439 / 486
第九章:奪還作戦と、国の闇
439:Lはお嬢様なので上品なのです
しおりを挟む
「おお……これはスゴイな……」
「本当だね。流様のお屋敷の料理にも負けてないね」
前菜が運ばれてくるのを見て、流と美琴は感動する。それと言うのも、目の前に運ばれたサラダに使われている野菜が美しかった。
見た目が美しいは当然だが、トマトのような外見の野菜であったが、それ自体が発光する。
色目はピンクに近い赤であるが、その直径五センチほどの球体の中心が、美しい。
「さ、まずはそれをお試しあれ。とても美味しくてよ?」
「では早速……ッ!! これは一体」
「うわ~、ナイフを入れたらスープになっちゃったよ!!」
トマトのような野菜にナイフをいれる。すると驚いたことに、薄皮が軽く弾ける音がしたかと思うと、内部の光っていた部分があふれ出す。
それがさらに満たされて、あっという間にスープへと変わる。
流と美琴ばかりではなく、客として呼ばれた全員が驚く。あのエルヴィスですらも目を丸くし、珍しい食材に驚く。
流は待ちきれんとばかりに、早速スプーンを皿へとすべりこます。
いまだに発光を続けるスープは、とても澄んでおり、食欲をこれでもかと刺激する香りに、鼻孔から脳が揺さぶられる。自然と開く唇を超え、一口ふくむ……。
「……俺は今、人生で初めて野菜を食べた」
「信じられない……なに、これ……」
流と美琴は絶句する。コンソメスープより尚濃厚で、下手すると肉よりも旨味が強い、強烈な野菜と言う存在が溶け出した塊に、涙がジワリと浮かぶ。
それを見て満足したのか、イルミスは周りを見る。やはり同じような反応で、満足げにうなずく。
特にエルヴィスが、貪るようにスープを飲んでいるのを見ると、勝利を確信する。
「エルヴィスぅ? 今回はわたくしが勝つと、予感がしてまいりますの」
「くっ、確かにこれは私の知らないものだ。だが、この程度ではッ!!」
「あらあら。みっともない殿方のあがきは、見ていて滑稽ですわ」
「チッ、次の料理を出していただこう」
「ふふふ、耐えれるかしら?」
次に運ばれて来た料理は、さらに驚愕である。なぜなら。
「なにぃぃッ!? またスープだと?? いや、あれが前菜ならこれは分かる、だがしかし」
「流様、おかしな料理漫画みたいな感じになってるから、おとなしくしましょうね?」
「うん……」
「ふふふ。まぁ驚くのはむりもないですわ。さぁどうぞ」
全員がほぼ同時に口へと、透明で水のようなスープを注ぎ込む。
一瞬の無言。その後にくる思考停止。さらに実感する味の認識。それは――。
「おい、これって……」
「ああ水だ。ただの水。いったいどういうつもりかな、性悪様?」
「あらひどいですわ。ついに名前ですら、呼んでくれないなんて……かなしいですわ」
「これは失礼を。あまりの常識のなさについ……それで?」
「それでもなにも無いですわ。どうぞお召し上がりを」
エルヴィスは怪訝な顔をするが、とりあえず口にふくむ。
「じゃあもう一口だけ……お、おおお!! これは一体?」
「うっそだろ! ただの水だったはずが、なんでこんなにも濃密な魚介の味になる!?」
「ナガレ、この味はきっとオルドラ名産の海槍巻貝だよ。でもこんなに濃密な味になるなんて、一体どうやったらこうなるのよ」
「ふふ、セリアが正解ですわね。これは最初に口にふくむものの、料理の味が消える魔具が皿に仕込まれているの。それで口の中をリセットし、もう一度の食べることで食材の味が何倍にも感じられるのですわ」
「くッ、またしても姑息な手段を」
「あら嫌だわエルヴィスったら。ちゃんとしたおもてなしだと言うのに、何を言っているのかしらね? さ、少し早いけどメインをお出ししてちょうだい」
執事が頭をさげ、メイドへと指示をする。そして運ばれてくる料理に一同はさらに驚く。
「おいおい、メインもスープなのかよ? 流石の俺もビックリだわ」
「わぁ、またスープだね。すっごくビックリしちゃったけど、香辛料の香りですごく美味しそうだよ?」
「これは……香辛料では無いですね。イルミス様、また何かしましたね? これは皿に仕掛けはなく、作る時に魔法で素材自体に香り付けをした。違いますか?」
イルスミはピクリと眉を動かすと、エルヴィスに正解を話し始める。
「ええ、そうですわ。まったく、今日こそは完全に勝てると思いましたのに。残念ですわ」
「それは残念でしたね。本日はイルミス様のお気持ちが、ストレートに現れる料理ばかりで、流石の私も負けるかと思いましたが」
「フン、さぁさぁ。まずはお食べくださいな。この料理の真価はここからですのよ?」
「イルミスがそう言うなら食べるが……でもスープばかりじゃなぁ」
「ワシもできれば、腹持ちがよいものを食べたいのう」
「もぅ、ルーセントもナガレも失礼ですよ?」
「本当だよ。Lちゃんを見なよ、行儀よくちゃんと食べているから」
一同はLへと視線を移す。一番問題を起こしそうな彼女であったが、なぜか上品にスープをすくい、口へと運ぶ。
が、次の瞬間だった。Lは〝くわッ〟と目を見開き、突然立ち上がると、テーブル中央にある食材へと手をのばす。
そこには調理はしていないが、生の食材が見事な包丁さばきにより切られており、素材の美しさが際立つ。
肉はしっとりと艶よく、サシも適度に入り美しい。魚の切り身は角がたっており、その鮮度がよくわかる。
野菜は今でも畑、いや野生で生えていたんじゃないかと思えるほど、新鮮なハリを見せる。
その中の肉を目をつけたLは、手で肉を掴み取ると、スープの中へとぶちこむ!
するとスープから湯気が突如立ち昇り、あっという間に素材へ火がはいるのだった。
「本当だね。流様のお屋敷の料理にも負けてないね」
前菜が運ばれてくるのを見て、流と美琴は感動する。それと言うのも、目の前に運ばれたサラダに使われている野菜が美しかった。
見た目が美しいは当然だが、トマトのような外見の野菜であったが、それ自体が発光する。
色目はピンクに近い赤であるが、その直径五センチほどの球体の中心が、美しい。
「さ、まずはそれをお試しあれ。とても美味しくてよ?」
「では早速……ッ!! これは一体」
「うわ~、ナイフを入れたらスープになっちゃったよ!!」
トマトのような野菜にナイフをいれる。すると驚いたことに、薄皮が軽く弾ける音がしたかと思うと、内部の光っていた部分があふれ出す。
それがさらに満たされて、あっという間にスープへと変わる。
流と美琴ばかりではなく、客として呼ばれた全員が驚く。あのエルヴィスですらも目を丸くし、珍しい食材に驚く。
流は待ちきれんとばかりに、早速スプーンを皿へとすべりこます。
いまだに発光を続けるスープは、とても澄んでおり、食欲をこれでもかと刺激する香りに、鼻孔から脳が揺さぶられる。自然と開く唇を超え、一口ふくむ……。
「……俺は今、人生で初めて野菜を食べた」
「信じられない……なに、これ……」
流と美琴は絶句する。コンソメスープより尚濃厚で、下手すると肉よりも旨味が強い、強烈な野菜と言う存在が溶け出した塊に、涙がジワリと浮かぶ。
それを見て満足したのか、イルミスは周りを見る。やはり同じような反応で、満足げにうなずく。
特にエルヴィスが、貪るようにスープを飲んでいるのを見ると、勝利を確信する。
「エルヴィスぅ? 今回はわたくしが勝つと、予感がしてまいりますの」
「くっ、確かにこれは私の知らないものだ。だが、この程度ではッ!!」
「あらあら。みっともない殿方のあがきは、見ていて滑稽ですわ」
「チッ、次の料理を出していただこう」
「ふふふ、耐えれるかしら?」
次に運ばれて来た料理は、さらに驚愕である。なぜなら。
「なにぃぃッ!? またスープだと?? いや、あれが前菜ならこれは分かる、だがしかし」
「流様、おかしな料理漫画みたいな感じになってるから、おとなしくしましょうね?」
「うん……」
「ふふふ。まぁ驚くのはむりもないですわ。さぁどうぞ」
全員がほぼ同時に口へと、透明で水のようなスープを注ぎ込む。
一瞬の無言。その後にくる思考停止。さらに実感する味の認識。それは――。
「おい、これって……」
「ああ水だ。ただの水。いったいどういうつもりかな、性悪様?」
「あらひどいですわ。ついに名前ですら、呼んでくれないなんて……かなしいですわ」
「これは失礼を。あまりの常識のなさについ……それで?」
「それでもなにも無いですわ。どうぞお召し上がりを」
エルヴィスは怪訝な顔をするが、とりあえず口にふくむ。
「じゃあもう一口だけ……お、おおお!! これは一体?」
「うっそだろ! ただの水だったはずが、なんでこんなにも濃密な魚介の味になる!?」
「ナガレ、この味はきっとオルドラ名産の海槍巻貝だよ。でもこんなに濃密な味になるなんて、一体どうやったらこうなるのよ」
「ふふ、セリアが正解ですわね。これは最初に口にふくむものの、料理の味が消える魔具が皿に仕込まれているの。それで口の中をリセットし、もう一度の食べることで食材の味が何倍にも感じられるのですわ」
「くッ、またしても姑息な手段を」
「あら嫌だわエルヴィスったら。ちゃんとしたおもてなしだと言うのに、何を言っているのかしらね? さ、少し早いけどメインをお出ししてちょうだい」
執事が頭をさげ、メイドへと指示をする。そして運ばれてくる料理に一同はさらに驚く。
「おいおい、メインもスープなのかよ? 流石の俺もビックリだわ」
「わぁ、またスープだね。すっごくビックリしちゃったけど、香辛料の香りですごく美味しそうだよ?」
「これは……香辛料では無いですね。イルミス様、また何かしましたね? これは皿に仕掛けはなく、作る時に魔法で素材自体に香り付けをした。違いますか?」
イルスミはピクリと眉を動かすと、エルヴィスに正解を話し始める。
「ええ、そうですわ。まったく、今日こそは完全に勝てると思いましたのに。残念ですわ」
「それは残念でしたね。本日はイルミス様のお気持ちが、ストレートに現れる料理ばかりで、流石の私も負けるかと思いましたが」
「フン、さぁさぁ。まずはお食べくださいな。この料理の真価はここからですのよ?」
「イルミスがそう言うなら食べるが……でもスープばかりじゃなぁ」
「ワシもできれば、腹持ちがよいものを食べたいのう」
「もぅ、ルーセントもナガレも失礼ですよ?」
「本当だよ。Lちゃんを見なよ、行儀よくちゃんと食べているから」
一同はLへと視線を移す。一番問題を起こしそうな彼女であったが、なぜか上品にスープをすくい、口へと運ぶ。
が、次の瞬間だった。Lは〝くわッ〟と目を見開き、突然立ち上がると、テーブル中央にある食材へと手をのばす。
そこには調理はしていないが、生の食材が見事な包丁さばきにより切られており、素材の美しさが際立つ。
肉はしっとりと艶よく、サシも適度に入り美しい。魚の切り身は角がたっており、その鮮度がよくわかる。
野菜は今でも畑、いや野生で生えていたんじゃないかと思えるほど、新鮮なハリを見せる。
その中の肉を目をつけたLは、手で肉を掴み取ると、スープの中へとぶちこむ!
するとスープから湯気が突如立ち昇り、あっという間に素材へ火がはいるのだった。
0
あなたにおすすめの小説
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
無能認定され王宮から追放された俺、実は竜の言葉が話せたのでSSS級最凶竜種に懐かれ、気がついたら【竜人王】になってました。
霞杏檎
ファンタジー
田舎の村から上京して王宮兵士となって1年半……
まだまだ新人だったレイクは自身がスキルもろくに発動できない『無能力者』だと周りから虐げられる日々を送っていた。
そんなある日、『スキルが発動しない無能はこの王宮から出て行け』と自身が働いていたイブニクル王国の王宮から解雇・追放されてしまった。
そして挙げ句の果てには、道中の森でゴブリンに襲われる程の不遇様。
だが、レイクの不運はまだ続く……なんと世界を破壊する力を持つ最強の竜種"破滅古竜"と出会ってしまったのである!!
しかし、絶体絶命の状況下で不意に出た言葉がレイクの運命を大きく変えた。
ーーそれは《竜族語》
レイクが竜族語を話せると知った破滅古竜はレイクと友達になりたいと諭され、友達の印としてレイクに自身の持つ魔力とスキルを与える代わりにレイクの心臓を奪ってしまう。
こうしてレイクは"ヴィルヘリア"と名乗り美少女の姿へと変えた破滅古竜の眷属となったが、与えられた膨大なスキルの量に力を使いこなせずにいた。
それを見たヴィルヘリアは格好がつかないと自身が師匠代わりとなり、旅をしながらレイクを鍛え上げること決める。
一方で、破滅古竜の悪知恵に引っかかったイブニクル王国では国存続の危機が迫り始めていた……
これは"無能"と虐げられた主人公レイクと最強竜種ヴィルヘリアの師弟コンビによる竜種を統べ、レイクが『竜人王』になるまでを描いた物語である。
※30話程で完結します。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる