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第二章 まぁ、そう簡単にはいかないようで
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「……ライム様、本当にお体は大丈夫なのですか?」
「ああ、問題ない。昨日は世話をかけたね」
馬車に揺られ、昨日と同じ景色を眺める
稲穂が揺れる大地と点々と姿を見せる人々
綺麗な馬だとはしゃいで追いかける子供
穏やかな日々を彼女は過ごしていたんだな、と改めて実感する
「……メアリ、変ではない?化粧もこだわったし、ドレスも一番清楚なものを選んだが……」
「大丈夫ですよ。とってもお似合いですわ」
白い肌に馴染む淡い青色のドレス
微かに緑のグラデーションがかかったカラーリングはライムのお気に入り
たしか、国王陛下と謁見のイベントもこのドレスを着ていた
だがまぁ、客観と主観ではこうも違うのか、と嫌でも実感する
ゲームで、ライムはとても緊張していた
王宮に着くなり腹痛を起こし、陛下の目の前でコケて、挙句腰を抜かせて、アイラ王子に介抱される
そんなに緊張するもんか、と甘く思っていたが断言しよう
めちゃくちゃ緊張する。
今にも心臓が爆発しそうで、何ならこのまま森に入って苔岩に座ってぼーっとしてたい
だが、ここで逃げる訳にはいかないのだ
私が愛する人々も、植物も、全てが消える前に、私は私に出来ることをする
「あ、着きましたよライム様」
「…………ああ。」
止まった馬車
外で待っているであろう王宮の使用人の気配に息を呑む
大丈夫。大丈夫、と自分に言い聞かせてから大きく、喉の関所を空気が破った
開いた戸を潜り、震える足を地に降ろす
「お待ちしておりました、ライム様。陛下がお待ちです、どうぞこちらへ」
少し老いた人が私をエスコートする
シワが多くて、肉のない手
だがそれでも背筋はピンと伸び、堂々とした立ち振る舞いで彼は私の手を引く
一歩、一歩と進む度、強く脈打つ鼓動を感じて、私は謁見の間へと進む
「……失礼致します。ライム様をお連れしました」
「…入れ。」
私の手を離し、横へと避ける男性を見送って、背筋を伸ばす
ゆっくりと開かれる、巨大な扉
一気に降り注ぐ、大衆の視線
避けることも無く、この身一つで視線を受け止めてゆっくりと足を踏み出した
恐怖の枷をつけた足は重く、前へ進むのを拒む
「……ご機嫌麗しゅう、国王陛下。本日は、折り入ってお願いに参りました。」
「…………ほう、申してみよ」
低く、頭に響く声
そうだ、この場は正式な場所
個人的な願いではなく、国の絡む大切な外交を行う場所
ここだからこそ、ここでしか出来ない、願い
「私に……魔法樹を育てさせてくれませんか?」
世界の半分以上を占める王国
だからこそ、魔法樹を育てる者は相応の立場も覚悟も必要になる
王国より優れた魔法樹が他国で育ってしまえばそこから数十年はその国が優遇される
だが、立場だけ優れていたとしてもダメだ
国への反抗心がある者なら、育った魔法樹は国へ対抗できるほどの武器となり、簡単に滅ぼすことが出来てしまう
逆に、王国へ忠誠を捧げた者であれば、育った魔法樹は強大な国の力となり、世界を支える大樹となる
「……ライム、本気で言っているのか?」
「…………はい、国王陛下。」
ライムは恐らく、魔法樹の育成候補に入っていただろう
立場は勿論、ライムの父は絶対的忠誠を国王陛下に誓っている
更に言ってしまえば、ライムは植物を育てるのが好きで、自分の庭園まで持っていた
強いて欠点を上げるとしたら、まだ幼い故の魔力の低さと心身の未成熟
当然、魔力があれば育てられるという訳でもない
昔、魔法樹を育てていた魔法使いが木に食われそうになった、という話がある
そういった例は少ないが、必ず起こらないという確証もない
幸いにもその魔法使いは自らの身を魔法で守り、軽い怪我で済んだ
それ以来、魔法樹育成者には魔力も求められるようになった、という
「………。」
考え込むように、陛下は黙り込んだ
沈黙が、重く私の背にのしかかる
物語では、結局、他の候補者は育て切れずに枯れては種に戻して、の繰り返しで最終的に私へ育成役が回ってきた
だが、今は私から話を持ちかけて育成役を志願している
この行動が、吉と出るか、凶と出るか
「少し、考える。……次は、私から呼ぼう。」
「感謝致します、国王陛下。」
すぐさま立ち上がり、ゆるりと頭を垂れた
まだ、気は抜けない
幼いライムの記憶に残る、優しく笑う陛下は別人だ
プライベートと国を守るための王としての判断など分けているだろう
心では、私に任せたい、と思っていてくれたとしても、それを独断で決めることは出来ない
それが国を背負う”王”というものだ
「では、失礼致します、国王陛下。」
「……嗚呼、少し待て。皆、席を外せ。二人で話がしたい」
翻した足が彼の言葉にぴたりと止まる
振り返れば、そこに居たのは王としてではなく、ライムの知る人だった
少しだけ、ざわついたあと、私をじろじろと見ていた人々が謁見の間から出ていく
そこに残ったのは私と、優しい目をした少し年老いた彼だけ
少しだけ微笑んで、彼はその腰を上げた
硬そうな椅子から立って、ゆっくりと私の立つ位置へと降りる
「…魔法樹の育成は、それなりの危険が伴う。分かっているのか?」
「……はい。分かっています。まだ、魔法樹の暴走から逃れる魔力を持たないことも、承知の上で、お願いに参りました。」
困ったように、彼は笑った
ライムの記憶を見る限り、彼はライムのお願い、という言葉に弱い
こうやって、本当にいいのか、と確認しようと、彼は自分の首を締めることに変わりはない
ライムは否定しているが、彼はライムを娘のように想い、だからこそ、魔法樹を任せることを悩んだ
私を危険な目に合わせない為に
だが、彼も分かっているはずだ
私に任せることが一番成功率の高い選択肢で、王として選ぶべきものだと
「……そうか。」
「?………あ、の?」
頭に乗せられた大きな掌
ぐしゃりと撫でられるのが心地いい
整えた髪は少しだけ乱れて、視界を遮る
視線だけ上げてみるが彼の表情はよく見えない
「…強くなったな」
「!……ありがとう、ございます」
褒められた喜びと少しの気恥しさで顔が熱くなるのを感じる
誤魔化すようにスカートをたくし上げて彼へと頭を垂れた
熱を帯び、赤くなっているであろう頬を髪で隠す
「で…では、私はその……か、帰ります。」
火照った顔のまま、逃げるように王宮からそそくさと出る
馬車の近くで待っていたメアリが私を見るなり心配そうに駆け寄った
その瞬間、がくり、と足が折れてその場にへたり込む
「ああ、問題ない。昨日は世話をかけたね」
馬車に揺られ、昨日と同じ景色を眺める
稲穂が揺れる大地と点々と姿を見せる人々
綺麗な馬だとはしゃいで追いかける子供
穏やかな日々を彼女は過ごしていたんだな、と改めて実感する
「……メアリ、変ではない?化粧もこだわったし、ドレスも一番清楚なものを選んだが……」
「大丈夫ですよ。とってもお似合いですわ」
白い肌に馴染む淡い青色のドレス
微かに緑のグラデーションがかかったカラーリングはライムのお気に入り
たしか、国王陛下と謁見のイベントもこのドレスを着ていた
だがまぁ、客観と主観ではこうも違うのか、と嫌でも実感する
ゲームで、ライムはとても緊張していた
王宮に着くなり腹痛を起こし、陛下の目の前でコケて、挙句腰を抜かせて、アイラ王子に介抱される
そんなに緊張するもんか、と甘く思っていたが断言しよう
めちゃくちゃ緊張する。
今にも心臓が爆発しそうで、何ならこのまま森に入って苔岩に座ってぼーっとしてたい
だが、ここで逃げる訳にはいかないのだ
私が愛する人々も、植物も、全てが消える前に、私は私に出来ることをする
「あ、着きましたよライム様」
「…………ああ。」
止まった馬車
外で待っているであろう王宮の使用人の気配に息を呑む
大丈夫。大丈夫、と自分に言い聞かせてから大きく、喉の関所を空気が破った
開いた戸を潜り、震える足を地に降ろす
「お待ちしておりました、ライム様。陛下がお待ちです、どうぞこちらへ」
少し老いた人が私をエスコートする
シワが多くて、肉のない手
だがそれでも背筋はピンと伸び、堂々とした立ち振る舞いで彼は私の手を引く
一歩、一歩と進む度、強く脈打つ鼓動を感じて、私は謁見の間へと進む
「……失礼致します。ライム様をお連れしました」
「…入れ。」
私の手を離し、横へと避ける男性を見送って、背筋を伸ばす
ゆっくりと開かれる、巨大な扉
一気に降り注ぐ、大衆の視線
避けることも無く、この身一つで視線を受け止めてゆっくりと足を踏み出した
恐怖の枷をつけた足は重く、前へ進むのを拒む
「……ご機嫌麗しゅう、国王陛下。本日は、折り入ってお願いに参りました。」
「…………ほう、申してみよ」
低く、頭に響く声
そうだ、この場は正式な場所
個人的な願いではなく、国の絡む大切な外交を行う場所
ここだからこそ、ここでしか出来ない、願い
「私に……魔法樹を育てさせてくれませんか?」
世界の半分以上を占める王国
だからこそ、魔法樹を育てる者は相応の立場も覚悟も必要になる
王国より優れた魔法樹が他国で育ってしまえばそこから数十年はその国が優遇される
だが、立場だけ優れていたとしてもダメだ
国への反抗心がある者なら、育った魔法樹は国へ対抗できるほどの武器となり、簡単に滅ぼすことが出来てしまう
逆に、王国へ忠誠を捧げた者であれば、育った魔法樹は強大な国の力となり、世界を支える大樹となる
「……ライム、本気で言っているのか?」
「…………はい、国王陛下。」
ライムは恐らく、魔法樹の育成候補に入っていただろう
立場は勿論、ライムの父は絶対的忠誠を国王陛下に誓っている
更に言ってしまえば、ライムは植物を育てるのが好きで、自分の庭園まで持っていた
強いて欠点を上げるとしたら、まだ幼い故の魔力の低さと心身の未成熟
当然、魔力があれば育てられるという訳でもない
昔、魔法樹を育てていた魔法使いが木に食われそうになった、という話がある
そういった例は少ないが、必ず起こらないという確証もない
幸いにもその魔法使いは自らの身を魔法で守り、軽い怪我で済んだ
それ以来、魔法樹育成者には魔力も求められるようになった、という
「………。」
考え込むように、陛下は黙り込んだ
沈黙が、重く私の背にのしかかる
物語では、結局、他の候補者は育て切れずに枯れては種に戻して、の繰り返しで最終的に私へ育成役が回ってきた
だが、今は私から話を持ちかけて育成役を志願している
この行動が、吉と出るか、凶と出るか
「少し、考える。……次は、私から呼ぼう。」
「感謝致します、国王陛下。」
すぐさま立ち上がり、ゆるりと頭を垂れた
まだ、気は抜けない
幼いライムの記憶に残る、優しく笑う陛下は別人だ
プライベートと国を守るための王としての判断など分けているだろう
心では、私に任せたい、と思っていてくれたとしても、それを独断で決めることは出来ない
それが国を背負う”王”というものだ
「では、失礼致します、国王陛下。」
「……嗚呼、少し待て。皆、席を外せ。二人で話がしたい」
翻した足が彼の言葉にぴたりと止まる
振り返れば、そこに居たのは王としてではなく、ライムの知る人だった
少しだけ、ざわついたあと、私をじろじろと見ていた人々が謁見の間から出ていく
そこに残ったのは私と、優しい目をした少し年老いた彼だけ
少しだけ微笑んで、彼はその腰を上げた
硬そうな椅子から立って、ゆっくりと私の立つ位置へと降りる
「…魔法樹の育成は、それなりの危険が伴う。分かっているのか?」
「……はい。分かっています。まだ、魔法樹の暴走から逃れる魔力を持たないことも、承知の上で、お願いに参りました。」
困ったように、彼は笑った
ライムの記憶を見る限り、彼はライムのお願い、という言葉に弱い
こうやって、本当にいいのか、と確認しようと、彼は自分の首を締めることに変わりはない
ライムは否定しているが、彼はライムを娘のように想い、だからこそ、魔法樹を任せることを悩んだ
私を危険な目に合わせない為に
だが、彼も分かっているはずだ
私に任せることが一番成功率の高い選択肢で、王として選ぶべきものだと
「……そうか。」
「?………あ、の?」
頭に乗せられた大きな掌
ぐしゃりと撫でられるのが心地いい
整えた髪は少しだけ乱れて、視界を遮る
視線だけ上げてみるが彼の表情はよく見えない
「…強くなったな」
「!……ありがとう、ございます」
褒められた喜びと少しの気恥しさで顔が熱くなるのを感じる
誤魔化すようにスカートをたくし上げて彼へと頭を垂れた
熱を帯び、赤くなっているであろう頬を髪で隠す
「で…では、私はその……か、帰ります。」
火照った顔のまま、逃げるように王宮からそそくさと出る
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