【完結🍺釣り無双】異世界最強の島を釣り上げると、もふもふ+虐げられた聖女×お侍=SSSランクまでHITした結果が激ヤバだった件

竹本蘭乃

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013:露出高杉とアングラーのさが

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『まぁ別にいいじゃないですか。もともと変態釣り師ですし、今更もう一つ露出狂の称号が加わっても』
「よくないし、はずかしいですし、そんな称号いらねぇし。まずは服屋を探そうぜ?」

『そんなモノはありませんよ。仕方がない、私を持ってそうですね……あぁ、あの木の幹なんかが良いでしょうか』

 相棒の先端が指す場所。そこあったのはバナナの木に似たものだが、実が無いものであり、青々と水分を豊富に含む植物だった。

「まさかあの葉っぱで、シークレットな秘密を隠せとか言うんじゃねぇだろうな? なめるなよ駄棒。そこまで落ちぶれるくらいなら、南国少年らしくマッパで生きていく!」

『ハァ~。落ちぶれる前に、あの柔らかそうな部分へ向けて私を振り抜いてください』

 なにを言っているのかが理解ができない。まぁどうせあの面積が大きめな葉っぱをルアーで引っ掛けるつもりだろうが。

 とはいえ俺もプロの大人だ。だからこそ「はいはい」と余裕をみせつつ、適当に黄金の小魚の形をしたルアーを投げてみる。

「これでいいのか? って、マテ。何か変だぞ!?」

 バナナの木に似たみずみずしい茎の部分へルアーを放り投げた。

 瞬間、相棒のスキル〝人釣一体じんちょういったい〟が発動し、木の中から何かを釣り出す感覚・・・・・・・・・を感じる。
 それはまさに〝魚をHITした時と同じ感覚〟であり、釣り師アングラーさがなのか「フィィィィッシュ!!」と無意識に叫ぶ。
 
 さらに状況は続き、驚いた事に何やら見たこともないモノを釣り上げた。
 しかもそれは細長い糸みたいなものであり、そいつが相棒を思い切り引くと同時に足元へと大量に重なりあう。

「な、なんだよこれ。糸……なのか?」
『お~、まさかここまで採れるとは。流石は釣りバカたる主。普通はここまで釣り上げれませんよ』

「ほめてんのか、けなしてんのか、ハッキリしてほしいのですがね。で、これはなんだよ」
『それはあの木の茎ですよ。まぁ正確に言えば繊維といったほうが良いでしょうか』

 そっと足元の、うす黄色い糸を手に持つ。繊維と言うと硬いイメージだったが、驚いたことに絹の糸みたいな肌触りと、何とも言えない爽やかな香りがした。

「マジかよ……俺はこんなモノまで釣り上げる事ができるようになったのか」

『そうです。私の所有者になった事で、色々と釣れるようになりました。今はまだ主の力が幼いので、釣れるものは限られていますが、今後は色々と釣れるでしょう。まずは〝スちょうタス〟を開いてください』

 色々と未知のナニカ・・・・・・が釣れる。
 それだけで期待が高まり、いいようのない興奮を押さえ、ゴクリと生唾を飲み込みつつ「ス釣タス!」と叫ぶ。

 目の前に浮かぶ不思議な枠……というより、デカイ本。
 さっきはいきなり俺の釣り姿が映像化されていて、興奮していたから目に入らなかった。

 しかしよく見れば、かなり古くさいが作りがしっかりしているモノだ。

 今回はその本自体が閉じていて、表紙をはじめグルリと全てが見え、その質感にも感動をした。
 なんの皮か分からないが、しっとりとした赤い動物の皮に、角が黄金色で豪華な金具がついているのが凄い。
 
『そんな馬鹿な……』
「ん? どうした」
『いえ、それよりまずは釣果ちょうかレベルという所を見てください。そう念じれば、そのページへと飛びます』

 とりあえず「わかった」と頷き、それを左手に持ち釣果レベルを教えてくれと念じると、該当ページまでかってに開く。
 するとそこにあったのは見慣れない言葉が書いてあった。

「んんん? 釣果レベルが60になってるぞ。その他にも色々書いてあるけど、スゲェ腹が立つ!」

 よく最初から見れば、なにやらムカっとくる感じにこう書いてある。

 一番最初に〝おい! 釣り○○!! テメェの現在はコレダッ!!〟から始まり、○で隠れている分余計に気になってしまう。

 きっとロクな事ではないのだろうと思いながら、そこに書いてあるものを最初から見た。
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