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21真っ赤なドラゴンの秘密 キレイな夕日の秘密
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「ピリリ、ピリリ」
「ポーポー、ポーポー」
「チュチョッ、チュチョッ」
「キーコ、キーコ」
「チチチチチ、チチチチチ」
鳥たちがいっせいに上げ始めた鳴き声にはっとして空を見上げれば、赤に近い濃いオレンジ色、空と雲をもしっかりと染め上げた夕日が目の前に現れた。
「うわぁ」
二回目でもこの感動を味わえるのはスゴい。
けれど、なんとなく違和感があるのは気のせいなのか。
昨日はとつぜんすぎて気づかなかったが、鳥たちの鳴き声は危険を知らせてくれているような、せっぱつまったニュアンスの鳴き方だ。
加えて、「ゴオォォォ」という音が近くで聞こえ、自然と気になったそちらへと視線が移っていく。
「ん?どうかした?」
「い、今の」
「あぁ、ごめんびっくりさせちゃった?
今とってきた魚を今夜はグリルにしようかと思って火を通してたんだ」
視線の先には、いつの間に帰ってきていたのか、ドラゴンの姿があった。
ドラゴンの吹く火。
それと夕日が重なった部分が、空と雲を濃いオレンジ色に染め上げられている。
「……赤い夕日の正体はこれだったのか」
「ん? なになに?」
「いいえ、こっちの話です。おかえりなさい」
鳥たちはキレイな夕日がでていることを教えてくれているわけではなかった。
私がさっき聞いた「ゴオォォォ」という音と振動に驚いていたのだ。
通りですぐにキレイな夕日が消えてしまうはずだ。
あのキレイな夕日はドラゴンの火が夕日と重なって出来る、その時だけしか見られないものなのだから。
「世の中、知らないことの方が幸せなこともありますよね」
「んん?」
ドラゴンが首を傾げる横で、私はうんうんと一人しきりに頷いたのだった。
「ポーポー、ポーポー」
「チュチョッ、チュチョッ」
「キーコ、キーコ」
「チチチチチ、チチチチチ」
鳥たちがいっせいに上げ始めた鳴き声にはっとして空を見上げれば、赤に近い濃いオレンジ色、空と雲をもしっかりと染め上げた夕日が目の前に現れた。
「うわぁ」
二回目でもこの感動を味わえるのはスゴい。
けれど、なんとなく違和感があるのは気のせいなのか。
昨日はとつぜんすぎて気づかなかったが、鳥たちの鳴き声は危険を知らせてくれているような、せっぱつまったニュアンスの鳴き方だ。
加えて、「ゴオォォォ」という音が近くで聞こえ、自然と気になったそちらへと視線が移っていく。
「ん?どうかした?」
「い、今の」
「あぁ、ごめんびっくりさせちゃった?
今とってきた魚を今夜はグリルにしようかと思って火を通してたんだ」
視線の先には、いつの間に帰ってきていたのか、ドラゴンの姿があった。
ドラゴンの吹く火。
それと夕日が重なった部分が、空と雲を濃いオレンジ色に染め上げられている。
「……赤い夕日の正体はこれだったのか」
「ん? なになに?」
「いいえ、こっちの話です。おかえりなさい」
鳥たちはキレイな夕日がでていることを教えてくれているわけではなかった。
私がさっき聞いた「ゴオォォォ」という音と振動に驚いていたのだ。
通りですぐにキレイな夕日が消えてしまうはずだ。
あのキレイな夕日はドラゴンの火が夕日と重なって出来る、その時だけしか見られないものなのだから。
「世の中、知らないことの方が幸せなこともありますよね」
「んん?」
ドラゴンが首を傾げる横で、私はうんうんと一人しきりに頷いたのだった。
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