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Δ-ハスラパル戦域編(後編)
191-移乗攻撃
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『セーフティ、全解除。ペルソナにより、イクシロン・ドライブの出力を200%にまで上昇させ、推進能力を1500%高めます』
それは、諸刃の剣。
だが、この局面において、艦長がそうしろと叫んだのだ。
それに足る理由があると、ペルソナは判断した。
質量による加速度の上がりにくさを無視して、オリオンは一瞬で音速に到達する。
『リリー様、どうしますか?』
「ぶつけて、いいよ?」
『了解☆』
恨み辛みを全てぶつけるかのように、巡洋艦の真下に回り込んだオリオンは、全出力を下方向に向けて加速、巡洋艦に体当たりした。
オリオンの張っていたシールドと巡洋艦のシールドが衝突した結果、負けたのは巡洋艦のシールドであった。
「ペルソナっ!!」
『了解!!』
そして、オリオンの主砲が、巡洋艦の艦尾を吹き飛ばす。
それによって推進器が破壊され、巡洋艦はそれ以上の加速ができなくなる。
そんな状態でオリオンによって突き上げられ、巡洋艦は速度を一気に落とす事となった。
「リリーさん...!」
「大丈夫! 指揮は私が取るから...ペルソナ、突入して制圧して。戦闘ボットも連れて行っていいから!」
「はい、分かりました!」
車椅子で艦橋に入ってきたリリーが、指揮権の委譲を宣言した。
ペルソナは目も眩むような速度で艦長席の椅子を取り外し、リリーの車椅子を固定した。
「では、行ってまいります!」
「頑張って」
リリーはそうは言ったものの、腕を動かすのも辛い様子だった。
まだ我に返ってから4日しか経っていないので、リハビリテーションが済んでいないのだ。
「リリーさん、大丈夫?」
「大丈.....夫、じゃないね」
もう嘘は吐かないと決めたリリーは、正直に内情を吐露した。
平衡感覚を失い、かつ筋組織の衰えでまともに歩けない中、自動車椅子を操作してブリッジまで上がってきたのだ。
ボロボロで、大丈夫等と言える状態ではない。
「手伝ってくれる? アル艦長?」
「.....うん!」
艦体に取りついたペルソナたちは、船内へ続くハッチを通れないため外壁をぶち破り突入する。
艦内の探索マッピングがモニタに表示され、各所で交戦、そして制圧していく。
「.....殺したの?」
『致し方ありません、向こうは降伏する気は無いのですから』
「....分かったよ」
『それよりも、営倉エリアで気になる捕虜を発見しました、映像を転送します』
リリーが映像を見ると、簀巻きにされて転がっている捕虜がいた。
「死にたくねえ~~~!!」と言いながら転げまわっている。
「....出来るなら、生かして確保しておいて」
『はーい!』
ペルソナは優秀だ。
今日の装備はヘビービームライフルとフルオートレーザーガンで、扉をガンガン破壊しながら突き進んでいる。
もしランドメイルに搭乗していたら、死者は通路だけでは済まなかったはずだ。
それを理解しているリリーは、それ以上は何も言わなかった。
ペルソナと機兵たちは、もっとも生命反応が多い区画へと侵入していく。
それは、諸刃の剣。
だが、この局面において、艦長がそうしろと叫んだのだ。
それに足る理由があると、ペルソナは判断した。
質量による加速度の上がりにくさを無視して、オリオンは一瞬で音速に到達する。
『リリー様、どうしますか?』
「ぶつけて、いいよ?」
『了解☆』
恨み辛みを全てぶつけるかのように、巡洋艦の真下に回り込んだオリオンは、全出力を下方向に向けて加速、巡洋艦に体当たりした。
オリオンの張っていたシールドと巡洋艦のシールドが衝突した結果、負けたのは巡洋艦のシールドであった。
「ペルソナっ!!」
『了解!!』
そして、オリオンの主砲が、巡洋艦の艦尾を吹き飛ばす。
それによって推進器が破壊され、巡洋艦はそれ以上の加速ができなくなる。
そんな状態でオリオンによって突き上げられ、巡洋艦は速度を一気に落とす事となった。
「リリーさん...!」
「大丈夫! 指揮は私が取るから...ペルソナ、突入して制圧して。戦闘ボットも連れて行っていいから!」
「はい、分かりました!」
車椅子で艦橋に入ってきたリリーが、指揮権の委譲を宣言した。
ペルソナは目も眩むような速度で艦長席の椅子を取り外し、リリーの車椅子を固定した。
「では、行ってまいります!」
「頑張って」
リリーはそうは言ったものの、腕を動かすのも辛い様子だった。
まだ我に返ってから4日しか経っていないので、リハビリテーションが済んでいないのだ。
「リリーさん、大丈夫?」
「大丈.....夫、じゃないね」
もう嘘は吐かないと決めたリリーは、正直に内情を吐露した。
平衡感覚を失い、かつ筋組織の衰えでまともに歩けない中、自動車椅子を操作してブリッジまで上がってきたのだ。
ボロボロで、大丈夫等と言える状態ではない。
「手伝ってくれる? アル艦長?」
「.....うん!」
艦体に取りついたペルソナたちは、船内へ続くハッチを通れないため外壁をぶち破り突入する。
艦内の探索マッピングがモニタに表示され、各所で交戦、そして制圧していく。
「.....殺したの?」
『致し方ありません、向こうは降伏する気は無いのですから』
「....分かったよ」
『それよりも、営倉エリアで気になる捕虜を発見しました、映像を転送します』
リリーが映像を見ると、簀巻きにされて転がっている捕虜がいた。
「死にたくねえ~~~!!」と言いながら転げまわっている。
「....出来るなら、生かして確保しておいて」
『はーい!』
ペルソナは優秀だ。
今日の装備はヘビービームライフルとフルオートレーザーガンで、扉をガンガン破壊しながら突き進んでいる。
もしランドメイルに搭乗していたら、死者は通路だけでは済まなかったはずだ。
それを理解しているリリーは、それ以上は何も言わなかった。
ペルソナと機兵たちは、もっとも生命反応が多い区画へと侵入していく。
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