8 / 47
Chapter2 春日和
File8:待ち合わせタイム(前)
しおりを挟む
通勤ラッシュをすり抜けて、凹みがまだ戻らない座席を運ぶ列車。貫通扉が左右に揺れ動き、数両先まで見通せる。
車窓には、圧迫感のある住宅街と放棄された水田が、交互に姿を見せる。列車は速いもので、電線とパンタグラフが擦り切れる速さで駆け抜けていく。
龍太郎の日常は、この一辺倒な映画を鑑賞することから始まる。一人で暮らすアパート付近には、生活最低限度しか揃っていないのだ。幸い、定期券という強い味方を備えているので、お金には困らない。
レールが続く果てに、点在する高層ビルが現れ始めた。もう、駅に着くのも遅くはない。
(……今日で美紀と深まらなかったら、どうなるんだ……)
顔を上げて歩こうとする自分がいる一方で、失敗を振り返って棒立ちになっている自分もいる。
何でもお任せ、スーパーマン亜希をもってしても、美紀の進展が無かった時。龍太郎に施せる手段は残っていない。
「天国か、地獄か……」
日が暮れた世界に、待っているのはどちらか。
自動放送が、スピーカーから流れてくる。勝負を決する第一幕が、開演されようとしていた。
座席から立ち上がるのを戸惑いながら、肩掛けバッグから、定期券を取り出した龍太郎であった。
----------
ホームに降り立つなり、駅前の手すりに腰掛ける少女を発見した。片手に爽やかな色のアイスを手に、冷たさと戦っている。
一足、二足。駅舎を出てしばらくしても、彼女は列車を気に留める様子を見せない。龍太郎の乗ってくる列車は分からずとも、時刻表とにらめっこすれば大方の概算は出来る。
さっきまで佇んでいた列車が、街中へと向かっていく。周りの環境にはわき目も振らず、チョコミントアイスに立ち向かおうと表面を舐める美紀。何をしに、駅までやってきたのだろうか。
龍太郎は、手錠をかける勢いで少女の肩を掴まえた。
隙だらけだった身体が、瞬間で跳ね上がる。
「だ、だ、誰です……」
「待ち合わせをしてた『登川くん』でした。……食い物の方が重要、と……」
「そんなこと、ないない……」
首はブンブン横に振っているのだが、語尾がフリーフォールしてしまっていた。目線も、龍太郎とアイスを往復している。
平常運転になった彼女は、間違った『カノジョ』時代とも、屋上の再告白の悲劇ヒロインとも異なっていた。首元が緩い、水色のTシャツ。濃紺の、形が決まったジーンズ。ミントアイスと合わせて、全身水色人間だ。
(……全員が喋れない世界だったら、な……)
座ればタンポポ、立てばヒマワリ。春の陽気を受けて、彼女の素直な長髪が光沢がかる。飛び出た遊び毛が、簡素なイメージにアクセントを加えていた。
言うまでもなく、口が付くと威勢の無い炎になってしまう。
本日の主役の慌てふためき様に浸っていた龍太郎は、ピースが欠けていることに気付いた。
「……あれ、亜希は?」
我らがヒーロー、亜希がこの場にいない。同じ家で一夜を共にした二人が、道中ではぐれるとは考えにくい。
アイスの定位置を見つけた少女は、垂らした藁にすがりついた。
「……いきなり質問してもいい、登川くん?」
「昨日のことは心配しなくていい。気に……はしてるけど、割り切ってる」
「今日は、何の日でしょう?」
意識を過去に忘れてきたのは龍太郎の方だった。
今日は、まごうこと無き土曜日。青文字で書かれた、中途半端な休日だ。
(……ああ、亜希だけ……)
進学校所属、学級委員、皆のリーダー……。ありとあらゆる亜希の情報を検索し、一つの見解を得た。
「今日も学校か……。大変だな、進学校って……」
技能の五角形を満たすため、勉学を休む日を設けてはいけない進学校。努力の継続者である亜希こそ、適任だ。午後八時で自宅にいた彼女が遅刻を免れていないのは自明ではあるが。
「……ここ最近の学校は、どこも平日だけだよ……? 第一、亜希が大事な授業をすっぽぬかすと思う?」
「……そりゃそうか……」
違った。ポンコツ探偵だった。
「……まあ、似たようなものだけど……。今日、週刊漫画の発売日なんだって……。私が飛び入りで泊まったから、忘れちゃってたみたい」
やはり推測の方向は正しかった。方針は合っているので、部分点は貰えそうだ。
美紀の指は、横断歩道の連続する大通りを指していた。この方向に、完全無欠かに思えた親友は爆走していったのだろう。なーにしてるんだ、自分から誘っておいて。
何はともあれ、暫くは二人で間を持たせなければいけない。
(俺がリード出来なくて、何が一発逆転だよ)
美紀の世界を探し求める。この主目標の裏には、龍太郎が望むラブコメがある。どちらにせよ、龍太郎は美紀の手を引っ張っていくべきである。
会話の発端には、何がいいだろう。趣味、昨日の続き、しょうもない話……。
「……登川くん、アイス、買ってくる?」
「その間に亜希が帰ってきたら、ただのコントだからな……」
切り込みを先制して入れられた。大言壮語しておきながら、龍太郎は受け身になっていた。
一歩遅れて、龍太郎も受け取ったボールを投げ返す。
「……美紀と亜希って、どこからの知り合い?」
「……登川くん程じゃないと思うけど、中学校の部活からかな。部長が亜希で、私はただの部員どまり」
「亜希が部長? ……ソフトテニス部か。……中学校、同じだったのか」
「そういうことになるね……」
目を点にしている少女も、龍太郎も、亜希も、一つの中学校から輩出(排出)されたというわけだ。飛び込んだ環境は、三者三様だった。
美紀を中学時代に見かけた心当たりは、一度も無い。亜希の付き添いでソフトテニス部の練習を眺めていたこともあったが、特に目立った人はいなかった記憶がある。見ての通り押されただけ凹む気質で、隅っこに自ら立っていたのもあるのだろう。
(……もしかして、同類……?)
類は友を呼ぶ、という諺は案外デタラメでもなさそうだ。歯車の嚙み合わなさそうな第一印象だった美紀は、回る仕組みからパーツまで似たり寄ったりの少女であったのだ。幼い頃からの付き合いがある亜希は例外としておこう。
「……でも、それだけだと仲良くはならないぞ? 慕ってることは分かるけど」
「……一番、下手だったから。手取り足取り、亜希が教えてくれた。一緒になる機会も多くて、それで友達になれた」
きっかけを作ったのは、亜希の方から。幹から枝葉まで、性格が龍太郎と似通っている。
『龍太郎、っていう名前? 元気ないなぁ……。何かあったら、私に任せてよ!』
遡る限り、龍太郎の知る亜希の第一声。対話の不得手な龍太郎の、友達。
帰り道を、気まぐれで変えていた。曲がり角を一本、遅らせただけ。わずかな違いに、亜希との出会いの鍵が落ちていたのだ。
当時は、亜希の住んでいる地区周辺部に住んでいた。わざわざ離れへ移り住んだのは、中学の面々と顔を極力合わせたくなかったからである。
(……あの日、普通に帰ってたら……)
彼女と触れ合うチャンスは訪れていただろう。が、しかし、話しかける時機を逸していたのではないだろうか。今日の三人団子は、もちろん成立していない。
美紀が龍太郎へ特攻したのは、偶然から始まった物語が軸になっている。時の運も、不可欠な要素の内の一つなのだ。
「……話しかけてくれた。それがあったからかな、家に遊びに行くまでになったのも」
同一のラベルを自身に貼り付けた者同士である。
美紀の視線が、何もない空中を向く。種も仕掛けも無いのだが、太陽に照らされて肌色が際立った。頭を腕に閉じ込めていたとある日の屋上の少女とは、全くの別人である。
「……登川くんを知ったのも、亜希からだったね。……なんで、だろう……」
「亜希からは、何て言われた? 電話で聞いた時は、曖昧だったから……」
彼女がまた、沈降するのを遮った。せっかく地表に出てきた頭が引っ込んでは、命綱を付けられない。
美紀の体重が手すりに傾く。お行儀が悪いお嬢様だ。
彼女の口から、実際の亜希の言葉が語られた。
『龍太郎くんだったら、何をしても受け止めてくれるんじゃないかな……』
『多少手荒でも、許してくれると思うよ……』
頭の中が白ペンキで塗り直され、また新しく装飾されていく。いつの間にか、唇を噛んでは弄っていた。
亜希から、たった今の一文が快活に流れ出るとは思えなかった。龍太郎は試験場でも、試し切りの藁人形でもない。
本人に確認するしか、この濃霧は晴らせない。大通りに視線を移したが、女子高生の爆走は視認できなかった。
(美紀も、美紀だよな……)
背景情報があり、犯行が起こり、結果が出る。この流れを把握した上で、亜希の助言からの屈折具合が酷い。翻訳機を通したのか、と疑うレベルである。
龍太郎が信頼を置く大親友の『手荒』は、頼み込む事を指していて、腕力を示せと命令しているのではない。そうであってほしい。『恋愛』の欠如という、人間らしく生きる権利を半ば失われた状態で無かったならば、満場一致で刑務所に連行しているところだ。
「……当然、登川くんに告白したのは、私の独断」
当たり前である。
日光が差し込む角度が、大きくなってきた。影の身長が縮み、エネルギーは勢力を拡大している。
何処を探しても雲一つない青空の下で、美紀の水色が同化して……。
「……美紀、右手」
同化し過ぎていた。
車窓には、圧迫感のある住宅街と放棄された水田が、交互に姿を見せる。列車は速いもので、電線とパンタグラフが擦り切れる速さで駆け抜けていく。
龍太郎の日常は、この一辺倒な映画を鑑賞することから始まる。一人で暮らすアパート付近には、生活最低限度しか揃っていないのだ。幸い、定期券という強い味方を備えているので、お金には困らない。
レールが続く果てに、点在する高層ビルが現れ始めた。もう、駅に着くのも遅くはない。
(……今日で美紀と深まらなかったら、どうなるんだ……)
顔を上げて歩こうとする自分がいる一方で、失敗を振り返って棒立ちになっている自分もいる。
何でもお任せ、スーパーマン亜希をもってしても、美紀の進展が無かった時。龍太郎に施せる手段は残っていない。
「天国か、地獄か……」
日が暮れた世界に、待っているのはどちらか。
自動放送が、スピーカーから流れてくる。勝負を決する第一幕が、開演されようとしていた。
座席から立ち上がるのを戸惑いながら、肩掛けバッグから、定期券を取り出した龍太郎であった。
----------
ホームに降り立つなり、駅前の手すりに腰掛ける少女を発見した。片手に爽やかな色のアイスを手に、冷たさと戦っている。
一足、二足。駅舎を出てしばらくしても、彼女は列車を気に留める様子を見せない。龍太郎の乗ってくる列車は分からずとも、時刻表とにらめっこすれば大方の概算は出来る。
さっきまで佇んでいた列車が、街中へと向かっていく。周りの環境にはわき目も振らず、チョコミントアイスに立ち向かおうと表面を舐める美紀。何をしに、駅までやってきたのだろうか。
龍太郎は、手錠をかける勢いで少女の肩を掴まえた。
隙だらけだった身体が、瞬間で跳ね上がる。
「だ、だ、誰です……」
「待ち合わせをしてた『登川くん』でした。……食い物の方が重要、と……」
「そんなこと、ないない……」
首はブンブン横に振っているのだが、語尾がフリーフォールしてしまっていた。目線も、龍太郎とアイスを往復している。
平常運転になった彼女は、間違った『カノジョ』時代とも、屋上の再告白の悲劇ヒロインとも異なっていた。首元が緩い、水色のTシャツ。濃紺の、形が決まったジーンズ。ミントアイスと合わせて、全身水色人間だ。
(……全員が喋れない世界だったら、な……)
座ればタンポポ、立てばヒマワリ。春の陽気を受けて、彼女の素直な長髪が光沢がかる。飛び出た遊び毛が、簡素なイメージにアクセントを加えていた。
言うまでもなく、口が付くと威勢の無い炎になってしまう。
本日の主役の慌てふためき様に浸っていた龍太郎は、ピースが欠けていることに気付いた。
「……あれ、亜希は?」
我らがヒーロー、亜希がこの場にいない。同じ家で一夜を共にした二人が、道中ではぐれるとは考えにくい。
アイスの定位置を見つけた少女は、垂らした藁にすがりついた。
「……いきなり質問してもいい、登川くん?」
「昨日のことは心配しなくていい。気に……はしてるけど、割り切ってる」
「今日は、何の日でしょう?」
意識を過去に忘れてきたのは龍太郎の方だった。
今日は、まごうこと無き土曜日。青文字で書かれた、中途半端な休日だ。
(……ああ、亜希だけ……)
進学校所属、学級委員、皆のリーダー……。ありとあらゆる亜希の情報を検索し、一つの見解を得た。
「今日も学校か……。大変だな、進学校って……」
技能の五角形を満たすため、勉学を休む日を設けてはいけない進学校。努力の継続者である亜希こそ、適任だ。午後八時で自宅にいた彼女が遅刻を免れていないのは自明ではあるが。
「……ここ最近の学校は、どこも平日だけだよ……? 第一、亜希が大事な授業をすっぽぬかすと思う?」
「……そりゃそうか……」
違った。ポンコツ探偵だった。
「……まあ、似たようなものだけど……。今日、週刊漫画の発売日なんだって……。私が飛び入りで泊まったから、忘れちゃってたみたい」
やはり推測の方向は正しかった。方針は合っているので、部分点は貰えそうだ。
美紀の指は、横断歩道の連続する大通りを指していた。この方向に、完全無欠かに思えた親友は爆走していったのだろう。なーにしてるんだ、自分から誘っておいて。
何はともあれ、暫くは二人で間を持たせなければいけない。
(俺がリード出来なくて、何が一発逆転だよ)
美紀の世界を探し求める。この主目標の裏には、龍太郎が望むラブコメがある。どちらにせよ、龍太郎は美紀の手を引っ張っていくべきである。
会話の発端には、何がいいだろう。趣味、昨日の続き、しょうもない話……。
「……登川くん、アイス、買ってくる?」
「その間に亜希が帰ってきたら、ただのコントだからな……」
切り込みを先制して入れられた。大言壮語しておきながら、龍太郎は受け身になっていた。
一歩遅れて、龍太郎も受け取ったボールを投げ返す。
「……美紀と亜希って、どこからの知り合い?」
「……登川くん程じゃないと思うけど、中学校の部活からかな。部長が亜希で、私はただの部員どまり」
「亜希が部長? ……ソフトテニス部か。……中学校、同じだったのか」
「そういうことになるね……」
目を点にしている少女も、龍太郎も、亜希も、一つの中学校から輩出(排出)されたというわけだ。飛び込んだ環境は、三者三様だった。
美紀を中学時代に見かけた心当たりは、一度も無い。亜希の付き添いでソフトテニス部の練習を眺めていたこともあったが、特に目立った人はいなかった記憶がある。見ての通り押されただけ凹む気質で、隅っこに自ら立っていたのもあるのだろう。
(……もしかして、同類……?)
類は友を呼ぶ、という諺は案外デタラメでもなさそうだ。歯車の嚙み合わなさそうな第一印象だった美紀は、回る仕組みからパーツまで似たり寄ったりの少女であったのだ。幼い頃からの付き合いがある亜希は例外としておこう。
「……でも、それだけだと仲良くはならないぞ? 慕ってることは分かるけど」
「……一番、下手だったから。手取り足取り、亜希が教えてくれた。一緒になる機会も多くて、それで友達になれた」
きっかけを作ったのは、亜希の方から。幹から枝葉まで、性格が龍太郎と似通っている。
『龍太郎、っていう名前? 元気ないなぁ……。何かあったら、私に任せてよ!』
遡る限り、龍太郎の知る亜希の第一声。対話の不得手な龍太郎の、友達。
帰り道を、気まぐれで変えていた。曲がり角を一本、遅らせただけ。わずかな違いに、亜希との出会いの鍵が落ちていたのだ。
当時は、亜希の住んでいる地区周辺部に住んでいた。わざわざ離れへ移り住んだのは、中学の面々と顔を極力合わせたくなかったからである。
(……あの日、普通に帰ってたら……)
彼女と触れ合うチャンスは訪れていただろう。が、しかし、話しかける時機を逸していたのではないだろうか。今日の三人団子は、もちろん成立していない。
美紀が龍太郎へ特攻したのは、偶然から始まった物語が軸になっている。時の運も、不可欠な要素の内の一つなのだ。
「……話しかけてくれた。それがあったからかな、家に遊びに行くまでになったのも」
同一のラベルを自身に貼り付けた者同士である。
美紀の視線が、何もない空中を向く。種も仕掛けも無いのだが、太陽に照らされて肌色が際立った。頭を腕に閉じ込めていたとある日の屋上の少女とは、全くの別人である。
「……登川くんを知ったのも、亜希からだったね。……なんで、だろう……」
「亜希からは、何て言われた? 電話で聞いた時は、曖昧だったから……」
