【完結🍺釣り無双】異世界最強の島を釣り上げると、もふもふ+虐げられた聖女×お侍=SSSランクまでHITした結果が激ヤバだった件

竹本蘭乃

文字の大きさ
60 / 109

057:パリピスパと太陽の恵み

しおりを挟む
「あれ……痛みが消えた? え?」

 相棒の話では普通人間よりも、かなり丈夫に作られているはずだという体。
 たしかにあの高さから落ちて、しかも岩肌に背中から直撃したら普通は痛い・・ではすまされないだろう。
 
 それでもかなりの痛みがあったはずだし、実際息をするにも痛かった。
 そいつがなぜか、不思議と無くなっていて困惑する。

「んん……頑丈すぎるだろ俺の体」

 水の中で首をひねり考えていると、アリシアが右手を差し出し「どうしたんです?」と不思議そうに聞いてくる。

「あぁいや、ちょっと自分の体の頑丈さについて、卒論を提出しようかと」

 そう言うと、「なんですかそれ」と楽しげに笑う。
 そんなアリシアを見ていると、たった数日だけどココへ来たばかりより、とても良く笑うようになったと思う。

「今度は相棒を持っていくから、もう一回チャレンジだな」
「またやるんですか? もぅ、今度は気をつけてくださいね?」

 すこし心配されるが、おいちゃんはプロの大人ですから、二度と同じ過ちは繰り返さないのさ。タブン。

「子供に心配されるとは、俺も焼きが回ったなぁ」
「うぅぅ~確かに私はマヌケですけどぉ。でもでも、私のほうがお姉さんなんですよ!」
「あ、ハイ」
「むぅぅぅ!!」
『ははは、主のいう意味はそうではありませんよ。と、まぁご無事で何よりでした』

 見ればわん太郎にくわえられた相棒が、〝ぽむぽむ〟とあざとい音と共にやってきた。

「んぺッ。んぁ~ワレに運ばせるとか、やっぱり駄棒なんだワン」
『ちょっと、吐き出さないでくれますかね? 自分で飛んでいくよりは、駄犬に運んでもらったほうが早いですからね』

 仲がいいのか悪いのか。
 なんだか不思議なやつらだけど、まぁ仲良くはあるのかな?
 
 その後は順調にお風呂計画も進み、もうすぐ完成だ。
 檜風呂といきたかったが、周辺に香木はなかったから、まぁここは南国風にヤシの木風呂と洒落込もう。

 最近フルで言うのが面倒になった、スキル:変態的な器用さ……まぁ相棒の言葉を借りれば〝変態スキル〟で、出来る範囲で具現化する。マジ万能すぎ。

「っと、ここにヤシの木の小さいのを生やして、と……よし完成!!」
「うわぁ……とってもステキです……」

 気がついた頃にはもう夕暮れであり、照明用にと採取してきた光る謎キノコをパリピ風に配置した。
 
 それがまた雰囲気ありすぎで、コテージから海側に風呂があるんだけど、その水面が海面と一体と見えるように設計した結果がヤバイ。

 このロケーションだ。一泊三十万円請求されても安いってほどだろう。
 そんな間接照明と、足を伸ばせるヤシの木風呂。
 風呂を囲む小さなヤシの木を下から照らす、小さな光る謎キノコ。

 どんだけパリピ風呂なんだよマジで!

 ちなみに風呂の中に光るキノコを入れようとしたら、アリシアが「きっと溶けちゃいますよ?」と言うが、水漏れチェックのために、水をを張った浴槽へと適当に投げ入れてみた。
 うん溶けなかった。

 が、プルプルと震えだした直後、破裂して謎キノコの破片でベッチョリになったのはいい思い出だね。

 ちなみにベッチョリになったのは、アリシアと、わん太郎。
 だがアリシアにジト目でにらまれ、わん太郎には「ワレを盾にしないでほしいんだワン!」と叱られた。不可抗力だ許せ。

「しかしよくお湯をこんな方法で沸かせましたね。ヤマトさんスゴイです!」
「一発で出来れば凄かったんだけどな。まぁ何度も失敗して、やっと出来たからなぁ」

 そう、俺たちが苦労して作り上げたのは太陽熱温水器だ。
 馬鹿みたいに熱い南国な土地を利用し、太陽熱温水器みたいなのが出来ないかと考えた。

 まず立地は滝の中腹に、開けた場所を見つけた事でいけた。
 問題はその仕組だったんだけどね。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました

黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。 彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。 戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。 現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと! 「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」 ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。 絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。 伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進! 迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る! これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー! 美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。 人生、逆転できないことなんて何もない!

【一秒クッキング】追放された転生人は最強スキルより食にしか興味がないようです~元婚約者と子犬と獣人族母娘との旅~

御峰。
ファンタジー
転生を果たした主人公ノアは剣士家系の子爵家三男として生まれる。 十歳に開花するはずの才能だが、ノアは生まれてすぐに才能【アプリ】を開花していた。 剣士家系の家に嫌気がさしていた主人公は、剣士系のアプリではなく【一秒クッキング】をインストールし、好きな食べ物を食べ歩くと決意する。 十歳に才能なしと判断され婚約破棄されたが、元婚約者セレナも才能【暴食】を開花させて、実家から煙たがれるようになった。 紆余曲折から二人は再び出会い、休息日を一緒に過ごすようになる。 十二歳になり成人となったノアは晴れて(?)実家から追放され家を出ることになった。 自由の身となったノアと家出元婚約者セレナと可愛らしい子犬は世界を歩き回りながら、美味しいご飯を食べまくる旅を始める。 その旅はやがて色んな国の色んな事件に巻き込まれるのだが、この物語はまだ始まったばかりだ。 ※ファンタジーカップ用に書き下ろし作品となります。アルファポリス優先投稿となっております。

酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ

天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。 ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。 そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。 よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。 そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。 こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。

みそっかす銀狐(シルバーフォックス)、家族を探す旅に出る

伽羅
ファンタジー
三つ子で生まれた銀狐の獣人シリル。一人だけ体が小さく人型に変化しても赤ん坊のままだった。 それでも親子で仲良く暮らしていた獣人の里が人間に襲撃される。 兄達を助ける為に囮になったシリルは逃げる途中で崖から川に転落して流されてしまう。 何とか一命を取り留めたシリルは家族を探す旅に出るのだった…。

【土壌改良】で死の荒野がSランク農園に!食べただけでレベルアップする野菜で、世界最強ギルド設立

黒崎隼人
ファンタジー
「え? これ、ただのトマトですよ?」 「いいえ、それは食べただけで魔力が全回復する『神の果実』です!」 ブラック企業で働き詰めだった青年は、異世界の名門貴族の三男・ノアとして転生する。 しかし、授かったスキルは【土壌改良】という地味なもの。 「攻撃魔法も使えない役立たず」と罵られ、魔物すら寄り付かない死の荒野へ追放されてしまう。 だが、彼らは知らなかった。 ノアのスキルは、現代の農業知識と合わせることで、荒れ果てた土地を「Sランク食材」が溢れる楽園に変えるチート能力だったことを! 伝説の魔獣(もふもふ)をキュウリ一本で手懐け、行き倒れた天才エルフを極上スープで救い出し、気づけば荒野には巨大な「農業ギルド」が誕生していた。 これは、本人がただ美味しい野菜を作ってのんびり暮らしたいだけなのに、周囲からは「世界を救う大賢者」と崇められてしまう、無自覚・最強の農業ファンタジー!

過労死して転生したら『万能農具』を授かったので、辺境でスローライフを始めたら、聖獣やエルフ、王女様まで集まってきて国ごと救うことになりました

黒崎隼人
ファンタジー
過労の果てに命を落とした青年が転生したのは、痩せた土地が広がる辺境の村。彼に与えられたのは『万能農具』という一見地味なチート能力だった。しかしその力は寂れた村を豊かな楽園へと変え、心優しきエルフや商才に長けた獣人、そして国の未来を憂う王女といった、かけがえのない仲間たちとの絆を育んでいく。 これは一本のクワから始まる、食と笑い、もふもふに満ちた心温まる異世界農業ファンタジー。やがて一人の男のささやかな願いが、国さえも救う大きな奇跡を呼び起こす物語。

ゴミスキル【生態鑑定】で追放された俺、実は動物や神獣の心が分かる最強能力だったので、もふもふ達と辺境で幸せなスローライフを送る

黒崎隼人
ファンタジー
勇者パーティの一員だったカイは、魔物の名前しか分からない【生態鑑定】スキルが原因で「役立たず」の烙印を押され、仲間から追放されてしまう。全てを失い、絶望の中でたどり着いた辺境の森。そこで彼は、自身のスキルが動物や魔物の「心」と意思疎通できる、唯一無二の能力であることに気づく。 森ウサギに衣食住を学び、神獣フェンリルやエンシェントドラゴンと友となり、もふもふな仲間たちに囲まれて、カイの穏やかなスローライフが始まった。彼が作る料理は魔物さえも惹きつけ、何気なく作った道具は「聖者の遺物」として王都を揺るがす。 一方、カイを失った勇者パーティは凋落の一途をたどっていた。自分たちの過ちに気づき、カイを連れ戻そうとする彼ら。しかし、カイの居場所は、もはやそこにはなかった。 これは、一人の心優しき青年が、大切な仲間たちと穏やかな日常を守るため、やがて伝説の「森の聖者」となる、心温まるスローライフファンタジー。

スキル『農業』はゴミだと追放されたが、実は植物の遺伝子を書き換える神スキル【神農】でした。荒野を楽園に変えて異世界万博を開催します!

黒崎隼人
ファンタジー
「そのスキル『農業』?剣も魔法も使えないクズはいらん、失せろ!」 勇者召喚に巻き込まれて異世界へ転生した植物オタクの青年カイルは、地味なスキルを理由に王都を追放され、死の荒野へと捨てられた。 しかし、誰も知らなかったのだ。 彼のスキルが、ただの農業ではなく、植物の遺伝子さえ書き換え、不毛の大地を瞬く間に聖域に変える神の力【神農】であることを。 荒野を一瞬で緑豊かな楽園に変えたカイルは、伝説の魔獣フェンリルを餌付けして相棒にし、傷ついた亡国の美姫ソフィアを助け出し、自由気ままなスローライフを開始する。 やがて彼が育てた作物は「エリクサーより効く」と評判になり、その噂を聞きつけた商人によって、彼の領地で世界規模の祭典――『異世界万博』が開催されることに!? 一方、カイルを追放した王国は深刻な食糧難に陥り、没落の一途をたどっていた。 「今さら戻れと言われても、この野菜は全部、俺とソフィアのとフェンのものですから」 最強の農民が送る、世界を揺るがす大逆転・万博ファンタジー、ここに開幕!

処理中です...