無能職の一人旅

白くまきゅん

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「さて…」

そろそろ行きますか

『お?もう行くのかい?』

««行っちゃうの?»»

精霊王さんと精霊がそう言ってくる、

「ん、だからまたね?」

『そっか、また来てね』

«ついて行きたいー!»

«行きたい!»

どうやら精霊二人は僕についてきたいらしいです。

『あのね?この子は一人を好むからついて行っても良い気はしないと思うよ?』

そう言いながらこちらを向いてくる。

「うん、一人が良い」

『ほらね?』

«むー、わかった»

«うー、嫌なことはだめ»

『いい子たちだ。んじゃ、いい旅を』

「ん」

しょんぼりしながらもわかってくれた。少しの罪悪感を感じながら僕は此処を離れた。

━━━━━━…

あれから程なく開けた道を歩いていると何かしらの看板?が別れ道の真ん中に刺さっていた。

←ヌーギア国
クライ山→

「ん~…よし!」

決めた方向を歩く、

━━━━━━━…

「次!身分証もしくはギルドカードを見せろ…通ってよし!」

そうして門をくぐり僕はヌーギア国に入った。

「おぉ、人いっぱい…」

これは…人酔いしそうだ、

「開けた場所…開けた場所…」

そう言いながら噴水が中央にある広場を見つけた。丁度人も少ないのでここで休憩をとることにする。

「―――ウォーターボール」

1口大の水を作りそれを飲む、

「ふぅ…」

「………(じぃー」

水を飲み一息ついてるとなんか女の子と男の子の二人にガン見されてた…え?なに?

「えっと…?」

「女?」

「え?」

いきなりなんですかね?
男の子はそう言うとこちらに寄ってきた。

「なぁ、俺たちにも水分けてくんねぇか?」

「え?…えっと、良いよ?」

「ありがと!」

男の子は喜びながら女の子の方に行って良いって言われたことを教えてるのかな?

「えっと、ほんとに良いんですか?」

「良いですよ。」

女の子は申し訳なさげにありがとうございます。っと言った。

「じゃ、出すよ。――――ウォーターボール」

二人の口に入りやすいぐらいの大きさにして水を出す。二人はそれを飲むとまた、ありがとうっと言ってその場を去っていった。

「……。さて、行こ」

それにしても知らない人に話しかけてあの子たち…大丈夫なのだろうか?…まぁ良いかな

「ついた。」

冒険者ギルド

「すみません冒険者ギルドに登録したいんですけど」

「はぁ?お前何歳だ?」

「10日ほど前に15になりました。」

「いやお前その身長で…ほんとに15か?」

僕の身長は15の平均より少し小さい、少し!小さいみたいで、多分この男性も僕が15に見えていないのだろうなと僕は思った。

「15です。で、登録良いですか?」

「…そうか、ほらこれが登録用紙だ」

その男性が紙を渡してくれる。

「あ、紙…」

「ん?あぁこれな?昔にこれを作り出す機械が遺跡で見つかってな?値段も安くなり俺たちでも手が届くまでの価格になったんだ、そんで今ではこうして一般的に使われている」

そうなんだ…。そして僕は貰った紙を見るそこには名前の欄と得意な戦闘武器と魔法を書く欄があった。

「ん~…(得意の武器…武術があるから基本全部ってことになるんだけど…よし!…次は魔法だけど…魔法はなしっと)」

そして僕は書いた登録用紙を男性の人に渡す。

「得意な武器は槍、魔法はなしか…よし、次にこの水晶に血を付けてくれ」

針を手渡される…うぐっ…痛いの嫌なんだけどなぁ…仕方ない、意を決して僕はプスっと針を指に指しその指で水晶に触れる

ピカッ

そうすると水晶は光だし水晶の下にあったなにかのカードに光が吸われていく

「よし、これで嬢ちゃんのカードの完成だ。ほれ、受け取れ」

「ありがと」

渡されたカードを見ると、

名前:シフ
ランクF
能力

ん?なんだろうこの能力っていうのは、スキルとか固有スキルとかではないのかな?…いや、もしかしてここではスキルや固有スキルなどはなく、能力って言うやつが一般的にあるものなのかもしれない…うーん…。

「さて、このギルドの仕組みについて説明するぞ?」

「あ、はい!お願いします。」

「まずは――――――」

━━━━━…

「さて、明日は図書館かな?」

男性から注意事項やルールなどを聞かされたあと僕は暗くなってきたこともあり宿を取り今日は寝ることにした。

「ふぁ…ん、寝よ…」
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