102 / 486
第四章:凶賊と、人類最高の【ざまぁ】はこちらです
101:カワードさんと、アニキ★
しおりを挟む
「Oh!? みすてぅぅィ~く♪ 俺とした事が勘違いから何たる無様を。カワード様が委縮してしまうとは痛恨の極!」
「テ、テ、テ、テてめええええええ!!」
「さて、遠足の続をしようじゃな~い?」
「ナ、ナガレさん、あの……大丈夫ですか?」
「ナガレ……」
「ハッハッハッハ。カワード様の言う事を疑ったらいけないぞ? カワード様の言う事は絶・対・正しい!」
そう笑い飛ばしながら、流は『未知の敵対生物』が生息する岩山へと、ゆったりと進む。
そのまま岩山の中心部に四人が到着すると、カワードが姉妹を連れて後ろへと下がる。
「あ~、なんだ、ナガレさんよ。腕輪は見つかったから俺達はここで帰るわ」
「えええ? まだ居たのか? 逃げ足だけのカワード様はもう、お家へ帰ってると思ったんだがな。おっと、失礼。本当の事を言ってしまったかな?」
カワードが下がった所で、岩山のあちこちから人影が現れる。
「おーおー、二足歩行の虎とは珍妙な生き物だな。カワード様、あれがトラフタイガーってやつですかい?」
「……その軽口もそこまでだ! ついでにリリアン、テメーも邪魔だから死ねッ!!」
カワードはレイナを引き寄せると、リリアンを流の所へ向けて蹴り飛ばす。
「お姉ちゃん!! カワード! 何をするの!?」
「くっ!? レイナ、そいつと後ろに下がってなさい。私とナガレは大丈夫だから」
「麗しき姉妹愛だね~、クククッ」
カワードはレイナの首筋にナイフを突き付けると、勝ち誇ったように叫ぶ。
「約束通りにクソ野郎と、女を一人連れて来た! 後はあんたらの好きにしてもいい!」
カワードがそう言い放つと、ぞろぞろと二足歩行の自称トラが流達へと歩いて来る。
「ハッハッハ! ナガレ~今ならもしかしたら俺に泣いて頼めば助かるかもよ? どーだ、土下座でもしてみるか~? ん~?」
「おや? どこかでゴミ虫が何かを言っているぞ」
「ナガレ、それはゴミ虫に失礼ってものだろう?」
「あ!? それはそうだな。ごめんなさい、世界のゴミムシさん」
「テ、テメェ!! もういい、死ね!!」
カワードはレイナを無理やりに連れて元来た道の方へ下がり、同時に自称トラ改め、殺盗団の兵達が入れ替わる様に迫る。
その様子にリリアンは後ずさるも、流は冷静に指示を出す。
「リリアン、お前はタンカーだな?」
「ああ、一応はそのつもりだ」
「よし、ならお前は自分の身を守る事だけに専念しろ。丁度そこの右側に三方を岩に囲まれた場所がある。背水ならぬ背岩で逃げ場が無いが、前方だけの攻撃を何とか凌いでくれ」
「分かった。でもナガレはどうする?」
「俺か? 俺は――」
流達を囲むように迫って来た殺盗団の一人が、流へ向けて斬りかかる。
その刹那、流は美琴を抜き放ち賊の右腕を斬り飛ばす。
「こうするかな?」
「ガアアア!! 俺の腕があああ」
一瞬の事で何が起きたか分からなかった賊は、次の瞬間襲って来る『熱』とも言える痛みで我を失うほど混乱する。
それを見た賊共もその歩みを一時止めて、流を凝視する。
流も賊達を観察する。よく見ればその集団の奥に懐かしい顔を発見した。
「おおお!! そこのアンタは身ぐるみ剥がされて、泣きながら逃げて行った人ぢゃ~ないの!? 馬は良い値段で売れたぞ。俺に感謝しろよ?」
「テメェェ、やっぱりあの時の糞餓鬼か!? だがあの時とは違う! ハン、この人数でどうやって生き残るつもりだぁ? アアアン?」
数秒考えて流は賊のまとめ役の男『アニキ』に提案する。
「分かった、俺の負けだ。そこで提案なんだが聞いてはいただけないだろうか?」
「…………いいだろう、聞くだけ聞いてやる」
「おお!! ありがとう! なんて心の広い奴なんだ、流石アニキだな!」
「チッ、早く言ってみろ」
イラつくように言い放つアニキに、流は実にいい笑顔なのに悪い顔で提案する。
「一つ、片腕を置いてこの場を去る。二つ、片足を置いてこの場を去る。三つ、命を置いて地獄へ落ちる。俺は慈悲深いから選ばせてやる。さぁ、ど・れ・がいい? 個人的にオススメなのは三つ目だが?」
「てめぇ!! お前らや――」
「いいのか? 本当にいいのか? 後悔はしないな? これより先は日常には戻れない覚悟がある奴だけ……かかって来い!!」
流はアニキの言葉を遮り、左手を胸に添えて「まるで自分に言い聞かせる」ように賊達へ宣言し、人間を蹂躙すると言う名の覚悟を決める。
「や、やっちまえお前ら!!」
「まぁそうなるよな…………来い!!」
アニキの号令で賊達が襲い掛かる。
賊とは思えない規律だった動きで、流達を半包囲にし徐々に追いつめる。
その様子に焦る事無く、賊達の動きを見極める流とリリアン。
流とリリアンの命を賭けた過酷な戦いが今、始まる。
「テ、テ、テ、テてめええええええ!!」
「さて、遠足の続をしようじゃな~い?」
「ナ、ナガレさん、あの……大丈夫ですか?」
「ナガレ……」
「ハッハッハッハ。カワード様の言う事を疑ったらいけないぞ? カワード様の言う事は絶・対・正しい!」
そう笑い飛ばしながら、流は『未知の敵対生物』が生息する岩山へと、ゆったりと進む。
そのまま岩山の中心部に四人が到着すると、カワードが姉妹を連れて後ろへと下がる。
「あ~、なんだ、ナガレさんよ。腕輪は見つかったから俺達はここで帰るわ」
「えええ? まだ居たのか? 逃げ足だけのカワード様はもう、お家へ帰ってると思ったんだがな。おっと、失礼。本当の事を言ってしまったかな?」
カワードが下がった所で、岩山のあちこちから人影が現れる。
「おーおー、二足歩行の虎とは珍妙な生き物だな。カワード様、あれがトラフタイガーってやつですかい?」
「……その軽口もそこまでだ! ついでにリリアン、テメーも邪魔だから死ねッ!!」
カワードはレイナを引き寄せると、リリアンを流の所へ向けて蹴り飛ばす。
「お姉ちゃん!! カワード! 何をするの!?」
「くっ!? レイナ、そいつと後ろに下がってなさい。私とナガレは大丈夫だから」
「麗しき姉妹愛だね~、クククッ」
カワードはレイナの首筋にナイフを突き付けると、勝ち誇ったように叫ぶ。
「約束通りにクソ野郎と、女を一人連れて来た! 後はあんたらの好きにしてもいい!」
カワードがそう言い放つと、ぞろぞろと二足歩行の自称トラが流達へと歩いて来る。
「ハッハッハ! ナガレ~今ならもしかしたら俺に泣いて頼めば助かるかもよ? どーだ、土下座でもしてみるか~? ん~?」
「おや? どこかでゴミ虫が何かを言っているぞ」
「ナガレ、それはゴミ虫に失礼ってものだろう?」
「あ!? それはそうだな。ごめんなさい、世界のゴミムシさん」
「テ、テメェ!! もういい、死ね!!」
カワードはレイナを無理やりに連れて元来た道の方へ下がり、同時に自称トラ改め、殺盗団の兵達が入れ替わる様に迫る。
その様子にリリアンは後ずさるも、流は冷静に指示を出す。
「リリアン、お前はタンカーだな?」
「ああ、一応はそのつもりだ」
「よし、ならお前は自分の身を守る事だけに専念しろ。丁度そこの右側に三方を岩に囲まれた場所がある。背水ならぬ背岩で逃げ場が無いが、前方だけの攻撃を何とか凌いでくれ」
「分かった。でもナガレはどうする?」
「俺か? 俺は――」
流達を囲むように迫って来た殺盗団の一人が、流へ向けて斬りかかる。
その刹那、流は美琴を抜き放ち賊の右腕を斬り飛ばす。
「こうするかな?」
「ガアアア!! 俺の腕があああ」
一瞬の事で何が起きたか分からなかった賊は、次の瞬間襲って来る『熱』とも言える痛みで我を失うほど混乱する。
それを見た賊共もその歩みを一時止めて、流を凝視する。
流も賊達を観察する。よく見ればその集団の奥に懐かしい顔を発見した。
「おおお!! そこのアンタは身ぐるみ剥がされて、泣きながら逃げて行った人ぢゃ~ないの!? 馬は良い値段で売れたぞ。俺に感謝しろよ?」
「テメェェ、やっぱりあの時の糞餓鬼か!? だがあの時とは違う! ハン、この人数でどうやって生き残るつもりだぁ? アアアン?」
数秒考えて流は賊のまとめ役の男『アニキ』に提案する。
「分かった、俺の負けだ。そこで提案なんだが聞いてはいただけないだろうか?」
「…………いいだろう、聞くだけ聞いてやる」
「おお!! ありがとう! なんて心の広い奴なんだ、流石アニキだな!」
「チッ、早く言ってみろ」
イラつくように言い放つアニキに、流は実にいい笑顔なのに悪い顔で提案する。
「一つ、片腕を置いてこの場を去る。二つ、片足を置いてこの場を去る。三つ、命を置いて地獄へ落ちる。俺は慈悲深いから選ばせてやる。さぁ、ど・れ・がいい? 個人的にオススメなのは三つ目だが?」
「てめぇ!! お前らや――」
「いいのか? 本当にいいのか? 後悔はしないな? これより先は日常には戻れない覚悟がある奴だけ……かかって来い!!」
流はアニキの言葉を遮り、左手を胸に添えて「まるで自分に言い聞かせる」ように賊達へ宣言し、人間を蹂躙すると言う名の覚悟を決める。
「や、やっちまえお前ら!!」
「まぁそうなるよな…………来い!!」
アニキの号令で賊達が襲い掛かる。
賊とは思えない規律だった動きで、流達を半包囲にし徐々に追いつめる。
その様子に焦る事無く、賊達の動きを見極める流とリリアン。
流とリリアンの命を賭けた過酷な戦いが今、始まる。
0
あなたにおすすめの小説
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
無能認定され王宮から追放された俺、実は竜の言葉が話せたのでSSS級最凶竜種に懐かれ、気がついたら【竜人王】になってました。
霞杏檎
ファンタジー
田舎の村から上京して王宮兵士となって1年半……
まだまだ新人だったレイクは自身がスキルもろくに発動できない『無能力者』だと周りから虐げられる日々を送っていた。
そんなある日、『スキルが発動しない無能はこの王宮から出て行け』と自身が働いていたイブニクル王国の王宮から解雇・追放されてしまった。
そして挙げ句の果てには、道中の森でゴブリンに襲われる程の不遇様。
だが、レイクの不運はまだ続く……なんと世界を破壊する力を持つ最強の竜種"破滅古竜"と出会ってしまったのである!!
しかし、絶体絶命の状況下で不意に出た言葉がレイクの運命を大きく変えた。
ーーそれは《竜族語》
レイクが竜族語を話せると知った破滅古竜はレイクと友達になりたいと諭され、友達の印としてレイクに自身の持つ魔力とスキルを与える代わりにレイクの心臓を奪ってしまう。
こうしてレイクは"ヴィルヘリア"と名乗り美少女の姿へと変えた破滅古竜の眷属となったが、与えられた膨大なスキルの量に力を使いこなせずにいた。
それを見たヴィルヘリアは格好がつかないと自身が師匠代わりとなり、旅をしながらレイクを鍛え上げること決める。
一方で、破滅古竜の悪知恵に引っかかったイブニクル王国では国存続の危機が迫り始めていた……
これは"無能"と虐げられた主人公レイクと最強竜種ヴィルヘリアの師弟コンビによる竜種を統べ、レイクが『竜人王』になるまでを描いた物語である。
※30話程で完結します。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる