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帰還 〜ポーレット〜
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ナギのライアーの音色を聞いたガーデンの植物達がキラキラしているのに驚いていたボーと一緒になって木々の中へ入っていった。
「イオリさん達がいない間も掃除やらして手を入れていたんですよ。
何か必要な物があれば言ってくださいや。」
そう話すボーにイオリはお礼を言い腰バックから、魔の森で採取してきた新しいハーブの種や苗を渡した。
「気を使ってくれて有難うございます。
また、お世話になります。
これ、手に入れたバーブです。
チコリとサフランは料理に使えますし、シトロネラは害虫対策に使えますよ。」
「これはまあ、嬉しいお土産だ!
早速、調べてから植えてみます。」
到着したイオリ達のエリアに来るとヒューゴとニナはキョロキョロとした。
竈門とテーブルがあるその場所には家というものがない。
「ここなのか?」
「はい。我々には魔法のテントという立派な家がありますから。」
「なるほどな。」そう呟き頷くとヒューゴは子供達とテントを張り出した。
「これなら、慣れ親しんだ暮らしが出来るな。
うん。良いな。」
腰に手をやりヒューゴが微笑んだ。
「これ!石窯!!イオリとボーさんが作ったの。」
スコルが指を刺しながら説明した。
「こっちはテーブルとイス!晴れてる日はココでご飯食べるよ。
ヴァルト達も来るから大きいの。」
今度はパティが指差した。
「ニナ用の作らないとな。」
そう言うイオリにボーも頷いた。
「コレはブランコ!お部屋のも良いけど、ぼくはお外のも好き!」
最後にナギがブランコを指差した。
「想像していたより、面白い暮らしをしていたんだな。
冒険者の俺達には丁度良い。」
満足そうに頷くヒューゴにイオリ達も嬉しくなった。
「さぁ、お出かけの準備して!
ヒューゴさん達のお皿や防具を買いに行かなきゃいけないし、グラトニー商会に行かないと。」
「「「はーい!」」」
そう言うと、テントに入って行く子供達を見送った。
「アーベルさんに会いにいきましょう。」
イオリの笑顔にヒューゴがどこか緊張したように頷いた。
準備をして出てきた子供達はお揃いに決めていた。
スコルはオフホワイトのシャツに茶色のチェックの細身のズボンをブーツインして現れ
パティは同じチェックのサロペットのフレアスカートにブーツ
ナギは同じチェックのサロペットのショートパンツにショートブーツ
ニナは胸元だけオフホワイトの全身チェックのワンピースにショートブーツだった。
「はは!それはダグスクの洋服屋さんで買ったのだね。
みんな似合ってるよ。」
イオリに褒められて子供達は嬉しそうにした。
その後は様子も見にきた執事のクリストフと侍女頭モーナの手によって髪を整われた子供達は満足気だった。
「イオリとヒューゴは?」
「俺はいつものでいいよ。」
「俺も。」
イオリはお馴染み黒の装いでヒューゴは茶とモスグリーンの色合いだった。
「えー!つまんなーい!」
頬を膨らますパティに苦笑しながらイオリはゼンとソル、アウラに合図を送って歩き出した。
「置いてくよー。」
「「「待ってー!!」」」
ポーレット公爵家の裏庭にある木々の中も賑わいを取り戻したようだった。
「イオリさん達がいない間も掃除やらして手を入れていたんですよ。
何か必要な物があれば言ってくださいや。」
そう話すボーにイオリはお礼を言い腰バックから、魔の森で採取してきた新しいハーブの種や苗を渡した。
「気を使ってくれて有難うございます。
また、お世話になります。
これ、手に入れたバーブです。
チコリとサフランは料理に使えますし、シトロネラは害虫対策に使えますよ。」
「これはまあ、嬉しいお土産だ!
早速、調べてから植えてみます。」
到着したイオリ達のエリアに来るとヒューゴとニナはキョロキョロとした。
竈門とテーブルがあるその場所には家というものがない。
「ここなのか?」
「はい。我々には魔法のテントという立派な家がありますから。」
「なるほどな。」そう呟き頷くとヒューゴは子供達とテントを張り出した。
「これなら、慣れ親しんだ暮らしが出来るな。
うん。良いな。」
腰に手をやりヒューゴが微笑んだ。
「これ!石窯!!イオリとボーさんが作ったの。」
スコルが指を刺しながら説明した。
「こっちはテーブルとイス!晴れてる日はココでご飯食べるよ。
ヴァルト達も来るから大きいの。」
今度はパティが指差した。
「ニナ用の作らないとな。」
そう言うイオリにボーも頷いた。
「コレはブランコ!お部屋のも良いけど、ぼくはお外のも好き!」
最後にナギがブランコを指差した。
「想像していたより、面白い暮らしをしていたんだな。
冒険者の俺達には丁度良い。」
満足そうに頷くヒューゴにイオリ達も嬉しくなった。
「さぁ、お出かけの準備して!
ヒューゴさん達のお皿や防具を買いに行かなきゃいけないし、グラトニー商会に行かないと。」
「「「はーい!」」」
そう言うと、テントに入って行く子供達を見送った。
「アーベルさんに会いにいきましょう。」
イオリの笑顔にヒューゴがどこか緊張したように頷いた。
準備をして出てきた子供達はお揃いに決めていた。
スコルはオフホワイトのシャツに茶色のチェックの細身のズボンをブーツインして現れ
パティは同じチェックのサロペットのフレアスカートにブーツ
ナギは同じチェックのサロペットのショートパンツにショートブーツ
ニナは胸元だけオフホワイトの全身チェックのワンピースにショートブーツだった。
「はは!それはダグスクの洋服屋さんで買ったのだね。
みんな似合ってるよ。」
イオリに褒められて子供達は嬉しそうにした。
その後は様子も見にきた執事のクリストフと侍女頭モーナの手によって髪を整われた子供達は満足気だった。
「イオリとヒューゴは?」
「俺はいつものでいいよ。」
「俺も。」
イオリはお馴染み黒の装いでヒューゴは茶とモスグリーンの色合いだった。
「えー!つまんなーい!」
頬を膨らますパティに苦笑しながらイオリはゼンとソル、アウラに合図を送って歩き出した。
「置いてくよー。」
「「「待ってー!!」」」
ポーレット公爵家の裏庭にある木々の中も賑わいを取り戻したようだった。
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