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第一章 独りぼっちのメグ
馬車牢獄での生活は地獄だった
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メグは、奴隷商の二人組に高値で売られ、幌馬車の荷台に設置されている鉄格子の檻に入れられた。
そこには、既に十歳位の兎獣人の少年がいた。三つ口で、うさ耳がとても可愛い男の子だけど、頬はこけてやせ細り、目の下に隈ができている。
「私はメグ。あなたは?」
「ミロ」
「もしかして、食事をさせてもらえていないの?」
「いや、昨晩、パンを貰えた。ここは、昨日までより、ずっとましだよ」
どういうことなのか話を聞くと、この檻に移されたのは、昨日の昼からで、それまでは、この近くの馬小屋の樽の中に、食事も与えられず、とじこめられていたのだとか。
一週間前、魔物の森に、姉と二人でキノコ採りに来て、姉から少し離れて採取していた所を、冒険者に見つかり、捕まってしまったのだそう。
姉が探している筈なので、馬車で移動していれば、きっと見つけて助けに来てくれると、話してくれた。
とはいえ、のんびりとミロのお姉さん達が助けに来てくれるのを待っているわけにはいかない。
『ねぇ、セージ。いるんでしょう』
『はい、ミラ様。お早うございます』
『ここから出たいんだけど、なにかいい方法はない。それとこの恰好もなんとかして』
『そう言われましても、さっき現状認識したばかりでして。下女ではなく、奴隷として売られたという事だと理解しましたが、ドレスはどうなされたんですか、そんな麻袋なんて羽織って』
『あとで説明してあげるけど、とりあえずここから出して』
『この檻から出ることは、不可能です。トイレに行きたいと、外に出してもらい、逃走すればいいではありませんか。メグ様のお得意の時間魔法で……』
『時間魔法? 私って魔法が使えるの?』
『まさか、魔法が使えることまで、忘れてしまわれたのですか? 時間魔法とは、メグ様が考案された時間の流れを変える魔法です。二分の一から十分の一まで、任意に周囲の動きを遅くすることができます。十分の一だと、五秒程しか持続できませんが、その間に、数十メートル離れた位置まで移動できますので、簡単に逃げることができます』
『でも私、魔法の発動方法が分からないし、ミロ一人を残して、私だけ逃げるのは嫌なの』
『先ほど申しましたように、この檻を素手で壊すことはどんなに身体強化魔法をかけても、不可能です。鉄やすりで鉄格子を切るとか、巨大ハンマーで叩いて、曲げるとかしない限り、脱出する術はありません。ですから、ここは……』
セージは、私にトイレ作戦を実行させようと、説得を始めた。
ミロは、姉が探しに来てくれると信じているけど、失踪してから既に一週間が過ぎている。当然、冒険者に攫われた可能性も考え、この村も調べた筈。もう見つからないと諦めて、捜索を断念していることだってありうる。
そうなれば、私は貴族の慰み者。
『魔法に関しても、メグ様が許可していただければ、私が遠隔精神操作して、発動することもできます。少年も、その姉君に連絡をとり、彼らに救出してもらえばいいだけの事ではありませんか』
『分かった。この恰好で走って逃げるのは恥ずかしいけど、あなたの提案に乗るわ』
そんな訳で、メグは、馬車の御者席に座る奴隷商に声を掛けた。
「ねぇ、ちょっとお通じがしたくなったんだけど、止めてくれる」
「お通じ? 排便のことか。そんなもの、その場で排泄しろ。高い金払ったのに、逃げ出されたら困るからな」
レディーの気持ちを全く理解していない最低な人たちで、作戦は見事に不発に終わった。
となると、ミロの姉が助けに来てくれなければ、王都に着いてから逃走するしかない。
『それは、かなり難しいです。モーリー王国の王都は、私も訪れた事がありませんが、狭い道に沢山の人が居て、逃げ出しても、直ぐに捕まってしまいます。発動時間限界もそうですが、再発動までのクールタイムもありますので、逃走は極めて難しいと考える方がいいかと存じます』
『このまま、貴族の慰み者になれとでも言う気』
『滅相もありません。少年の知り合いが救出してくれる可能性もまだありますし、奴隷と言っても、大半は、下僕として下働きさせるのが普通ですから』
そんな訳で、大人しく救出を待つしか手がなくなったメグだったが、彼女はその程度ではへこたれない。ポジティブシンキング。
今は時間が沢山あるのだからと、セージから魔法の使いかたを教わることにした。
魔法は、精霊の助けを借り、自然界に存在する分子を再構築する作業で、精霊と契約し、科学知識をきちんとした理解し、それに基づき発動魔法を構築する想像をすることで、発動する。
メグの場合、既に四大精霊はもとより、魔法関連の多くの精霊と契約しているので、あとは、科学知識を詳細まで理解し、再構築するイメージさえできれば、発動できる。
その際、詠唱するのが普通だが、詠唱は、精霊に意図を伝えるための補助に過ぎず、再構築イメージを正確に持てれば不要だ。多少イメージが曖昧でも、精霊の方で補完してもらうために、詠唱という形で言葉にだす。
現に以前のメグは、ほとんどの魔法を無詠唱で発動していた。
今日は、基本の火属性魔法を基礎から教えてもらったけど、どうやら本当に魔法が得意だったみたいで、教えてもらうと次々と思い出してきた。単に忘れていただけみたい。
これなら、火属性魔法が使えそう。実際に試してみようかな。
『それはお止めください。奴隷商に見つかり、魔法を使えると知られると、何をされるかわかりません。奴隷に魔法は邪魔で、詠唱できない様に、舌を切られた奴隷を見たこともあります』
そんな風に脅されると、学んだことを、実践で確かめる気が失せた。でも、座学だけじゃ、実際に発動できるのか確認できないし、覚えたことはやってみたくなるのが心情というもの。
フレイムスロワーと言う火炎放射で、この鉄格子を溶かせるのではと考えてしまった。
『馬鹿な真似はお止めください。下に敷き詰められた藁が燃え、燻製になってしまいます』
『でも、ここから出たいの。さっきから尿意がどんどん強くなってきて』
『水を飲みすぎるからです。私にはどうにもできかねます』
食事はさせてもらえるとの話だったのに、朝も昼も、食事抜きだったので、水を飲んで空腹を紛らわせたのが失敗だった。
「ミロ君、悪いけど、少しこっちを見ないでくれる」
私は、牢の隅にしゃがみ、用を足したけど、本当に恥ずかしかった。
そして、四日が経った。明日の夕方には、王都に着くというのに、やはり誰も助けに来ない。
メグもすっかり衰弱し、ぐったりと横になったまま、動く気力も、魔法の勉強をする気力もなくしていた。
環境は劣悪そのもの。排泄物でハエが飛び交い、不衛生極まりない。異臭で鼻が利かなくなるし、夜になると、食事のパンを奴隷商が、そのまま牢内に投げ込んでくる。
落とさないように必死にキャッチするも、時々、糞尿だまりに落ちることもあり最悪。
それでも、一日の食事は、そのパン一個なので、食べるしかない。
水はバケツから幾らでも飲めるけど、四日間同じ水で、変えてもくれない。
お腹が減りすぎて力が出ず、なにもする気が起きなくなるのも、当然だ。
この日も、まだ夜の九時過ぎだというのに、二人は眠りに落ちていた。
「山賊だ。起きろ」
馬車の外で、野営していた奴隷商の一人の声で、メグは目をさました。
ドカン、うっ。
轟音とうめき声が聞こえたと思ったら、馬車の幌が上がり、一人のうさ耳女戦士が、覗き込んだ。
「ミロ。無事だったか。探しまくったぞ」
「ミラ姉ちゃん、必ず来てくれると思った」
「そんなにやつれて、碌に食事もさせてもらえなかったのか」
そのミラという兎獣人の女が、乗り込んできた。
「そこのあんた。怪我をしたくなかったら、後ろに下がってな」
ミラはそういうと、背中のハンマーを構え、精神統一を始めた。
その腕や太ももが、二倍に膨れて筋骨隆々に変わり、顔や目が真っ赤になり、ドリャとハンマーを振り下ろすと、鋼鉄製の牢屋が木っ端みじんに砕け散った。
「ミロ、もう大丈夫だ。いくぞ」
ミラという女戦士は、ミロを抱きかかえると、信じられない程の跳躍力で、その場から逃走していった。
奴隷商の二人は、大怪我をしているけど、死んではいなかった。
メグはお人よしなので、それが奴隷商であっても、生きている人を見過ごせない。
セージに治癒魔法を発動してもらおうと思うが、やはり夜は、寝ているのか、応答がない。
仕方なく、座学で学んだ魔法を試みることにした。
「ルッテン・バイエル・サムナイル・ヒール」
詠唱すると、メグの手が光りだし、細胞が活性化して、傷がみるみると塞がっていく。
その要領で、二人目の治療をしていると、一人目の男が目を覚ました。
「うう。助かった。治癒魔法か。まさか魔法まで使えたとはな」
その男が、メグに襲い掛かってきた。
「ちょっと、助けてあげたのに……」
まだ治療途中だったが、メグは辛うじて、その手から逃れた。
「手荒な真似はしたくない。おとなしくしろ」
「クロニクス・ロックウェル・バッテンバッハ・スロウガ」
メグを手を前にして、時間の流れを十分の一にする時間魔法を詠唱したが、今度は失敗で、全く効果が表れない。
必死に走って逃げると、追ってこなかった。
治癒魔法をかけてもらったとはいえ、さっきまで意識不明の重体だった怪我人。完全には治りきっておらず、走って追いかけることができなかったのだ。
そこには、既に十歳位の兎獣人の少年がいた。三つ口で、うさ耳がとても可愛い男の子だけど、頬はこけてやせ細り、目の下に隈ができている。
「私はメグ。あなたは?」
「ミロ」
「もしかして、食事をさせてもらえていないの?」
「いや、昨晩、パンを貰えた。ここは、昨日までより、ずっとましだよ」
どういうことなのか話を聞くと、この檻に移されたのは、昨日の昼からで、それまでは、この近くの馬小屋の樽の中に、食事も与えられず、とじこめられていたのだとか。
一週間前、魔物の森に、姉と二人でキノコ採りに来て、姉から少し離れて採取していた所を、冒険者に見つかり、捕まってしまったのだそう。
姉が探している筈なので、馬車で移動していれば、きっと見つけて助けに来てくれると、話してくれた。
とはいえ、のんびりとミロのお姉さん達が助けに来てくれるのを待っているわけにはいかない。
『ねぇ、セージ。いるんでしょう』
『はい、ミラ様。お早うございます』
『ここから出たいんだけど、なにかいい方法はない。それとこの恰好もなんとかして』
『そう言われましても、さっき現状認識したばかりでして。下女ではなく、奴隷として売られたという事だと理解しましたが、ドレスはどうなされたんですか、そんな麻袋なんて羽織って』
『あとで説明してあげるけど、とりあえずここから出して』
『この檻から出ることは、不可能です。トイレに行きたいと、外に出してもらい、逃走すればいいではありませんか。メグ様のお得意の時間魔法で……』
『時間魔法? 私って魔法が使えるの?』
『まさか、魔法が使えることまで、忘れてしまわれたのですか? 時間魔法とは、メグ様が考案された時間の流れを変える魔法です。二分の一から十分の一まで、任意に周囲の動きを遅くすることができます。十分の一だと、五秒程しか持続できませんが、その間に、数十メートル離れた位置まで移動できますので、簡単に逃げることができます』
『でも私、魔法の発動方法が分からないし、ミロ一人を残して、私だけ逃げるのは嫌なの』
『先ほど申しましたように、この檻を素手で壊すことはどんなに身体強化魔法をかけても、不可能です。鉄やすりで鉄格子を切るとか、巨大ハンマーで叩いて、曲げるとかしない限り、脱出する術はありません。ですから、ここは……』
セージは、私にトイレ作戦を実行させようと、説得を始めた。
ミロは、姉が探しに来てくれると信じているけど、失踪してから既に一週間が過ぎている。当然、冒険者に攫われた可能性も考え、この村も調べた筈。もう見つからないと諦めて、捜索を断念していることだってありうる。
そうなれば、私は貴族の慰み者。
『魔法に関しても、メグ様が許可していただければ、私が遠隔精神操作して、発動することもできます。少年も、その姉君に連絡をとり、彼らに救出してもらえばいいだけの事ではありませんか』
『分かった。この恰好で走って逃げるのは恥ずかしいけど、あなたの提案に乗るわ』
そんな訳で、メグは、馬車の御者席に座る奴隷商に声を掛けた。
「ねぇ、ちょっとお通じがしたくなったんだけど、止めてくれる」
「お通じ? 排便のことか。そんなもの、その場で排泄しろ。高い金払ったのに、逃げ出されたら困るからな」
レディーの気持ちを全く理解していない最低な人たちで、作戦は見事に不発に終わった。
となると、ミロの姉が助けに来てくれなければ、王都に着いてから逃走するしかない。
『それは、かなり難しいです。モーリー王国の王都は、私も訪れた事がありませんが、狭い道に沢山の人が居て、逃げ出しても、直ぐに捕まってしまいます。発動時間限界もそうですが、再発動までのクールタイムもありますので、逃走は極めて難しいと考える方がいいかと存じます』
『このまま、貴族の慰み者になれとでも言う気』
『滅相もありません。少年の知り合いが救出してくれる可能性もまだありますし、奴隷と言っても、大半は、下僕として下働きさせるのが普通ですから』
そんな訳で、大人しく救出を待つしか手がなくなったメグだったが、彼女はその程度ではへこたれない。ポジティブシンキング。
今は時間が沢山あるのだからと、セージから魔法の使いかたを教わることにした。
魔法は、精霊の助けを借り、自然界に存在する分子を再構築する作業で、精霊と契約し、科学知識をきちんとした理解し、それに基づき発動魔法を構築する想像をすることで、発動する。
メグの場合、既に四大精霊はもとより、魔法関連の多くの精霊と契約しているので、あとは、科学知識を詳細まで理解し、再構築するイメージさえできれば、発動できる。
その際、詠唱するのが普通だが、詠唱は、精霊に意図を伝えるための補助に過ぎず、再構築イメージを正確に持てれば不要だ。多少イメージが曖昧でも、精霊の方で補完してもらうために、詠唱という形で言葉にだす。
現に以前のメグは、ほとんどの魔法を無詠唱で発動していた。
今日は、基本の火属性魔法を基礎から教えてもらったけど、どうやら本当に魔法が得意だったみたいで、教えてもらうと次々と思い出してきた。単に忘れていただけみたい。
これなら、火属性魔法が使えそう。実際に試してみようかな。
『それはお止めください。奴隷商に見つかり、魔法を使えると知られると、何をされるかわかりません。奴隷に魔法は邪魔で、詠唱できない様に、舌を切られた奴隷を見たこともあります』
そんな風に脅されると、学んだことを、実践で確かめる気が失せた。でも、座学だけじゃ、実際に発動できるのか確認できないし、覚えたことはやってみたくなるのが心情というもの。
フレイムスロワーと言う火炎放射で、この鉄格子を溶かせるのではと考えてしまった。
『馬鹿な真似はお止めください。下に敷き詰められた藁が燃え、燻製になってしまいます』
『でも、ここから出たいの。さっきから尿意がどんどん強くなってきて』
『水を飲みすぎるからです。私にはどうにもできかねます』
食事はさせてもらえるとの話だったのに、朝も昼も、食事抜きだったので、水を飲んで空腹を紛らわせたのが失敗だった。
「ミロ君、悪いけど、少しこっちを見ないでくれる」
私は、牢の隅にしゃがみ、用を足したけど、本当に恥ずかしかった。
そして、四日が経った。明日の夕方には、王都に着くというのに、やはり誰も助けに来ない。
メグもすっかり衰弱し、ぐったりと横になったまま、動く気力も、魔法の勉強をする気力もなくしていた。
環境は劣悪そのもの。排泄物でハエが飛び交い、不衛生極まりない。異臭で鼻が利かなくなるし、夜になると、食事のパンを奴隷商が、そのまま牢内に投げ込んでくる。
落とさないように必死にキャッチするも、時々、糞尿だまりに落ちることもあり最悪。
それでも、一日の食事は、そのパン一個なので、食べるしかない。
水はバケツから幾らでも飲めるけど、四日間同じ水で、変えてもくれない。
お腹が減りすぎて力が出ず、なにもする気が起きなくなるのも、当然だ。
この日も、まだ夜の九時過ぎだというのに、二人は眠りに落ちていた。
「山賊だ。起きろ」
馬車の外で、野営していた奴隷商の一人の声で、メグは目をさました。
ドカン、うっ。
轟音とうめき声が聞こえたと思ったら、馬車の幌が上がり、一人のうさ耳女戦士が、覗き込んだ。
「ミロ。無事だったか。探しまくったぞ」
「ミラ姉ちゃん、必ず来てくれると思った」
「そんなにやつれて、碌に食事もさせてもらえなかったのか」
そのミラという兎獣人の女が、乗り込んできた。
「そこのあんた。怪我をしたくなかったら、後ろに下がってな」
ミラはそういうと、背中のハンマーを構え、精神統一を始めた。
その腕や太ももが、二倍に膨れて筋骨隆々に変わり、顔や目が真っ赤になり、ドリャとハンマーを振り下ろすと、鋼鉄製の牢屋が木っ端みじんに砕け散った。
「ミロ、もう大丈夫だ。いくぞ」
ミラという女戦士は、ミロを抱きかかえると、信じられない程の跳躍力で、その場から逃走していった。
奴隷商の二人は、大怪我をしているけど、死んではいなかった。
メグはお人よしなので、それが奴隷商であっても、生きている人を見過ごせない。
セージに治癒魔法を発動してもらおうと思うが、やはり夜は、寝ているのか、応答がない。
仕方なく、座学で学んだ魔法を試みることにした。
「ルッテン・バイエル・サムナイル・ヒール」
詠唱すると、メグの手が光りだし、細胞が活性化して、傷がみるみると塞がっていく。
その要領で、二人目の治療をしていると、一人目の男が目を覚ました。
「うう。助かった。治癒魔法か。まさか魔法まで使えたとはな」
その男が、メグに襲い掛かってきた。
「ちょっと、助けてあげたのに……」
まだ治療途中だったが、メグは辛うじて、その手から逃れた。
「手荒な真似はしたくない。おとなしくしろ」
「クロニクス・ロックウェル・バッテンバッハ・スロウガ」
メグを手を前にして、時間の流れを十分の一にする時間魔法を詠唱したが、今度は失敗で、全く効果が表れない。
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