とある王家の悲劇
その昔。大国の南東、険しい山々を越えた先に、とある王家が治める小さな国があった。王には三人の子があり、それぞれに優秀で美しく、互いを尊敬していた。しかし、王座を継ぐのはひとりだけ。長女デジレイは最も明晰な頭脳で考えた。「男だから」それだけの理由で弟が第一王位継承権を持つのはおかしい、と。
この物語は、悲劇である。
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