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三廻目 雀の千声、鶴の一声
第70話 不快な感覚
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「……なんだ木流……俺の無様な姿でも見て笑いにきたか。……なら用は済んだろう。とっとと失せろ」
口から血反吐を吐き、息も絶え絶えといった様子で、なおも影愁は悪態をつく。
先ほどまでいた桜示が応急処置をしたのだろうが、すでにかなりの血が流れた後なのだろう。影愁を中心に血だまりが出来ていた。
「ただ礼を言いに来ただけだ」
「……礼?」
「最後、沙雪と二人きりにしてくれただろう?」
「馬鹿が。あれはお前のためではない。……ただ、俺は二度も」
「二度も?」
「……お前たちに付き合いきれなくなっただけだ。……まさか本当にそんな馬鹿を言うためだけに、千金より貴重な時間を無駄にしたのか? っ……すぐに逃げねば、お前も無駄死にだぞ」
「そうかもしれないな」
言って、奏心は影愁の隣に腰掛ける。
「……まさか、貴様死ぬつもりか……⁉」
「そうだと言ったら?」
「ふ、ふざけるなッ‼ ぐっ……がはっ!」
血を吐きながら微かに目を開け、ギロリと奏心を睨む。
「おお、心臓を撃たれたというのに元気じゃないか」
「お前まで死んだら……天寿症を作った奴は――沙雪の仇は誰が討つというのだ……!」
「そうだな……沙雪は負けず嫌いだった。天寿症を作った犯人を捜しだし、殺すことこそがあいつにしてやれる唯一のこと。そう思っていたからな」
「だったら――」
「だが、このままお前を捨て置けば、いずれ向こうでこっぴどく叱られると思ったんでな」
「……向こう?」
「そうだ。お前を置いて逃げたと知られれば、あっちで胸を張って沙雪に会えんだろう。だから、これは私の我儘だ」
「沙雪なら、ここで無駄死にすることにこそ怒りを覚えるだろうよ……っ!」
「……かもしれないな」
「…………沙雪の仇は諦めると言うのか」
「……いや、不思議な感覚ではあるのだが、まだ終わりではない。そんな確信に似た予感がするんだよ」
「…………チッ、この期に及んで世迷言を……。……本当に……こい……つ……」
精彩を失った瞳で虚空を見つめたまま、つい数秒前までそこに燃えていた命の灯火は消えた。
役目を終えたと言わんばかりに、影愁の肉体からは魂が抜け落ちてしまったようにも見える。
「……また会おう、影愁」
奏心は開いたままの影愁の瞼を指で閉じる。
――直後、ひと際大きい爆発音と共に、二人を見下ろしていた天井が崩れ落ちた。
☾
「くそっ……!」
途中まではなんとか見失わずに付いていけたものの、崩れてきた瓦礫が道を塞いで、俺たちは後続の背中を完全に見失ってしまっていた。
周りを見回すも、生きている人の気配は見当たらない。
「……大丈夫か蛍っ!」
「ええ、大丈夫」
口ではそう言っているものの、蛍の足取りはかなり危なっかしく、すでに何度も転びかけている。
背後の蛍を気にしながら、上下左右の崩落物にも意識を向けなくてはならず、たった数分しか経っていないのに、すでに神経が消耗していた。
「っ……!」
「どうした?」
「な、なんでもない」
――だからか、蛍が苦悶の声を漏らすまで、すでにどこかで怪我をしていたという事実に気が付くことが出来なかった。
駆け寄ってみると、太ももを何かで切ったのかスカートの隙間から血が流れ出ている。
「……これは」
傷は深くないが、浅くもない。どちらにせよ、この足で走り続ける事は困難だろう。どこで怪我をしたのか分からないが、今まで前を走る俺に気取られずにいたのが信じられなく、同時に気付けなかった自分自身を恥じた。
「っ、すまん」
返答を待たずに蛍のスカートを破いて、とりあえずの止血を済ませる。
「あ、ありがとう」
「大丈夫だ」
事態は一刻の猶予も無い。こんな場面、超人やヒーローならお姫様抱っこやおんぶでもして駆けていくのだろうが、花柳との死闘で疲れ切った躰ではとてもじゃないが現実的な方法ではない。
「……置いて行って」
その言葉に顔だけ蛍に向ける。
「足手まといになりたくないの。志樹だけなら生き残れる。だから――」
「馬鹿なことを言うな。二人で生き残るんだ」
「でも……!」
「それでもだ。……護衛だってこと忘れたのか?」
「っ、バカ……」
蛍の言うことを聞けば、俺一人だけなら生き残れるかもしれない。だが、彼女を見捨てて一人生き残るのならこのまま一緒に死んだほうがマシだと、そう本気で思っていた。
「抱っことおんぶ、どっちがいい?」
「え? ちょっと、なにを――」
どちらにせよやれるだけのことはやってみようと蛍を抱きかかえようとした時、何度目かの爆音が辺りに鳴り響く。
反射的に頭上を見上げると、天井の一部が今まさに落下してこようとしていた。
予想落下地点は――今まさに俺たちがいる場所。
「――っ‼」
「きゃっ!」
間に合うか間に合わないかは問題じゃなかった。力加減を忘れたまま蛍を突き飛ばす。
蛍の目には瓦礫が落ちてくる瞬間が映っていることだろう。俺自身の目には――残念ながら同じ景色を見ることはできそうになかった。
次の瞬間、僅かな抵抗も許さない圧倒的な力を全身で感じ、同時にズズンという地響きと共に煙が舞い上がる。
少しして煙が晴れると、そこには上半身を起こしてこちらを見る蛍の姿があった。
無事だったことに安堵するも、蛍の表情が次第に強張っていき、絶望の色へと変わっていく。
強く突き飛ばしすぎて怪我でもさせてしまっただろうかと思い、傍に駆け寄ろうと身体を起こそうとするも、どうもうまくいかない。辛うじて動くのは腕と首ぐらいだった。
「し――っ」
俺の名前を呼ぼうとしたのか、ただ息を呑んだだけなのか。蛍は息を詰まらせたかのような声を発する。
――その時点で自分の置かれている状態に対する大よその察しはついたが、じわじわと追いついてくる気持ちの悪い痛みが、その予想が嘘ではないと告げてきていた。
「っ……」
直接確認することは恐ろしくて出来なかったが、それでもボヤけていく意識の中でなんとなく悟る。下半身が動かないのは――おそらく降ってきた瓦礫によって潰されてしまったからだと。
そう現状を客観的に理解した上でここまで冷静でいられたのは、〝死〟ということに対して拒否感が薄かったからか。あるいは、無駄死にせず済んだと安心していたのもあるかもしれない。少なくともこうして蛍は救う事が出来たのだ。
後の要因は……もう自分が助からないと分かってしまっているのもあるか。
「アンタたちまだここに――っ、そんな……!」
その時、場違いに騒々しい声が薄っすらと聞こえる。出来ればもう二度と聞きたくないと思っていた男の声だったが、今は救われた心地になっていた。
「お願い! この瓦礫を退けて!」
すぐ後に蛍の懇願する声が聞こえる。
「そ……っ……!」
そんなことはどうでもいい、そう口にしようとするも、肺が潰れてしまっているのかうまく言葉がでてこない。
「……ごめんなさい。あーし一人じゃどうすることもできないわ。仮に動かせたとしても、これはもう……」
「そんな……‼」
「……ほ……た……を……」
最後の力を振り絞って、声にならない息を吐き出す。この状況で蛍を救えるとしたら、それは花柳ただ一人だけだ。
「分かった。必ず蛍ちゃんを外に連れ出すと誓うわ。……だからアンタも、もう休みなさい」
その言葉に安堵して全身の力が抜けていく。
……まさかこの男に感謝する日が来るとは思ってもみなかった。
「っ……いや! 待って! お願いっ! 志樹っ……‼」
必死に手を伸ばす蛍を、花柳が無理やり肩に抱えて走り去っていく。
弁慶のような後ろ姿で八艘飛びを思わせる身のこなし。あの常人ならざる男ならきっと大丈夫だろう。
……それなら、もう何も思い残すことは無い。
瞼を閉じて、暗闇に身を任せる。
――そうして、何度目かの轟音を最後に、俺の意識は完全に消失した。
口から血反吐を吐き、息も絶え絶えといった様子で、なおも影愁は悪態をつく。
先ほどまでいた桜示が応急処置をしたのだろうが、すでにかなりの血が流れた後なのだろう。影愁を中心に血だまりが出来ていた。
「ただ礼を言いに来ただけだ」
「……礼?」
「最後、沙雪と二人きりにしてくれただろう?」
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「二度も?」
「……お前たちに付き合いきれなくなっただけだ。……まさか本当にそんな馬鹿を言うためだけに、千金より貴重な時間を無駄にしたのか? っ……すぐに逃げねば、お前も無駄死にだぞ」
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言って、奏心は影愁の隣に腰掛ける。
「……まさか、貴様死ぬつもりか……⁉」
「そうだと言ったら?」
「ふ、ふざけるなッ‼ ぐっ……がはっ!」
血を吐きながら微かに目を開け、ギロリと奏心を睨む。
「おお、心臓を撃たれたというのに元気じゃないか」
「お前まで死んだら……天寿症を作った奴は――沙雪の仇は誰が討つというのだ……!」
「そうだな……沙雪は負けず嫌いだった。天寿症を作った犯人を捜しだし、殺すことこそがあいつにしてやれる唯一のこと。そう思っていたからな」
「だったら――」
「だが、このままお前を捨て置けば、いずれ向こうでこっぴどく叱られると思ったんでな」
「……向こう?」
「そうだ。お前を置いて逃げたと知られれば、あっちで胸を張って沙雪に会えんだろう。だから、これは私の我儘だ」
「沙雪なら、ここで無駄死にすることにこそ怒りを覚えるだろうよ……っ!」
「……かもしれないな」
「…………沙雪の仇は諦めると言うのか」
「……いや、不思議な感覚ではあるのだが、まだ終わりではない。そんな確信に似た予感がするんだよ」
「…………チッ、この期に及んで世迷言を……。……本当に……こい……つ……」
精彩を失った瞳で虚空を見つめたまま、つい数秒前までそこに燃えていた命の灯火は消えた。
役目を終えたと言わんばかりに、影愁の肉体からは魂が抜け落ちてしまったようにも見える。
「……また会おう、影愁」
奏心は開いたままの影愁の瞼を指で閉じる。
――直後、ひと際大きい爆発音と共に、二人を見下ろしていた天井が崩れ落ちた。
☾
「くそっ……!」
途中まではなんとか見失わずに付いていけたものの、崩れてきた瓦礫が道を塞いで、俺たちは後続の背中を完全に見失ってしまっていた。
周りを見回すも、生きている人の気配は見当たらない。
「……大丈夫か蛍っ!」
「ええ、大丈夫」
口ではそう言っているものの、蛍の足取りはかなり危なっかしく、すでに何度も転びかけている。
背後の蛍を気にしながら、上下左右の崩落物にも意識を向けなくてはならず、たった数分しか経っていないのに、すでに神経が消耗していた。
「っ……!」
「どうした?」
「な、なんでもない」
――だからか、蛍が苦悶の声を漏らすまで、すでにどこかで怪我をしていたという事実に気が付くことが出来なかった。
駆け寄ってみると、太ももを何かで切ったのかスカートの隙間から血が流れ出ている。
「……これは」
傷は深くないが、浅くもない。どちらにせよ、この足で走り続ける事は困難だろう。どこで怪我をしたのか分からないが、今まで前を走る俺に気取られずにいたのが信じられなく、同時に気付けなかった自分自身を恥じた。
「っ、すまん」
返答を待たずに蛍のスカートを破いて、とりあえずの止血を済ませる。
「あ、ありがとう」
「大丈夫だ」
事態は一刻の猶予も無い。こんな場面、超人やヒーローならお姫様抱っこやおんぶでもして駆けていくのだろうが、花柳との死闘で疲れ切った躰ではとてもじゃないが現実的な方法ではない。
「……置いて行って」
その言葉に顔だけ蛍に向ける。
「足手まといになりたくないの。志樹だけなら生き残れる。だから――」
「馬鹿なことを言うな。二人で生き残るんだ」
「でも……!」
「それでもだ。……護衛だってこと忘れたのか?」
「っ、バカ……」
蛍の言うことを聞けば、俺一人だけなら生き残れるかもしれない。だが、彼女を見捨てて一人生き残るのならこのまま一緒に死んだほうがマシだと、そう本気で思っていた。
「抱っことおんぶ、どっちがいい?」
「え? ちょっと、なにを――」
どちらにせよやれるだけのことはやってみようと蛍を抱きかかえようとした時、何度目かの爆音が辺りに鳴り響く。
反射的に頭上を見上げると、天井の一部が今まさに落下してこようとしていた。
予想落下地点は――今まさに俺たちがいる場所。
「――っ‼」
「きゃっ!」
間に合うか間に合わないかは問題じゃなかった。力加減を忘れたまま蛍を突き飛ばす。
蛍の目には瓦礫が落ちてくる瞬間が映っていることだろう。俺自身の目には――残念ながら同じ景色を見ることはできそうになかった。
次の瞬間、僅かな抵抗も許さない圧倒的な力を全身で感じ、同時にズズンという地響きと共に煙が舞い上がる。
少しして煙が晴れると、そこには上半身を起こしてこちらを見る蛍の姿があった。
無事だったことに安堵するも、蛍の表情が次第に強張っていき、絶望の色へと変わっていく。
強く突き飛ばしすぎて怪我でもさせてしまっただろうかと思い、傍に駆け寄ろうと身体を起こそうとするも、どうもうまくいかない。辛うじて動くのは腕と首ぐらいだった。
「し――っ」
俺の名前を呼ぼうとしたのか、ただ息を呑んだだけなのか。蛍は息を詰まらせたかのような声を発する。
――その時点で自分の置かれている状態に対する大よその察しはついたが、じわじわと追いついてくる気持ちの悪い痛みが、その予想が嘘ではないと告げてきていた。
「っ……」
直接確認することは恐ろしくて出来なかったが、それでもボヤけていく意識の中でなんとなく悟る。下半身が動かないのは――おそらく降ってきた瓦礫によって潰されてしまったからだと。
そう現状を客観的に理解した上でここまで冷静でいられたのは、〝死〟ということに対して拒否感が薄かったからか。あるいは、無駄死にせず済んだと安心していたのもあるかもしれない。少なくともこうして蛍は救う事が出来たのだ。
後の要因は……もう自分が助からないと分かってしまっているのもあるか。
「アンタたちまだここに――っ、そんな……!」
その時、場違いに騒々しい声が薄っすらと聞こえる。出来ればもう二度と聞きたくないと思っていた男の声だったが、今は救われた心地になっていた。
「お願い! この瓦礫を退けて!」
すぐ後に蛍の懇願する声が聞こえる。
「そ……っ……!」
そんなことはどうでもいい、そう口にしようとするも、肺が潰れてしまっているのかうまく言葉がでてこない。
「……ごめんなさい。あーし一人じゃどうすることもできないわ。仮に動かせたとしても、これはもう……」
「そんな……‼」
「……ほ……た……を……」
最後の力を振り絞って、声にならない息を吐き出す。この状況で蛍を救えるとしたら、それは花柳ただ一人だけだ。
「分かった。必ず蛍ちゃんを外に連れ出すと誓うわ。……だからアンタも、もう休みなさい」
その言葉に安堵して全身の力が抜けていく。
……まさかこの男に感謝する日が来るとは思ってもみなかった。
「っ……いや! 待って! お願いっ! 志樹っ……‼」
必死に手を伸ばす蛍を、花柳が無理やり肩に抱えて走り去っていく。
弁慶のような後ろ姿で八艘飛びを思わせる身のこなし。あの常人ならざる男ならきっと大丈夫だろう。
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