彼女がまた、沈降するのを遮った。せっかく地表に出てきた頭が引っ込んでは、命綱を付けられない。
美紀の体重が手すりに傾く。お行儀が悪いお嬢様だ。
彼女の口から、実際の亜希の言葉が語られた。
『龍太郎くんだったら、何をしても受け止めてくれるんじゃないかな……』
『多少手荒でも、許してくれると思うよ……』
頭の中が白ペンキで塗り直され、また新しく装飾されていく。いつの間にか、唇を噛んでは弄っていた。
亜希から、たった今の一文が快活に流れ出るとは思えなかった。龍太郎は試験場でも、試し切りの藁人形でもない。
本人に確認するしか、この濃霧は晴らせない。大通りに視線を移したが、女子高生の爆走は視認できなかった。
(美紀も、美紀だよな……)
背景情報があり、犯行が起こり、結果が出る。この流れを把握した上で、亜希の助言からの屈折具合が酷い。翻訳機を通したのか、と疑うレベルである。
龍太郎が信頼を置く大親友の『手荒』は、頼み込む事を指していて、腕力を示せと命令しているのではない。そうであってほしい。『恋愛』の欠如という、人間らしく生きる権利を半ば失われた状態で無かったならば、満場一致で刑務所に連行しているところだ。
「……当然、登川くんに告白したのは、私の独断」
当たり前である。
日光が差し込む角度が、大きくなってきた。影の身長が縮み、エネルギーは勢力を拡大している。
何処を探しても雲一つない青空の下で、美紀の水色が同化して……。
「……美紀、右手」
同化し過ぎていた。
0
あなたにおすすめの小説
会社のイケメン先輩がなぜか夜な夜な私のアパートにやって来る件について(※付き合っていません)
久留茶
恋愛
地味で陰キャでぽっちゃり体型の小森菜乃(24)は、会社の飲み会で女子一番人気のイケメン社員・五十嵐大和(26)を、ひょんなことから自分のアパートに泊めることに。
しかし五十嵐は表の顔とは別に、腹黒でひと癖もふた癖もある男だった。
「お前は俺の恋愛対象外。ヤル気も全く起きない安全地帯」
――酷い言葉に、菜乃は呆然。二度と関わるまいと決める。
なのに、それを境に彼は夜な夜な菜乃のもとへ現れるようになり……?
溺愛×性格に難ありの執着男子 × 冴えない自分から変身する健気ヒロイン。
王道と刺激が詰まったオフィスラブコメディ!
*全28話完結
*辛口で過激な発言あり。苦手な方はご注意ください。
*他誌にも掲載中です。
クラスメイトの王子様系女子をナンパから助けたら。
桜庭かなめ
恋愛
高校2年生の白石洋平のクラスには、藤原千弦という女子生徒がいる。千弦は美人でスタイルが良く、凛々しく落ち着いた雰囲気もあるため「王子様」と言われて人気が高い。千弦とは教室で挨拶したり、バイト先で接客したりする程度の関わりだった。
とある日の放課後。バイトから帰る洋平は、駅前で男2人にナンパされている千弦を見つける。普段は落ち着いている千弦が脚を震わせていることに気付き、洋平は千弦をナンパから助けた。そのときに洋平に見せた笑顔は普段みんなに見せる美しいものではなく、とても可愛らしいものだった。
ナンパから助けたことをきっかけに、洋平は千弦との関わりが増えていく。
お礼にと放課後にアイスを食べたり、昼休みに一緒にお昼ご飯を食べたり、お互いの家に遊びに行ったり。クラスメイトの王子様系女子との温かくて甘い青春ラブコメディ!
※特別編4が完結しました!(2026.2.22)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、いいね、感想などお待ちしております。
フラレたばかりのダメヒロインを応援したら修羅場が発生してしまった件
遊馬友仁
青春
校内ぼっちの立花宗重は、クラス委員の上坂部葉月が幼馴染にフラれる場面を目撃してしまう。さらに、葉月の恋敵である転校生・名和リッカの思惑を知った宗重は、葉月に想いを諦めるな、と助言し、叔母のワカ姉やクラスメートの大島睦月たちの協力を得ながら、葉月と幼馴染との仲を取りもつべく行動しはじめる。
一方、宗重と葉月の行動に気付いたリッカは、「私から彼を奪えるもの奪ってみれば?」と、挑発してきた!
宗重の前では、態度を豹変させる転校生の真意は、はたして―――!?
※本作は、2024年に投稿した『負けヒロインに花束を』を大幅にリニューアルした作品です。
イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について
のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。
だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。
「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」
ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。
だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。
その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!?
仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、
「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」
「中の人、彼氏か?」
視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!?
しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して――
同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!?
「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」
代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
俺をフッた女子に拉致されて、逃げ場のない同棲生活が始まりました
ちくわ食べます
恋愛
大学のサークル飲み会。
意を決して想いを告げた相手は、学内でも有名な人気女子・一ノ瀬さくら。
しかし返ってきたのは――
「今はちょっと……」という、曖昧な言葉だった。
完全にフラれたと思い込んで落ち込む俺。
その3日後――なぜか自分のアパートに入れなくなっていた。
サンスクミ〜学園のアイドルと偶然同じバイト先になったら俺を3度も振った美少女までついてきた〜
野谷 海
恋愛
「俺、やっぱり君が好きだ! 付き合って欲しい!」
「ごめんね青嶋くん……やっぱり青嶋くんとは付き合えない……」
この3度目の告白にも敗れ、青嶋将は大好きな小浦舞への想いを胸の内へとしまい込んで前に進む。
半年ほど経ち、彼らは何の因果か同じクラスになっていた。
別のクラスでも仲の良かった去年とは違い、距離が近くなったにも関わらず2人が会話をする事はない。
そんな折、将がアルバイトする焼鳥屋に入ってきた新人が同じ学校の同級生で、さらには舞の親友だった。
学校とアルバイト先を巻き込んでもつれる彼らの奇妙な三角関係ははたしてーー
⭐︎第3部より毎週月・木・土曜日の朝7時に最新話を投稿します。
⭐︎もしも気に入って頂けたら、ぜひブックマークやいいね、コメントなど頂けるととても励みになります。
※表紙絵、挿絵はAI作成です。
※この作品はフィクションであり、作中に登場する人物、団体等は全て架空です。
普段高校生ゲーム実況者として活動している俺だが、最近仲良くなりつつあるVTuberが3人とも幼馴染だった件について。
水鳥川倫理
青春
主人公、目黒碧(めぐろあお)は、学校では始業時間になっても現れない遅刻常習犯でありながら、テストでは常に学年トップの高得点を叩き出す「何とも言えないクズ」として教師たちから扱いにくい存在とされている。しかし、彼には誰にも明かせない二つの大きな秘密があった。
一つ目の秘密は、碧が顔を隠し、声を変えて活動する登録者数158万人を誇るカリスマゲーム実況者「椎崎(しいざき)」であること。配信中の彼は、圧倒的なゲームスキルと軽妙なトークでファンを熱狂させ、学校での「クズ」な自分とは真逆の「カリスマ」として存在していた。
二つ目の秘密は、彼が三人の超絶可愛い幼馴染に囲まれて育ったこと。彼らは全員が同じ誕生日で、血の繋がりにも似た特別な絆で結ばれている。
習志野七瀬(ならしのななせ): 陽光のような明るい笑顔が魅力のツンデレ少女。碧には強い独占欲を見せる。
幕張椎名(まくはりしいな): 誰もが息をのむ美貌を持つ生徒会副会長で、完璧な優等生。碧への愛情は深く、重いメンヘラ気質を秘めている。
検見川浜美波(けみがわはまみなみ): クールな外見ながら、碧の前では甘えん坊になるヤンデレ気質の少女。
だが、碧が知らない三重目の秘密として、この三人の幼馴染たちもまた、それぞれが人気VTuberとして活動していたのだ。
七瀬は元気いっぱいのVTuber「神志名鈴香」。
椎名は知的な毒舌VTuber「神楽坂遥」。
美波はクールで真摯なVTuber「雲雀川美桜」。
学校では周囲の視線を気にしながらも、家では遠慮なく甘え、碧の作った料理を囲む四人。彼らは、互いがカリスマ実況者、あるいは人気VTuberという四重の秘密を知らないまま、最も親密で甘い日常を謳歌している。
幼馴染たちは碧の「椎崎」としての姿を尊敬し、美波に至っては碧の声が「椎崎」の声に似ていると感づき始める。この甘くも危険な関係は、一つの些細なきっかけで秘密が交錯した時、一体どのような結末を迎えるのだろうか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる