど大丈夫かなぁ?何もなければ帰る時には返すからね。」

受付のお姉さんは、私に目線を合わせるように話し掛けます。

「はい、あ、あと時間とかわかるものありますか?」

「そうね。遅くなったら親御さん心配するものね。時間なら、あそこに時計が掛けてあるからみてね。なんなら帰りたい時間に声をかけましょうか?」

「大丈夫です。ありがとうございます。」

少し心配そうな顔のお姉さんにそう言うと、お金を渡しました。するとお姉さんは1枚のカードを渡しました。なんと魔法ギルドと連携して作ったもので、本に掛けてある補強魔法と連携して本にキズ等がつけられた際に、カードに記録として残るようになっているみたいです。

お~、ファンタジー!

私はそれをポシェットに入れ中に入りました。その際ちゃんと時間をみて、持っていた時計と時間を合わせました。
…少し時間調整を忘れそうになったのはご愛嬌です♪
中は2階建てで、棚の下から上まで本がビッシリ詰まっていました。入り口付近や、奥の方にも大きなテーブルと椅子が置かれているのが見えます。それに所々本棚の間には1人用のソファーと本が置けるようでしょうか?ミニテーブルがあります。
室内の明かりは、本を傷めない為の優しい灯り、ヤバいです。
本好きの私を擽るこの雰囲気……好きです。私ここに住みたいです。

……ハッ!違います。私は、ここに勉強をしに来たんでした。危ない、危ない。本の魅力恐ろしいです。

さて、勉強しますか!私が探しているエルセバード付近の魔物の本は、入り口から近い所にありました。私は、近くの本棚の間にあるソファーに座り本を読み始めます。
調べて見ると、私がいた世界の認識と余り変わらない事がわかりました。ただ、やはり細かい細部の動き等は生きているからこそ1つ1つ皆違う物だとわかりました。例えば、驚いた時に固まる人がいれば逃げる人 大声を出す人、人だってそれぞれ違いますよね。スライムだって生きています。突撃するのもいれば、体液を飛ばすタイプがいても不思議ではないのです。

私が甘かっただけですね。もっと考えて行動しなくては!……それに体力もつけないと防衛にも程遠いですね。今の私、レベル1ですもの。
この辺りの5歳児と変わりません。見た目は一緒にぐらいらしいですけどね。
…………自分で言っといてダメージ食らってしまいましたよ。気がつけばけっこう時間が経ってしまっています。私は、本を片付けると入り口に向かいます。受付のお姉さんにカードを渡すと銀貨を返して貰い図書館を出ました。

すると目の前には、少し焦った?顔のアルさんがいました。

「あ、アルさん」

そう言うと…………、あれ私アルさんに抱き締められています?……アルさん、少し震えてる?

「……アルさん?どうかしました。何かあったんですか?」

「…………マリさんが……消えたのかと……。」

……んっ、もしかして私が原因なんですか?
あれ、私伝言書いてましたよね?そういえば私16歳ですが、見た目は子供んでしたね。そりゃ心配ですよね。責任感の強いアルさんなら尚更ですよね。逆の立場なら私だって心配ですもの。

「アルさん、ごめんなさい。どうしても図書館に行きたくて。今度からはちゃんと伝えますね。」

私は、そう伝えアルさんの腕から出ようとしますが……、出れないです。それになんだが目立ってきていませんか?……少し恥ずかしいです。少し強めに押しますが出られません……。
……誰か助けて下さい~。

「……何してるんだ?」

この声は、ザイルさん?

「ザイルさん、助けて下さい!アルさんが固まって動かなくなりました。」

必死になってザイルさんに助けを求めます。私だけではどうにもなりません!

「……はぁ、アル離してやれ。」

それでも離れてくれません。……どうしましょう?するとザイルさんは、アルさんの耳元に顔を寄せると

「……離してやれ、マリに嫌われてもいいのか?(小声)」

何を言ったのでしょうか?バッ!っと離れました。とりあえず、とても心配かけたのはわかりました。

「アルさん、本当にご心配おかけしてスミマセン。ザイルさんもありがとうございます。」

2人に向かい頭を下げる。伝言だけだと駄目な時もあるんですね。次からは気を付けなくてはいけません。
今日は反省ばかりです。

「……マリさんが無事で良かったです。」

……痛いです。心がとても痛いです。この少し悲しそうな笑顔に、滅茶苦茶 罪悪感が。
3人で宿屋に帰ります。私が図書館で調べた事等を話してザイルさんが相づちを打ってくれます。そうしていると、アルさんに笑顔も元に戻ってきた気がします。……良かったです。
宿屋につくと入り口付近にジルさんが見えました。
あ、ジルさんがこちらに向かってきたと思えば、ザイルさんとアルさんの頭を叩きます、ビックリして呆然としていると、

「マリさん、ごめんなさいね。マリさんから伝言があるって言っているのに聞かないで出ていくんだから、迷惑かけなかった?」

「なに、伝言あったのか?」

「…………スミマセン聞こえなかったです。」

「まったく男共は、マリさん中に入って夕御飯にしまましょう。貴方達もいくわよ!」

そう言うとジルさんに手を引かれます。今日は本当に色々考えさせられます。今日は、みんなでご飯を食べ今日の出来事をお話しました。ジルさんは笑顔で話を聞いてくれました。その後ジルさんは『今日は疲れたでしょ』と言うと、部屋まで送ってくれました。

部屋に戻るとすぐお風呂に向かいました。今ベットに近づいたらすぐに眠る自信があります。お風呂に入り一息つくとベットにダイブをしてしまいます。お行儀悪いですけど許してくださいね。…なんか疲れました。考えるのは明日にしたいと思います。
おやすみなさい。



~とあるヒトコマ~
ジル
「さて、貴方達はもう!短い間柄でも、マリちゃんが勝手にいなくなるタイプじゃないのわかるわよ。なのに勝手に勘違いして飛び出すなんて……。(怒り&飽きれ)」

ザイル
「すまん!……そうだよな(反省)」

アル
「すみません。(反省)」

ジル
「結局、メモ通り図書館でマリちゃんを見つけたんでしょ?(飽きれ)」

ザイル
「ああ、とりあえず見つけてアルに抱きつかれたマリ引き離して帰ってきたぞ(真顔)」

ジル
「……はい?なんでそんな状況になっているのよ?引き離すとかどんな状況よ?(戸惑い&困惑)」

ザイル
「そんなのアルに聞いてくれ(困惑)」

2人してアルを見る

アル
「……マリさんが、消えていなくなるような気がして不安で気がついたら……。(落ち込み)」

ザイル&ジル
「「…………。((なんて言えばいい(の)んだ))」」


アル暗くなっていく。

ジル
「とりあえずマリちゃんが無事で良かったじゃない!アル貴方がそんな顔だと マリちゃんが気にするわよ!(明るく笑顔)」

ザイル
「そうだぞ!それに明日は一緒に行動してやれ。(笑顔)」

アル
「……そうですね。わかりました。(少し笑顔に戻った)」

その後アルを部屋に送り出した2人

ジル
「人間不振だったあの子の事応援したいけど、大変かもね。(ため息&悩み顔)」

ザイル
「……まぁ、人間らしくていいんじゃないか?(苦笑い)」

ジル
「でも、貴方まで問題を起こすのはやめてね(笑顔)」

ザイル
「……すまん(反省)」


















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