457 / 486
第九章:奪還作戦と、国の闇
457:脱出~終幕
しおりを挟む
「しまった!! 全隊、上の娘に警戒せよ!!」
「ブアァ~ッカ。あたしじゃないでしょうに。本命はアッチょ?」
「何にぃ!? って、ラーマンがここまで来るだとおおおお!!」
せまる碧い嵐。四肢はおろか、頭部まで器用に使い衛兵を吹き飛ばしながら迫ってくる。
その動きを止めようと、必死に食い下がる衛兵だったが、ネコのように靭やかな体はそれを許さない。
「くっそ! こうなったら、大怪我させても構わん! 手段を選ばず捕らえよ!!」
「判断がおっそ~ぃ! 本当にダメ。ぶっぁっかねぇ? 嵐影、止まると思うぅ?」
吹き飛ばす速度が徐々に上がっていき、指揮官の自分へと真っ直ぐ進んでくる碧い嵐。
最早これまでかと思った瞬間だった。自分の号令に反応し、周囲の衛兵が魔力を練り上げ魔法を放つのを感じる。
元々魔法師はこうなることも予測し、詠唱は完了済み。あとは魔力を高めるだけで発動が完了するという、有能な女の独断だったが、ここで功を奏す。
「よし!! 放て!! 俺たちを巻き込んでも構わん、突撃を止めるのだ!!」
魔法師の女は「承知!」と叫ぶと、手に持った杖で嵐影へと向け炎の魔法を放つ。
形状は槍のようであり、ファイアジャベリンと呼ばれる中級魔法だ。
迫る炎の槍。嵐影もそれを察知し、背後を流し目で見ると衛兵が殺到している。
避けるのは簡単だが、被害も大きいだろうと予測し、嵐の鉤爪で弾こうと身構えた時だった。
「きゃは♪ ヤラせると思うぅ?」
上空から楽しげに嗤う娘、Lは口を大きくあけ青い閃光を放つ。
嵐影へとファイアジャベリンがぶつかる三メートル前で、青と赤がぶつかり爆発相殺!
余波で兵士六名が吹き飛び火傷を負うが、軽症のようだ。
「嵐影ちゃんイっちゃって~♪」
「マッマ!!」
嵐影は突き進む。目前の敵、目算で二十三名。
それを次々と吹き飛ばし、戦闘不能にしていく。
「おのれえええ、ラーマン如きに遅れを取るなどとッ!!」
隊長は抜刀し、剣に魔力を込める。その切れ味は実に鋭く、嵐影であっても斬られれば大怪我をするだろう。
一瞬、嵐影の顔つきが鋭くなった気がした隊長は、怯んだとばかりに激しく斬り込む。
だが大きな体とは思えない反射速度で、嵐影は〝ぬるり〟と頭を下げ剣の下をかいくぐると、すれ違いざまに右前足で一撃を入れ隊長を吹き飛ばす。
そのまま勢いをつけ、嵐影は大門を両前足で蹴破ると同時に、宝槍〝白〟を口でくわえて回収し、町の外へと脱出に成功する。
「よし! 嵐影がこじ開けた、氷狐王行け!!」
「承知!! 凍てつけ大地、アイスロード!!」
それが呪文なのかは分からないが、足元からまっすぐに伸びる氷の道。
氷の道の勢いは凄まじく、あっという間に大門まで伸びていく。
それに触れた哀れな衛兵は、足がくっついてしまい動けなくなる。それを氷狐王は「哀れ」と一言呟くと、氷の道を疾走する。
「な、なんだあ!? 化け物が突っ込んでくるぞ!!」
「行かせるな! 槍で突き刺せ!!」
残った衛兵は各自の判断で氷狐王を攻撃しだす。が、そんな槍如きでどうこう出来るはずもなく、攻撃した側から槍が凍りつく。
持った手も凍りつく刹那、多くの衛兵は槍を放棄した事で、体が凍りつくのは防いだようだ。
そのまま氷狐王は氷の道を進む。目前に迫る大門に、突如〝伏せ〟の体勢になった氷狐王は、そのまま氷の道をすべって突き進む!
