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気になるあいつ
気になるあいつ。でも嫌い23
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本屋巡りして、帰りの電車の中でしゃべり倒して、俺達が帰宅した頃には、とっぷりと日が暮れていた。
本屋で、俺が購入したのは、ファンタジー感溢れる小説だった。
「ねえ、何買ったの?」
拓人は、購入した本がとても気になるようだ。
「え、あー、普通のファンタジーだよ。」
言えない。まさか BがLする小説だなんて。
あおいは、引きこもっている間にインターネットで諸々の小説を読み漁った。
その中に、同性同士での純愛がテーマになっている小説を読んで感動した。
その作家が、商業誌デビューした第1作目の作品が本になったと知り、速攻購入した。
(だって発売日が今日だったんだもんな‥そりゃファンなら即日購入だろ!)
そして、その小説の表紙が、ファンタジー色が強く男同士の恋愛とは一見分かりにくい為に、購入しやすかった。
だが、誤算だったのは、拓人がやけに食いついてくる事だった。
(まさか、作品を知ってるわけないよな?)
そう疑ってしまうほどの食いつきだったが、教える訳にはいかない。
「あおいが読む本なら何でも読んでみたいんだ。そして共感したい。」
「いや、俺は共感したくない。一人で想いに耽りたい派だ。」
本当なら誰かと感動を分かち合いたい気持ちもあるが、それは普通の小説の場合だ。
流石にBがLしてしまっているのは、気持ち的にアウトだろう。
「あおい‥。」
時々、拓人は犬の様な雰囲気を出す。その時には構い倒したくなってしまうが、こちらの都合もあるというものだ。
「いやいや、俺の嫌な事はしないって言ったよな?」
「‥本を教えてもらうだけでこんなに嫌がられるなんて‥。それ、本当はエロ本?」
「ぎゃー!何てこというんだ!」
当たっているだけに辛さが増してきた。言い逃れが出来なそうだ。だが、踏ん張れ!俺、負けるな!相手は手強いぞ!負けそうだ‥。
本屋で、俺が購入したのは、ファンタジー感溢れる小説だった。
「ねえ、何買ったの?」
拓人は、購入した本がとても気になるようだ。
「え、あー、普通のファンタジーだよ。」
言えない。まさか BがLする小説だなんて。
あおいは、引きこもっている間にインターネットで諸々の小説を読み漁った。
その中に、同性同士での純愛がテーマになっている小説を読んで感動した。
その作家が、商業誌デビューした第1作目の作品が本になったと知り、速攻購入した。
(だって発売日が今日だったんだもんな‥そりゃファンなら即日購入だろ!)
そして、その小説の表紙が、ファンタジー色が強く男同士の恋愛とは一見分かりにくい為に、購入しやすかった。
だが、誤算だったのは、拓人がやけに食いついてくる事だった。
(まさか、作品を知ってるわけないよな?)
そう疑ってしまうほどの食いつきだったが、教える訳にはいかない。
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「いや、俺は共感したくない。一人で想いに耽りたい派だ。」
本当なら誰かと感動を分かち合いたい気持ちもあるが、それは普通の小説の場合だ。
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時々、拓人は犬の様な雰囲気を出す。その時には構い倒したくなってしまうが、こちらの都合もあるというものだ。
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「ぎゃー!何てこというんだ!」
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もし読んでくださる中で日本語のおかしな点をご指摘いただけましたら、
本当にありがたく思います。
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