15 / 24
一日目 夜
015 尊敬の対象として
しおりを挟む
……今、何て言ったんだ?
頭脳明晰な彼女のことだから適当に交わしてくるに違いない、と決め込んでいた寿哉には大ダメージだった。友達としての事だろうが、それでも十分すぎるくらいに嬉しいことだ。
未空が家族以外としても寿哉を見てくれていることに、心が弾む。サプライズで誕生日を祝ってもらった時よりも幸福ホルモンが分泌されているような気がした。
「……理由は、その……」
「無理してまで言わなくていい」
思い切ってプライベートにある開かずのカギを開錠した未空の体力は、もう限界だった。本人の前で選択理由を述べるなど、拷問だ。そこまでを求めていない。
冷めるまで待っていたいが、線香花火のバッテリー残量も僅かしかない。火花が鳴りを潜めて、いつ落下してもおかしくなっている。
沸き上がった温かさは胸にとどめつつ、一呼吸、二呼吸と息を整える。程よい冷気の循環で、浮足立ちそうになった意識も平静さを取り戻した。
「次は、俺の番だな。俺は……、同じだよ、未空だ」
尊敬の対象であり、家族であり、親友であり……。書き出そうとするとキリがないほど仲の深い幼馴染の未空が、大好きなのだ。
勉強熱心で時間を惜しまずにつぎ込んでいるのを見ると、根っからの努力家なのだと痛感させられる。学校ではあまり努力を見せないが、自宅に帰ってからヒョイと窓の向こう側を覗くと、いつも机に向かっている未空がいる。
能力のある人は、見せびらかさない。それが必要とされる時に限り、解放するのだ。
謙虚で、ひたむき。運動神経も良く、体育ではトップをずっと争う。完璧星人に思える彼女でも、時々人間のミスを見せる。
生徒数が少ないので異性と同じスポーツをすることも珍しくなく、ある日放課後のサッカーで、色で区別せずに試合をしたことがあった。視覚ではなく記憶で自チームの把握をしなければならず、パスの掛け声をしてくる人が全員味方とは限らない。そういった状況の中、未空は大失敗を犯してしまったのだ。
卓越したセンスでファール覚悟のスライディングを軽々と交わし、あれよあれよとゴールキーパーと一対一にまで持ち込んだ未空。守備陣を突破されたチームは慌てて自陣へと引き返してくるが、もう手を出せそうにはない位置にいた。
止めろ、と背中から大きな声量でキーパーに託す叫びが聞こえたかどうかの時には、もうボールは未空の管理下から離れていた。地べたを這うように進んでいった白黒の球は、逆方向に賭けて飛んだ生徒をあざ笑うかのようにゴールラインを割ったのだ。
大歓声が沸いたのは、敵チームの選手からだった。
そう、未空は自陣と敵陣を勘違いし、オウンゴールまっしぐらになってしまっていた。助っ人として急遽参戦していて、事前に確認が取れていなかったのが大きな原因だったが、いかに模範に近くともミスは犯すのだと言う大きな例になった。
「いつも俺のことに構ってくれてて、中々弱音を吐かないよな。何回目か分からないけど、無理はして欲しくない。自分の出来る範疇で、やりたいことをしてくれたらいいから」
家の家賃が払えなくなったとして、未空が休学してでもアルバイトをしそうで怖い。やや過保護な一面が見え隠れしているので、それだけは自立できるところを見せていかなくてはならない。
「付き合いが長いからっていうのもあるけど、一番信頼できるのは未空だ」
財布を玄関前にさらけ出しておいても、未空だけは親切に郵便受けへ投函してくれる気がする。
「未空がのびのびしてるのを見てると、元気が出てくる。……ありがとな」
幼馴染だからと言ってなんでもラフに相談できるわけではない。日常生活での些細な出来事はよく共有するが、秘密事まで赤裸々にぶちまけるなど気が引けて出来ない。
異性と幼い頃からの仲があると言うと羨ましがられそうだが、当然メリットとデメリットが存在する。
メリットと言うと、困ったときに助け合えることだ。勉強内容に不備があったとしても二人分のパワーでカバーでき、また悩みを打ち明ける事で気持ちが晴れる。学校での友達作りは相性もあるので何人出来るかは運しだいだが、それでも確実に親友がいるというのはアドバンテージになる。
デメリットを取り上げられていることは少ない。一見、欠点がどこにも見当たらないからだ。
恋愛相談や性関係の話題が上がりにくいというのは、重大なデメリットだ。普段から仲良くしているだけに、他の人との恋を打ち明けられると微妙に虚しく、適確なアドバイスなど送ってやれない。『ラブコメ展開になりやすい』と言う人は小説にかぶれすぎである。
そして学年が上がるにつれ、『恥ずかしい』という感情が新たに作られる。校内で幼馴染であることは基本的に明かされていると言ってもよく、一緒に居ると冷やかしを受けることもある。
寿哉と未空の場合は、未空が学級のとりまとめ役と言うこともあり野次を飛ばされにくくはあったが、それでも他クラスからは狙い撃ちにされた。全て撃墜されていたのは言うまでもない。
……付き合いが長いってことは、つまり相手の事はほとんど知ってることになる。
第三者からの言葉は跳ね返せばどうにでもなるが、二者間のやり取りとなると無性に羞恥心が刺激される。例え性格のことでも『好きだ』と伝えるのは、勇気が必要なのだ。
心の出口で詰まったまま言い出せなかった、数年間の気持ち。やっと吐き出せたという安堵と、自分は何を言っているんだという照れがあった。
ポトン、と花火の火球が地面へと落ちた。寿哉が言い終わるまで待ってくれていたのだろうか。夏の風物詩なのに旬を外したのだから、すまないことをしたと謝辞の言葉をあげたい。
全身が、異様な満足感に覆われていた。カイロを隙間なく敷き詰めたように、体温が上昇していく。
「……もしかして、両想い?」
「……!?」
もはやどちらが日頃指揮していっているのやら。風邪を引いたようにぼんやり赤かった未空が、はっきりと沸騰したやかんになってしまった。蒸気の圧力で、蓋が吹き飛んだ。
いい加減な気持ちで恋愛感情をあおる単語を扱ってはいけなかった。そこは反省しているが、どうも表現過剰のように感じる。
寿哉がした一連の話に、付き合ってくれだの結婚してくれだのといった決まり文句は組み込まれていない。一緒に居られれば満足というだけで、それ以降のことは何も考えていないし、告白する予定もない。
「冗談だよ。未空も、友達として好きってことだよね?」
「……う、うん、そう、だよ……?」
やけにしどろもどろな返答に、モヤモヤが吹き出す。
……もしかして、表情に出やすい?
未空が慌てふためくところを目撃したことは無い。それは綿密な計画が日程通り遂行されていたからであり、画面外からの予想外というダブルコンボを決められればいとも簡単に崩れ去る。
事前に行き詰まることを防いできたバリアが突破された時、その人の本質が出てくる。防具で武装していたとしても、弱点を突くと中身が飛び出してくるのと仕組みは同じだ。
彼女は、ほっぺた風船をはち切れんばかりに膨らませていた。落ち着きが無くなってゆらゆらしているのは、直接くっついている寿哉にも伝わってくる。
……まさか、まさかな……。
もしも、未空が熱烈な愛情を寿哉に伝えたがっていたとすれば、とんでもない間違いを犯してしまったことになる。何せ、本気の語りを軽く流してしまったのだから。
確かめる術も勇気も、寿哉は持ち合わせていなかった。関係が壊れる事を恐れて、行動を起こすことがためらわれた。
「……お風呂、寿哉が先に入ってきて」
「いきなりだなー……」
「……とにかく、早く!」
これ以上会話を続けては不味いことがあったのだろう、取り乱して帯が緩んでいる未空にまくし立てられた。グイグイと背中を押されては、言われるがままにするほかない。
……機嫌、悪くしちゃったな……。
花火を二人で楽しみたい。それを達成できるように動こうと努力はしていたつもりだったのだが、最終的に尊敬する家族の一員を不機嫌にさせてしまった。不可抗力だといい訳をするつもりはない。何も考えず軽くたたいた発言が、心を傷つけてしまったかもしれないのだ。
挽回のチャンスは、もう残り少ない。今日と明日が終われば、旅立つのだから。
『……期待しちゃったよぅ……』
玄関に向かおうとしている矢先、元気のない空耳が聞こえた。
頭脳明晰な彼女のことだから適当に交わしてくるに違いない、と決め込んでいた寿哉には大ダメージだった。友達としての事だろうが、それでも十分すぎるくらいに嬉しいことだ。
未空が家族以外としても寿哉を見てくれていることに、心が弾む。サプライズで誕生日を祝ってもらった時よりも幸福ホルモンが分泌されているような気がした。
「……理由は、その……」
「無理してまで言わなくていい」
思い切ってプライベートにある開かずのカギを開錠した未空の体力は、もう限界だった。本人の前で選択理由を述べるなど、拷問だ。そこまでを求めていない。
冷めるまで待っていたいが、線香花火のバッテリー残量も僅かしかない。火花が鳴りを潜めて、いつ落下してもおかしくなっている。
沸き上がった温かさは胸にとどめつつ、一呼吸、二呼吸と息を整える。程よい冷気の循環で、浮足立ちそうになった意識も平静さを取り戻した。
「次は、俺の番だな。俺は……、同じだよ、未空だ」
尊敬の対象であり、家族であり、親友であり……。書き出そうとするとキリがないほど仲の深い幼馴染の未空が、大好きなのだ。
勉強熱心で時間を惜しまずにつぎ込んでいるのを見ると、根っからの努力家なのだと痛感させられる。学校ではあまり努力を見せないが、自宅に帰ってからヒョイと窓の向こう側を覗くと、いつも机に向かっている未空がいる。
能力のある人は、見せびらかさない。それが必要とされる時に限り、解放するのだ。
謙虚で、ひたむき。運動神経も良く、体育ではトップをずっと争う。完璧星人に思える彼女でも、時々人間のミスを見せる。
生徒数が少ないので異性と同じスポーツをすることも珍しくなく、ある日放課後のサッカーで、色で区別せずに試合をしたことがあった。視覚ではなく記憶で自チームの把握をしなければならず、パスの掛け声をしてくる人が全員味方とは限らない。そういった状況の中、未空は大失敗を犯してしまったのだ。
卓越したセンスでファール覚悟のスライディングを軽々と交わし、あれよあれよとゴールキーパーと一対一にまで持ち込んだ未空。守備陣を突破されたチームは慌てて自陣へと引き返してくるが、もう手を出せそうにはない位置にいた。
止めろ、と背中から大きな声量でキーパーに託す叫びが聞こえたかどうかの時には、もうボールは未空の管理下から離れていた。地べたを這うように進んでいった白黒の球は、逆方向に賭けて飛んだ生徒をあざ笑うかのようにゴールラインを割ったのだ。
大歓声が沸いたのは、敵チームの選手からだった。
そう、未空は自陣と敵陣を勘違いし、オウンゴールまっしぐらになってしまっていた。助っ人として急遽参戦していて、事前に確認が取れていなかったのが大きな原因だったが、いかに模範に近くともミスは犯すのだと言う大きな例になった。
「いつも俺のことに構ってくれてて、中々弱音を吐かないよな。何回目か分からないけど、無理はして欲しくない。自分の出来る範疇で、やりたいことをしてくれたらいいから」
家の家賃が払えなくなったとして、未空が休学してでもアルバイトをしそうで怖い。やや過保護な一面が見え隠れしているので、それだけは自立できるところを見せていかなくてはならない。
「付き合いが長いからっていうのもあるけど、一番信頼できるのは未空だ」
財布を玄関前にさらけ出しておいても、未空だけは親切に郵便受けへ投函してくれる気がする。
「未空がのびのびしてるのを見てると、元気が出てくる。……ありがとな」
幼馴染だからと言ってなんでもラフに相談できるわけではない。日常生活での些細な出来事はよく共有するが、秘密事まで赤裸々にぶちまけるなど気が引けて出来ない。
異性と幼い頃からの仲があると言うと羨ましがられそうだが、当然メリットとデメリットが存在する。
メリットと言うと、困ったときに助け合えることだ。勉強内容に不備があったとしても二人分のパワーでカバーでき、また悩みを打ち明ける事で気持ちが晴れる。学校での友達作りは相性もあるので何人出来るかは運しだいだが、それでも確実に親友がいるというのはアドバンテージになる。
デメリットを取り上げられていることは少ない。一見、欠点がどこにも見当たらないからだ。
恋愛相談や性関係の話題が上がりにくいというのは、重大なデメリットだ。普段から仲良くしているだけに、他の人との恋を打ち明けられると微妙に虚しく、適確なアドバイスなど送ってやれない。『ラブコメ展開になりやすい』と言う人は小説にかぶれすぎである。
そして学年が上がるにつれ、『恥ずかしい』という感情が新たに作られる。校内で幼馴染であることは基本的に明かされていると言ってもよく、一緒に居ると冷やかしを受けることもある。
寿哉と未空の場合は、未空が学級のとりまとめ役と言うこともあり野次を飛ばされにくくはあったが、それでも他クラスからは狙い撃ちにされた。全て撃墜されていたのは言うまでもない。
……付き合いが長いってことは、つまり相手の事はほとんど知ってることになる。
第三者からの言葉は跳ね返せばどうにでもなるが、二者間のやり取りとなると無性に羞恥心が刺激される。例え性格のことでも『好きだ』と伝えるのは、勇気が必要なのだ。
心の出口で詰まったまま言い出せなかった、数年間の気持ち。やっと吐き出せたという安堵と、自分は何を言っているんだという照れがあった。
ポトン、と花火の火球が地面へと落ちた。寿哉が言い終わるまで待ってくれていたのだろうか。夏の風物詩なのに旬を外したのだから、すまないことをしたと謝辞の言葉をあげたい。
全身が、異様な満足感に覆われていた。カイロを隙間なく敷き詰めたように、体温が上昇していく。
「……もしかして、両想い?」
「……!?」
もはやどちらが日頃指揮していっているのやら。風邪を引いたようにぼんやり赤かった未空が、はっきりと沸騰したやかんになってしまった。蒸気の圧力で、蓋が吹き飛んだ。
いい加減な気持ちで恋愛感情をあおる単語を扱ってはいけなかった。そこは反省しているが、どうも表現過剰のように感じる。
寿哉がした一連の話に、付き合ってくれだの結婚してくれだのといった決まり文句は組み込まれていない。一緒に居られれば満足というだけで、それ以降のことは何も考えていないし、告白する予定もない。
「冗談だよ。未空も、友達として好きってことだよね?」
「……う、うん、そう、だよ……?」
やけにしどろもどろな返答に、モヤモヤが吹き出す。
……もしかして、表情に出やすい?
未空が慌てふためくところを目撃したことは無い。それは綿密な計画が日程通り遂行されていたからであり、画面外からの予想外というダブルコンボを決められればいとも簡単に崩れ去る。
事前に行き詰まることを防いできたバリアが突破された時、その人の本質が出てくる。防具で武装していたとしても、弱点を突くと中身が飛び出してくるのと仕組みは同じだ。
彼女は、ほっぺた風船をはち切れんばかりに膨らませていた。落ち着きが無くなってゆらゆらしているのは、直接くっついている寿哉にも伝わってくる。
……まさか、まさかな……。
もしも、未空が熱烈な愛情を寿哉に伝えたがっていたとすれば、とんでもない間違いを犯してしまったことになる。何せ、本気の語りを軽く流してしまったのだから。
確かめる術も勇気も、寿哉は持ち合わせていなかった。関係が壊れる事を恐れて、行動を起こすことがためらわれた。
「……お風呂、寿哉が先に入ってきて」
「いきなりだなー……」
「……とにかく、早く!」
これ以上会話を続けては不味いことがあったのだろう、取り乱して帯が緩んでいる未空にまくし立てられた。グイグイと背中を押されては、言われるがままにするほかない。
……機嫌、悪くしちゃったな……。
花火を二人で楽しみたい。それを達成できるように動こうと努力はしていたつもりだったのだが、最終的に尊敬する家族の一員を不機嫌にさせてしまった。不可抗力だといい訳をするつもりはない。何も考えず軽くたたいた発言が、心を傷つけてしまったかもしれないのだ。
挽回のチャンスは、もう残り少ない。今日と明日が終われば、旅立つのだから。
『……期待しちゃったよぅ……』
玄関に向かおうとしている矢先、元気のない空耳が聞こえた。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
迷子を助けたら生徒会長の婚約者兼女の子のパパになったけど別れたはずの彼女もなぜか近づいてくる
九戸政景
恋愛
新年に初詣に来た父川冬矢は、迷子になっていた頼母木茉莉を助け、従姉妹の田母神真夏と知り合う。その後、真夏と再会した冬矢は真夏の婚約者兼茉莉の父親になってほしいと頼まれる。
※こちらは、カクヨムやエブリスタでも公開している作品です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる