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名前をつけました。
「君の名前はフレイアだよ。」
フレイアは、初めて名前を貰い嬉しくて少年の指に感激を表す為に抱き着きました。
(嬉しいよ。素敵な名前をありがとう!)
その日からトカゲさんはフレイアになり、お友達のカエルさんやヤギさん達に教えました。
(良かったね。トカゲのフレイアさん!)
みんなが祝福してくれました。
少年と居るとフレイアは嬉しい事や楽しい事を沢山教えて貰いました。
ある時、少年は竜騎士になりたいと言いました。
竜とは、とても大きな空飛ぶドラゴンです。
その背に跨りドラゴンを使役する主人になるのが竜騎士なのです。
お家以上、もしかしたらお城位の大きさになるかもしれないドラゴン。
それを使役し空を飛ぶ少年。
想像するだけでもわくわくします。
フレイアも少年の夢が叶う事を夢見ました。
(うん!ご主人なら叶うよ!僕も応援する!)
少年にはフレイアの言葉が分かりませんが、伝わります。
「うん!フレイア、応援してくれてありがとう!」
そうして少年は、いっぱい勉強と運動をし、騎士学校に入りました。
頑張って頑張って、いつしか少年は立派な竜騎士へと成長しました。
フレイアもずっと少年の側にいて見守りました。
トカゲだと思われていたフレイアも少しずつですが成長し2mを超える体になりました。
それでも竜騎士になった元少年とフレイアはいつまでも仲良く暮らしました。
長い年月が経ち少年がいなくなり、フレイアも竜騎士になりたいと思うようになりました。
(ご主人カッコ良かったから僕も竜騎士になりたいな‥。)
フレイアも夢を叶えた少年の様に山に篭り修行をしました。
ダンジョンと呼ばれる洞窟に入り魔物と呼ばれる生き物達を退治していきました。
そうこうするうちにフレイアは長い年月をかけ体長が5mを超える大きさと逞しい身体付き、口からは火も吹ける様になり、そして空をも飛べる様になりました。
ある日、フレイアがいる森に幼い少年が迷子になって彷徨っていました。
「(どうしたの?こんな所にいたら魔物達に食べられてしまうよ?)」
フレイアは大きな大きな身体を小さくし少年が怖く無い様に腰を折り曲げてお話ししました。
「君はドラゴン‥なの‥?」
少年は目を大きく見開いてフレイアに聞きました。
「(え?ドラゴン??)」
小さかったトカゲのフレイアは、実はドラゴンの幼生だったのです。
小さい頃に親と逸れたフレイアは自分がドラゴンだとは知らなかったのでした。
ずっと一緒にいた少年は大人になるにつれ、フレイアの正体を知りましたが、フレイアには何も伝えなかったのです。
「(え、、僕がドラゴン‥?)」
聞いた事がなく自身の姿は、水を飲む時に水面に移る姿しか知りません。
「(違うよ?僕は竜騎士になりたいトカゲのフレイアっていうんだよ?)」
「フレイアさん?」
そうだよ。と、頷くフレイア。
そして
「(君、僕の言葉わかるの?)」
驚きました。
久しぶりに見た人間の少年はフレイアの言葉を理解しています。
「うん。だってフレイアさん、人間の言葉を喋っているよ。」
これまたびっくりです。
フレイアはいつしか人語も喋れるようになっていました。
そして、少年は人の国では貴族の家柄に生まれ、ドラゴンを見た事があるそうです。
だからか特に恐れず、フレイアとお話しできたのでした。
「君のその姿は聖竜のドラゴンだよ。」
竜騎士になりたいトカゲのフレイアは、ドラゴンの中でも特に珍しい聖竜と言われるドラゴンになっていました。
フレイアの竜騎士になりたい冒険は、ドラゴンになって終わりました。
その後のフレイアは、新たに出会った少年が大人になり竜騎士になった時に、少年と契約しずっと一緒に仲良く暮らしました。
おしまい。
「君の名前はフレイアだよ。」
フレイアは、初めて名前を貰い嬉しくて少年の指に感激を表す為に抱き着きました。
(嬉しいよ。素敵な名前をありがとう!)
その日からトカゲさんはフレイアになり、お友達のカエルさんやヤギさん達に教えました。
(良かったね。トカゲのフレイアさん!)
みんなが祝福してくれました。
少年と居るとフレイアは嬉しい事や楽しい事を沢山教えて貰いました。
ある時、少年は竜騎士になりたいと言いました。
竜とは、とても大きな空飛ぶドラゴンです。
その背に跨りドラゴンを使役する主人になるのが竜騎士なのです。
お家以上、もしかしたらお城位の大きさになるかもしれないドラゴン。
それを使役し空を飛ぶ少年。
想像するだけでもわくわくします。
フレイアも少年の夢が叶う事を夢見ました。
(うん!ご主人なら叶うよ!僕も応援する!)
少年にはフレイアの言葉が分かりませんが、伝わります。
「うん!フレイア、応援してくれてありがとう!」
そうして少年は、いっぱい勉強と運動をし、騎士学校に入りました。
頑張って頑張って、いつしか少年は立派な竜騎士へと成長しました。
フレイアもずっと少年の側にいて見守りました。
トカゲだと思われていたフレイアも少しずつですが成長し2mを超える体になりました。
それでも竜騎士になった元少年とフレイアはいつまでも仲良く暮らしました。
長い年月が経ち少年がいなくなり、フレイアも竜騎士になりたいと思うようになりました。
(ご主人カッコ良かったから僕も竜騎士になりたいな‥。)
フレイアも夢を叶えた少年の様に山に篭り修行をしました。
ダンジョンと呼ばれる洞窟に入り魔物と呼ばれる生き物達を退治していきました。
そうこうするうちにフレイアは長い年月をかけ体長が5mを超える大きさと逞しい身体付き、口からは火も吹ける様になり、そして空をも飛べる様になりました。
ある日、フレイアがいる森に幼い少年が迷子になって彷徨っていました。
「(どうしたの?こんな所にいたら魔物達に食べられてしまうよ?)」
フレイアは大きな大きな身体を小さくし少年が怖く無い様に腰を折り曲げてお話ししました。
「君はドラゴン‥なの‥?」
少年は目を大きく見開いてフレイアに聞きました。
「(え?ドラゴン??)」
小さかったトカゲのフレイアは、実はドラゴンの幼生だったのです。
小さい頃に親と逸れたフレイアは自分がドラゴンだとは知らなかったのでした。
ずっと一緒にいた少年は大人になるにつれ、フレイアの正体を知りましたが、フレイアには何も伝えなかったのです。
「(え、、僕がドラゴン‥?)」
聞いた事がなく自身の姿は、水を飲む時に水面に移る姿しか知りません。
「(違うよ?僕は竜騎士になりたいトカゲのフレイアっていうんだよ?)」
「フレイアさん?」
そうだよ。と、頷くフレイア。
そして
「(君、僕の言葉わかるの?)」
驚きました。
久しぶりに見た人間の少年はフレイアの言葉を理解しています。
「うん。だってフレイアさん、人間の言葉を喋っているよ。」
これまたびっくりです。
フレイアはいつしか人語も喋れるようになっていました。
そして、少年は人の国では貴族の家柄に生まれ、ドラゴンを見た事があるそうです。
だからか特に恐れず、フレイアとお話しできたのでした。
「君のその姿は聖竜のドラゴンだよ。」
竜騎士になりたいトカゲのフレイアは、ドラゴンの中でも特に珍しい聖竜と言われるドラゴンになっていました。
フレイアの竜騎士になりたい冒険は、ドラゴンになって終わりました。
その後のフレイアは、新たに出会った少年が大人になり竜騎士になった時に、少年と契約しずっと一緒に仲良く暮らしました。
おしまい。
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