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なんで来たんですかぁ!
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昼休み僕は職員室に呼ばれていた
「なぁ雛菊今日のメニューは何にすればいい」
「僕に聞かないでください…」
担任にして調理部の顧問である臼井先生に、今日の調理部のメニューが決まらないと、だから一緒に考えろと言う事で呼ばれていたらしい
「別に決めて欲しいとは言っていない、雛菊の意見は?」
「長くお腹に留まってくれるものならなんでも」
「いや、家でも作れよ…」
「一人分だけだと変に食材が余っちゃうので……」
別にそんな事はない。できればキッチンに行きたくないだけなのだ。キッチンからリビングが見える設計になっており、よくリビングにいる妹に迷惑をかけない為に、キッチンには行かないようにしている。それだけだ。でもお弁当を作る時とからのお弁当箱を洗う時はやむを得ずって、感じだ。
「そうかぁ…スイーツでいいか?」
「材料は?」
「この前使って余った小麦粉とか卵とか牛乳はある。牛乳の消費期限が明後日だから使ってしまいたい。ってなるとクッキーか?」
「年で何回クッキー作るんですか……」
今年度になってもう2回も作った。クッキーは先生のメニューの迷った時の逃げ道なのだ。
まぁ簡単だからであるが
「放課後果物など買いに行きませんか?それでパンケーキとかにして盛り付けに時間を割かせて、放置すれば。うちの部活は女の子が殆どですし、盛り付けに夢中になるかと。」
「良いアイデアだが、殆ど女の子と言っても3学年合わせても12人だぞ。そんな纏める程の人数でもない。」
「はは…そうですね…」
「よし!決まった放課後直ぐに買いに行くぞ。それまでは待機させるように桔梗に言っておいてくれ」
「はい」
と言う所で話が一段落し、僕は職員室を出る。
廊下にある時計を見ると後数分で昼休みが終わろうとしていた。急げばご飯は食べる事ができるかもしれない。けど…急いで食べるの苦手なんだよな……
今日の部活がパンケーキと言う事もあり、夜ご飯として家で食べることにして、お昼は何も食べずに放課後までただ待ち続けた
今日の授業の全てが終わり、帰りのホームルームをすると、僕は急いで先生の車の元へと向かう。
既に先生は乗り込んでおり、フロントガラス越しに目のあった僕に顎で助手席に乗れと言ってきたので、支持されたとおりに座る。
「シートベルトしたか?」
「はい」
「じゃ、行くぞ」
そして学校から車で数分の所にある、業務用スーパーに着くと先生に渡されたメモ用紙とお金を持って僕が、急いで買いに行く。
メモ用紙にはマス目を無視した乱雑な字で、『果物、メープルシロップ、生クリーム、デコれそうなもん』と書かれていた。
「最後とか雑すぎるよ…」
こう言うのが結婚できない理由かもしれない。
先生は放任主義と言うか、面倒臭がりだ。料理も裁縫もとってもうまい。けど私生活がかなりあれなんだと思う。
車が助手席しか乗る場所が無いと言えば何となく分かるだろうか。後ろは脱いだジャケットやら何やらが鎮座している
「後で片付けてあげようかな…それより果物」
特に珍しい果物を買うことも無く、りんごやいちごと言う人気のありそうな所を数個持っていき、その他も順調に籠に入れていく、デコレーション出来そうなものはチョコのペンとビーズ状の物を籠に入れ。会計を済ませて車に戻る
ドアを開けて乗ると独特な匂いがした
「う…!先生タバコ!」
「おっとスマン」
なんでそんな匂いの物を加える事ができるんだろう。
体にいい事無いのに…何がいいんだろうか
「じゃあ帰るぞ」
~~~~~
「お前らー今日はパンケーキだ。今材料買ってきた。好きにやれ」
「「はーい」」
調理室に入ると勉強している者もいればおしゃべりしている人も、と言った具合にそれぞれが上手く時間を潰していたらしい。いつも僕が使っている作業台には当たり前のように桔梗さんがいて、疲れているのか寝てしまっている
「お、起きてください…ぶ…部活です」
僕の細い声でなんか耳に届かない。
だからといって体を触るのも……
「こら、桔梗起きろ」
僕がどうしようか悩んであたふたしていると、見兼ねた先生の優しいチョップが脳天に撃たれる。
腕を組んで伏せていた形で寝ていた桔梗さんはゴン!と音を立てその身を震わせた
「うぅ…痛い」
「起きろ、雛菊が困ってる」
「!?何、どこで!」
「ここです…」
二人の会話だったはずなのに、僕の方に標的が変わってしまった…なんだろう…始まっちゃう
「うんうん、ごめんね。起きなくて~。さぁ一緒に作ろうか」
そう言い僕の頭に手を乗せて、小さい子をあやす様に撫でてくる。この人はいつもこうやって僕の事を…
「こ、子供扱いしないでくだはい!」
うぅ…噛んじゃった…
「くだはいになってるよ~」
「つ、作りますよ!」
「あらら~怒っちゃった。ごめんね。」
「謝って…くれるなら…大丈夫です…」
先生はいつの間にかフェードアウトしていき、教職員用の作業台にパソコンを置いて、先生としての仕事をしている
「ちょろ……」
「何か言いましか?」
「ううん。何でもないよ。パンケーキだっけ?」
「はい、じゃあ…」
生地から作っていきましょうと、言おうとしたその時
ガラガラガラ!ピシャッ!
「雛菊いるー!!?」
「おい!迷惑だろ!!」
それは八重森さんと桜庭君だった。
えぇ…なんで来たんですかぁ…
「なぁ雛菊今日のメニューは何にすればいい」
「僕に聞かないでください…」
担任にして調理部の顧問である臼井先生に、今日の調理部のメニューが決まらないと、だから一緒に考えろと言う事で呼ばれていたらしい
「別に決めて欲しいとは言っていない、雛菊の意見は?」
「長くお腹に留まってくれるものならなんでも」
「いや、家でも作れよ…」
「一人分だけだと変に食材が余っちゃうので……」
別にそんな事はない。できればキッチンに行きたくないだけなのだ。キッチンからリビングが見える設計になっており、よくリビングにいる妹に迷惑をかけない為に、キッチンには行かないようにしている。それだけだ。でもお弁当を作る時とからのお弁当箱を洗う時はやむを得ずって、感じだ。
「そうかぁ…スイーツでいいか?」
「材料は?」
「この前使って余った小麦粉とか卵とか牛乳はある。牛乳の消費期限が明後日だから使ってしまいたい。ってなるとクッキーか?」
「年で何回クッキー作るんですか……」
今年度になってもう2回も作った。クッキーは先生のメニューの迷った時の逃げ道なのだ。
まぁ簡単だからであるが
「放課後果物など買いに行きませんか?それでパンケーキとかにして盛り付けに時間を割かせて、放置すれば。うちの部活は女の子が殆どですし、盛り付けに夢中になるかと。」
「良いアイデアだが、殆ど女の子と言っても3学年合わせても12人だぞ。そんな纏める程の人数でもない。」
「はは…そうですね…」
「よし!決まった放課後直ぐに買いに行くぞ。それまでは待機させるように桔梗に言っておいてくれ」
「はい」
と言う所で話が一段落し、僕は職員室を出る。
廊下にある時計を見ると後数分で昼休みが終わろうとしていた。急げばご飯は食べる事ができるかもしれない。けど…急いで食べるの苦手なんだよな……
今日の部活がパンケーキと言う事もあり、夜ご飯として家で食べることにして、お昼は何も食べずに放課後までただ待ち続けた
今日の授業の全てが終わり、帰りのホームルームをすると、僕は急いで先生の車の元へと向かう。
既に先生は乗り込んでおり、フロントガラス越しに目のあった僕に顎で助手席に乗れと言ってきたので、支持されたとおりに座る。
「シートベルトしたか?」
「はい」
「じゃ、行くぞ」
そして学校から車で数分の所にある、業務用スーパーに着くと先生に渡されたメモ用紙とお金を持って僕が、急いで買いに行く。
メモ用紙にはマス目を無視した乱雑な字で、『果物、メープルシロップ、生クリーム、デコれそうなもん』と書かれていた。
「最後とか雑すぎるよ…」
こう言うのが結婚できない理由かもしれない。
先生は放任主義と言うか、面倒臭がりだ。料理も裁縫もとってもうまい。けど私生活がかなりあれなんだと思う。
車が助手席しか乗る場所が無いと言えば何となく分かるだろうか。後ろは脱いだジャケットやら何やらが鎮座している
「後で片付けてあげようかな…それより果物」
特に珍しい果物を買うことも無く、りんごやいちごと言う人気のありそうな所を数個持っていき、その他も順調に籠に入れていく、デコレーション出来そうなものはチョコのペンとビーズ状の物を籠に入れ。会計を済ませて車に戻る
ドアを開けて乗ると独特な匂いがした
「う…!先生タバコ!」
「おっとスマン」
なんでそんな匂いの物を加える事ができるんだろう。
体にいい事無いのに…何がいいんだろうか
「じゃあ帰るぞ」
~~~~~
「お前らー今日はパンケーキだ。今材料買ってきた。好きにやれ」
「「はーい」」
調理室に入ると勉強している者もいればおしゃべりしている人も、と言った具合にそれぞれが上手く時間を潰していたらしい。いつも僕が使っている作業台には当たり前のように桔梗さんがいて、疲れているのか寝てしまっている
「お、起きてください…ぶ…部活です」
僕の細い声でなんか耳に届かない。
だからといって体を触るのも……
「こら、桔梗起きろ」
僕がどうしようか悩んであたふたしていると、見兼ねた先生の優しいチョップが脳天に撃たれる。
腕を組んで伏せていた形で寝ていた桔梗さんはゴン!と音を立てその身を震わせた
「うぅ…痛い」
「起きろ、雛菊が困ってる」
「!?何、どこで!」
「ここです…」
二人の会話だったはずなのに、僕の方に標的が変わってしまった…なんだろう…始まっちゃう
「うんうん、ごめんね。起きなくて~。さぁ一緒に作ろうか」
そう言い僕の頭に手を乗せて、小さい子をあやす様に撫でてくる。この人はいつもこうやって僕の事を…
「こ、子供扱いしないでくだはい!」
うぅ…噛んじゃった…
「くだはいになってるよ~」
「つ、作りますよ!」
「あらら~怒っちゃった。ごめんね。」
「謝って…くれるなら…大丈夫です…」
先生はいつの間にかフェードアウトしていき、教職員用の作業台にパソコンを置いて、先生としての仕事をしている
「ちょろ……」
「何か言いましか?」
「ううん。何でもないよ。パンケーキだっけ?」
「はい、じゃあ…」
生地から作っていきましょうと、言おうとしたその時
ガラガラガラ!ピシャッ!
「雛菊いるー!!?」
「おい!迷惑だろ!!」
それは八重森さんと桜庭君だった。
えぇ…なんで来たんですかぁ…
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