17 / 30
3日目
017 彩を支えるもの
しおりを挟む
彩との長くて長い通話は、ようやく終わりを告げた。
回線が切れるや否や、陽介は自身の布団へ逆戻りした。乱暴にこき使われて疲弊した身体は、たった一桁時間の睡眠で満足しなかったようである。唯一、ドラムの遠心力で覚醒した感情が徹底抗戦を主張している。
耳の穴に彩が住み着いて、未だにボケの暴走を諭す声がこびりついている。
『……盛り上がりすぎ……』
応対に困り果て、自らのスタンスを崩してまでツッコミを入れてくれる、近所の女の子。遅めのモーニングコールを異性にしてもらうなど、学級でうっかり漏らそうものなら私刑にされる。
彼女の虜にされつつある陽介が、苦手な物。それは、世界の闇という闇をかき集めた彩の眼だ。漆黒ビームを度々放ち、生命エネルギーを片っ端から吸い取っていく。
そう言えば、彼女の『満面の笑み』とやらを見たのはいつだろうか。中学校に進学した時には、もう黒い番人と同化していた。
引きはがそうとしても、くっついて離れない。除草剤にも焼夷弾にも耐える、最凶の雑草。草むしりをしても、凄まじい成長速度で土を覆いつくしてしまう。何人もの彼女の友達は、黒の盾と突破できずに敗退していった。
残った勇者は、今のところ陽介ひとりぼっち。反物質爆弾を無傷で耐える防御壁に、培ってきた木刀一本で立ち向かう。
亀裂を見つけようと表面を探っても、何も見つからなかった。彩の意志で創造された外殻は、目を離した隙に本人も制御できない巨大防御装置となってしまったのだ。自己修復機能を持っていて、ゲームのラスボスが装備していそうな代物だ。
……彩の盾を、支えているもの……。
耐久度の高いものでも、絶対ではない。支柱となる思いが解消された時、世界最強を誇る魔法陣も簡単に瓦解する。あっけないほど脆く、硬い盾なのだ。
天井を黒板にして、心のチョークでメモをしていく。陽介の貴重な弾を、ここで生成しなくてはならない。彩を攻略する突破口を開く、鉛の弾丸を。
真っ先に文章となったのは、高校への漫然たる不安。完全に引きこもってしまったことで、高校生活を再開させる活力が生み出せない説だ。
もしくは、高校に価値を見いだせていないか。主体的に学習に取り組む行為が登校を上回ってしまった結果、優先順位の低い『高校』が選択肢から外れている可能性がある。
「……そんなことだったら、とっとと部屋から引っ張り出してるんだよなぁ……」
溜息が、部屋の底へと溜まっていく。じきに二酸化炭素が床に堆積し、窒息してしまう事だろう。不変の悩みが解消されない限りは。
彼女を自宅に縛り付けている疫病神は、彩の怠惰心ではない。中学で遭遇してしまった、檻の中に入ってしまえばいい害悪どもである。
土中で生涯保管されなければならない奴らは、周囲の流れから孤立する頻度が多かった彩を標的にした。天涯孤独の老人は、いなくなっても気づかれないのと同義である。彩は、空気にされた。
陽介の庇護を失った一年間、『彩』は真っ裸だった。普段は無機質な感情を憶える彼女が、外の風になびかれ続けた。隠されていたにおいが、カースト集団にまで広がった。
教室に入るだけで、白い目を向けられる。教室は凍り付き、盛んになっていたお喋りが無くなる。単純な仕組みだが、女の子一人の心を歪ませるには十分だった。
……気付いてやれなかった俺も俺だけど……。
高校生活に順応しようとするあまり、彩の面倒を疎かにしていたのは否めない。密度が薄くなった一期間で、取り返しの付かない外傷を追わせてしまった。
規律を守る子だった故、ため込んだストレスが決壊する寸前までサイレンを鳴らさなかった。負担を他の人に押し付けまいと、弱音を吐かなかった。
全てが悪い方向に働いて、運命の歯車は噛み合わなくなったのだ。気付いた時には、もうカウントダウンはゼロを刻んでいた。
四月の初めこそ高校に登校していた彩だが、翌週にはもう欠席の嵐が始まった。年月で地全治癒すると考えた陽介は、吐き気がするほど甘かったのだ。
……もう、時間が無いんだよ……。
復帰が叶ったとしても、彩を全力でサポートしていかなくてはならないだろう。山のふもとに立つことよりも、登山道を登っていく方が体力を消費する。
あえて留年を選択し、精神を治癒させてから一年をやり直す方法は取れない。集団ぐるみとなって彩を虐めていた、彼女より一学年下の世代が入学してくる恐れがあるからだ。
一人だけ年上という条件で不利な立場から始まるのに加えて、過去に危害を加えられた人物と同じクラス。受験期になった陽介の助けも減る。何がどうなるかは、想像にお任せする。
陽介だけでなく、高校の数少ない友達にも応援を要請しなくてはいけない。使えるものは全て使い、彩のトラウマを水で薄めるのだ。心の消しゴムが売っていれば、どれほど助かるだろうか。
過去を嘆いても、結論はひっくり返らない。イジメっ子の存在を恨んでも、今更彼女らが償いをしてくれるわけでもない。ならば、まだ確定していない道のりをより良い方向へ導くだけだ。
陽介の心には、時の止まった空間がある。ケンカに負けては陽介を頼っていた彩の、何でもない台詞だ。
『……お兄ちゃん!』
なにも、妹が欲しいと言っているのではない。兄弟ゲンカが多発して感情のキャパシティを分捕る妹など、むしろ居ない方が良い。
自分が、頼られている。他人の視界に、自分が入っている。存在が認められていることに、誇りを感じたのだ。
……昔に戻れなんて言わないけど……。
『助けに来たぞ、彩』と、救済の手を差し伸べたい。白馬の王子様でなくともいいのだ、馴染んだ運動靴と利き腕さえあれば誰だって勇者になれる。
空高く昇った太陽に子守歌であやされて、まぶたがどんどん重くなってきた。冷房を切り忘れていたらしく、涼しく暖かい空気が優しく肌を撫でて安眠を誘う。
彩の錆びて開かなくなった正面扉を、真っ向からぶち破る。突撃の為の丸太を脇に抱えたところで、陽介の意識は薄くなっていく。
……どうすれば、いいんだろうなぁ……。
底なし沼から人を引き上げる志半ばで、映像は途切れた。
回線が切れるや否や、陽介は自身の布団へ逆戻りした。乱暴にこき使われて疲弊した身体は、たった一桁時間の睡眠で満足しなかったようである。唯一、ドラムの遠心力で覚醒した感情が徹底抗戦を主張している。
耳の穴に彩が住み着いて、未だにボケの暴走を諭す声がこびりついている。
『……盛り上がりすぎ……』
応対に困り果て、自らのスタンスを崩してまでツッコミを入れてくれる、近所の女の子。遅めのモーニングコールを異性にしてもらうなど、学級でうっかり漏らそうものなら私刑にされる。
彼女の虜にされつつある陽介が、苦手な物。それは、世界の闇という闇をかき集めた彩の眼だ。漆黒ビームを度々放ち、生命エネルギーを片っ端から吸い取っていく。
そう言えば、彼女の『満面の笑み』とやらを見たのはいつだろうか。中学校に進学した時には、もう黒い番人と同化していた。
引きはがそうとしても、くっついて離れない。除草剤にも焼夷弾にも耐える、最凶の雑草。草むしりをしても、凄まじい成長速度で土を覆いつくしてしまう。何人もの彼女の友達は、黒の盾と突破できずに敗退していった。
残った勇者は、今のところ陽介ひとりぼっち。反物質爆弾を無傷で耐える防御壁に、培ってきた木刀一本で立ち向かう。
亀裂を見つけようと表面を探っても、何も見つからなかった。彩の意志で創造された外殻は、目を離した隙に本人も制御できない巨大防御装置となってしまったのだ。自己修復機能を持っていて、ゲームのラスボスが装備していそうな代物だ。
……彩の盾を、支えているもの……。
耐久度の高いものでも、絶対ではない。支柱となる思いが解消された時、世界最強を誇る魔法陣も簡単に瓦解する。あっけないほど脆く、硬い盾なのだ。
天井を黒板にして、心のチョークでメモをしていく。陽介の貴重な弾を、ここで生成しなくてはならない。彩を攻略する突破口を開く、鉛の弾丸を。
真っ先に文章となったのは、高校への漫然たる不安。完全に引きこもってしまったことで、高校生活を再開させる活力が生み出せない説だ。
もしくは、高校に価値を見いだせていないか。主体的に学習に取り組む行為が登校を上回ってしまった結果、優先順位の低い『高校』が選択肢から外れている可能性がある。
「……そんなことだったら、とっとと部屋から引っ張り出してるんだよなぁ……」
溜息が、部屋の底へと溜まっていく。じきに二酸化炭素が床に堆積し、窒息してしまう事だろう。不変の悩みが解消されない限りは。
彼女を自宅に縛り付けている疫病神は、彩の怠惰心ではない。中学で遭遇してしまった、檻の中に入ってしまえばいい害悪どもである。
土中で生涯保管されなければならない奴らは、周囲の流れから孤立する頻度が多かった彩を標的にした。天涯孤独の老人は、いなくなっても気づかれないのと同義である。彩は、空気にされた。
陽介の庇護を失った一年間、『彩』は真っ裸だった。普段は無機質な感情を憶える彼女が、外の風になびかれ続けた。隠されていたにおいが、カースト集団にまで広がった。
教室に入るだけで、白い目を向けられる。教室は凍り付き、盛んになっていたお喋りが無くなる。単純な仕組みだが、女の子一人の心を歪ませるには十分だった。
……気付いてやれなかった俺も俺だけど……。
高校生活に順応しようとするあまり、彩の面倒を疎かにしていたのは否めない。密度が薄くなった一期間で、取り返しの付かない外傷を追わせてしまった。
規律を守る子だった故、ため込んだストレスが決壊する寸前までサイレンを鳴らさなかった。負担を他の人に押し付けまいと、弱音を吐かなかった。
全てが悪い方向に働いて、運命の歯車は噛み合わなくなったのだ。気付いた時には、もうカウントダウンはゼロを刻んでいた。
四月の初めこそ高校に登校していた彩だが、翌週にはもう欠席の嵐が始まった。年月で地全治癒すると考えた陽介は、吐き気がするほど甘かったのだ。
……もう、時間が無いんだよ……。
復帰が叶ったとしても、彩を全力でサポートしていかなくてはならないだろう。山のふもとに立つことよりも、登山道を登っていく方が体力を消費する。
あえて留年を選択し、精神を治癒させてから一年をやり直す方法は取れない。集団ぐるみとなって彩を虐めていた、彼女より一学年下の世代が入学してくる恐れがあるからだ。
一人だけ年上という条件で不利な立場から始まるのに加えて、過去に危害を加えられた人物と同じクラス。受験期になった陽介の助けも減る。何がどうなるかは、想像にお任せする。
陽介だけでなく、高校の数少ない友達にも応援を要請しなくてはいけない。使えるものは全て使い、彩のトラウマを水で薄めるのだ。心の消しゴムが売っていれば、どれほど助かるだろうか。
過去を嘆いても、結論はひっくり返らない。イジメっ子の存在を恨んでも、今更彼女らが償いをしてくれるわけでもない。ならば、まだ確定していない道のりをより良い方向へ導くだけだ。
陽介の心には、時の止まった空間がある。ケンカに負けては陽介を頼っていた彩の、何でもない台詞だ。
『……お兄ちゃん!』
なにも、妹が欲しいと言っているのではない。兄弟ゲンカが多発して感情のキャパシティを分捕る妹など、むしろ居ない方が良い。
自分が、頼られている。他人の視界に、自分が入っている。存在が認められていることに、誇りを感じたのだ。
……昔に戻れなんて言わないけど……。
『助けに来たぞ、彩』と、救済の手を差し伸べたい。白馬の王子様でなくともいいのだ、馴染んだ運動靴と利き腕さえあれば誰だって勇者になれる。
空高く昇った太陽に子守歌であやされて、まぶたがどんどん重くなってきた。冷房を切り忘れていたらしく、涼しく暖かい空気が優しく肌を撫でて安眠を誘う。
彩の錆びて開かなくなった正面扉を、真っ向からぶち破る。突撃の為の丸太を脇に抱えたところで、陽介の意識は薄くなっていく。
……どうすれば、いいんだろうなぁ……。
底なし沼から人を引き上げる志半ばで、映像は途切れた。
0
あなたにおすすめの小説
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について
のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。
だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。
「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」
ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。
だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。
その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!?
仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、
「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」
「中の人、彼氏か?」
視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!?
しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して――
同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!?
「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」
代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!
∞
桜庭かなめ
恋愛
高校1年生の逢坂玲人は入学時から髪を金色に染め、無愛想なため一匹狼として高校生活を送っている。
入学して間もないある日の放課後、玲人は2年生の生徒会長・如月沙奈にロープで拘束されてしまう。それを解く鍵は彼女を抱きしめると約束することだった。ただ、玲人は上手く言いくるめて彼女から逃げることに成功する。そんな中、銀髪の美少女のアリス・ユメミールと出会い、お互いに好きな猫のことなどを通じて彼女と交流を深めていく。
しかし、沙奈も一度の失敗で諦めるような女の子ではない。玲人は沙奈に追いかけられる日々が始まる。
抱きしめて。生徒会に入って。口づけして。ヤンデレな沙奈からの様々な我が儘を通して見えてくるものは何なのか。見えた先には何があるのか。沙奈の好意が非常に強くも温かい青春ラブストーリー。
※タイトルは「むげん」と読みます。
※完結しました!(2020.7.29)
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
俺をフッた幼馴染が、トップアイドルになって「もう一度やり直したい」と言ってきた
夏見ナイ
恋愛
平凡な大学生・藤堂蓮には忘れられない過去がある。高校時代、告白した幼馴染の星宮瑠奈に「アイドルになるから」とこっ酷くフラれたことだ。
数年後、瑠奈は国民的アイドル『LUNA』として輝いていた。遠い世界の住人になった彼女との再会なんて、あるはずもなかった――そう、変装した彼女が俺の前に現れ、「もう一度やり直したい」と泣きつくまでは。
トップアイドルの立場を使い強引に迫る元幼馴染と、過去の傷。揺れ動く俺の日常を照らしてくれたのは、俺の才能を信じてくれる後輩・朝霧陽葵の存在だった。
俺をフッた幼馴染か、俺を支える後輩か。過去の清算と未来の選択を描く、ほろ苦くも甘い、逆転ラブコメディ、開幕。
幼馴染が家出したので、僕と同居生活することになったのだが。
四乃森ゆいな
青春
とある事情で一人暮らしをしている僕──和泉湊はある日、幼馴染でクラスメイト、更には『女神様』と崇められている美少女、真城美桜を拾うことに……?
どうやら何か事情があるらしく、頑なに喋ろうとしない美桜。普段は無愛想で、人との距離感が異常に遠い彼女だが、何故か僕にだけは世話焼きになり……挙句には、
「私と同棲してください!」
「要求が増えてますよ!」
意味のわからない同棲宣言をされてしまう。
とりあえず同居するという形で、居候することになった美桜は、家事から僕の宿題を見たりと、高校生らしい生活をしていくこととなる。
中学生の頃から疎遠気味だったために、空いていた互いの時間が徐々に埋まっていき、お互いに知らない自分を曝け出していく中──女神様は何でもない『日常』を、僕の隣で歩んでいく。
無愛想だけど僕にだけ本性をみせる女神様 × ワケあり陰キャぼっちの幼馴染が送る、半同棲な同居生活ラブコメ。
サクラブストーリー
桜庭かなめ
恋愛
高校1年生の速水大輝には、桜井文香という同い年の幼馴染の女の子がいる。美人でクールなので、高校では人気のある生徒だ。幼稚園のときからよく遊んだり、お互いの家に泊まったりする仲。大輝は小学生のときからずっと文香に好意を抱いている。
しかし、中学2年生のときに友人からかわれた際に放った言葉で文香を傷つけ、彼女とは疎遠になってしまう。高校生になった今、挨拶したり、軽く話したりするようになったが、かつてのような関係には戻れていなかった。
桜も咲く1年生の修了式の日、大輝は文香が親の転勤を理由に、翌日に自分の家に引っ越してくることを知る。そのことに驚く大輝だが、同居をきっかけに文香と仲直りし、恋人として付き合えるように頑張ろうと決意する。大好物を作ってくれたり、バイトから帰るとおかえりと言ってくれたりと、同居生活を送る中で文香との距離を少しずつ縮めていく。甘くて温かな春の同居&学園青春ラブストーリー。
※特別編8-お泊まり女子会編-が完結しました!(2025.6.17)
※お気に入り登録や感想をお待ちしております。
大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話
家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。
高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。
全く勝ち目がないこの恋。
潔く諦めることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる