現実世界の元勇者

瀬方

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当日集まったのは神選者が遠距離組が十五人、近接組は九人。
国からは経験者を含めて三十人が集まった。
「みんな集まってくれてありがとう。みんなで骨龍を倒して、ヒーローとなりましょう」
過半数がその言葉に沸き立った。
国からの人はこれまであまりなにもできなかった状況からの離脱、神選者はこれまで以上の敵を倒す英雄願望、あとは両者共に他の人々の生活のため、興奮していた。
まとまって行動し、骨龍の元へと着く。
まだ相手には察知されてないがすごい威圧感だ。
空を飛んでないため、初めから近接で攻撃を仕掛ける。
「攻撃準備」
近接組のリーダーの鳴沢が呼び掛ける。
俺は普段通りのコートと大剣を持つ。
また最初は余裕がなく最近は必要がなく使ってなかった、財宝たちを身につける。
『再生のリング』『守護の首輪』『指貫手袋』
リングは装備者の再生力を高めるもの。
首輪は装備者の負傷を軽くするもの。
手袋は正直ほぼ効果ないが、コートが手首までしか覆えてないからその対策と、周囲に簡単な障壁を出して盾として使う。
図鑑は人形としてクラスメイトの武器の『氷弓』にも変化させて遠距離組に属させている。
みんなの準備ができたころ突撃の声がかかる。
二週間以下で連携がとれるわけがない。
それならお互いの邪魔にならないことだけを徹底させて、後は自由にやらせるのが効率が良い。
俺が先陣を切る。
早くから攻撃に参加して、さっさと終わらせた方がいい。
気づかれた。
ただ飛ぶより、俺がたどり着く方が早い。
切りつける。
はじめは頭に当てる。
固い。
ほんの僅かなひびが入り、微かにかける。
俺に追い付いた他の面々も攻撃する。
それをあまり意に介さず、飛び立った。
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