432 / 486
第九章:奪還作戦と、国の闇
432:欲望に忠実な女
しおりを挟む
やっと出発する大型の馬車三両。イルミスの領主の馬車は外装がハデだ。しかし内部は地味、と言うより、魔法てきな力を感じるが。
「う~ん。これはやっぱり魔法の結界みたいな感じか?」
「あら、よくお分かりになりますわね。ええ、そうですよ。ナガレが言うとおり、この馬車は外観の華奢な感じとは違い、本質は守り。小さな要塞と言ってもよいほどには強化してありますのよ?」
「ナガレ、この強欲領主様の馬車はな。わ・た・し・がご用意したものだ。だがな、内部が地味で気に食わないと、難癖をつけられ買い叩かれたのだ。非道だろう?」
「あらいやだわ。エルヴィスったら何を言うのかしら? わたくしは言いましたわよね、豪華な馬車で、内装も豪華にしてねと?」
「ええ、そう聞きましたよ。ですがその後ちゃんと内装は魔法陣の設置と、魔具の設置ができないので、地味になるといいましたが?」
「ええ、聞きましたわよ。しかし契約書に、私の同意があっても『最大限の努力をしなければいけない』と記載してますが?」
エルヴィスは額に青筋を浮かべ、とてもいい笑顔でそれに応える。
「ええ、ですから最大限の努力をしましたがね?」
「あらいやだわ。これが最大限ですの? ほら、窓のふちを御覧なさいな?」
全員その言葉で窓枠にふちを見る。すると外にある街灯の魔具に一瞬目がくらんだ瞬間、室内が変化する。
それは驚くべきものであり、何が起きたか流は全く理解できなかった。
視線を戻すと、そこには地味な木製だった内装は無くなっており、見事な壁紙。洒落た調度品。室内を照らす魔具まで小型のシャンデリアのようになっていた。
「……イルミス様。また……やりましたね?」
「いやですわエルヴィス。そんな常習犯みたいな言い方はよくなくてよ? ただ貴方の努力がたりない、それを形にしてお見せしただけですのよ」
「性悪がぁ……」
「お、おい。いきなり変わったけどこれは一体?」
流をはじめ、セリアとルーセントは驚く。ちなみにLは嵐影に乗っているので外にいる。
「これが性悪領主様の魔法『パラダイス・シフト』だ」
「パラダイス・シフト? 何だソレは?」
「嫌だわぁエルヴィスったら、女の秘密をペラペラと。ふふ、ナガレ。これはね、わたくしが思った通りに変更出来るのよ。どう、ステキでしょう?」
「そんな事が可能なのか……」
「あぁ私もな、幻術の類かと思っていたんだが、この魔法はそういう次元じゃない。本当に変えてしまうんだ。私も駆け出しの頃にこの噂を聞いてな、どうせ幻術だろうと思い、一泡吹かせようと乗り込んでこのザマだ」
「まぁ人聞きの悪い。契約を守れなかった貴方が悪くてよ?」
エルヴィスは苦虫を噛みしめ、吐き捨てるように流へと話す。
「だ、そうだ。しかしコイツも欠点が無いわけじゃない」
「もぅ、またそうやって女の秘密を暴露する。本当に嫌な殿方ですわね」
「そうですか? 貴女にそう言ってもらえると、嬉しくて小躍りしますがね」
またお互いに青筋を立てながら、実によい笑顔でほほえむ。
それに「ひぃぅ」と情けない声がするが、今は聞かなかったことにして流は確信へと迫る。
「ん……これはアレだな。制約が多そうだ。多分だが、効果は限定的。もしくは、かなりの触媒か何かが必要なんだろう?」
「ふふ……あはははは!」
その言葉を聞き、イルミスは大笑いする。そのあまりにも本気の笑いに、また「ひぃぃ」と声が聞こえるが、それどころではない。
イルミスはしばらく笑うと、ゆっくりと口を開く。
「はぁ……よく。分かりましたね?」
「なんだろうな、俺も魔法とかド素人なんだが、そういうのが見えると言うか分かる」
「ええ、当たりです。私の魔法はかなりの制約がありますの。中身はお教えできませんが、それでも色々あるのはたしかですわ」
「ナガレ……おまえそこまで分かるのか? 私はアルマーク商会の力を使って、やっと表層の事実を知った程度だぞ? 触媒やらが必要だとは知らなかった」
「まぁ、な。何故かそういうながれと言うか、力が見える気がする」
その言葉に美琴は思う。やはり流には視えているのだと。そして自分の事も今すぐ見てほしいと!
「あのぅ……みなさん。私を無視しないでくださいよぅ……」
「ん? あぁ。どうだ、極上の枕の感じは?」
「サイテーデス」
美琴のその言葉で流はイルミスを見る。そこには美琴が抱き寄せられており、頭をムギュっと胸にうめ込まれている。
もう美琴さん涙目である、幽霊なのに泣いちゃっている。ポロポロと。
「ま、そういうワケで、この領主様と契約する商人は大抵泣くのさ。だが人柄は悪いが、商人は絶対に損をしない。そんなイヤラシイさじ加減で金払いはいいから、泣く泣く商人は付き合うのさ」
エルヴィスのその言葉に、面白くなさそうな表情をする領主。だがナガレを見るその瞳は期待と欲望に満ちあふれていたのだった。
「う~ん。これはやっぱり魔法の結界みたいな感じか?」
「あら、よくお分かりになりますわね。ええ、そうですよ。ナガレが言うとおり、この馬車は外観の華奢な感じとは違い、本質は守り。小さな要塞と言ってもよいほどには強化してありますのよ?」
「ナガレ、この強欲領主様の馬車はな。わ・た・し・がご用意したものだ。だがな、内部が地味で気に食わないと、難癖をつけられ買い叩かれたのだ。非道だろう?」
「あらいやだわ。エルヴィスったら何を言うのかしら? わたくしは言いましたわよね、豪華な馬車で、内装も豪華にしてねと?」
「ええ、そう聞きましたよ。ですがその後ちゃんと内装は魔法陣の設置と、魔具の設置ができないので、地味になるといいましたが?」
「ええ、聞きましたわよ。しかし契約書に、私の同意があっても『最大限の努力をしなければいけない』と記載してますが?」
エルヴィスは額に青筋を浮かべ、とてもいい笑顔でそれに応える。
「ええ、ですから最大限の努力をしましたがね?」
「あらいやだわ。これが最大限ですの? ほら、窓のふちを御覧なさいな?」
全員その言葉で窓枠にふちを見る。すると外にある街灯の魔具に一瞬目がくらんだ瞬間、室内が変化する。
それは驚くべきものであり、何が起きたか流は全く理解できなかった。
視線を戻すと、そこには地味な木製だった内装は無くなっており、見事な壁紙。洒落た調度品。室内を照らす魔具まで小型のシャンデリアのようになっていた。
「……イルミス様。また……やりましたね?」
「いやですわエルヴィス。そんな常習犯みたいな言い方はよくなくてよ? ただ貴方の努力がたりない、それを形にしてお見せしただけですのよ」
「性悪がぁ……」
「お、おい。いきなり変わったけどこれは一体?」
流をはじめ、セリアとルーセントは驚く。ちなみにLは嵐影に乗っているので外にいる。
「これが性悪領主様の魔法『パラダイス・シフト』だ」
「パラダイス・シフト? 何だソレは?」
「嫌だわぁエルヴィスったら、女の秘密をペラペラと。ふふ、ナガレ。これはね、わたくしが思った通りに変更出来るのよ。どう、ステキでしょう?」
「そんな事が可能なのか……」
「あぁ私もな、幻術の類かと思っていたんだが、この魔法はそういう次元じゃない。本当に変えてしまうんだ。私も駆け出しの頃にこの噂を聞いてな、どうせ幻術だろうと思い、一泡吹かせようと乗り込んでこのザマだ」
「まぁ人聞きの悪い。契約を守れなかった貴方が悪くてよ?」
エルヴィスは苦虫を噛みしめ、吐き捨てるように流へと話す。
「だ、そうだ。しかしコイツも欠点が無いわけじゃない」
「もぅ、またそうやって女の秘密を暴露する。本当に嫌な殿方ですわね」
「そうですか? 貴女にそう言ってもらえると、嬉しくて小躍りしますがね」
またお互いに青筋を立てながら、実によい笑顔でほほえむ。
それに「ひぃぅ」と情けない声がするが、今は聞かなかったことにして流は確信へと迫る。
「ん……これはアレだな。制約が多そうだ。多分だが、効果は限定的。もしくは、かなりの触媒か何かが必要なんだろう?」
「ふふ……あはははは!」
その言葉を聞き、イルミスは大笑いする。そのあまりにも本気の笑いに、また「ひぃぃ」と声が聞こえるが、それどころではない。
イルミスはしばらく笑うと、ゆっくりと口を開く。
「はぁ……よく。分かりましたね?」
「なんだろうな、俺も魔法とかド素人なんだが、そういうのが見えると言うか分かる」
「ええ、当たりです。私の魔法はかなりの制約がありますの。中身はお教えできませんが、それでも色々あるのはたしかですわ」
「ナガレ……おまえそこまで分かるのか? 私はアルマーク商会の力を使って、やっと表層の事実を知った程度だぞ? 触媒やらが必要だとは知らなかった」
「まぁ、な。何故かそういうながれと言うか、力が見える気がする」
その言葉に美琴は思う。やはり流には視えているのだと。そして自分の事も今すぐ見てほしいと!
「あのぅ……みなさん。私を無視しないでくださいよぅ……」
「ん? あぁ。どうだ、極上の枕の感じは?」
「サイテーデス」
美琴のその言葉で流はイルミスを見る。そこには美琴が抱き寄せられており、頭をムギュっと胸にうめ込まれている。
もう美琴さん涙目である、幽霊なのに泣いちゃっている。ポロポロと。
「ま、そういうワケで、この領主様と契約する商人は大抵泣くのさ。だが人柄は悪いが、商人は絶対に損をしない。そんなイヤラシイさじ加減で金払いはいいから、泣く泣く商人は付き合うのさ」
エルヴィスのその言葉に、面白くなさそうな表情をする領主。だがナガレを見るその瞳は期待と欲望に満ちあふれていたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
無能認定され王宮から追放された俺、実は竜の言葉が話せたのでSSS級最凶竜種に懐かれ、気がついたら【竜人王】になってました。
霞杏檎
ファンタジー
田舎の村から上京して王宮兵士となって1年半……
まだまだ新人だったレイクは自身がスキルもろくに発動できない『無能力者』だと周りから虐げられる日々を送っていた。
そんなある日、『スキルが発動しない無能はこの王宮から出て行け』と自身が働いていたイブニクル王国の王宮から解雇・追放されてしまった。
そして挙げ句の果てには、道中の森でゴブリンに襲われる程の不遇様。
だが、レイクの不運はまだ続く……なんと世界を破壊する力を持つ最強の竜種"破滅古竜"と出会ってしまったのである!!
しかし、絶体絶命の状況下で不意に出た言葉がレイクの運命を大きく変えた。
ーーそれは《竜族語》
レイクが竜族語を話せると知った破滅古竜はレイクと友達になりたいと諭され、友達の印としてレイクに自身の持つ魔力とスキルを与える代わりにレイクの心臓を奪ってしまう。
こうしてレイクは"ヴィルヘリア"と名乗り美少女の姿へと変えた破滅古竜の眷属となったが、与えられた膨大なスキルの量に力を使いこなせずにいた。
それを見たヴィルヘリアは格好がつかないと自身が師匠代わりとなり、旅をしながらレイクを鍛え上げること決める。
一方で、破滅古竜の悪知恵に引っかかったイブニクル王国では国存続の危機が迫り始めていた……
これは"無能"と虐げられた主人公レイクと最強竜種ヴィルヘリアの師弟コンビによる竜種を統べ、レイクが『竜人王』になるまでを描いた物語である。
※30話程で完結します。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる