22 / 56
第二章 チーム『オリーブの芽』の躍進
極悪チームに絡まれてしまいました
しおりを挟む
ミラは、Bランク以上だと思っていたら、なんと、冒険者ギルド登録していなかった。
Fランクでは魔物狩りの依頼を受けることができないので、とりあえず、近くの獣狩り依頼を受ける様に言うと、ミラは、獣狩りなんてしたくないと言って困らせてきた。
獣人族は、決して動物を殺さないしきたりなんだとか。兎にとって狼は敵だけど、兎獣人からすると、狼はか弱い守るべき存在らしい。
仕方なく、リットに魔物狩り依頼を受けさせ、依頼交換して、リットに獣狩りに行ってもらった。
その証拠品とミラの魔結晶とを交換して、とりあえずEランクに昇格させたけど、黒い鉄プレートは、凄く目立つので、ミラをDランク昇格させないとならない。
リットをできるだけ早くC級昇格させようと考えていたけど、彼には当分の間、昇格ポイント収集を我慢してもらい、ミラの依頼として、魔物の森の魔物狩り依頼受けていくことにした。
その魔物狩りをしていて、ミラのバーサク化は、諸刃の剣だと分かってきた。
狂戦士になると、凄く強くなるけど、理性が吹っ飛んで、作戦も何もすべて忘れ、周りを気にせず戦い始め、止めようとすると、仲間まで襲う野獣と化す。
一応、仲間だと認識はしていて、作戦通りに動かなければならないという意識はあるらしいけど、頭に血が上り、敵を倒す事しか考えられなくなるらしい。
そんな訳で、ミラのバーサク化は封印し、ハンマー使いの闘士として戦ってもらっている。
狂戦士化していないと、彼女は高い跳躍も、ハンマーを地面に叩きつける衝撃波攻撃もだせなくなり、打撃技の破壊力も半減するけど、やむを得ない。
と言っても、あれだけの強さをみすみす捨てるのはもったいない。
だから、メグは、バーサク化をコントロールする方法を探しているが、前世の知識を持ってしても、妙案が浮かばない。
それでも、前衛戦士として十分に働いてくれ、B級魔物狩りを無茶な程に熟し、僅か二か月という驚異的スピードで、E級卒業となった。
今回の魔物の森のB級魔物狩りにて、彼女もついにD級昇格する。
その討伐に出かけようと、キース村の宿の入り口で集合待ちをしていると、ケントが、ガンマンスタイルで現れた。
革製ホルダーを造ったみたいで、腰に太いベルトを巻き、左右にホルダに、ピストルを下げている。
「ケント、そいつは何だい」
「メグが、俺の為に考案した新兵器。魔石が衝撃を受けると爆発するのを使って、二か月の試行錯誤の上、漸く完成した武器さ。俺のボーガンより、威力は劣るが、両手で十二連発できる。どんな武器かは、見てればわかるさ」
あれから、毎週の様に改良を加え、漸く完成した。
メグ提案のマガジン式は、トラブル多発のため、ボーガンで採用していた六連シリンダを応用して、彼自身の創意工夫で、六連発の回転シリンダ型の銃を完成させた。
銃弾も、ケントが試行錯誤して改良し、薬莢が割れたり、詰まってジャムる問題も解消した。
「今日は、俺一人で戦わせてくれ。弾丸が尽きたら、交換しないとならないので、その時は支援してもらうが、基本、独りでどこまで戦えるのか、見てみたいんだ」
魔物の森の魔物相手に、独りは流石に無理があるとは思ったメグだったが、彼の願いを受け入れた。
ケントは弾交換を危惧していたが、十二発の玉があれば、C級魔物二体同時でも、基本、問題なし。二丁拳銃だと、ボーガンの五倍位速く連射できるし、弾速が速いので、魔物に当てることができ、簡単にダメージを与えられる。射撃練習もかなり積んだようで、動きを止めた敵なら、目を打ち抜いて止めを刺せるほどの腕前になっていた。
バーサク化したミラ以上のDPS(戦闘時平均の一秒間当たりのダメージ量)をもつ、化け物銃撃手ができてしまった。
「バンバンと五月蝿いから何事かと思って見に来たら、『落ちこぼれの屁』の面々だったか」
柄の悪そうな冒険者四人組が現れた。リーダーらしき小柄な四十歳位の男は、銀色のプレートを下げている。
「僕たちは『オリーブの芽』だ。そんな名前で呼ぶな」
「リック、こいつらに関わるな。行くぞ」
「そうはいくかよ。お前の所為で、魔物が逃げ出して、現れてくれないんだ。迷惑料として、そいつのリュックの中の魔宝石くらい、置いて行けよ」
