第2の人生は若返ってから

マユリ

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第2章 辺境地エルセバードの街

第35話 ホウ、レン、ソウは必要

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おはようございます。今日もいい天気ですね。季節的には春の終わり頃ですかね?ポカポカの陽射しが心地よいです。思わずボーッとしてしまいますね。ベッドの上でそんな事を考えていましたが、そのままではまた寝てしまいそうなので起き上がり顔を洗います。今日は、出発までの時間鍛練に励みたいと思います。実戦迄に少しでも頑張っておかなくてはいけませんからね。
今日は、この天気みたいに明るくクラシカルの服で行ってみましょう。……本当はスウィートの方が春っぽくていいと思うのですが、まだ私には厳しいですね。そう思いながら部屋を出て下に降ります。

下に降りると、いつもは窓も開き明るい食事処の窓が閉まっています。椅子もテーブルの上に片付けられたままで、いつもなら椅子も降ろされ窓も開いているのに不思議に思いながらアルさんが座っているカウンター迄行きました。

「マリさん、おはようございます。」

いつもと変わらないアルさんの笑顔にホッとしますね。でもジルさん達たら、出発の準備にしてはまだ日にちもあるはずなのに気が早いですね。笑いながらアルさんに話すとアルさんは少し驚いた顔をして口を開きました。

「マリさん、もしかして聞いていませんか?出発は今日ですよ。」

……待ってください、聞いていませよ?出発は今日なんですか?あまりの行動力の凄さと早さに思わず呆然となりました。

……って、違います。昨日も言いましたがホウ、レン、ソウです。確かに確認しなかった私も悪いですが、出発の日にちは決めた方々が報告、連絡、相談や確認するのは大事ですよ。思わずため息をつくとアルさんが心配そうにしています。とりあえず、もう決まった事はいいですが、出発は何時頃なんでしょうか?

「朝御飯を食べたらすぐ出発の予定だったんですが、ザイルさん達がギルドに呼ばれてしまったので、少し時間は変更になりますね。」

アルさんは、私に果実水を差し出しながら教えてくれました。あ、ありがとうございます。この果実水とても美味しいんですよね♪って、それどころじゃなくてザイルさん達ギルドに呼ばれるって大丈夫なんでしょか。それにアルさんは呼ばれなかったのですか?私の疑問にアルさんは笑顔で大丈夫だと答えてくれました。
……アルさん、私が聞いた「アルさんは呼ばれなかったのですか?」の質問に、スルーしましたよね?まっ、それには答えてくれないだろうし、聞くのはもうやめましょう。
私がカウンターの席に座るとアルさんが朝御飯の準備をしてくれました。
今日はなんとアルさん特製の朝御飯です。女子力も兼ね備えてるなんて、なんて出来た子なんでしょう。ちなみに、朝御飯はとても美味しかったです。お陰で少し食べ過ぎてしまいましたよ。
ご飯も食べ終わり少したった頃ザイルさん達が帰ってきました。 

「よし、出発よ♪」

帰ってきて早々の出発発言に、ザイルさんとアルさんは平然としています。もしかして驚いているのは私だけ?キョトンとしている私にザイルさんは苦笑い、アルさんは少し困った顔で私に「いつもこうなんです。」と教えてくれました。
……わかりました。「郷に入れば郷に従え」ですよね。もう何も言いません。
……多分言いません。……少しだけなら言うかも知れません。
って、ジルさんは外で既に待っています。ザイルさんは戸締まりの確認でアルさんは、私を待っていたんですね。どうもすみません。そして私達も外に出てるとジルさんは楽しそうに歩き出しました。ほぼジルさんがこの辺りの魔物や武器の相性などの話をしている内に門迄きてしまっていて、門を通り向けた後もまだ話をしています。

……だからジルさん、それは素人には絶対無理ですからね。
ザイルさんは苦笑いしていますし、アルさんは少し困った笑顔でした。なんと言えばよいのですかね。今から旅が始まる雰囲気にしては緊張感に欠けています。
なんとも不思議な感じでキシルの森迄の旅が始まりました。
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