日本最狂の妖刀で、誰も見た事がない異世界・骨董無双~狂気の娘を返品したいがもう遅い!!だから神が宿る骨董品達で、俺が世界を改変してやるッ!!

竹本蘭乃

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第六章:商いをする漢

202:海と言えばBBQ

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「そうだ! せっかくの海みたいだし、ここでBBQでもするか! 鬼の夫婦もいる事だし歓迎会をしようぜ?」
「それは良いですね。早速セバスに用意させましょう。ロッティ、セバスに伝えて来てくれるかしら?」
「はいシメ様! それでは行って来ますね」
「オイ達を歓迎してくれるがよ? そりゃあ嬉しいちゃね」
「それはありがたいねぇ。ならとっておきの酒でも出そうかね」

 疲労困憊の夜朔はそのままに、流達は南国風の四阿で涼をとりつつ鬼の夫婦と話す。

「それはそうと、前ちゃんは土佐の生まれなのか? 妙な言い回しだが……」
「ん? ああ、この話し方かあ? 方言ちゅうにはちぃと違うがよ。何せ千年以上生きちゅうから、あちこちの方言が混ざっとうがよ」
「そうさねぇ、アタシも今はこんな感じだけどさ。ちょっと前までは東北鈍りだったねぇ。まぁ、気分次第で色々な話し方になる訳さね」
「むぅ……凄い奴らだと思っていたが、そんなに長生きかよ」
「何を言うとうがよ。お嬢は俺らより長生きがよ? なぁお嬢」
「うふふふふふふふふ」

 瞬間世界が凍り付く程の苛烈な冷気が前鬼を襲う。

「あぎゃ!? そ、そのあれだがよ。と、と、とにかく落ちつ――」
「ホッントニ馬鹿だねぇ! 女に年の事を言っちゃダメだと、何回教えても分からないん馬鹿は」

 そう後鬼が言うが早いか、肘うちを脇腹に喰らい前鬼は白目を剥いて悶絶する。

「悪いねお嬢。後で躾ておくよ」
「ふふ。後鬼が言うのであれば安心ですね」
「何が安心なのか俺には分らんが、前ちゃんの不幸な未来しか見えないのだが……」

 今だ白目でぶっ倒れている前鬼を流は心配するが、そのうち復活するから構わないで良いと後鬼が言うので、そのまま放置する。
 セバスに用件を伝え、戻って来たロッティは周りの人達との恰好の違いに気が付く。

「お姉ちゃん、何か私達だけ水着って恥ずかしいね」
「そうねぇ……。着替えて来ようかしら?」
「それじゃあ、そうですね。じゃあ皆で水着に着替えて来ましょうか。兄上、水着の用意をしなさい」
「ふむむ。それは良いですな、早速用意するので皆さん少し立って貰えますかな?」
「ん、立てばいいのか?」

 流を始めとした全員が立ち上がると、参は何処から出したのかメジャーで体形を測定すると、懐から紙のような物を上に放る。その紙が煙と共に消えると、水着となって落ちて来る。

「うお!? 本当にお前らは何でもありなんだな」
「フム。これはこの屋敷の敷地内だからこそですね。私がここを拠点と設定している事で可能となっています。流石に外ではここまで自由には出来ませんが、それなりには可能となっていますな」
「それでもスゲーよ……」
「壱:皆は~ん! 着替えはこっちでしてや~」

 声がする方を見ると脱衣所が男女別に設けてあった。

「もう何も言わねーよ……」

 何でもありな状況に、顔を引きつらせる流と人間組。
 その様子を楽しそうに見守る〆の顔は、とても優し気だった。

 男子更衣室には流を始め夜朔の四人と、ジ・レとアルルギルが入り、女子更衣室の中には〆と夜朔の紅一点であるパミラ、それとスイムスーツは水着として地味だと壱にダメ出しをされ、ミレリアとロッティがアグレッシブな水着に着替えている。

「まあ俺らは普通のサーフパンツだな。執事組はなぜブーメランタイプの水着なんだ……」
「はい、執事の嗜みとしてこれははずせないかと」
「ボクは恥ずかしいから嫌だったんですけどね」

 アルルギルとジ・レは光沢のある素材で出来た水着を着用していた。
 ジ・レは人好きのする顔を赤く染めて、はにかみながらもじもじしており、アルルギルは実に堂々と、その肉体美を惜しむ事無く披露していた。

 二人の執事を生暖かい目で見ている流達だったが、女子更衣室のドアが開き、そこからミレリアとロッティが恥ずかしそうに出て来る。

「あ、あのぅ……。変じゃないですか?」

 さっきまで戦闘訓練の為か、地味な水着だった二人。
 しかし今はかなり攻めたデザインにパレオを巻いたミレリアは、恥ずかしそうに豊満な胸を隠すように出て来る。
 一方ロッティは、デザインこそ最初のスイムスーツよりは派手になってはいるが……。

「うぅ……あたしだけこんな……あの悪魔めぇぇぇ」

 見事な幼児体形とも言える寸胴だった。
 その後にパメラが続く。十九歳らしい瑞々しい肌と、普通より綺麗目な堂々とした顔つきが眩しく、とても暗躍専門の人間とは思えないモデルのような体形だった。

「「「おおおおお~」」」

 沸きあがる男性陣。そして涙目のロッティ……。

「お館様、そんなに見ないでください。恥ずかしいです……」
「うぅ、お姉ちゃんはいいよね。恥ずかしいのがそっちで。私は無くて恥ずかしいよ」

「「「元気出せよ、そのうち大きくなる」」」

「あと何百年後に大きくなるのかな……ハハハ」

 乾いた笑いを飛ばすロッティにそっと目を伏せ、パメラを見ると実に堂々と立っている。
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