「分かった。今倒した分の魔法石は渡す。それで勘弁してくれ、ジェット」
「いや、全部もらおうか。それとも、この場でやりあうか?」
「ケント、知り合いか? 君が倒した分だから、構わないけど、勝手ばかりいうから、ボクが本気だして、やっつけちゃおうか」
「ミラ、やめろ。こう見えてもこいつはS級だし、他の奴らもA級ばかりだ」
てっきりB級だと思い込んでいたけど、確かに輝きが違う。プラチナプレートなんて初めて見た。
そんなことを思いながら、周りを見渡すと、更に四人の男たちが、茂みに隠れる様に忍んでいて、弓や、吹矢でこっちを狙っていた。以前、メグに悪戯しようとして、ブラックリスト登録された筈のケンとトムも、槍と剣を構えて、潜んでいた。
八対四で、数的にも不利だし、S級冒険者までいる。
それでも、全力で戦えば、勝てるかもしれないけど、怪我をするのは確実だし、手加減はできないので、人殺しになりかねない。
ここは、ケントの様に、戦闘を避けるのが得策だと判断した。
「分かった。リック、リュックを彼らに渡して。でも、バックと魔石玉はちゃんとかえしてね」
「流石は、『落ちこぼれの屁』のリーダーだ。物分かりが良くて助かるよ。治癒魔導士なんだってな。別嬪だし、こんなヘボチーム解散して、俺らの仲間にならないか」
「御免被ります。あそこにいるトムとケンは、C級のブラックリスト登録者。そんな人までメンバーに入れているチームに、誰が入るものですか」
「このアマ」 ジェットという男の隣にいた顔に傷のある男が、喧嘩腰になる。
「やめろ。貰うもの、貰ったら、退散するぞ」
そして、彼らは、八個の魔宝石を奪って、立ち去って行った。
ケントから話を訊くと、『血塗られたナイフ』という札付き連中からなるチームで、以前、彼を奴隷として売り飛ばそうとしたのが、あのジェットだったらしい。
仲間に入れてもらえず、独りで困っている所を、復讐を手伝ってやると甘い言葉で仲間に誘い、実力を見たいからと、後衛の彼に、B級魔物と一人で戦わせた。
大怪我して、動けなくなると助けてくれたが、「誰が、お前なんかを仲間にするか。エルフは高く売れるからな」と笑ったのだとか。
そして、重態で動けないでいるケントを縛ろうとしている所に、ローウェン率いる『ジャスティス』の一行が救援に駆けつけ、助けてくれたのだとか。
「最低な奴らね。ボク、頭にきた。獣人も、エルフも、見つけるとすぐ奴隷にしようとする。人間って最低。あっ、メグとリットは例外だよ」
「うん、分かってる。人間には良い人と悪い人がいて、私も来たばかりの頃は、何度も騙されたから……。もう、今日はやる気が失せたから、少し早いけど、村に戻り、明日、心機一転、出直しましょう」
「そういえば、以前聞けなかったけど、師匠って、奴隷に売られそうになってたの?」
「ああ、裸に糞尿塗れの麻袋を被っただけの恰好で……」
「ちょっとミラ。それは内緒」
すっかり、嫌な事は忘れ、笑い声になっている。
これもメグがリーダーをしているからだが、『オリーブの芽』は素敵な良いチームだ。
そして、翌日は、拳銃を封印し、普通に戦いながら、B級魔物を捜し歩き、漸く、D級魔物の群れと戦っているB級魔物を見つけた。
D級を全て早々に片付けたが、B級とは苦戦することになった。初見の魔物だったので、ケントが適切に指示を出してくれても、攻撃を食らってしまう。それでも、徐々に弱らせていき、もう少しで、討伐できそうと言う時だった。
突然、ジェット率いる『血塗られたナイフ』の一行が現れ、止めを刺して、魔結晶を奪い取った。
「止めを刺したのは俺たちだ。悪く思うなよ」
「もう、頭にきた。ボク、我慢の限界だ」
「ミラ、押さえて。私たち全員、怪我人なんだから」
三十分間も掛け、ボロボロになりなりながら弱らせて、漸く勝負がつくというところで、横取りされ、鳶に油揚げをさらわれた気分で、頭にきている。
でも、こんな今の状態では、彼らに勝てないのは自明。
彼らは敢えて戦闘に持ち込み、私たちを奴隷として売り飛ばそうとしている。
それが分かっているから、ここはじっとこらえて、苦汁をなめた。
結局、五日間もの長期滞在となったものの、何とか任務を完了し、メグたちも帰還した。
Fランクでは魔物狩りの依頼を受けることができないので、とりあえず、近くの獣狩り依頼を受ける様に言うと、ミラは、獣狩りなんてしたくないと言って困らせてきた。
獣人族は、決して動物を殺さないしきたりなんだとか。兎にとって狼は敵だけど、兎獣人からすると、狼はか弱い守るべき存在らしい。
仕方なく、リットに魔物狩り依頼を受けさせ、依頼交換して、リットに獣狩りに行ってもらった。
その証拠品とミラの魔結晶とを交換して、とりあえずEランクに昇格させたけど、黒い鉄プレートは、凄く目立つので、ミラをDランク昇格させないとならない。
リットをできるだけ早くC級昇格させようと考えていたけど、彼には当分の間、昇格ポイント収集を我慢してもらい、ミラの依頼として、魔物の森の魔物狩り依頼受けていくことにした。
その魔物狩りをしていて、ミラのバーサク化は、諸刃の剣だと分かってきた。
狂戦士になると、凄く強くなるけど、理性が吹っ飛んで、作戦も何もすべて忘れ、周りを気にせず戦い始め、止めようとすると、仲間まで襲う野獣と化す。
一応、仲間だと認識はしていて、作戦通りに動かなければならないという意識はあるらしいけど、頭に血が上り、敵を倒す事しか考えられなくなるらしい。
そんな訳で、ミラのバーサク化は封印し、ハンマー使いの闘士として戦ってもらっている。
狂戦士化していないと、彼女は高い跳躍も、ハンマーを地面に叩きつける衝撃波攻撃もだせなくなり、打撃技の破壊力も半減するけど、やむを得ない。
と言っても、あれだけの強さをみすみす捨てるのはもったいない。
だから、メグは、バーサク化をコントロールする方法を探しているが、前世の知識を持ってしても、妙案が浮かばない。
それでも、前衛戦士として十分に働いてくれ、B級魔物狩りを無茶な程に熟し、僅か二か月という驚異的スピードで、E級卒業となった。
今回の魔物の森のB級魔物狩りにて、彼女もついにD級昇格する。
その討伐に出かけようと、キース村の宿の入り口で集合待ちをしていると、ケントが、ガンマンスタイルで現れた。
革製ホルダーを造ったみたいで、腰に太いベルトを巻き、左右にホルダに、ピストルを下げている。
「ケント、そいつは何だい」
「メグが、俺の為に考案した新兵器。魔石が衝撃を受けると爆発するのを使って、二か月の試行錯誤の上、漸く完成した武器さ。俺のボーガンより、威力は劣るが、両手で十二連発できる。どんな武器かは、見てればわかるさ」
あれから、毎週の様に改良を加え、漸く完成した。
メグ提案のマガジン式は、トラブル多発のため、ボーガンで採用していた六連シリンダを応用して、彼自身の創意工夫で、六連発の回転シリンダ型の銃を完成させた。
銃弾も、ケントが試行錯誤して改良し、薬莢が割れたり、詰まってジャムる問題も解消した。
「今日は、俺一人で戦わせてくれ。弾丸が尽きたら、交換しないとならないので、その時は支援してもらうが、基本、独りでどこまで戦えるのか、見てみたいんだ」
魔物の森の魔物相手に、独りは流石に無理があるとは思ったメグだったが、彼の願いを受け入れた。
ケントは弾交換を危惧していたが、十二発の玉があれば、C級魔物二体同時でも、基本、問題なし。二丁拳銃だと、ボーガンの五倍位速く連射できるし、弾速が速いので、魔物に当てることができ、簡単にダメージを与えられる。射撃練習もかなり積んだようで、動きを止めた敵なら、目を打ち抜いて止めを刺せるほどの腕前になっていた。
バーサク化したミラ以上のDPS(戦闘時平均の一秒間当たりのダメージ量)をもつ、化け物銃撃手ができてしまった。
「バンバンと五月蝿いから何事かと思って見に来たら、『落ちこぼれの屁』の面々だったか」
柄の悪そうな冒険者四人組が現れた。リーダーらしき小柄な四十歳位の男は、銀色のプレートを下げている。
「僕たちは『オリーブの芽』だ。そんな名前で呼ぶな」
「リック、こいつらに関わるな。行くぞ」
「そうはいくかよ。お前の所為で、魔物が逃げ出して、現れてくれないんだ。迷惑料として、そいつのリュックの中の魔宝石くらい、置いて行けよ」
「分かった。今倒した分の魔法石は渡す。それで勘弁してくれ、ジェット」
「いや、全部もらおうか。それとも、この場でやりあうか?」
「ケント、知り合いか? 君が倒した分だから、構わないけど、勝手ばかりいうから、ボクが本気だして、やっつけちゃおうか」
