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Chapter4 安全地帯の防衛
File31:女帝(前)
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透明な圧力が取りのぞかれるだけで、人はこうも精力を取りもどすものなのか。人並みの水準に復帰してからの美紀は、自机にうずくまることがなくなった。休憩時間に体力を温存するのではなく、教室をうろついたり、太陽を浴びながら校庭を散歩したりしている。
もっとも、校庭は低カーストを排除する気色が強く、気分の風によって安全度が上下する危険地帯である。
時間に緩急をつけられて、はや一週間。美紀の嘘告白事件も、金欠解除も同じ期間だったことを思うと、薄味の週だった。成瀬がもう二、三人増えれば、また面倒ごとが多くなっていたのだろうか。
(……授業、終わった……)
やる気のない教師は、チャイムが鳴る前から生徒達に自由を許している。教室の空気が、そう強要している。高校配属ガチャガチャで外れを引くだけで、世紀末の一部を担当することになる教師もたいへんなのだろう。
高校は義務教育と違い、給食なるものは存在しない。弁当を持参するか、はたまた購買を利用するか、だ。美紀を空っぽにした主犯でありながら、金欠発見の立役者でもある。
(まともだったら、購買もアリなんだけど……)
朝に時間を割く手間を考えても、龍太郎は購買を避ける。危なっかしく、横切るのもはばかられる。
うるさい男女たちが掃かれたのを目安にして、龍太郎は隣の教室へ移った。ルール上は他教室への入室はタブーなのだが、守っている生徒は一人としていない。
いつもの場所へ目をやると、そこには指定席の少女、そしてもうひとり。
「……やっぱり、量少ない。ちゃんと食べてる?」
「お腹いっぱいじゃないけど……、前よりは」
トップ層の女子が、最下位ランクの少女を下僕にする光景だった。無音ビデオで撮影した限りでは。
校則破りの露出多め私服も多くいる中、成瀬はやはり固まった制服姿である。ルールの枠内で行動する彼女は、逆に尊敬を集めるのだろうか。
「あ、龍太郎クンだ。お金、中抜きしてたら許さないよ?」
「そのクレームは亜希に入れてほしいんだけど……。俺じゃなくって」
「あいかわらず、セリフが固い! ……どうせなら、『成瀬様』とか『成瀬閣下』とか、敬語を使ってみたら?」
『閣下』がついているのに、違和感が仕事をしない。そう呼ばれるのは、国家元首くらいのものだろう。
遅れて反応した美紀は、手のひらを全開にしてくれていた。指の先端までピンク色、栄養が行きとどいている。制服でも、まんまるの瞳までは隠しきれない。
「……そうだ、美紀。購買でなにか買ってきてよ。お金はここにあるから」
パシリ大魔神が出した五百円玉に、美紀がたじろいだ。金銭感覚が変化するにも時間がかかるらしい。
「……購買の近く、行ったことある? あそこは……」
「ない。なに売ってるのかも知らないし」
無知は罪だ。容易に煽動になびかれやすく、いい操り駒として機能してしまう。成瀬単独だとなんとかなってしまう現状があるからなのだろうが、肉体的に強くない少女を派遣できるほど購買は安全でない。
(あそこ、この高校の上回が牛耳ってる、って噂だからな……)
値段そのものは適正だが、実際の売りあげとは乖離がある。会計で高額請求される、後出しじゃんけん型ぼったくり購買なのだ。引っかかれば、金を払うかヤキを入れられるか、だ。拒否権はない。
「……あの購買は、あとでぼったくることで有名なところ。一年の男子すら、青あざをいくつもつけて帰ってきたらしいから……」
「女子が行ったら、何もない……ってことか……。成瀬が行けばなんとかなる?」
「それは多分そう。想像してるよりもぼったくられないと思う」
「……褒められてる気がしない……。美紀がいなかったら、キミにマークつけて、あとで論破してやるのに……」
まだまだ心もとない少女に寄りそう成瀬を眺めていると、積極的活動家だったことを忘れてしまう。彼女は高校の学年トップに君臨しており、行動も付随してくる。美紀をパシリさせようとしていたことは事実である。
(……やっぱり、女王様は女王様なのか……)
女王様にも、弱者に苛烈な制裁を加える独裁者タイプと、性格が生きている天然支配者タイプの二種類がある。成瀬は後者で、生まれながらにトップを目指す素質の備わった次期生徒会長候補だった。
「……そんなわけだから、やっぱりお使いはなし! 美紀、おすわり!」
「まぎらわしい言いかただなぁ……」
おすわりとは、着席のこと。犬の真似をしろ、という意味ではない。言いかたは厳しいが、周りを気にしてのことだ。
成瀬を一人で対応する少女のことをねぎらおうと、龍太郎は未着手のおにぎり一球をビニールから取りだそうとした。
はげかかった木目の板が、背に見えていた。
「……あれ、美紀は? すり抜けたら、気づきそうなもんだけどな……」
成瀬の手から、五百円玉が姿を消していた。
「……龍太郎クン、購買、行くよ」
さきほどまでの形式的な威圧でなく、命令の一言。迷う隙を与えない言葉に龍太郎は救われた。
「……あーのドジっ子、人の話は聞きなさい、って親に教わらなかった……。親がイカれてるから仕方ないか」
自我を突き通すアナタが説教する権利はない、とツッコむのは後日にしておく。
教室は二階、購買も二階。文字通りパシリとして行動すれば、すぐ着いてしまう。人が近寄らないエリアなこともあって、いつもなら憎たらしい二軍層の妨害も望めない。
成瀬が先頭に立ち、ごったがえす一年生の中にできた道を駆ける。進行を邪魔するまいと避けてくれるのはありがたい。
(……こういう噂、ふつうは冗談っぽく聞き流すものだけど……)
美紀に心の傷を負わせてはならない。せっかく整った舞台が、また下積みからやり直しになる。彼女の古傷が塞がりきっていない今、人間不信の危機にでも晒されようものなら。
『高校購買部 下級生歓迎!』
部屋前の段ボール看板と、部屋の中に並べられている適当な種類の総菜パン。一見、落とし穴は見つからない。
美紀は、すでに品物をレジを通していた。包装にはられている値段シールと会計を、交互に見比べていた。
「……まずねぇ、誤魔化そうと思われちゃ困るわけよ。そのコイン一枚で、何を買おうっていうの?」
「……貼ってある値札と、合計が……」
値札をなぞる指は、自信なさげに曲がっている。
「小学生の計算もできないのか、お前は……。そうか、だからこんな高校に来てるのか! なるほど!」
目にも当てられない。筋肉から筋肉が生えている上級生らしき男子二人に、美紀がいわれのない濡れ衣で窒息させかけられていた。
少女の右手は、男に逮捕されていた。彼女でなくとも、十七、八歳の男の握力からは逃げられないだろう。
肩書がなにであろうと、美紀に手をあげる悪徳を許してはならない。権力に屈服しない、という正統派の正義ではなく、『美紀を守る』正義である。
龍太郎は女王に先んじて、権力を乱用する腕に待ったをかけた。
「……その子、美紀っていうんだけど。あんたたち、何の権限があって手をかけてる?」
待ったをかけたかった。
上級生、それも屈強な異性に啖呵を切ったのは、向かうところ敵なしの女王様だった。手を出されない距離を維持しつつ、男と正面から向き合っていた。
(……その勇気、どこから出てくるんだろう……)
勢いで突っ込んで対処できる相手でないことは、トップへの上り詰め方を知っている成瀬がよく分かっている。下手を打つと、失脚すらしかねない。
感情で行動する時機であることを理解していても、目前の恐怖に抗う瞬発力は出せなかった。格上のものに立ちむかう力の源泉が、龍太郎にも欲しい。
遅ればせながら、龍太郎ものぼり旗を掲げる。
「そうだよ。美紀が何したって言うんだよ」
文面の威勢のわりに、ふがいない名乗りになってしまった。我ながら情けない。
長机の後ろにつっ立つ二人組は、強風に吹かれた顔になった。下級生からの反抗を受けるとは思わなかったのだろう。
「……これはまた、元気なお客さんやなぁ。口先だけよくっても、会計をごまかすのはいただけないんじゃないのかい? この、ミキ? は値札に見合ったお金を持ってなかったんだから」
美紀は手首を拘束されたまま、脱出できていない。目の筋が収縮して、ひるむ猫になっていた。
よそ見で包装の値札を確認すると、それぞれ三百円、百八十円。税込みなので、いたって優良な購買利用者だ。ツヤのある長髪も持ち味の少女に落ち度はない。
腕力勝負で勝てるとは、彼女の頭の辞書にも載っていまい。豊富な戦術書を読みあさって、いかなる戦術を繰りだすのか。
これまで前面を張っていた成瀬が、脇に引きさがった。
「……知ってる? この子は山下りくん。中学からブイブイ言わしてた子で、『上級生なんかチリメンジャコ、雑魚と一緒』って豪語してたんだから」
え?
「ああ? 舐めた口聞いたな……? この拳が誰だか分かってるのか?」
舐め腐ったなまぬるい雰囲気が、業務用冷凍庫に一変した。表面をなでられるのは我慢できても、中身をエグられたとたんに爆発する電子レンジゆで卵だったようだ。
龍太郎を犠牲者に推薦した悪女と、仲間割れを起こしかけた。
「山下りくん、走れ!」
拳を構えたことで解放された美紀は、もう残像になっていた。
もっとも、校庭は低カーストを排除する気色が強く、気分の風によって安全度が上下する危険地帯である。
時間に緩急をつけられて、はや一週間。美紀の嘘告白事件も、金欠解除も同じ期間だったことを思うと、薄味の週だった。成瀬がもう二、三人増えれば、また面倒ごとが多くなっていたのだろうか。
(……授業、終わった……)
やる気のない教師は、チャイムが鳴る前から生徒達に自由を許している。教室の空気が、そう強要している。高校配属ガチャガチャで外れを引くだけで、世紀末の一部を担当することになる教師もたいへんなのだろう。
高校は義務教育と違い、給食なるものは存在しない。弁当を持参するか、はたまた購買を利用するか、だ。美紀を空っぽにした主犯でありながら、金欠発見の立役者でもある。
(まともだったら、購買もアリなんだけど……)
朝に時間を割く手間を考えても、龍太郎は購買を避ける。危なっかしく、横切るのもはばかられる。
うるさい男女たちが掃かれたのを目安にして、龍太郎は隣の教室へ移った。ルール上は他教室への入室はタブーなのだが、守っている生徒は一人としていない。
いつもの場所へ目をやると、そこには指定席の少女、そしてもうひとり。
「……やっぱり、量少ない。ちゃんと食べてる?」
「お腹いっぱいじゃないけど……、前よりは」
トップ層の女子が、最下位ランクの少女を下僕にする光景だった。無音ビデオで撮影した限りでは。
校則破りの露出多め私服も多くいる中、成瀬はやはり固まった制服姿である。ルールの枠内で行動する彼女は、逆に尊敬を集めるのだろうか。
「あ、龍太郎クンだ。お金、中抜きしてたら許さないよ?」
「そのクレームは亜希に入れてほしいんだけど……。俺じゃなくって」
「あいかわらず、セリフが固い! ……どうせなら、『成瀬様』とか『成瀬閣下』とか、敬語を使ってみたら?」
『閣下』がついているのに、違和感が仕事をしない。そう呼ばれるのは、国家元首くらいのものだろう。
遅れて反応した美紀は、手のひらを全開にしてくれていた。指の先端までピンク色、栄養が行きとどいている。制服でも、まんまるの瞳までは隠しきれない。
「……そうだ、美紀。購買でなにか買ってきてよ。お金はここにあるから」
パシリ大魔神が出した五百円玉に、美紀がたじろいだ。金銭感覚が変化するにも時間がかかるらしい。
「……購買の近く、行ったことある? あそこは……」
「ない。なに売ってるのかも知らないし」
無知は罪だ。容易に煽動になびかれやすく、いい操り駒として機能してしまう。成瀬単独だとなんとかなってしまう現状があるからなのだろうが、肉体的に強くない少女を派遣できるほど購買は安全でない。
(あそこ、この高校の上回が牛耳ってる、って噂だからな……)
値段そのものは適正だが、実際の売りあげとは乖離がある。会計で高額請求される、後出しじゃんけん型ぼったくり購買なのだ。引っかかれば、金を払うかヤキを入れられるか、だ。拒否権はない。
「……あの購買は、あとでぼったくることで有名なところ。一年の男子すら、青あざをいくつもつけて帰ってきたらしいから……」
「女子が行ったら、何もない……ってことか……。成瀬が行けばなんとかなる?」
「それは多分そう。想像してるよりもぼったくられないと思う」
「……褒められてる気がしない……。美紀がいなかったら、キミにマークつけて、あとで論破してやるのに……」
まだまだ心もとない少女に寄りそう成瀬を眺めていると、積極的活動家だったことを忘れてしまう。彼女は高校の学年トップに君臨しており、行動も付随してくる。美紀をパシリさせようとしていたことは事実である。
(……やっぱり、女王様は女王様なのか……)
女王様にも、弱者に苛烈な制裁を加える独裁者タイプと、性格が生きている天然支配者タイプの二種類がある。成瀬は後者で、生まれながらにトップを目指す素質の備わった次期生徒会長候補だった。
「……そんなわけだから、やっぱりお使いはなし! 美紀、おすわり!」
「まぎらわしい言いかただなぁ……」
おすわりとは、着席のこと。犬の真似をしろ、という意味ではない。言いかたは厳しいが、周りを気にしてのことだ。
成瀬を一人で対応する少女のことをねぎらおうと、龍太郎は未着手のおにぎり一球をビニールから取りだそうとした。
はげかかった木目の板が、背に見えていた。
「……あれ、美紀は? すり抜けたら、気づきそうなもんだけどな……」
成瀬の手から、五百円玉が姿を消していた。
「……龍太郎クン、購買、行くよ」
さきほどまでの形式的な威圧でなく、命令の一言。迷う隙を与えない言葉に龍太郎は救われた。
「……あーのドジっ子、人の話は聞きなさい、って親に教わらなかった……。親がイカれてるから仕方ないか」
自我を突き通すアナタが説教する権利はない、とツッコむのは後日にしておく。
教室は二階、購買も二階。文字通りパシリとして行動すれば、すぐ着いてしまう。人が近寄らないエリアなこともあって、いつもなら憎たらしい二軍層の妨害も望めない。
成瀬が先頭に立ち、ごったがえす一年生の中にできた道を駆ける。進行を邪魔するまいと避けてくれるのはありがたい。
(……こういう噂、ふつうは冗談っぽく聞き流すものだけど……)
美紀に心の傷を負わせてはならない。せっかく整った舞台が、また下積みからやり直しになる。彼女の古傷が塞がりきっていない今、人間不信の危機にでも晒されようものなら。
『高校購買部 下級生歓迎!』
部屋前の段ボール看板と、部屋の中に並べられている適当な種類の総菜パン。一見、落とし穴は見つからない。
美紀は、すでに品物をレジを通していた。包装にはられている値段シールと会計を、交互に見比べていた。
「……まずねぇ、誤魔化そうと思われちゃ困るわけよ。そのコイン一枚で、何を買おうっていうの?」
「……貼ってある値札と、合計が……」
値札をなぞる指は、自信なさげに曲がっている。
「小学生の計算もできないのか、お前は……。そうか、だからこんな高校に来てるのか! なるほど!」
目にも当てられない。筋肉から筋肉が生えている上級生らしき男子二人に、美紀がいわれのない濡れ衣で窒息させかけられていた。
少女の右手は、男に逮捕されていた。彼女でなくとも、十七、八歳の男の握力からは逃げられないだろう。
肩書がなにであろうと、美紀に手をあげる悪徳を許してはならない。権力に屈服しない、という正統派の正義ではなく、『美紀を守る』正義である。
龍太郎は女王に先んじて、権力を乱用する腕に待ったをかけた。
「……その子、美紀っていうんだけど。あんたたち、何の権限があって手をかけてる?」
待ったをかけたかった。
上級生、それも屈強な異性に啖呵を切ったのは、向かうところ敵なしの女王様だった。手を出されない距離を維持しつつ、男と正面から向き合っていた。
(……その勇気、どこから出てくるんだろう……)
勢いで突っ込んで対処できる相手でないことは、トップへの上り詰め方を知っている成瀬がよく分かっている。下手を打つと、失脚すらしかねない。
感情で行動する時機であることを理解していても、目前の恐怖に抗う瞬発力は出せなかった。格上のものに立ちむかう力の源泉が、龍太郎にも欲しい。
遅ればせながら、龍太郎ものぼり旗を掲げる。
「そうだよ。美紀が何したって言うんだよ」
文面の威勢のわりに、ふがいない名乗りになってしまった。我ながら情けない。
長机の後ろにつっ立つ二人組は、強風に吹かれた顔になった。下級生からの反抗を受けるとは思わなかったのだろう。
「……これはまた、元気なお客さんやなぁ。口先だけよくっても、会計をごまかすのはいただけないんじゃないのかい? この、ミキ? は値札に見合ったお金を持ってなかったんだから」
美紀は手首を拘束されたまま、脱出できていない。目の筋が収縮して、ひるむ猫になっていた。
よそ見で包装の値札を確認すると、それぞれ三百円、百八十円。税込みなので、いたって優良な購買利用者だ。ツヤのある長髪も持ち味の少女に落ち度はない。
腕力勝負で勝てるとは、彼女の頭の辞書にも載っていまい。豊富な戦術書を読みあさって、いかなる戦術を繰りだすのか。
これまで前面を張っていた成瀬が、脇に引きさがった。
「……知ってる? この子は山下りくん。中学からブイブイ言わしてた子で、『上級生なんかチリメンジャコ、雑魚と一緒』って豪語してたんだから」
え?
「ああ? 舐めた口聞いたな……? この拳が誰だか分かってるのか?」
舐め腐ったなまぬるい雰囲気が、業務用冷凍庫に一変した。表面をなでられるのは我慢できても、中身をエグられたとたんに爆発する電子レンジゆで卵だったようだ。
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