第2の人生は若返ってから

マユリ

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第3章 キシルの森

第40話 眩暈と眠り

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ジルさんが去り呆然としていましたが、すぐに我に返りました。…部屋に置いていかれましたよ私。
どうしたらよいのでしょうか?これは一旦下に降りるべきなんでしょうか?それとも暫くこの部屋にとどまるべきなのでしょうか?

……この部屋は可愛いらしい淡いピンチの天蓋ベッドが置いてあり、その側には確か孫娘が欲しがっていたロココ調のプリンセス家具?に似た家具のテーブルにソファー等があり壁もカーテンも全てが何処か上品で可愛らしい物ばかりです。庶民的な私には使用するのが勿体無い物ばかりで、使用する度に神経がすりきれそうです。

……ジルさんこれが、私にあっているのですか?
…そうですね、私見た目子供でしたよ。ちなみにこれで確信しました。ジルさんは可愛い物が大好きなんですね。
でも、ジルさんも女性の私から見てもとても可愛らしい方なのに、何で本人がこの服を着たりしないのでしょうか?不思議ですよね。聞いてみたいような聞かない方がいいような。ジルさんは好きな物の話しとなると止まらないですからね。

……この前の武器の話で懲り懲りです。あれには驚きましたよ!

…ところで私はどうしたらよいのでしょうか?時間的にも、もう夕方ですし下に降りてお手伝いでもした方がよいと思うのですが、ここに来るまで休憩しながらでも6~7時間歩いていますからね、…少しだけ眠いです。

……意識したら余計に眠たくなりましたよ。駄目ですね。このままでは寝てしまいます。最近寝てばかりですもの、起きておかないと。身体の調子が悪くなるかもしれませんしね。例え手伝いがないとしても下に降りたらアルさん達がいるから目が覚めるでしょう!
そう思いドアに向かうと、「クラッ」と眩暈がしました。

あれっ?少し疲れたのでしょうか?足元もふらついている感じがしますね。倒れては危ないと思ってちょっとドアに凭れかかります。少しの眩暈でも急に動いたら危ないですからね。それにこんなに歩き続けたのは初めてかもしれません、それで身体が疲れてしまい、小屋に着いた事で「ホッ」として一気に疲れが出たのだと思います。

……それにしても、眩暈は収まった感じがするのですが、足元のふらつきはまだ駄目な感じですね。
ふらつきのある足を休ませる為に近くのソファに向かいます。なんとか、ソファーまで行くと靴を脱ぎ足を上に乗せて休ませ行儀が悪いですけど、この姿のまま足を擦ります。

「…。………リさん、……マリさん大丈夫?」

誰かに肩を揺らされてます。誰でしょ?……って、私また寝てました?思わず焦って起き上がります。

「マリさん駄目よ急に起きたりしたら!少し顔の色が悪いけど大丈夫なの?……それよりベッドの方がいいかしら?」

ジルさんが私をソファーに戻しながら少しパタパタしながら話かけます。

「ジルさん、こそ大丈夫ですか?落ち着いて下さい。」

「私よりマリさんよ!本当に大丈夫なの、無理してない?」

「私は大丈夫ですよ。ご心配お掛けしてすみません。」

そう言いますがジルさんはまだ心配そうですね。横になっているときの私の顔色が本当に悪かったそうなんです。それから暫くして渋々ですが納得してくれたジルさんと部屋でご飯を食べる事になりました。
心配したジルさんが部屋まで夕御飯を運んでくれたうえ、私に付き添いご飯を一緒に食べてくれました。…心配をお掛けしてますね。明日からは実戦なのにこの調子では駄目です。気を引き締めなくてはいけません。ジルさんにザイルさん達には先程の顔色が悪かった事は、誤魔化して貰っているので明日は頑張りましょう。


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