氷の凶悪な彫像が、地面をすべって大門を潜るという、冗談のような光景を唖然と見ることしか出来ない衛兵たち。
呆然とする衛兵を嘲笑うように凶悪な口元を歪め、「主の手加減に感謝するがよい」と去っていくのだった。
◇◇◇
その後しばらく暗闇を疾走する氷狐王と嵐影。彼らからすれば夜道も昼と同じように見えるらしく、その足取りは実に迷いがない。
状況が落ち着いたと判断したエルヴィスは、流へと話し始める。
「うぅ、生きた心地がしないぞ。だが、これも訓練のおかげか」
「一般人のお前がよく耐えたなぁ。下手したらマジで死ぬぞ、この場所にいたらな」
「ナガレ私達だって怖いのよ? ねぇルーセント」
「ですなぁ。まぁワシは背筋がゾワリとする程度ですがな」
流はいつか氷狐王の世話になると考え、エルヴィスたちに耐性をつけようと考える。
それをワン太郎に相談すると、小さな小狐の顔が付いた氷のコインを三枚用意してくれた。
どうやらこのコイン、氷で出来ているがさほど冷たくなく、しかも溶けないらしい。
このコインを肌見放さず持っている事で、氷狐王の威圧に慣れ、さらにある程度の時間なら、氷狐王の即死効果からの耐性もあるというアイテムだった。
「ん~だが困ったなぁ。軍馬はイルミスの所へ置いてきたままだし、このまま進むにはお前たちの体力が持たない……さて、どうしたものかねぇ」
「それは任せてくれ。このままのペースで行けば、朝には王家の天領へと入るだろう。そこで軍馬を調達できる」
「流石エルヴィス、頼りになるぜ!」
「まぁそれが俺の役目だからな。ここまで来れば安全圏か。さて……」
エルヴィスは暗闇を照らす天空の月を見上げる。そこから降りそそぐ淡い光が草原を照らし、道を示すように光り輝いて見える。
隣で気負いなくセリアと楽しげに話す流を見ると、この男なら「本当にこの状況を変えてくれる」ような気がしてならなかった。
「ブアァ~ッカ。あたしじゃないでしょうに。本命はアッチょ?」
「何にぃ!? って、ラーマンがここまで来るだとおおおお!!」
せまる碧い嵐。四肢はおろか、頭部まで器用に使い衛兵を吹き飛ばしながら迫ってくる。
その動きを止めようと、必死に食い下がる衛兵だったが、ネコのように靭やかな体はそれを許さない。
「くっそ! こうなったら、大怪我させても構わん! 手段を選ばず捕らえよ!!」
「判断がおっそ~ぃ! 本当にダメ。ぶっぁっかねぇ? 嵐影、止まると思うぅ?」
吹き飛ばす速度が徐々に上がっていき、指揮官の自分へと真っ直ぐ進んでくる碧い嵐。
最早これまでかと思った瞬間だった。自分の号令に反応し、周囲の衛兵が魔力を練り上げ魔法を放つのを感じる。
元々魔法師はこうなることも予測し、詠唱は完了済み。あとは魔力を高めるだけで発動が完了するという、有能な女の独断だったが、ここで功を奏す。
「よし!! 放て!! 俺たちを巻き込んでも構わん、突撃を止めるのだ!!」
魔法師の女は「承知!」と叫ぶと、手に持った杖で嵐影へと向け炎の魔法を放つ。
形状は槍のようであり、ファイアジャベリンと呼ばれる中級魔法だ。
迫る炎の槍。嵐影もそれを察知し、背後を流し目で見ると衛兵が殺到している。
避けるのは簡単だが、被害も大きいだろうと予測し、嵐の鉤爪で弾こうと身構えた時だった。
「きゃは♪ ヤラせると思うぅ?」
上空から楽しげに嗤う娘、Lは口を大きくあけ青い閃光を放つ。
嵐影へとファイアジャベリンがぶつかる三メートル前で、青と赤がぶつかり爆発相殺!
余波で兵士六名が吹き飛び火傷を負うが、軽症のようだ。
「嵐影ちゃんイっちゃって~♪」
「マッマ!!」
嵐影は突き進む。目前の敵、目算で二十三名。
それを次々と吹き飛ばし、戦闘不能にしていく。
「おのれえええ、ラーマン如きに遅れを取るなどとッ!!」
隊長は抜刀し、剣に魔力を込める。その切れ味は実に鋭く、嵐影であっても斬られれば大怪我をするだろう。
一瞬、嵐影の顔つきが鋭くなった気がした隊長は、怯んだとばかりに激しく斬り込む。
だが大きな体とは思えない反射速度で、嵐影は〝ぬるり〟と頭を下げ剣の下をかいくぐると、すれ違いざまに右前足で一撃を入れ隊長を吹き飛ばす。
そのまま勢いをつけ、嵐影は大門を両前足で蹴破ると同時に、宝槍〝白〟を口でくわえて回収し、町の外へと脱出に成功する。
「よし! 嵐影がこじ開けた、氷狐王行け!!」
「承知!! 凍てつけ大地、アイスロード!!」
それが呪文なのかは分からないが、足元からまっすぐに伸びる氷の道。
氷の道の勢いは凄まじく、あっという間に大門まで伸びていく。
それに触れた哀れな衛兵は、足がくっついてしまい動けなくなる。それを氷狐王は「哀れ」と一言呟くと、氷の道を疾走する。
「な、なんだあ!? 化け物が突っ込んでくるぞ!!」
「行かせるな! 槍で突き刺せ!!」
残った衛兵は各自の判断で氷狐王を攻撃しだす。が、そんな槍如きでどうこう出来るはずもなく、攻撃した側から槍が凍りつく。
持った手も凍りつく刹那、多くの衛兵は槍を放棄した事で、体が凍りつくのは防いだようだ。
そのまま氷狐王は氷の道を進む。目前に迫る大門に、突如〝伏せ〟の体勢になった氷狐王は、そのまま氷の道をすべって突き進む!
氷の凶悪な彫像が、地面をすべって大門を潜るという、冗談のような光景を唖然と見ることしか出来ない衛兵たち。
呆然とする衛兵を嘲笑うように凶悪な口元を歪め、「主の手加減に感謝するがよい」と去っていくのだった。
◇◇◇
その後しばらく暗闇を疾走する氷狐王と嵐影。彼らからすれば夜道も昼と同じように見えるらしく、その足取りは実に迷いがない。
状況が落ち着いたと判断したエルヴィスは、流へと話し始める。
「うぅ、生きた心地がしないぞ。だが、これも訓練のおかげか」
「一般人のお前がよく耐えたなぁ。下手したらマジで死ぬぞ、この場所にいたらな」
「ナガレ私達だって怖いのよ? ねぇルーセント」
「ですなぁ。まぁワシは背筋がゾワリとする程度ですがな」
流はいつか氷狐王の世話になると考え、エルヴィスたちに耐性をつけようと考える。
それをワン太郎に相談すると、小さな小狐の顔が付いた氷のコインを三枚用意してくれた。
どうやらこのコイン、氷で出来ているがさほど冷たくなく、しかも溶けないらしい。
このコインを肌見放さず持っている事で、氷狐王の威圧に慣れ、さらにある程度の時間なら、氷狐王の即死効果からの耐性もあるというアイテムだった。
「ん~だが困ったなぁ。軍馬はイルミスの所へ置いてきたままだし、このまま進むにはお前たちの体力が持たない……さて、どうしたものかねぇ」
「それは任せてくれ。このままのペースで行けば、朝には王家の天領へと入るだろう。そこで軍馬を調達できる」
「流石エルヴィス、頼りになるぜ!」
「まぁそれが俺の役目だからな。ここまで来れば安全圏か。さて……」
エルヴィスは暗闇を照らす天空の月を見上げる。そこから降りそそぐ淡い光が草原を照らし、道を示すように光り輝いて見える。
隣で気負いなくセリアと楽しげに話す流を見ると、この男なら「本当にこの状況を変えてくれる」ような気がしてならなかった。
0
あなたにおすすめの小説
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
無能認定され王宮から追放された俺、実は竜の言葉が話せたのでSSS級最凶竜種に懐かれ、気がついたら【竜人王】になってました。
霞杏檎
ファンタジー
田舎の村から上京して王宮兵士となって1年半……
まだまだ新人だったレイクは自身がスキルもろくに発動できない『無能力者』だと周りから虐げられる日々を送っていた。
そんなある日、『スキルが発動しない無能はこの王宮から出て行け』と自身が働いていたイブニクル王国の王宮から解雇・追放されてしまった。
そして挙げ句の果てには、道中の森でゴブリンに襲われる程の不遇様。
だが、レイクの不運はまだ続く……なんと世界を破壊する力を持つ最強の竜種"破滅古竜"と出会ってしまったのである!!
しかし、絶体絶命の状況下で不意に出た言葉がレイクの運命を大きく変えた。
ーーそれは《竜族語》
レイクが竜族語を話せると知った破滅古竜はレイクと友達になりたいと諭され、友達の印としてレイクに自身の持つ魔力とスキルを与える代わりにレイクの心臓を奪ってしまう。
こうしてレイクは"ヴィルヘリア"と名乗り美少女の姿へと変えた破滅古竜の眷属となったが、与えられた膨大なスキルの量に力を使いこなせずにいた。
それを見たヴィルヘリアは格好がつかないと自身が師匠代わりとなり、旅をしながらレイクを鍛え上げること決める。
一方で、破滅古竜の悪知恵に引っかかったイブニクル王国では国存続の危機が迫り始めていた……
これは"無能"と虐げられた主人公レイクと最強竜種ヴィルヘリアの師弟コンビによる竜種を統べ、レイクが『竜人王』になるまでを描いた物語である。
※30話程で完結します。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる