342 / 486
第九章:奪還作戦と、国の闇
342:バンディア王国の闇
しおりを挟む
「で、ですがアニキ……あの得体の知れないバケモノどもですよ!?」
「あ~ら、今更だろうラーゼ? ナガレのさっきの話聞いたろう? え~っと死人だったか? そいつらの話と俺らが知っているバケモノ。どう考えても似たような奴らだろう?」
「そ、それはそうですが……」
「それに俺たちの目的を忘れたのか? それにあのバケモノを作った奴らと、その背後にいる奴らがこの国をめちゃくちゃにしている。あの時それが確信に変わったろう?」
シュバルツが処刑されそうになった時、姉弟が遭遇した殺しても死なない存在。
正確に言えば「殺す事はできるのだが、すぐに復活する」バケモノと死闘をし、命からがらシュバルツの救出に成功した時の事だった。
そのバケモノは人なのか、魔物なのかよくわからない見た目であり、まるで魔具が人になったかのようにも思えた。
どう見ても人工的に作られた得体の知れないものであり、将軍のシュバルツですら知らない存在という事実に三人は戦慄した。
さらにシュバルツが囚われていた場所は王宮内の最重要区であり、完全に王族がそれに関与していると思われる。
以前からバンディア王国の上層部に不穏なモノを感じ、さらに処刑の経緯からこの国の裏にある危険性を考え、他国への脱出を姉弟は提案した。
しかしシュバルツがそれを拒否した事で、王族派から見て一番の抵抗勢力であるこの街へと潜伏し、裏からあのバケモノを作った奴らの動向を探っていたのだった。
「まぁ~こんな感じで、俺らはこの国の闇が深いというのを実感しちゃったわけだ」
「つまりアルマーク商会がそれに加担していると?」
「あ~ら、そりゃぁそうだろう。俺も水塔の警備であのゴーレムを見た時、もしかして? と思ってたところに、エスポワールのやつがそれを『王命』だと言いやがった。つまりそういう事なんだろうな」
「王命か……シュバルツ殿、噂には聞いていたが戦場もきな臭いとか?」
「よくご存知で。将軍をすっ飛ばして、特殊部隊を投入する事は多くなったな。しかもその部隊の戦果が凄まじかった……が、それを見たものがいない」
「ふむぅ。話には聞いていたが、それはどういう事だ?」
「なに、簡単なことだ。目撃者もろとも敵も味方も皆殺しってやつだ」
その言葉に流とバーツは絶句し、思わず目を見開く。だが流は妖人になっていたからか、人には強烈な威圧がバーツを襲う。だが顔には出さず額に脂汗を浮べ、表情は涼しく何事も無いようにこらえる。
「あ~ら、バーツさんが苦しそうだから、落ち着けよナガレ?」
「ッ!? す、すみませんでした。つい……」
「なに気にするな。しかし、いくらなんでもそんな事が許されるものなのか?」
「許されちゃうんだなぁ。それが『王命』ってやつだからねぇ」
絶対遵守の強制力――『王命』
それが一度発せられれば、何時如何なる時も即実行せねばならない、この国の絶対的なルール。
「敵も味方も皆殺し……か。そう、もう一つエスポワールは俺に言った事があった」
「ロクでもないようだが、聞こう」
「俺と一緒に世界を盗ろうと。そしてその報酬として、このバンディア王国を俺にくれてやると、ね」
あまりの耳を疑う内容で、もう一度聞き直す四人。そもそも一商家が、なぜそれほど大言を吐けるのか?
さらにココ最近のアルマーク商会が王国に関与し、強大な影響力を持ち始めているのを知っているバーツは、先の自分が言った「首魁は人外」と言う内容を思い出す。
「そうか……全てつながっていると言うことか……。ナガレよ、必ず生きて帰って来てくれ。これはこの街だけの話じゃなくなったかもしれん」
「その意味は今の俺には分かりませんが……。こんな俺を無条件で信頼してくれている、バーツさんの言うことだ。俺もその期待に精一杯応えさせてもらいますよ」
そう言うと流は椅子からゆっくりと立ち上がる。そして全員を見渡すと「行ってきます!!」と気合を込める。
「うむ。冒険者ギルドへは俺から詳細を伝えておこう。メリサを頼んだぞ!」
それに流は力強く頷くことで返事をする。そしてそれを見たシュバルツと姉弟が立ち上がり、流の前に整列する。
「あ~らいい顔しちゃってまぁ~。いいねぇ若いってのはさぁ……。ナガレ、これまでの事は詫びるつもりは無い。だがよ、ここに連れてきてくれた事を一生忘れねぇ。オタクには感謝をする」
「「ナガレのダンナ!! ここはお任せを!!」」
「別に謝ることはないさ。俺も聖人君子ってわけじゃないし、アンタの立場なら俺もそうしたかもしれないしな」
「そうかい。オタク……生きて帰って来いよ? 借りっぱなしってのは性に合わねぇからな」
「貸したつもりは無いから気にするな。どうしても返したいってんなら、そのうち助けてくれよ」
そう言うとナガレは妖人化を解く。そのまま姉弟の下へと向かい「任せた。しかしお前らいつもハモるのな?」と笑いながら部屋を出ていく。
その様子を四人は静かに見送りながら、姿が見えなくなっても入り口のドアを見つめる。
やがてバーツがポツリと話し出す。
「ついにこの時が来たか……」
「この街が異常だと言うことは知っている。あまりにも強力な『ナニカ』に守られていると言うこともな」
「うむ、その事も含めて話そう。今後は俺の近くにいてくれ」
「あ~らいいのかい? 新参の俺をそこまで信頼しちまって?」
「なに、それで裏切られたら、俺の目が腐っていたと言う事だろうからな」
「はっはっは…………。承知しましたバーツさん、俺の全身全霊をかけて貴方の全て、そして魂の尊厳を守らせていただきます」
突然のシュバルツの変わりように、驚くバーツは姉弟を見る。
その姉弟はシュバルツの二歩下がった場所で、左胸に右手をそえ、左手は腰裏に回し丁寧に頭を下げる。
これはバンディア王国騎士団の、正式な忠誠を誓うものであった。
「あ~ら、今更だろうラーゼ? ナガレのさっきの話聞いたろう? え~っと死人だったか? そいつらの話と俺らが知っているバケモノ。どう考えても似たような奴らだろう?」
「そ、それはそうですが……」
「それに俺たちの目的を忘れたのか? それにあのバケモノを作った奴らと、その背後にいる奴らがこの国をめちゃくちゃにしている。あの時それが確信に変わったろう?」
シュバルツが処刑されそうになった時、姉弟が遭遇した殺しても死なない存在。
正確に言えば「殺す事はできるのだが、すぐに復活する」バケモノと死闘をし、命からがらシュバルツの救出に成功した時の事だった。
そのバケモノは人なのか、魔物なのかよくわからない見た目であり、まるで魔具が人になったかのようにも思えた。
どう見ても人工的に作られた得体の知れないものであり、将軍のシュバルツですら知らない存在という事実に三人は戦慄した。
さらにシュバルツが囚われていた場所は王宮内の最重要区であり、完全に王族がそれに関与していると思われる。
以前からバンディア王国の上層部に不穏なモノを感じ、さらに処刑の経緯からこの国の裏にある危険性を考え、他国への脱出を姉弟は提案した。
しかしシュバルツがそれを拒否した事で、王族派から見て一番の抵抗勢力であるこの街へと潜伏し、裏からあのバケモノを作った奴らの動向を探っていたのだった。
「まぁ~こんな感じで、俺らはこの国の闇が深いというのを実感しちゃったわけだ」
「つまりアルマーク商会がそれに加担していると?」
「あ~ら、そりゃぁそうだろう。俺も水塔の警備であのゴーレムを見た時、もしかして? と思ってたところに、エスポワールのやつがそれを『王命』だと言いやがった。つまりそういう事なんだろうな」
「王命か……シュバルツ殿、噂には聞いていたが戦場もきな臭いとか?」
「よくご存知で。将軍をすっ飛ばして、特殊部隊を投入する事は多くなったな。しかもその部隊の戦果が凄まじかった……が、それを見たものがいない」
「ふむぅ。話には聞いていたが、それはどういう事だ?」
「なに、簡単なことだ。目撃者もろとも敵も味方も皆殺しってやつだ」
その言葉に流とバーツは絶句し、思わず目を見開く。だが流は妖人になっていたからか、人には強烈な威圧がバーツを襲う。だが顔には出さず額に脂汗を浮べ、表情は涼しく何事も無いようにこらえる。
「あ~ら、バーツさんが苦しそうだから、落ち着けよナガレ?」
「ッ!? す、すみませんでした。つい……」
「なに気にするな。しかし、いくらなんでもそんな事が許されるものなのか?」
「許されちゃうんだなぁ。それが『王命』ってやつだからねぇ」
絶対遵守の強制力――『王命』
それが一度発せられれば、何時如何なる時も即実行せねばならない、この国の絶対的なルール。
「敵も味方も皆殺し……か。そう、もう一つエスポワールは俺に言った事があった」
「ロクでもないようだが、聞こう」
「俺と一緒に世界を盗ろうと。そしてその報酬として、このバンディア王国を俺にくれてやると、ね」
あまりの耳を疑う内容で、もう一度聞き直す四人。そもそも一商家が、なぜそれほど大言を吐けるのか?
さらにココ最近のアルマーク商会が王国に関与し、強大な影響力を持ち始めているのを知っているバーツは、先の自分が言った「首魁は人外」と言う内容を思い出す。
「そうか……全てつながっていると言うことか……。ナガレよ、必ず生きて帰って来てくれ。これはこの街だけの話じゃなくなったかもしれん」
「その意味は今の俺には分かりませんが……。こんな俺を無条件で信頼してくれている、バーツさんの言うことだ。俺もその期待に精一杯応えさせてもらいますよ」
そう言うと流は椅子からゆっくりと立ち上がる。そして全員を見渡すと「行ってきます!!」と気合を込める。
「うむ。冒険者ギルドへは俺から詳細を伝えておこう。メリサを頼んだぞ!」
それに流は力強く頷くことで返事をする。そしてそれを見たシュバルツと姉弟が立ち上がり、流の前に整列する。
「あ~らいい顔しちゃってまぁ~。いいねぇ若いってのはさぁ……。ナガレ、これまでの事は詫びるつもりは無い。だがよ、ここに連れてきてくれた事を一生忘れねぇ。オタクには感謝をする」
「「ナガレのダンナ!! ここはお任せを!!」」
「別に謝ることはないさ。俺も聖人君子ってわけじゃないし、アンタの立場なら俺もそうしたかもしれないしな」
「そうかい。オタク……生きて帰って来いよ? 借りっぱなしってのは性に合わねぇからな」
「貸したつもりは無いから気にするな。どうしても返したいってんなら、そのうち助けてくれよ」
そう言うとナガレは妖人化を解く。そのまま姉弟の下へと向かい「任せた。しかしお前らいつもハモるのな?」と笑いながら部屋を出ていく。
その様子を四人は静かに見送りながら、姿が見えなくなっても入り口のドアを見つめる。
やがてバーツがポツリと話し出す。
「ついにこの時が来たか……」
「この街が異常だと言うことは知っている。あまりにも強力な『ナニカ』に守られていると言うこともな」
「うむ、その事も含めて話そう。今後は俺の近くにいてくれ」
「あ~らいいのかい? 新参の俺をそこまで信頼しちまって?」
「なに、それで裏切られたら、俺の目が腐っていたと言う事だろうからな」
「はっはっは…………。承知しましたバーツさん、俺の全身全霊をかけて貴方の全て、そして魂の尊厳を守らせていただきます」
突然のシュバルツの変わりように、驚くバーツは姉弟を見る。
その姉弟はシュバルツの二歩下がった場所で、左胸に右手をそえ、左手は腰裏に回し丁寧に頭を下げる。
これはバンディア王国騎士団の、正式な忠誠を誓うものであった。
0
あなたにおすすめの小説
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
無能認定され王宮から追放された俺、実は竜の言葉が話せたのでSSS級最凶竜種に懐かれ、気がついたら【竜人王】になってました。
霞杏檎
ファンタジー
田舎の村から上京して王宮兵士となって1年半……
まだまだ新人だったレイクは自身がスキルもろくに発動できない『無能力者』だと周りから虐げられる日々を送っていた。
そんなある日、『スキルが発動しない無能はこの王宮から出て行け』と自身が働いていたイブニクル王国の王宮から解雇・追放されてしまった。
そして挙げ句の果てには、道中の森でゴブリンに襲われる程の不遇様。
だが、レイクの不運はまだ続く……なんと世界を破壊する力を持つ最強の竜種"破滅古竜"と出会ってしまったのである!!
しかし、絶体絶命の状況下で不意に出た言葉がレイクの運命を大きく変えた。
ーーそれは《竜族語》
レイクが竜族語を話せると知った破滅古竜はレイクと友達になりたいと諭され、友達の印としてレイクに自身の持つ魔力とスキルを与える代わりにレイクの心臓を奪ってしまう。
こうしてレイクは"ヴィルヘリア"と名乗り美少女の姿へと変えた破滅古竜の眷属となったが、与えられた膨大なスキルの量に力を使いこなせずにいた。
それを見たヴィルヘリアは格好がつかないと自身が師匠代わりとなり、旅をしながらレイクを鍛え上げること決める。
一方で、破滅古竜の悪知恵に引っかかったイブニクル王国では国存続の危機が迫り始めていた……
これは"無能"と虐げられた主人公レイクと最強竜種ヴィルヘリアの師弟コンビによる竜種を統べ、レイクが『竜人王』になるまでを描いた物語である。
※30話程で完結します。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる