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旅路〜デザリア・王宮〜
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「感謝する!!」
ゴンっ!
テーブルに頭を打ち付け頭を下げるギルマス・ウェッジにイオリはドン引きだ。
そんなギルマスに構う事なくサブマス・フォートナムも側で頭を下げていた。
「お役に立てて良かったです。
・・・おでこ大丈夫ですか?」
額を真っ赤にしても気にせずにギルマスは嬉しそうだった。
「もう暫くしたら、ダンジョンに入る許可も降りるだろう。
冒険者達が戻ってきて騒がしいが、これがデザリアだ。
本当によかった。」
安堵からなのだろうか、以前に会った時よりもギルマスは艶やかな顔をしていた。
「報告はシモンから受けている。
あの日は俺達も神鳥の出現を見ていた。
奇跡を見ているようだったよ。
まさか、“願いの叶える鳥”がいたとはな・・・。」
この様子じゃ、シモン・ヤティムからバシラ・フレールの事も聞いているのだろう。
ダンジョンが人間を拒んだのも姫様の所為じゃないと分かっているはずだ。
それでも、彼ら国民のバシラ・フレールへの不信はすぐには晴れないだろう。
これはイオリが口出す話じゃない。
時間をかけて王家がバシラ・フレールの名誉を回復するだろう。
「シモンに聞いた。
“エルフの里の戦士”とやり合ったって?」
「はい。
彼らとは初めてじゃないんで、なんとか対処できました。
今は王宮で厳格に拘束されているとか。
あとは国にお任せしますよ。」
「そうだな。
奴らに関しては俺達も手に余る。
確保してくれて良かった。」
ギルマス・ウェッジが手を出すとフォートナムが書類を差し出した。
「今回の報酬だ。
確認してくれ。」
それをイオリではなくヒューゴが受け取った。
「・・・確かに。
イオリが受け付けろよ。」
「はい。
旅の支度に使いましょう。
砂漠の旅には入念に準備が必要なようですし。」
「そうだな。
馬車にも改造が必要なんだろう?」
2人が話している間、子供達は小腹を満たしている。
興味があるのかジッと見つめるギルマスにスコルがクッキーを差し出すと嬉しそうに手を伸ばした。
「ところで、イオリ様。
シモン様から最終の部屋でジョムシードの討伐に成功したと聞きました。
・・・部位を打っていただくというのは・・・ダメでしょうか?」
以前よりも物腰が低くなっているフォートナムはイオリ達の認識を改めたのだろう。
「すみません。
半分はシモンさんにお譲りして、あと半分はアースガイルに持ち帰るつもりなんです。
他の魔獣ならお売りしますけど、それじゃダメですか?」
残念そうではあるが、ダンジョンの魔獣が手に入るとあってフォートナムは微笑んだ。
「ありがとうございます。
早速、お受け取りして査定いたします。」
ダンジョンの中で捕獲した大量の虫も防具や薬などに利用されるらしい、イオリ達とっては価値が低いために此処で買い取ってもらう事にした。
バッカスを出るまでに査定してもらえるという事で話がついた。
そんな中、ギルマスは問題が晴れたとあってご機嫌のようだった。
「うまっ!
アースガイルではこれが食えるのか!」
どうやら、クッキーがお気に召したようだ。
ゴンっ!
テーブルに頭を打ち付け頭を下げるギルマス・ウェッジにイオリはドン引きだ。
そんなギルマスに構う事なくサブマス・フォートナムも側で頭を下げていた。
「お役に立てて良かったです。
・・・おでこ大丈夫ですか?」
額を真っ赤にしても気にせずにギルマスは嬉しそうだった。
「もう暫くしたら、ダンジョンに入る許可も降りるだろう。
冒険者達が戻ってきて騒がしいが、これがデザリアだ。
本当によかった。」
安堵からなのだろうか、以前に会った時よりもギルマスは艶やかな顔をしていた。
「報告はシモンから受けている。
あの日は俺達も神鳥の出現を見ていた。
奇跡を見ているようだったよ。
まさか、“願いの叶える鳥”がいたとはな・・・。」
この様子じゃ、シモン・ヤティムからバシラ・フレールの事も聞いているのだろう。
ダンジョンが人間を拒んだのも姫様の所為じゃないと分かっているはずだ。
それでも、彼ら国民のバシラ・フレールへの不信はすぐには晴れないだろう。
これはイオリが口出す話じゃない。
時間をかけて王家がバシラ・フレールの名誉を回復するだろう。
「シモンに聞いた。
“エルフの里の戦士”とやり合ったって?」
「はい。
彼らとは初めてじゃないんで、なんとか対処できました。
今は王宮で厳格に拘束されているとか。
あとは国にお任せしますよ。」
「そうだな。
奴らに関しては俺達も手に余る。
確保してくれて良かった。」
ギルマス・ウェッジが手を出すとフォートナムが書類を差し出した。
「今回の報酬だ。
確認してくれ。」
それをイオリではなくヒューゴが受け取った。
「・・・確かに。
イオリが受け付けろよ。」
「はい。
旅の支度に使いましょう。
砂漠の旅には入念に準備が必要なようですし。」
「そうだな。
馬車にも改造が必要なんだろう?」
2人が話している間、子供達は小腹を満たしている。
興味があるのかジッと見つめるギルマスにスコルがクッキーを差し出すと嬉しそうに手を伸ばした。
「ところで、イオリ様。
シモン様から最終の部屋でジョムシードの討伐に成功したと聞きました。
・・・部位を打っていただくというのは・・・ダメでしょうか?」
以前よりも物腰が低くなっているフォートナムはイオリ達の認識を改めたのだろう。
「すみません。
半分はシモンさんにお譲りして、あと半分はアースガイルに持ち帰るつもりなんです。
他の魔獣ならお売りしますけど、それじゃダメですか?」
残念そうではあるが、ダンジョンの魔獣が手に入るとあってフォートナムは微笑んだ。
「ありがとうございます。
早速、お受け取りして査定いたします。」
ダンジョンの中で捕獲した大量の虫も防具や薬などに利用されるらしい、イオリ達とっては価値が低いために此処で買い取ってもらう事にした。
バッカスを出るまでに査定してもらえるという事で話がついた。
そんな中、ギルマスは問題が晴れたとあってご機嫌のようだった。
「うまっ!
アースガイルではこれが食えるのか!」
どうやら、クッキーがお気に召したようだ。
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