149 / 486
第五章:殺盗団を壊滅せよ
148:鎌鼬の夜景
しおりを挟む
「うっそだろう……お前も悪魔……なのか?」
「はい! あらためましてご挨拶を。魔界で貴族の筆頭を務めます、四公爵の一人『ジ・レ・ドレバヌス』と申します。愛称を込めてジ・レとお呼びくださいね」
そう言うと黒髪の少年は男女共に魅了される、実に可愛らしい屈託のない笑顔で微笑むのだった。
「なッ!? 魔界の貴族!! 筆頭って事は公爵だというのかよ……ちょっと待ってくれ! そんなとてつもない悪魔が、なぜ俺の執事になんかになっているんだ?」
「あはは。そう固くならないでくださいませ。理由はそうですね。昔むか~しの事でした。〆お嬢様が突如魔界へと『遊びに』来たんですよ……。そしてボクのお城にも来ましてね。壮絶な……。まあ〆お嬢様にはそのつもりないでしょうけど、まぁ壮絶な事が色々ありましてね。う、ぅぅぅ」
そう言うとジ・レは、ハイライトの消えた目に涙を浮かべ、遠い……それは遠い深淵の底を覗くような目で遠くを見ていた。
「そ、そうか。ジ・レも色々大変だったんだな。なんかその、悪かったな」
「やめて下さいよ~。そんな謝られたりしたらお嬢様に何をされるか……(ぶるり)」
「いや、ホント迷惑かける……はは」
「あはは……」
互いにいた堪れない雰囲気に、乾いた笑いで返す二人。
「ああそうだ、モーリスの契約外で縛られている姉妹がいるんだが、この後どうなる?」
「う~ん。本来なら歪な契約の解除をボクがしなきゃいけないんですが、御館様はそれをお望みじゃないんですよね?」
「ああそうだ。出来ればこのまま本人の気が済むまで、罪滅ぼしをさせてやりたい」
「でしたら~、そう。ボクは到着が遅れて、すでに小物君は塩になっていて詳細不明だった……と言う訳ですから仕方ありませんね」
そう言うとジ・レはペロリと舌を出して微笑む。
「助かる。それにしてもお前は凄い魅力的な顔をしているな。悪魔ゆえか?」
「な!? 何を言うんですか~恥ずかしいなぁもう」
「ははは悪い悪い。でもまぁお陰で助かったよ、俺もあの姉妹も。サンキューな」
ジ・レは「いえいえ」と褐色の頬を朱色に染めつつも、塩になったゴミを見る目は冷たかった。
「さて、このゴミは本来勝手に魔界へ戻るのですが、ここは異世界ゆえ誰かに回収されても面倒ですので、ボクが処理しておきます。御館様はお気になさらずお戻りください」
「そうか、助かる。じゃあよろしく頼む」
「はい、お任せなさってください。あれ、これも微妙な言葉ですね」
そんな微妙な表現をするジ・レを残し、流はオルドラ大使館を後にする。
この屋敷には大使館で働く者やメイド等誰にも会わないで来た事を不思議に思うが、それも入り口前へ行くと原因が分かった。
「壱:古廻はん! ご無事だったんでっか! 良かったわぁ。ジ・レのガキがスッ飛んで行ったんで、何事かと思いましたやん」
「お? 壱も元気そうで良かった良かった。で、男と女二人がここに来たと思うが、三人はどうした?」
「壱:ああ、あいつらでしたら右にある木の下に纏めてありまっせ」
言われた方を見ると、正門の右側にある木の下で三人がぼーっと屋敷を見ていた。
「さっき見た光景が忘れられないね、ミレリアお姉ちゃん……」
「ええそうね、お屋敷が斜めに切れて、それが地面に付く寸前で元に戻るなんて……」
「ああ、まったくだ。しかもその後に出来た大穴……なんだありゃ……きっとナガレの旦那に違いない」
「「だよねぇ……」」
三分の一は正しいが、残りは冤罪だと言いたいのをグッと我慢した流は、ヒクつく頬に笑顔を浮かべて三人の前へと現れる。
「よう、無事着いたようだな」
「「ナガレさん!」」
「ナガレの旦那もご無事で良かったです、正直ダメかと思いましたよ。屋敷がずれ落ちた時はね。それにしても凄い人だ……俺達なんざ敵うはずもない、敵対した事が間違いだったんだと、今なら骨身に染みてますよ」
するとロッキーの背後に五人の薄っすらとした影が現れる。
「それが分かっただけで運が良かったな。確かお前は情報部隊の……。そうだ、特殊能力持ちのロッキーだったか?」
「っ!? あ、あんた達は?」
「ああ、そいつらはキルトとその部下達だ」
「キルトのアニキ!?」
驚くロッキーを尻目に、キルトは片膝を折り、流へと報告するのだった。
◇◇◇
余談だが、この大使館はそれなりの観光スポットだったりする。
夜も魔具によるライトアップがされており、この日も観光客や恋人達がまばらだが訪れていた。
その中に著名な画家がたまたまおり、ズレ落ちた屋敷を見て大興奮した彼は、その驚愕の光景を一枚の絵画に封じ込める事に成功する。
後にその絵はプレミアムが付き、好事家たちが競って手に入れようとあらゆる手を使った。
そんな名画の題名はシンプルだが、ありえないと言う観点からこう命名された。
題:鎌鼬の夜景
「はい! あらためましてご挨拶を。魔界で貴族の筆頭を務めます、四公爵の一人『ジ・レ・ドレバヌス』と申します。愛称を込めてジ・レとお呼びくださいね」
そう言うと黒髪の少年は男女共に魅了される、実に可愛らしい屈託のない笑顔で微笑むのだった。
「なッ!? 魔界の貴族!! 筆頭って事は公爵だというのかよ……ちょっと待ってくれ! そんなとてつもない悪魔が、なぜ俺の執事になんかになっているんだ?」
「あはは。そう固くならないでくださいませ。理由はそうですね。昔むか~しの事でした。〆お嬢様が突如魔界へと『遊びに』来たんですよ……。そしてボクのお城にも来ましてね。壮絶な……。まあ〆お嬢様にはそのつもりないでしょうけど、まぁ壮絶な事が色々ありましてね。う、ぅぅぅ」
そう言うとジ・レは、ハイライトの消えた目に涙を浮かべ、遠い……それは遠い深淵の底を覗くような目で遠くを見ていた。
「そ、そうか。ジ・レも色々大変だったんだな。なんかその、悪かったな」
「やめて下さいよ~。そんな謝られたりしたらお嬢様に何をされるか……(ぶるり)」
「いや、ホント迷惑かける……はは」
「あはは……」
互いにいた堪れない雰囲気に、乾いた笑いで返す二人。
「ああそうだ、モーリスの契約外で縛られている姉妹がいるんだが、この後どうなる?」
「う~ん。本来なら歪な契約の解除をボクがしなきゃいけないんですが、御館様はそれをお望みじゃないんですよね?」
「ああそうだ。出来ればこのまま本人の気が済むまで、罪滅ぼしをさせてやりたい」
「でしたら~、そう。ボクは到着が遅れて、すでに小物君は塩になっていて詳細不明だった……と言う訳ですから仕方ありませんね」
そう言うとジ・レはペロリと舌を出して微笑む。
「助かる。それにしてもお前は凄い魅力的な顔をしているな。悪魔ゆえか?」
「な!? 何を言うんですか~恥ずかしいなぁもう」
「ははは悪い悪い。でもまぁお陰で助かったよ、俺もあの姉妹も。サンキューな」
ジ・レは「いえいえ」と褐色の頬を朱色に染めつつも、塩になったゴミを見る目は冷たかった。
「さて、このゴミは本来勝手に魔界へ戻るのですが、ここは異世界ゆえ誰かに回収されても面倒ですので、ボクが処理しておきます。御館様はお気になさらずお戻りください」
「そうか、助かる。じゃあよろしく頼む」
「はい、お任せなさってください。あれ、これも微妙な言葉ですね」
そんな微妙な表現をするジ・レを残し、流はオルドラ大使館を後にする。
この屋敷には大使館で働く者やメイド等誰にも会わないで来た事を不思議に思うが、それも入り口前へ行くと原因が分かった。
「壱:古廻はん! ご無事だったんでっか! 良かったわぁ。ジ・レのガキがスッ飛んで行ったんで、何事かと思いましたやん」
「お? 壱も元気そうで良かった良かった。で、男と女二人がここに来たと思うが、三人はどうした?」
「壱:ああ、あいつらでしたら右にある木の下に纏めてありまっせ」
言われた方を見ると、正門の右側にある木の下で三人がぼーっと屋敷を見ていた。
「さっき見た光景が忘れられないね、ミレリアお姉ちゃん……」
「ええそうね、お屋敷が斜めに切れて、それが地面に付く寸前で元に戻るなんて……」
「ああ、まったくだ。しかもその後に出来た大穴……なんだありゃ……きっとナガレの旦那に違いない」
「「だよねぇ……」」
三分の一は正しいが、残りは冤罪だと言いたいのをグッと我慢した流は、ヒクつく頬に笑顔を浮かべて三人の前へと現れる。
「よう、無事着いたようだな」
「「ナガレさん!」」
「ナガレの旦那もご無事で良かったです、正直ダメかと思いましたよ。屋敷がずれ落ちた時はね。それにしても凄い人だ……俺達なんざ敵うはずもない、敵対した事が間違いだったんだと、今なら骨身に染みてますよ」
するとロッキーの背後に五人の薄っすらとした影が現れる。
「それが分かっただけで運が良かったな。確かお前は情報部隊の……。そうだ、特殊能力持ちのロッキーだったか?」
「っ!? あ、あんた達は?」
「ああ、そいつらはキルトとその部下達だ」
「キルトのアニキ!?」
驚くロッキーを尻目に、キルトは片膝を折り、流へと報告するのだった。
◇◇◇
余談だが、この大使館はそれなりの観光スポットだったりする。
夜も魔具によるライトアップがされており、この日も観光客や恋人達がまばらだが訪れていた。
その中に著名な画家がたまたまおり、ズレ落ちた屋敷を見て大興奮した彼は、その驚愕の光景を一枚の絵画に封じ込める事に成功する。
後にその絵はプレミアムが付き、好事家たちが競って手に入れようとあらゆる手を使った。
そんな名画の題名はシンプルだが、ありえないと言う観点からこう命名された。
題:鎌鼬の夜景
0
あなたにおすすめの小説
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
無能認定され王宮から追放された俺、実は竜の言葉が話せたのでSSS級最凶竜種に懐かれ、気がついたら【竜人王】になってました。
霞杏檎
ファンタジー
田舎の村から上京して王宮兵士となって1年半……
まだまだ新人だったレイクは自身がスキルもろくに発動できない『無能力者』だと周りから虐げられる日々を送っていた。
そんなある日、『スキルが発動しない無能はこの王宮から出て行け』と自身が働いていたイブニクル王国の王宮から解雇・追放されてしまった。
そして挙げ句の果てには、道中の森でゴブリンに襲われる程の不遇様。
だが、レイクの不運はまだ続く……なんと世界を破壊する力を持つ最強の竜種"破滅古竜"と出会ってしまったのである!!
しかし、絶体絶命の状況下で不意に出た言葉がレイクの運命を大きく変えた。
ーーそれは《竜族語》
レイクが竜族語を話せると知った破滅古竜はレイクと友達になりたいと諭され、友達の印としてレイクに自身の持つ魔力とスキルを与える代わりにレイクの心臓を奪ってしまう。
こうしてレイクは"ヴィルヘリア"と名乗り美少女の姿へと変えた破滅古竜の眷属となったが、与えられた膨大なスキルの量に力を使いこなせずにいた。
それを見たヴィルヘリアは格好がつかないと自身が師匠代わりとなり、旅をしながらレイクを鍛え上げること決める。
一方で、破滅古竜の悪知恵に引っかかったイブニクル王国では国存続の危機が迫り始めていた……
これは"無能"と虐げられた主人公レイクと最強竜種ヴィルヘリアの師弟コンビによる竜種を統べ、レイクが『竜人王』になるまでを描いた物語である。
※30話程で完結します。
最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる