36 / 47
気になるあいつ
後悔❇︎タクト視点
しおりを挟む
その日、俺はあおいを襲った事を、未遂とはいえ、後悔していた。
俺にとってのあおいは、何でもいう事を聞いて甘やかしたくなる存在だった。それは、運命の番同士だからなのか、自身の気持ちからなのか、当の本人である俺もまた、判断出来ない状態だった。
そうして、その日の帰りはお互いに、何事も無かったかのように振る舞った。が、並んで歩いていた時に、ぶつかり触れあいそうになった手を、あおいは過敏に反応し、俺は困ってしまった。
(そんな風に困らせるつもりはなかったんだがな‥。)
本当なら、もう一度抱き締めたかった。だが、俺は満足しても、あおいは嫌がるだろう。
(あおい‥。‥会いたいな‥。)
どうしてだろう。いつも会っているのに、どうしてだか、あおいの存在は大きくなっていく。
はっきり言うと、元々は、あおいみたいな面倒臭い奴は嫌いだった。どうして番う相手が、根暗の引き篭もりなのか。考えれば考える程、分からなくなった。
だが、あおいを見ていると、本能が欲しいと欲する。
αとして、Ωを欲しているのかとも思ったが違った。
純粋に、拓人は一人の男として、あおいを求めていた。
俺にとってのあおいは、何時も心を乱してやまない。
あおいが、友人のままでいたいなら、そうしてやりたい。
その位に、自身の気持ちを押し殺す程、大切な存在だった。
(あおいは、俺の事どう思ったかな‥。)
更に嫌われたら、きっと立ち直れない。
そう思う位に、愛している。
「あおい、愛している‥。」
その言葉が、あおいにいつ伝わるのか‥。そう思いはしたが、俺自身で招いた、事を及ぼそうとした事で、ゼロからの、いやマイナスからの、関係修復をしなくてはならない事に、内心頭が痛かった。
俺にとってのあおいは、何でもいう事を聞いて甘やかしたくなる存在だった。それは、運命の番同士だからなのか、自身の気持ちからなのか、当の本人である俺もまた、判断出来ない状態だった。
そうして、その日の帰りはお互いに、何事も無かったかのように振る舞った。が、並んで歩いていた時に、ぶつかり触れあいそうになった手を、あおいは過敏に反応し、俺は困ってしまった。
(そんな風に困らせるつもりはなかったんだがな‥。)
本当なら、もう一度抱き締めたかった。だが、俺は満足しても、あおいは嫌がるだろう。
(あおい‥。‥会いたいな‥。)
どうしてだろう。いつも会っているのに、どうしてだか、あおいの存在は大きくなっていく。
はっきり言うと、元々は、あおいみたいな面倒臭い奴は嫌いだった。どうして番う相手が、根暗の引き篭もりなのか。考えれば考える程、分からなくなった。
だが、あおいを見ていると、本能が欲しいと欲する。
αとして、Ωを欲しているのかとも思ったが違った。
純粋に、拓人は一人の男として、あおいを求めていた。
俺にとってのあおいは、何時も心を乱してやまない。
あおいが、友人のままでいたいなら、そうしてやりたい。
その位に、自身の気持ちを押し殺す程、大切な存在だった。
(あおいは、俺の事どう思ったかな‥。)
更に嫌われたら、きっと立ち直れない。
そう思う位に、愛している。
「あおい、愛している‥。」
その言葉が、あおいにいつ伝わるのか‥。そう思いはしたが、俺自身で招いた、事を及ぼそうとした事で、ゼロからの、いやマイナスからの、関係修復をしなくてはならない事に、内心頭が痛かった。
0
あなたにおすすめの小説
届かない「ただいま」
AzureHaru
BL
いつも通りの変わらない日常のはずだった。
「行ってきます。」と言って出て行った貴方。1日が終わる頃に「ただいま。」と「おかえり。」を笑顔で交わすはずだった。でも、その言葉はもう貴方には届かない。
これは「優しさが奪った日常」の物語。
僕の幸せは
春夏
BL
【完結しました】
【エールいただきました。ありがとうございます】
【たくさんの“いいね”ありがとうございます】
【たくさんの方々に読んでいただけて本当に嬉しいです。ありがとうございます!】
恋人に捨てられた悠の心情。
話は別れから始まります。全編が悠の視点です。
【本編完結】αに不倫されて離婚を突き付けられているけど別れたくない男Ωの話
雷尾
BL
本人が別れたくないって言うんなら仕方ないですよね。
一旦本編完結、気力があればその後か番外編を少しだけ書こうかと思ってます。
僕の番
結城れい
BL
白石湊(しらいし みなと)は、大学生のΩだ。αの番がいて同棲までしている。最近湊は、番である森颯真(もり そうま)の衣服を集めることがやめられない。気づかれないように少しずつ集めていくが――
※他サイトにも掲載
【完結】幼馴染から離れたい。
June
BL
隣に立つのは運命の番なんだ。
βの谷口優希にはαである幼馴染の伊賀崎朔がいる。だが、ある日の出来事をきっかけに、幼馴染以上に大切な存在だったのだと気づいてしまう。
番外編 伊賀崎朔視点もあります。
(12月:改正版)
8/16番外編出しました!!!!!
読んでくださった読者の皆様、たくさんの❤️ありがとうございます😭
1/27 1000❤️ありがとうございます😭
3/6 2000❤️ありがとうございます😭
4/29 3000❤️ありがとうございます😭
8/13 4000❤️ありがとうございます😭
12/10 5000❤️ありがとうございます😭
わたし5は好きな数字です💕
お気に入り登録が500を超えているだと???!嬉しすぎますありがとうございます😭
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる