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新たな旅 ー王都ー
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王族が席についた事で一層輝く名庭エトワール。
テーブルには華やいだティーセットが並び、フルーツや砂糖、蜂蜜などの甘味が並ぶ。
「本当に菓子とかないんですね。」
イオリがコソッと耳打ちするとノアは困った様に微笑んだ。
「砂糖は貴重なものだからなか。何かに混ぜて使うなど我々もイオリに教えてもらった。
ポーレット以外の貴族も、さぞ驚く事だろうな。」
メイド達の働きより紅茶が行き届くと王妃が立ち上がり話し始めた。
「本日は私のお茶会にお越しくださり嬉しく思います。
何よりもご多忙な陛下と陽が輝く時間にゆったりと時間を持てることが幸せです。
今日は久しぶりの家族の顔も見ることができて悦ばしい事です。
さぁ、素敵な時間を楽しみましょう。」
拍手が起きると王妃は席に座り、笑顔で国王陛下に紅茶を注いだ。
陛下も嬉しそうだ。
しばらく穏やかな時間が過ぎ、王室一家がポーレット公爵一家と楽しく話しているとソワソワしている貴族が数名現れた。
「陛下。
ヘイズ伯爵がご挨拶したいと・・・。」
従者が耳打ちすると陛下は王妃に顔を向けた。
「今日はソナタの茶会だ。
好きにすると良い。」
「それでは、お越しいただきましょう。」
ニッコリ微笑むと王妃シシリアは従者に頷いた。
しばらくすると従者と共にやってきたヘイズ伯爵は恭しく頭を下げた。
「陛下、妃殿下におかれまして本日は良き日にご招待頂きましてありがとうございます。
本日はポーレット公爵ご家族もお揃いと眼福に恵まれましてございます。」
それに対して苦笑気味の国王アルフレッドは頷いた。
「世事は良い。
王都にいながらも会う事も少ないな。
ヘイズ。元気にしておったか?」
「はっ。職責に励んでおります。」
「それで?手に持っているのは何だ?」
「はっ。ポーレットで流行り、王都にも流れてきております。
お菓子にございます。
ポーレット公爵には説明も入りませんでしょうが、砂糖を使用して作られた紅茶に合う食べ物。
レシピを取り寄せまして当家の料理人が作りましてございます。
我が家でも大層人気でして、是非にも陛下・妃殿下にご賞味いただきたく持って参りました。」
嬉々として差し出す籠に国王は従者に目を送った。
「お受け取りします。
お試しする前に確認させて頂きます。」
「勿論です。どうぞ。」
籠の中にクッキーが入ってるのを見てオルガ夫人が微笑みポーレット公爵が頷いた。
「確かにクッキーだな。
口の中でホロけて紅茶に合うんだ。
我々は手放せなくなっている。
よく、調べてくれたものだ。」
褒めの言葉にヘイズ伯爵は嬉しそうに頭を下げた。
「ありがとうございます。
当家の料理人も最初は戸惑っておりましたが試してみたところ、あまりの美味故に驚いた次第で。
ポーレットではなぜこの様な物を?」
「さあな。
幸運に恵まれたと聞いている。
王妃殿下に気に入っていただけるだろう。
我々は日持ちが心配で用意出来なかったのだ。
感謝するヘイズ伯爵。」
ポーレット公爵に礼を言われ、ニッコリ顔にヘイズ伯爵は「お役に立てて」と頭を下げた。
従者により、調べが終わると皿に並べられたクッキーがお目見えした。
「ほう・・・。
コレが?どれ。一つ試してみるか。」
国王アルフレッドは楽しげにクッキーを割って口に入れると嬉しそうに微笑んだ。
「なんとも、美味いな。
シシィも試すと良い。きっと気にいるぞ。」
国王自ら王妃の口に入れると、貴族令嬢達が嬉々とした声を上げた。
「・・・。まぁ、なんて美味しいの。
コレがポーレットでは?」
「ええ、砂糖の供給ができる様になりましてね。
当たり前に市民達も楽しんでいますよ。」
ポーレット公爵の言葉に茶会に出席する貴族達が驚きの声を上げた。
「砂糖を市民が・・・?」
「しかし、ポーレット公爵がおっしゃる事、嘘ではあるまい。」
ザワザワする茶会の中で、ヘイズ伯爵に遅れをとった貴族達が我も我もも国王のテーブルに集まり、ポーレットで得たレシピを披露するのだった。
テーブルには華やいだティーセットが並び、フルーツや砂糖、蜂蜜などの甘味が並ぶ。
「本当に菓子とかないんですね。」
イオリがコソッと耳打ちするとノアは困った様に微笑んだ。
「砂糖は貴重なものだからなか。何かに混ぜて使うなど我々もイオリに教えてもらった。
ポーレット以外の貴族も、さぞ驚く事だろうな。」
メイド達の働きより紅茶が行き届くと王妃が立ち上がり話し始めた。
「本日は私のお茶会にお越しくださり嬉しく思います。
何よりもご多忙な陛下と陽が輝く時間にゆったりと時間を持てることが幸せです。
今日は久しぶりの家族の顔も見ることができて悦ばしい事です。
さぁ、素敵な時間を楽しみましょう。」
拍手が起きると王妃は席に座り、笑顔で国王陛下に紅茶を注いだ。
陛下も嬉しそうだ。
しばらく穏やかな時間が過ぎ、王室一家がポーレット公爵一家と楽しく話しているとソワソワしている貴族が数名現れた。
「陛下。
ヘイズ伯爵がご挨拶したいと・・・。」
従者が耳打ちすると陛下は王妃に顔を向けた。
「今日はソナタの茶会だ。
好きにすると良い。」
「それでは、お越しいただきましょう。」
ニッコリ微笑むと王妃シシリアは従者に頷いた。
しばらくすると従者と共にやってきたヘイズ伯爵は恭しく頭を下げた。
「陛下、妃殿下におかれまして本日は良き日にご招待頂きましてありがとうございます。
本日はポーレット公爵ご家族もお揃いと眼福に恵まれましてございます。」
それに対して苦笑気味の国王アルフレッドは頷いた。
「世事は良い。
王都にいながらも会う事も少ないな。
ヘイズ。元気にしておったか?」
「はっ。職責に励んでおります。」
「それで?手に持っているのは何だ?」
「はっ。ポーレットで流行り、王都にも流れてきております。
お菓子にございます。
ポーレット公爵には説明も入りませんでしょうが、砂糖を使用して作られた紅茶に合う食べ物。
レシピを取り寄せまして当家の料理人が作りましてございます。
我が家でも大層人気でして、是非にも陛下・妃殿下にご賞味いただきたく持って参りました。」
嬉々として差し出す籠に国王は従者に目を送った。
「お受け取りします。
お試しする前に確認させて頂きます。」
「勿論です。どうぞ。」
籠の中にクッキーが入ってるのを見てオルガ夫人が微笑みポーレット公爵が頷いた。
「確かにクッキーだな。
口の中でホロけて紅茶に合うんだ。
我々は手放せなくなっている。
よく、調べてくれたものだ。」
褒めの言葉にヘイズ伯爵は嬉しそうに頭を下げた。
「ありがとうございます。
当家の料理人も最初は戸惑っておりましたが試してみたところ、あまりの美味故に驚いた次第で。
ポーレットではなぜこの様な物を?」
「さあな。
幸運に恵まれたと聞いている。
王妃殿下に気に入っていただけるだろう。
我々は日持ちが心配で用意出来なかったのだ。
感謝するヘイズ伯爵。」
ポーレット公爵に礼を言われ、ニッコリ顔にヘイズ伯爵は「お役に立てて」と頭を下げた。
従者により、調べが終わると皿に並べられたクッキーがお目見えした。
「ほう・・・。
コレが?どれ。一つ試してみるか。」
国王アルフレッドは楽しげにクッキーを割って口に入れると嬉しそうに微笑んだ。
「なんとも、美味いな。
シシィも試すと良い。きっと気にいるぞ。」
国王自ら王妃の口に入れると、貴族令嬢達が嬉々とした声を上げた。
「・・・。まぁ、なんて美味しいの。
コレがポーレットでは?」
「ええ、砂糖の供給ができる様になりましてね。
当たり前に市民達も楽しんでいますよ。」
ポーレット公爵の言葉に茶会に出席する貴族達が驚きの声を上げた。
「砂糖を市民が・・・?」
「しかし、ポーレット公爵がおっしゃる事、嘘ではあるまい。」
ザワザワする茶会の中で、ヘイズ伯爵に遅れをとった貴族達が我も我もも国王のテーブルに集まり、ポーレットで得たレシピを披露するのだった。
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