「ミラ、やめろ。こう見えてもこいつはS級だし、他の奴らもA級ばかりだ」
てっきりB級だと思い込んでいたけど、確かに輝きが違う。プラチナプレートなんて初めて見た。
そんなことを思いながら、周りを見渡すと、更に四人の男たちが、茂みに隠れる様に忍んでいて、弓や、吹矢でこっちを狙っていた。以前、メグに悪戯しようとして、ブラックリスト登録された筈のケンとトムも、槍と剣を構えて、潜んでいた。
八対四で、数的にも不利だし、S級冒険者までいる。
それでも、全力で戦えば、勝てるかもしれないけど、怪我をするのは確実だし、手加減はできないので、人殺しになりかねない。
ここは、ケントの様に、戦闘を避けるのが得策だと判断した。
「分かった。リック、リュックを彼らに渡して。でも、バックと魔石玉はちゃんとかえしてね」
「流石は、『落ちこぼれの屁』のリーダーだ。物分かりが良くて助かるよ。治癒魔導士なんだってな。別嬪だし、こんなヘボチーム解散して、俺らの仲間にならないか」
「御免被ります。あそこにいるトムとケンは、C級のブラックリスト登録者。そんな人までメンバーに入れているチームに、誰が入るものですか」
「このアマ」 ジェットという男の隣にいた顔に傷のある男が、喧嘩腰になる。
「やめろ。貰うもの、貰ったら、退散するぞ」
そして、彼らは、八個の魔宝石を奪って、立ち去って行った。
ケントから話を訊くと、『血塗られたナイフ』という札付き連中からなるチームで、以前、彼を奴隷として売り飛ばそうとしたのが、あのジェットだったらしい。
仲間に入れてもらえず、独りで困っている所を、復讐を手伝ってやると甘い言葉で仲間に誘い、実力を見たいからと、後衛の彼に、B級魔物と一人で戦わせた。
大怪我して、動けなくなると助けてくれたが、「誰が、お前なんかを仲間にするか。エルフは高く売れるからな」と笑ったのだとか。
そして、重態で動けないでいるケントを縛ろうとしている所に、ローウェン率いる『ジャスティス』の一行が救援に駆けつけ、助けてくれたのだとか。
「最低な奴らね。ボク、頭にきた。獣人も、エルフも、見つけるとすぐ奴隷にしようとする。人間って最低。あっ、メグとリットは例外だよ」
「うん、分かってる。人間には良い人と悪い人がいて、私も来たばかりの頃は、何度も騙されたから……。もう、今日はやる気が失せたから、少し早いけど、村に戻り、明日、心機一転、出直しましょう」
「そういえば、以前聞けなかったけど、師匠って、奴隷に売られそうになってたの?」
「ああ、裸に糞尿塗れの麻袋を被っただけの恰好で……」
「ちょっとミラ。それは内緒」
すっかり、嫌な事は忘れ、笑い声になっている。
これもメグがリーダーをしているからだが、『オリーブの芽』は素敵な良いチームだ。
そして、翌日は、拳銃を封印し、普通に戦いながら、B級魔物を捜し歩き、漸く、D級魔物の群れと戦っているB級魔物を見つけた。
D級を全て早々に片付けたが、B級とは苦戦することになった。初見の魔物だったので、ケントが適切に指示を出してくれても、攻撃を食らってしまう。それでも、徐々に弱らせていき、もう少しで、討伐できそうと言う時だった。
突然、ジェット率いる『血塗られたナイフ』の一行が現れ、止めを刺して、魔結晶を奪い取った。
「止めを刺したのは俺たちだ。悪く思うなよ」
「もう、頭にきた。ボク、我慢の限界だ」
「ミラ、押さえて。私たち全員、怪我人なんだから」
三十分間も掛け、ボロボロになりなりながら弱らせて、漸く勝負がつくというところで、横取りされ、鳶に油揚げをさらわれた気分で、頭にきている。
でも、こんな今の状態では、彼らに勝てないのは自明。
彼らは敢えて戦闘に持ち込み、私たちを奴隷として売り飛ばそうとしている。
それが分かっているから、ここはじっとこらえて、苦汁をなめた。
結局、五日間もの長期滞在となったものの、何とか任務を完了し、メグたちも帰還した。
10
あなたにおすすめの小説
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
伯爵令嬢アンマリアのダイエット大作戦
未羊
ファンタジー
気が付くとまん丸と太った少女だった?!
痩せたいのに食事を制限しても運動をしても太っていってしまう。
一体私が何をしたというのよーっ!
驚愕の異世界転生、始まり始まり。
ぽっちゃり女子の異世界人生
猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。
最強主人公はイケメンでハーレム。
脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。
落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。
=主人公は男でも女でも顔が良い。
そして、ハンパなく強い。
そんな常識いりませんっ。
私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。
【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】
縫剣のセネカ
藤花スイ
ファンタジー
「ぬいけんのせねか」と読みます。
--
コルドバ村のセネカは英雄に憧れるお転婆娘だ。
幼馴染のルキウスと共に穏やかな日々を過ごしていた。
ある日、セネカとルキウスの両親は村を守るために戦いに向かった。
訳も分からず見送ったその後、二人は孤児となった。
その経験から、大切なものを守るためには強さが必要だとセネカは思い知った。
二人は力をつけて英雄になるのだと誓った。
しかし、セネカが十歳の時に授かったのは【縫う】という非戦闘系のスキルだった。
一方、ルキウスは破格のスキル【神聖魔法】を得て、王都の教会へと旅立ってゆく。
二人の道は分かれてしまった。
残されたセネカは、ルキウスとの約束を胸に問い続ける。
どうやって戦っていくのか。希望はどこにあるのか⋯⋯。
セネカは剣士で、膨大な魔力を持っている。
でも【縫う】と剣をどう合わせたら良いのか分からなかった。
答えは簡単に出ないけれど、セネカは諦めなかった。
創意を続ければいつしか全ての力が繋がる時が来ると信じていた。
セネカは誰よりも早く冒険者の道を駆け上がる。
天才剣士のルキウスに置いていかれないようにとひた向きに力を磨いていく。
遠い地でルキウスもまた自分の道を歩み始めた。
セネカとの大切な約束を守るために。
そして二人は巻き込まれていく。
あの日、月が瞬いた理由を知ることもなく⋯⋯。
これは、一人の少女が針と糸を使って世界と繋がる物語
(旧題:スキル【縫う】で無双します! 〜ハズレスキルと言われたけれど、努力で当たりにしてみます〜)
異世界の片隅で、穏やかに笑って暮らしたい
木の葉
ファンタジー
『異世界で幸せに』を新たに加筆、修正をしました。
下界に魔力を充満させるために500年ごとに送られる転生者たち。
キャロルはマッド、リオに守られながらも一生懸命に生きていきます。
家族の温かさ、仲間の素晴らしさ、転生者としての苦悩を描いた物語。
隠された謎、迫りくる試練、そして出会う人々との交流が、異世界生活を鮮やかに彩っていきます。
一部、残酷な表現もありますのでR15にしてあります。
ハッピーエンドです。
最終話まで書きあげましたので、順次更新していきます。
『まて』をやめました【完結】
かみい
恋愛
私、クラウディアという名前らしい。
朧気にある記憶は、ニホンジンという意識だけ。でも名前もな~んにも憶えていない。でもここはニホンじゃないよね。記憶がない私に周りは優しく、なくなった記憶なら新しく作ればいい。なんてポジティブな家族。そ~ねそ~よねと過ごしているうちに見たクラウディアが以前に付けていた日記。
時代錯誤な傲慢な婚約者に我慢ばかりを強いられていた生活。え~っ、そんな最低男のどこがよかったの?顔?顔なの?
超絶美形婚約者からの『まて』はもう嫌!
恋心も忘れてしまった私は、新しい人生を歩みます。
貴方以上の美人と出会って、私の今、充実、幸せです。
だから、もう縋って来ないでね。
本編、番外編含め完結しました。ありがとうございます
※小説になろうさんにも、別名で載せています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる