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α-序章
009-考え及ばず、寝床へGO
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充分な金を手にした俺は、まずそれを使って何をするかを考える。
今は物資が満ち満ちているから、買い物をする必要は全くない。
強いて言えば減りの激しい燃料補給だが、水素くらいならただ同然で手に入る。
「となると、だ...」
俺はテーブルの上にあるとあるものに目を向けた。
いつもSCL内で使っていた部屋の引き出しに入っていた、真っ白な銃だ。
ただし、二つ問題がある。
一つは、俺が銃を撃った経験が一度もない事。
もう一つは、この銃には弾が無い事だ。
「売ってるものなのか...?」
試しに分解してから組み直してみたが、炸薬で弾を発射するものではないようだ。
内部には結晶が装填されており、何らかの機構を持ってレーザーのようなものを変調させて発射する仕組みであることはわかっている。
「調べてみるか」
マーケットシステムの検索機能で、この銃の型番を調べる。
結果、オールドモデルのカラム02式試作モデルという結果が出た。
カラムという大昔に倒産した企業のカラム01の上位互換版だったようだ。
マーケットにもデータはなく、値段の付けられないもののようだ。
弾ではなくエナジーパックを使うもののようで、対応しているのは中型、小型のエナジーパックだそうだ。
「それなら在庫があるな」
私室の隅にあった箱を開けて、中型のエネルギーパックを取り出した。
それを、カラム02のグリップ部分を開けて取り付けた。
低い音がして、カラム02の白い銃身に、青い一本の線が輝いた。
どうやら、これで使えるようになったらしい。
「まあ、使わないが」
ホルスターを掘り起こして、中に収めると光は消えた。
いつ暴漢に襲われるとも知らない身体であるし、武器は携行しておいた方がいいだろう。
「それで...何だったか」
そうだ、商品の買い付け以外への用途の話だった。
しかしながら、考えても良い案は浮かばない、つまり...完璧な状態ということだ。
「となると、商売を始めた方がいいな」
マサドライトの売買は、とりあえずあのJudyとかいうユーザーのコネで売り捌くこととする。
なので、それまではマーケットを観察しつつ悠々自適に過ごすとしよう。
「とはいえ、特にすることもないんだが」
この身体を直視したくないので、運動も躊躇われる。
最低限身を清める時には諦めているが、何というか...いい知れない感覚に襲われるのだ。
「この世界、娯楽はなんなんだ?」
そう思って携帯端末を調べるが、簡易的な機能と検索しかない。
船のコンソールを操作するが、ホログラム放送くらいしか見るものがなかった。
「ニュースはよく分からないしな」
放送では、カウリーシャの戦いから二十年経った事を報じているが、それを調べる必要もないだろう。
それになんの経済効果もないのだから。
「...寝るか」
無為に寝て過ごすのがいつぶりか考えつつ、俺は船のリラクゼーションルームにやってきた。
そこには、そこそこ固くそこそこ柔らかいソファがある。
部屋のベッドより、こちらの方が落ち着くので俺はこちらを選ぶことが多い。
寝転がると、胸の重みで凝っていた肩が安らぐ。
「はっ...」
目を閉じて、次起きた時には現実に戻れるように願う。
正直、女になってもこの宇宙世界じゃ厳しい...現実で巨乳美少女ならせめて...
今は物資が満ち満ちているから、買い物をする必要は全くない。
強いて言えば減りの激しい燃料補給だが、水素くらいならただ同然で手に入る。
「となると、だ...」
俺はテーブルの上にあるとあるものに目を向けた。
いつもSCL内で使っていた部屋の引き出しに入っていた、真っ白な銃だ。
ただし、二つ問題がある。
一つは、俺が銃を撃った経験が一度もない事。
もう一つは、この銃には弾が無い事だ。
「売ってるものなのか...?」
試しに分解してから組み直してみたが、炸薬で弾を発射するものではないようだ。
内部には結晶が装填されており、何らかの機構を持ってレーザーのようなものを変調させて発射する仕組みであることはわかっている。
「調べてみるか」
マーケットシステムの検索機能で、この銃の型番を調べる。
結果、オールドモデルのカラム02式試作モデルという結果が出た。
カラムという大昔に倒産した企業のカラム01の上位互換版だったようだ。
マーケットにもデータはなく、値段の付けられないもののようだ。
弾ではなくエナジーパックを使うもののようで、対応しているのは中型、小型のエナジーパックだそうだ。
「それなら在庫があるな」
私室の隅にあった箱を開けて、中型のエネルギーパックを取り出した。
それを、カラム02のグリップ部分を開けて取り付けた。
低い音がして、カラム02の白い銃身に、青い一本の線が輝いた。
どうやら、これで使えるようになったらしい。
「まあ、使わないが」
ホルスターを掘り起こして、中に収めると光は消えた。
いつ暴漢に襲われるとも知らない身体であるし、武器は携行しておいた方がいいだろう。
「それで...何だったか」
そうだ、商品の買い付け以外への用途の話だった。
しかしながら、考えても良い案は浮かばない、つまり...完璧な状態ということだ。
「となると、商売を始めた方がいいな」
マサドライトの売買は、とりあえずあのJudyとかいうユーザーのコネで売り捌くこととする。
なので、それまではマーケットを観察しつつ悠々自適に過ごすとしよう。
「とはいえ、特にすることもないんだが」
この身体を直視したくないので、運動も躊躇われる。
最低限身を清める時には諦めているが、何というか...いい知れない感覚に襲われるのだ。
「この世界、娯楽はなんなんだ?」
そう思って携帯端末を調べるが、簡易的な機能と検索しかない。
船のコンソールを操作するが、ホログラム放送くらいしか見るものがなかった。
「ニュースはよく分からないしな」
放送では、カウリーシャの戦いから二十年経った事を報じているが、それを調べる必要もないだろう。
それになんの経済効果もないのだから。
「...寝るか」
無為に寝て過ごすのがいつぶりか考えつつ、俺は船のリラクゼーションルームにやってきた。
そこには、そこそこ固くそこそこ柔らかいソファがある。
部屋のベッドより、こちらの方が落ち着くので俺はこちらを選ぶことが多い。
寝転がると、胸の重みで凝っていた肩が安らぐ。
「はっ...」
目を閉じて、次起きた時には現実に戻れるように願う。
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