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第八章:塔の管理者達と、新たな敵
340:師匠の言葉
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「……そうだ、な。あの時、俺は確実に死ぬと分かっていても、『人として』オタクを殺そうと思った。今はその姿だが、またあの姿になればそう思ってしまうかもしれない」
「「アニキ……」」
「あ~らお前達そんな顔をするなよ。話には続きがある」
そう言うとシュバルツは寝ていた椅子から起き、椅子へと座り直して姉弟を見てから流へと視線を向ける。ちなみに姉弟は床に座って、その様子を黙って見ている。
「お前らには話していないが、ナガレは人じゃない。無論それは獣人とか亜人とかそういう存在じゃなく、もっと忌むべき存在だ……。そうだな、出会った瞬間『死』を覚悟してしまうほどの強烈な存在だ」
「そ、それはアタシたち……いえ、人の敵という事ですか?」
「そうだな、そうとも言える。だから俺は『本能』でナガレを殺そうとした。こいつは強者になればなるほど感じる感覚だろう。だから一般人ほど、それが伝わりにくいがな」
「……アニキ。確かにオレも姉貴も、アニキの敵を討とうとした。それも死ぬのが分かっていてだ。確かに敵のナガレへと一撃をいれたかった。だが確かに怖かったんだ……それを拭い去るための行動であったかも知れねぇ」
その話を流は黙って聞いている。静かに目を閉じ、鏡面のような水面の心で。
「そうだ。それが戦人の俺らの性だ。この感覚がねぇと戦場では死ぬ。だがな……今回ばかりはそれが仇になった。そう、俺はナガレという男がどんなヤツか知っている。そいつは命のやり取りをマジでヤった俺だからこそ言える、だからナガレは『信頼できる』と確信している。そうだろナガレ?」
シュバルツは己の心に嘘偽りない思いを流へと向ける。その思いを受け取った流は、閉じていた目を静かに見開く……。
「瞳が人じゃ……」
「こいつは……」
絶句している姉弟を一瞥し、流はシュバルツへとその問に応える。
「――昔な。俺の師匠に言われた言葉がある。武を極めた者は信頼に値する、それが良くも悪くも……とな。少し前にこの言葉をヴァルファルドさんにも言ったんだが、その時はその言葉のままの意味として話した。が、今ならその本当の意味で、その言葉をアンタに贈ろう、シュバルツ将軍」
「あ~ら、そいつぁ嬉しいねぇ……。俺も頭では分かっていたんだ、ナガレが敵じゃないってことはな。でも恐怖と言う本能がそうさせた。まったく情けねぇ話しだわな」
シュバルツはそう言うと、両肩を軽く上げる仕草で自分に対する呆れを強調する。
「助けてもらったからとかじゃなく、今なら素直に言える。ナガレ、おたくは間違いなく――人類の味方だ」
その言葉に流は嬉しそうに目を細め、子供が喜ぶような実に素直な笑顔で……。
「ありがとう、そう言ってもらえて心底うれしいな」
敵だった男にそう言われて、なんだか妙な気分になる。だが、敵だからこそのまっすぐな言葉に、流は心が救われた思いであった。
そんな流に美琴は『よかったですね……』と嬉しそうに囁き、流もそれに二回頷く。
美琴の囁きに驚く三人だったが、間もなくして嵐影が引く馬車は商業ギルドの前へと到着するのだった。
「じゃあ俺は行くけど、お前たちはどうする?」
「あ~ら、つれないことを言うなよ。当然アニキも行かせてもらおうじゃ~ないの」
「当然アタシらも行く! アニキとならどこへでもね」
「だな。ナガレのダンナ、よろしく頼むぜ」
流はそれに応えると、三人を連れてギルドへと向かう。その際に嵐影へとお駄賃をあげて待ってもらおうと思ったら、いきなり嵐影が複数に取り囲まれる。
何事かと一瞬緊張するが、どうやら嵐影の熱心なファンのようで、撫でられたり拝まれたりしていた……。
そんな嵐影を苦笑いしながら待っているようにお願いして、そのままギルドへと入る。
「はぁ……。さて、と……」
流は商業ギルドのドアを開けようと押そうとした時だった。何の抵抗もなく開くドアに一瞬困惑するも、その原因がすぐにわかる。
それは職員が入り口で待っていたのか、その人物がドアを開けたからだった。
「ギルドマスター! ナガレ様が戻って来ました!!」
「来たか!? 待ってたぞナガレ!! 良く無事で戻った、それでメリサは?」
「おかげさまで俺は無事に戻ってこれました。そしてメリサの事ですが……」
バーツは流の表情を見て、それが何を意味しているのかをすぐに察する。
そしてその背後にいる男を見、さらに並ぶ獣人の姉弟の容姿を確認すると、一瞬驚きの表情になるが冷静に先を続ける。
「……うむ。まずは上で話そうか」
メリサの帰還を期待していたギルド内の温度は、一気に下降する。そんな職員たちにバーツは普段どおり、元気に指示を出すと流たちを自室へと案内する。
「まぁ座ってくれ。そしてようこそシュバルツ将軍と配下の方たち」
「あ~ら、よく俺がそうだとわかったねぇ?」
「珍しい白豹の獣人姉弟。そしてアンタの顔は有名だからな」
「あ~らまぁ、やっぱり悪いことは出来ねぇのかねぇ?」
「有名税とでも思ってもらおうか。その前に、まずはメリサだが……その様子だと奪還に失敗したのか?」
「はい……すみません、俺がドジ踏んでしまったばっかりに」
「詳しく聞こう」
流は自分の家に関連する事以外、あの後の事を包み隠さず全て話す。そして修行の結果得た力と、それに対抗する力を持つ勢力が現れた事を。
「何? するとメリサは自分の意思で裏切ったと言うのか?」
「ええそうなります。こちらへ逃げる事は出来たのですが、俺を見て恐怖に駆られたのでしょう……」
「……見せてもらってもいいか? その妖人と言うものを」
流暢に妖人と言うバーツに一瞬驚くが、どのみちいつかは打ち明けるなら、今を選択することにした流。
おもむろに立ち上がり〝コクリ〟と一度頷くと、一気に妖人へと姿を変える。
ラーゼとイリスはその恐ろしさに一瞬身震いするが、すぐに平静を取り戻し、シュバルツはそれを静かに見守っているのだった。
「「アニキ……」」
「あ~らお前達そんな顔をするなよ。話には続きがある」
そう言うとシュバルツは寝ていた椅子から起き、椅子へと座り直して姉弟を見てから流へと視線を向ける。ちなみに姉弟は床に座って、その様子を黙って見ている。
「お前らには話していないが、ナガレは人じゃない。無論それは獣人とか亜人とかそういう存在じゃなく、もっと忌むべき存在だ……。そうだな、出会った瞬間『死』を覚悟してしまうほどの強烈な存在だ」
「そ、それはアタシたち……いえ、人の敵という事ですか?」
「そうだな、そうとも言える。だから俺は『本能』でナガレを殺そうとした。こいつは強者になればなるほど感じる感覚だろう。だから一般人ほど、それが伝わりにくいがな」
「……アニキ。確かにオレも姉貴も、アニキの敵を討とうとした。それも死ぬのが分かっていてだ。確かに敵のナガレへと一撃をいれたかった。だが確かに怖かったんだ……それを拭い去るための行動であったかも知れねぇ」
その話を流は黙って聞いている。静かに目を閉じ、鏡面のような水面の心で。
「そうだ。それが戦人の俺らの性だ。この感覚がねぇと戦場では死ぬ。だがな……今回ばかりはそれが仇になった。そう、俺はナガレという男がどんなヤツか知っている。そいつは命のやり取りをマジでヤった俺だからこそ言える、だからナガレは『信頼できる』と確信している。そうだろナガレ?」
シュバルツは己の心に嘘偽りない思いを流へと向ける。その思いを受け取った流は、閉じていた目を静かに見開く……。
「瞳が人じゃ……」
「こいつは……」
絶句している姉弟を一瞥し、流はシュバルツへとその問に応える。
「――昔な。俺の師匠に言われた言葉がある。武を極めた者は信頼に値する、それが良くも悪くも……とな。少し前にこの言葉をヴァルファルドさんにも言ったんだが、その時はその言葉のままの意味として話した。が、今ならその本当の意味で、その言葉をアンタに贈ろう、シュバルツ将軍」
「あ~ら、そいつぁ嬉しいねぇ……。俺も頭では分かっていたんだ、ナガレが敵じゃないってことはな。でも恐怖と言う本能がそうさせた。まったく情けねぇ話しだわな」
シュバルツはそう言うと、両肩を軽く上げる仕草で自分に対する呆れを強調する。
「助けてもらったからとかじゃなく、今なら素直に言える。ナガレ、おたくは間違いなく――人類の味方だ」
その言葉に流は嬉しそうに目を細め、子供が喜ぶような実に素直な笑顔で……。
「ありがとう、そう言ってもらえて心底うれしいな」
敵だった男にそう言われて、なんだか妙な気分になる。だが、敵だからこそのまっすぐな言葉に、流は心が救われた思いであった。
そんな流に美琴は『よかったですね……』と嬉しそうに囁き、流もそれに二回頷く。
美琴の囁きに驚く三人だったが、間もなくして嵐影が引く馬車は商業ギルドの前へと到着するのだった。
「じゃあ俺は行くけど、お前たちはどうする?」
「あ~ら、つれないことを言うなよ。当然アニキも行かせてもらおうじゃ~ないの」
「当然アタシらも行く! アニキとならどこへでもね」
「だな。ナガレのダンナ、よろしく頼むぜ」
流はそれに応えると、三人を連れてギルドへと向かう。その際に嵐影へとお駄賃をあげて待ってもらおうと思ったら、いきなり嵐影が複数に取り囲まれる。
何事かと一瞬緊張するが、どうやら嵐影の熱心なファンのようで、撫でられたり拝まれたりしていた……。
そんな嵐影を苦笑いしながら待っているようにお願いして、そのままギルドへと入る。
「はぁ……。さて、と……」
流は商業ギルドのドアを開けようと押そうとした時だった。何の抵抗もなく開くドアに一瞬困惑するも、その原因がすぐにわかる。
それは職員が入り口で待っていたのか、その人物がドアを開けたからだった。
「ギルドマスター! ナガレ様が戻って来ました!!」
「来たか!? 待ってたぞナガレ!! 良く無事で戻った、それでメリサは?」
「おかげさまで俺は無事に戻ってこれました。そしてメリサの事ですが……」
バーツは流の表情を見て、それが何を意味しているのかをすぐに察する。
そしてその背後にいる男を見、さらに並ぶ獣人の姉弟の容姿を確認すると、一瞬驚きの表情になるが冷静に先を続ける。
「……うむ。まずは上で話そうか」
メリサの帰還を期待していたギルド内の温度は、一気に下降する。そんな職員たちにバーツは普段どおり、元気に指示を出すと流たちを自室へと案内する。
「まぁ座ってくれ。そしてようこそシュバルツ将軍と配下の方たち」
「あ~ら、よく俺がそうだとわかったねぇ?」
「珍しい白豹の獣人姉弟。そしてアンタの顔は有名だからな」
「あ~らまぁ、やっぱり悪いことは出来ねぇのかねぇ?」
「有名税とでも思ってもらおうか。その前に、まずはメリサだが……その様子だと奪還に失敗したのか?」
「はい……すみません、俺がドジ踏んでしまったばっかりに」
「詳しく聞こう」
流は自分の家に関連する事以外、あの後の事を包み隠さず全て話す。そして修行の結果得た力と、それに対抗する力を持つ勢力が現れた事を。
「何? するとメリサは自分の意思で裏切ったと言うのか?」
「ええそうなります。こちらへ逃げる事は出来たのですが、俺を見て恐怖に駆られたのでしょう……」
「……見せてもらってもいいか? その妖人と言うものを」
流暢に妖人と言うバーツに一瞬驚くが、どのみちいつかは打ち明けるなら、今を選択することにした流。
おもむろに立ち上がり〝コクリ〟と一度頷くと、一気に妖人へと姿を変える。
ラーゼとイリスはその恐ろしさに一瞬身震いするが、すぐに平静を取り戻し、シュバルツはそれを静かに見守っているのだった。
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