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第五章:殺盗団を壊滅せよ
115:執事達の寡黙
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向かって左側の男は、十代半ば程で人懐こい顔立ちの、褐色肌を持つ黒髪黒目の少年。
右側の男は二十代半ばで、キリリとした顔立ちの、色白で赤髪赤目の男。
そして中央には六十代前半で、品のある顔立ちにシェブロン型に整えたヒゲを蓄え、綺麗に整えたその白髪を、オールバックにした凛とした佇まいの男が立っていた。
この屋敷の使用人の中では最高のランクを持つ者、それが執事と呼ばれる者達だった。
その中でも特に中央の男は、他の二人の執事より上位の存在に感じる。
そんな三人が整列する部屋に、無粋な客人が舞い込んで来る。
「ようこそお客様、本日は私達三名が精一杯の『おもてなし』をさせていただきます。私はセバスと申します、以後お見知りおきを」
階段から最初の部屋の扉を開け放つと、そこにいる執事達の行動にヒクターは驚く。
その執事達は丁寧にヒクター達に頭を下げ、中央にいる家令のような執事が自己紹介をする。
「おい、テメーら。素直に吐けば殺さずにいてやる。この階にある『金になる』物がどこにあるのか教えろ」
「金目の物ですか……そうですね、コチラに御座いますが?」
セバスは体を半分ずらすと、その後ろには「宝石が山のように積もっている」テーブルがあった。
「クククッ。どうやら俺達はツイテいる様だぜ? おい、廊下の奴ら入って来い。お宝が山になってるぞ」
ヒクターが部下を呼ぶと残りの七人が二ヤつきながら、辺りを物色するように部屋へ入って来る。
「すげッ!? これ全部宝石っスか!!」
「ああ間違いねぇ。よし、執事共は用無しだ。殺れ」
ヒクターの命令で部下達は執事達に下卑た表情で、そのオーダーを実行するために動き出した――はずだった。
気が付けば突如視界が白くなった気がした。そして次の瞬間それは起こる。
「あれ? 何で俺、椅子に座っているんだ?」
「なんだ!? いきなり何故椅子に??」
「なッ!! た、立てねええええ!!」
気が付いたら「長テーブルの横に並べてある椅子に座らされている」十一人。
互いに顔を見合わせた後、拘束されている事に気が付きパニックになる。
「ヒクターさん、体が動かせません! ど、どうするんすか!?」
「クッソ!! オイ、執事! お前らの仕業か??」
大混乱の盗賊達、ヒクターすら挙動不審者のように上半身だけ妙な動きで逃れようとしている。
そんな盗賊達を馬鹿者でも見るような顔で「何を当たり前の事を言っているのか」と、セバスら三人は顔を見合わせる。
「お客様はいささかマナーが悪いようですね。そこで本日はマナー講座を開催する事に致しました」
そう言うとセバスは指をパチンと鳴らす。
すると奥の扉から、メイドが豪華な食事を持って来たのだった。
困惑するヒクター達の前に、豪華な肉料理の皿が一皿置かれていく。
それは白磁の皿に趣味良く形どられた、芸術とも言える黄金比で肉と野菜が盛られた一皿だった。
怒りを忘れ賊達は一瞬その見事な美しさと、香ばしい肉と香草の一皿に心を奪われる。
思わずそれを手にしようとした時、体の不自由さを思い出し怒りが再燃する。
「何のつもりだテメーら!! このままただで済むと思わ――」
セバスが話の途中で、会話を止めさせるように人差し指を口元に当てる。
「お静かに願います。ここは我が主の屋敷です。本来なら貴方達のような者が来る事は不可能なのですが……。主のご意思故、仕方なくお招きしているのです」
セバスは心底招くのが嫌そうに、しかしおもてなしの心を大事に表現すると言う表情と、言葉遣いを同時にすると言う高度な顔芸を披露する。
「何だと!! じゃあ俺達が来るのを知っていたのか?」
「勿論でございます。ですのでこれから『この屋敷で相応しい』マナーを学んで頂きます」
「ふざけるな!! そんな馬鹿なこ――ゴッガアアアア!?」
ヒクターがセバスに怒鳴った瞬間だった。
どこからの攻撃だったか、分からないうちにヒクターの「アゴが」吹き飛ぶ。
「お静かに、と申したはずですが?」
次の瞬間、ヒクターの顎は再生していた。
「ナッ!? 何が起きた!?」
「ヒ、ヒクターさんのアゴが吹き飛んだと思ったら治って……た?」
「ですから『お静かに』と申しました。次も同じですよ?」
「…………」
「…………」
ヒクター達が混乱の中で静かになった時、よく通る声でセバスが話す。
「さあ、皆様。ナイフとフォークをお持ちください。テーブルマナーを教えて差し上げましょう」
瞬間ヒクターは部下数名に目配せをし、それに気が付いた部下達は即座に行動する。
それは投擲に秀でた者達であった、つまり――
「ご高説ありがたいね。お前ら、執事さんの言う通りにナイフを持て。そして……死ね!!」
ヒクターと部下二名がナイフをセバスへと投擲したはずだった。
☆*:゚♪+。.☆.+**:゚+。☆彡
【あなた様に大感謝♪】
☆*:゚+。.☆.+*♪*:゚+。★彡
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます!
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その執事達は丁寧にヒクター達に頭を下げ、中央にいる家令のような執事が自己紹介をする。
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気が付けば突如視界が白くなった気がした。そして次の瞬間それは起こる。
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互いに顔を見合わせた後、拘束されている事に気が付きパニックになる。
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次の瞬間、ヒクターの顎は再生していた。
「ナッ!? 何が起きた!?」
「ヒ、ヒクターさんのアゴが吹き飛んだと思ったら治って……た?」
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「…………」
「…………」
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