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第1章
クトレの首飾り
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「申し上げます!」
王の書斎に駆け込んできたのは、デジレイの召使ディヴォテーである。
「何事だ」
まだ何も知らない王は、冷静に問うた。その場にいたトルスも耳を傾ける。
「クトレ様が! クトレ様がデジレイ様の寝室へ乱入するやいなや、首飾りを返せと騒いでおられます!」
王は目を見開いた。クトレは、最近王室に招いた友人、もとい愛人である。彼女が問題を起こしたとあっては、王自身の責任を問われかねない。
「どういうことだ」
トルスは困惑する王の代わりに、ディヴォテーを問いただした。
「とにかくお二人をお止めください、殿下。ディヴォテーの手にはとても負えませぬ!」
駆けつけたトルスの目に飛び込んできたのは、デジレイの髪の毛を毟らんばかりに掴み掛かるクトレの姿だった。
なんとか二人を引き離し、落ち着かせて状況を確認する。どうやら昨晩、クトレの首飾りが盗まれたらしい。王がクトレのために作らせた、特別豪華な首飾りである。
「クトレ殿、大切な首飾りがなくなって焦るお気持ちはお察しいたします。しかしまだ、盗まれたのかどうかもわからない時点で姉上を犯人だと決めつけるのは、いささか早計ではないでしょうか」
クトレは憎々しげな瞳を浮かべながらも、息を整え身なりを正した。
「おっしゃる通りですわ、トルス殿下。しかし私は、あの首飾りが盗まれたと直感しておりますの。きちんと調べていただけるのですよね?」
「ええ、お約束いたしましょう」
クトレはデジレイをひと睨みして、自室へと帰って行った。
その背中を見送り、深いため息をついたのはデジレイ。
「まったく、ここがどこだかわかっているのかしら。お父様も大変な方を愛人に選んだものだわ」
「お怪我はありませんか、姉上?」
「平気よ、トルス。助けてくれたお礼を言うわ」
本来であれば、城内の揉め事は専門の役人が調査をするのだが、相手が王の愛人とあってはそうもいくまい。デジレイはトルスに調査を頼み、自室へと戻って行った。
ウィルダード王からも正式に調査の任を仰せつかったトルスは、早速クトレに詳しい話を聞きに行った。クトレの主張としては、昨夜確かに首飾りを引き出しに仕舞った。夜の間に誰かが忍び込み、盗んで行ったに違いない、と。
「しかし、それでなぜ姉上をお疑いに?」
クトレはフンッと鼻を鳴らして答える。
「あの女、ずっとアタシのことを気に食わないという目で見てるのよ。きっと、王からの大事な贈り物を失くすような不躾な女だと思わせて、アタシに恥をかかせるつもりなのよ。そうに決まってるわ!」
強引ではあるが、そういった嫌がらせが全くないとは言えないのが城内である。あの聡明な姉が幼稚な嫌がらせをするとは思えないが、念の為姉の行動も調べておこう。トルスは聞き込みを続けた。
デジレイのアリバイは確かなようだった。昨晩はクトレよりも早く自室に戻り、読書をしてから、21時には就寝したそうだ。複数の召使たちがそう証言した。クトレが自室に戻ったのは22時過ぎだったようだから、デジレイが盗みに入ったという線は、まずない。
そもそも、デジレイは宝石類にあまり興味がない。王女としての威厳を保つために身につける最低限のものしか所持していない。いうまでもなく、お金に困るような立場でもない。そう考えると、疑うべきはやはり召使たちである。王や王の子らの召使はそれなりの給金を与えられているはずだから、特に怪しきはクトレの召使。彼女のいちばん近くにいて、生活の全てを知りうる彼らなら、容易に盗み出すことができるだろう。
トルスは急ぎ、召使たちの寝泊まりする大部屋の捜索を手配した。しかし首飾りは見つからない。トルスは仕方なく、捜索範囲を城中に広げた。無論、自分たちの寝室も対象である。それでも首飾りは見つからなかった。
「どういうこと⁉︎ なぜ見つからないの!」
「恐らくですが、すでに城の外へ持ち出され、売りに出されてしまったのではないかと」
憤慨するクトレを宥めるように、トルスは言った。
「ああ、なんてこと。せめて犯人は見つけてくださるのよね⁉︎」
「もちろんです、クトレ殿。王もそれを望んでいらっしゃいますので」
クトレの部屋から出ると、デジレイが通りかかった。
「あら、トルス。お疲れのようね。首飾りの件かしら」
「ええ、姉上。今もこってり絞られてきたところです」
「まあ、将来の王に対して、偉そうなこと。私から少しキツく言ってあげようかしら」
眉間に皺を寄せて怒りを露わにする姉を、トルスは慌てて制した。また先日のように取っ組み合いをされては敵わない。
「これしきの試練は自力で乗り越えてこそ、王子たる器というもの。姉上のお手を煩わせるわけにはいきません」
「そうね、いい心がけだわ。頼もしい弟を持って嬉しく思います」
そこへ妹イノセスが通りかかった。というより、二人の姿を見つけて、近寄ってきた。
「お姉様、お兄様、ご機嫌麗しゅうございます」
「イノセス、いつもなら庭園にいる時間でなくて? 何かあったのかしら」
「ああ、流石お姉様ですね! 実は私、昨晩恐ろしい体験をしたのです」
イノセスがベッドで眠っていると、闇の中にボウッと光るものが見えた。どうやらそれは宙に浮いていて、しかも動き回っている。しばらくウロウロと彷徨ったかと思ったら、突然消えてしまった。
「不思議だけれど、恐ろしいとまでは言えないわね」
「んもう、お姉様。最後まで聞いてくださいませ!」
恐る恐る起き上がったイノセスが光の消えた場所に近づくと、床に落ちた何かを踏み、滑って転んでしまった。よく見るとそれは、バラバラに切り取られた本のページだった。
「まあ、本によくもそんなことを」
「私が切ったのではありません! それに、目が覚めた時には床には何もありませんでした」
「目が覚めたって、本のページを見つけた後はどうしたんだ?」
清聴していたトルスが思わず口を開く。
「それが、急にまた眠くなってしまって……気がついたら朝、ベッドの中にいたのです」
トルスとデジレイは顔を見合わせた。
「イノセス、それはきっと夢よ。今は城内が騒がしいから、知らぬ間に疲れが溜まっていて、おかしな夢を見たのよ」
不服そうなイノセスには悪いが、トルスも姉と同じ意見だった。
トルスは粗末なマントを身に纏い、城門をくぐった。街にいる行商人たちから話を聞くためである。彼らは基本的には気のいい連中だ。それがわかるのは、トルスがたびたびこうしてお忍びで彼らと立ち話をしたり、時には買い物をしたりするからだ。城内で起こった事件や揉め事も、どういうわけか彼らはよく知っている。
「盗まれたって噂の、王の愛人の首飾りだろ? それらしきもんは見てないねえ」
行商人たちは口々に言った。
「でもさ、バラバラにして方々に売り捌いたのかもしれないぜ」
「バーカ、王様がわざわざ作らせた品物だぞ。宝石一つとったって、街中の噂にならあ」
トルスとしては、彼らに聞けばすぐに見つかるだろうとたかを括っていたので、落胆の気持ちが大きかった。
しかし、城外に持ち出されていないことがほぼ確実になったのは、進展と言っていいだろう。外にない、誰の部屋にもない、ということは、未だ犯人が身につけているということである。
部下が取り押さえた者の顔を見て、トルスは少々動揺した。なぜなら、首飾りを盗んだ犯人はデジレイの召使、ディヴォテーだったからだ。クトレがデジレイに掴みかかった際、いの一番に報告してきた男である。
彼の持っていた首飾りは、一部に過ぎなかった。最も目立つ高価な宝石は取り外されていた。当然事情を聞いたが、ガンとして口を開かなかった。仕方なく、専門の部下に命じて拷問にかけさせた。三日三晩眠らせてもらえず痛めつけられた男は、ついに重い唇を震わせた。動機は「貧困に喘いでいた」のでも、「主人と仲の悪いクトレが気に食わなかった」のでもなかった。
「ディヴォテーはただ、命令されたので従っただけにございます……」
彼は切れ切れの声を絞り出した。
「一体誰に命令されたというのだ!」
次に続く言葉は、大半の関係者たちの予想を大きく裏切ることとなった。
「ディヴォテーにクトレ様の首飾りを盗み出すようご命令されたのは、陛下の御息女、イノセス殿下でございます……‼︎」
トルスの首筋を、大量の汗が伝っていった。まさかイノセスが。いや、そんなはずがない。ざわつく周囲の声も耳に入らず、部下に三度呼びかけられても気づかなかったと後で聞かされた。ようやく我に帰ったのは、姉デジレイに肩を掴まれ、鋭い声で「しっかりなさい!」と叱責されたからであった。
王の書斎に駆け込んできたのは、デジレイの召使ディヴォテーである。
「何事だ」
まだ何も知らない王は、冷静に問うた。その場にいたトルスも耳を傾ける。
「クトレ様が! クトレ様がデジレイ様の寝室へ乱入するやいなや、首飾りを返せと騒いでおられます!」
王は目を見開いた。クトレは、最近王室に招いた友人、もとい愛人である。彼女が問題を起こしたとあっては、王自身の責任を問われかねない。
「どういうことだ」
トルスは困惑する王の代わりに、ディヴォテーを問いただした。
「とにかくお二人をお止めください、殿下。ディヴォテーの手にはとても負えませぬ!」
駆けつけたトルスの目に飛び込んできたのは、デジレイの髪の毛を毟らんばかりに掴み掛かるクトレの姿だった。
なんとか二人を引き離し、落ち着かせて状況を確認する。どうやら昨晩、クトレの首飾りが盗まれたらしい。王がクトレのために作らせた、特別豪華な首飾りである。
「クトレ殿、大切な首飾りがなくなって焦るお気持ちはお察しいたします。しかしまだ、盗まれたのかどうかもわからない時点で姉上を犯人だと決めつけるのは、いささか早計ではないでしょうか」
クトレは憎々しげな瞳を浮かべながらも、息を整え身なりを正した。
「おっしゃる通りですわ、トルス殿下。しかし私は、あの首飾りが盗まれたと直感しておりますの。きちんと調べていただけるのですよね?」
「ええ、お約束いたしましょう」
クトレはデジレイをひと睨みして、自室へと帰って行った。
その背中を見送り、深いため息をついたのはデジレイ。
「まったく、ここがどこだかわかっているのかしら。お父様も大変な方を愛人に選んだものだわ」
「お怪我はありませんか、姉上?」
「平気よ、トルス。助けてくれたお礼を言うわ」
本来であれば、城内の揉め事は専門の役人が調査をするのだが、相手が王の愛人とあってはそうもいくまい。デジレイはトルスに調査を頼み、自室へと戻って行った。
ウィルダード王からも正式に調査の任を仰せつかったトルスは、早速クトレに詳しい話を聞きに行った。クトレの主張としては、昨夜確かに首飾りを引き出しに仕舞った。夜の間に誰かが忍び込み、盗んで行ったに違いない、と。
「しかし、それでなぜ姉上をお疑いに?」
クトレはフンッと鼻を鳴らして答える。
「あの女、ずっとアタシのことを気に食わないという目で見てるのよ。きっと、王からの大事な贈り物を失くすような不躾な女だと思わせて、アタシに恥をかかせるつもりなのよ。そうに決まってるわ!」
強引ではあるが、そういった嫌がらせが全くないとは言えないのが城内である。あの聡明な姉が幼稚な嫌がらせをするとは思えないが、念の為姉の行動も調べておこう。トルスは聞き込みを続けた。
デジレイのアリバイは確かなようだった。昨晩はクトレよりも早く自室に戻り、読書をしてから、21時には就寝したそうだ。複数の召使たちがそう証言した。クトレが自室に戻ったのは22時過ぎだったようだから、デジレイが盗みに入ったという線は、まずない。
そもそも、デジレイは宝石類にあまり興味がない。王女としての威厳を保つために身につける最低限のものしか所持していない。いうまでもなく、お金に困るような立場でもない。そう考えると、疑うべきはやはり召使たちである。王や王の子らの召使はそれなりの給金を与えられているはずだから、特に怪しきはクトレの召使。彼女のいちばん近くにいて、生活の全てを知りうる彼らなら、容易に盗み出すことができるだろう。
トルスは急ぎ、召使たちの寝泊まりする大部屋の捜索を手配した。しかし首飾りは見つからない。トルスは仕方なく、捜索範囲を城中に広げた。無論、自分たちの寝室も対象である。それでも首飾りは見つからなかった。
「どういうこと⁉︎ なぜ見つからないの!」
「恐らくですが、すでに城の外へ持ち出され、売りに出されてしまったのではないかと」
憤慨するクトレを宥めるように、トルスは言った。
「ああ、なんてこと。せめて犯人は見つけてくださるのよね⁉︎」
「もちろんです、クトレ殿。王もそれを望んでいらっしゃいますので」
クトレの部屋から出ると、デジレイが通りかかった。
「あら、トルス。お疲れのようね。首飾りの件かしら」
「ええ、姉上。今もこってり絞られてきたところです」
「まあ、将来の王に対して、偉そうなこと。私から少しキツく言ってあげようかしら」
眉間に皺を寄せて怒りを露わにする姉を、トルスは慌てて制した。また先日のように取っ組み合いをされては敵わない。
「これしきの試練は自力で乗り越えてこそ、王子たる器というもの。姉上のお手を煩わせるわけにはいきません」
「そうね、いい心がけだわ。頼もしい弟を持って嬉しく思います」
そこへ妹イノセスが通りかかった。というより、二人の姿を見つけて、近寄ってきた。
「お姉様、お兄様、ご機嫌麗しゅうございます」
「イノセス、いつもなら庭園にいる時間でなくて? 何かあったのかしら」
「ああ、流石お姉様ですね! 実は私、昨晩恐ろしい体験をしたのです」
イノセスがベッドで眠っていると、闇の中にボウッと光るものが見えた。どうやらそれは宙に浮いていて、しかも動き回っている。しばらくウロウロと彷徨ったかと思ったら、突然消えてしまった。
「不思議だけれど、恐ろしいとまでは言えないわね」
「んもう、お姉様。最後まで聞いてくださいませ!」
恐る恐る起き上がったイノセスが光の消えた場所に近づくと、床に落ちた何かを踏み、滑って転んでしまった。よく見るとそれは、バラバラに切り取られた本のページだった。
「まあ、本によくもそんなことを」
「私が切ったのではありません! それに、目が覚めた時には床には何もありませんでした」
「目が覚めたって、本のページを見つけた後はどうしたんだ?」
清聴していたトルスが思わず口を開く。
「それが、急にまた眠くなってしまって……気がついたら朝、ベッドの中にいたのです」
トルスとデジレイは顔を見合わせた。
「イノセス、それはきっと夢よ。今は城内が騒がしいから、知らぬ間に疲れが溜まっていて、おかしな夢を見たのよ」
不服そうなイノセスには悪いが、トルスも姉と同じ意見だった。
トルスは粗末なマントを身に纏い、城門をくぐった。街にいる行商人たちから話を聞くためである。彼らは基本的には気のいい連中だ。それがわかるのは、トルスがたびたびこうしてお忍びで彼らと立ち話をしたり、時には買い物をしたりするからだ。城内で起こった事件や揉め事も、どういうわけか彼らはよく知っている。
「盗まれたって噂の、王の愛人の首飾りだろ? それらしきもんは見てないねえ」
行商人たちは口々に言った。
「でもさ、バラバラにして方々に売り捌いたのかもしれないぜ」
「バーカ、王様がわざわざ作らせた品物だぞ。宝石一つとったって、街中の噂にならあ」
トルスとしては、彼らに聞けばすぐに見つかるだろうとたかを括っていたので、落胆の気持ちが大きかった。
しかし、城外に持ち出されていないことがほぼ確実になったのは、進展と言っていいだろう。外にない、誰の部屋にもない、ということは、未だ犯人が身につけているということである。
部下が取り押さえた者の顔を見て、トルスは少々動揺した。なぜなら、首飾りを盗んだ犯人はデジレイの召使、ディヴォテーだったからだ。クトレがデジレイに掴みかかった際、いの一番に報告してきた男である。
彼の持っていた首飾りは、一部に過ぎなかった。最も目立つ高価な宝石は取り外されていた。当然事情を聞いたが、ガンとして口を開かなかった。仕方なく、専門の部下に命じて拷問にかけさせた。三日三晩眠らせてもらえず痛めつけられた男は、ついに重い唇を震わせた。動機は「貧困に喘いでいた」のでも、「主人と仲の悪いクトレが気に食わなかった」のでもなかった。
「ディヴォテーはただ、命令されたので従っただけにございます……」
彼は切れ切れの声を絞り出した。
「一体誰に命令されたというのだ!」
次に続く言葉は、大半の関係者たちの予想を大きく裏切ることとなった。
「ディヴォテーにクトレ様の首飾りを盗み出すようご命令されたのは、陛下の御息女、イノセス殿下でございます……‼︎」
トルスの首筋を、大量の汗が伝っていった。まさかイノセスが。いや、そんなはずがない。ざわつく周囲の声も耳に入らず、部下に三度呼びかけられても気づかなかったと後で聞かされた。ようやく我に帰ったのは、姉デジレイに肩を掴まれ、鋭い声で「しっかりなさい!」と叱責されたからであった。
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