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第三章 裏切りと復讐の果て
魔物軍にボコられてしまいました
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メグがB級魔物に遭遇しない様に、気配感知しながら、ワイバーン子供達を先導していた時だった。
「メグ、危ない」
ケントに注意されて、足元を見ると、不自然に枯れ葉が撒かれていた。どうやら、落とし穴のトラップが仕掛けてありそう。注意してくれなかったら、馬と共に穴に落ちていた。
「迂回しましょう。ここからは馬を降りて、慎重に進むわよ」
同じ魔物の森なのに、ここは、モーリー王国側とは、全く異なる。さっきのトラップもそうだけど、なぜか一度も魔物に遭遇していない。
強い魔物反応には敢えて近づかない様にしているけど、感知できないような雑魚魔物には、頻繁に遭遇していい筈なのに、出会わない。
「そこ、トラップ」
また注意された。地下迷宮三階層で、トラップを見つけるのには慣れているつもりでいたけど、ここは森のためか、トラップが分かりづらい。
それでも、慎重に馬を引きながら歩き、森の奥へと進んでいった。
「キャー」
迂闊にも、ミラが、トラップに掛かってしまい、片足をロープに絡め取られ、宙吊りにされてしまった。
「ミラは、注意力が無さすぎです」
三人で、彼女を助けていると、この魔物の森にはいない筈のA級魔物以上と思われる強敵が、信じ難い速度で、急速に近づいくる気配がした。
「早くして、A級以上の魔物が気づいて近づいてくる」
でも、メグを救出した時には、既に周囲を、魔物達に取り囲まれていた。その数、約三十体。初めて見るA級らしき人型魔人や、よく知るB級魔物が、十体以上も顔をそろえている。
「なんなんだ、こいつらが徒党を組むなんて、異常だぞ」
「流石に、これは全滅確定だな。どうするんだメグ」
「全員手を上げて、おとなしく降参して。何があっても反撃しちゃ駄目よ」
降参姿勢を取るとすぐ、メグは、魔界語で、戦闘の意志はなく、彼らワイバーンの子供たちを安全な場所に運びたいだけだと説得を始めた。
ボスと思える魔人と二頭のB級魔人ミノタウロスとケンタウロスの三体が、ゆっくりと近づいてきて、なんとか戦闘は回避できそうに思えたが、ボスが側近の牛魔人と、馬魔人に合図を送ると、二人の魔人が、私とケントに殴りかかってきた。
交そうと思えば交わせなくはないけど、斧や槍を使ってこないので、敢え殴られことにし、説得を試みた。ケントも大人しく殴られてくれている。
年長のワイバーンの子も、必死に説得に加わってくれたけど、止めてくれない。
うずくまって丸くなっても、今度は蹴り続けてくる。
どうやら、相当に人間に対する恨みがあるらしい。
結局、足腰立たなくなるまで止めてくれず、私とケントは他の魔物達にロープで縛られた。ベルゼブブにやられた時程酷くはないけど、ケントの顔が腫れ上がっている。私も体中あざだらけ。
ミラとリットも大人しく殴られ、ボコボコにされてから、縛られた。
そして、魔物達は、ローブで縛られた四人を、ずりずりと引きずっていく。ワイバーンの子供たちも、取り囲まれたまま連れていかれ、馬と荷物だけが、その場に置き去りにされた。
魔物達は、砦まで造っていた。木を綺麗に並べて囲いを造り、そこを基地にして魔物達が集結している。
何百体という魔物が、辺り一面に配置されているその砦中央に、四人とワイバーンの子供たちが集められた。
メグ達四人は、顔や身体中、痣やすり傷だらけのままの状態で縛られたまま、寝転ぶように並べられている。
ヒールも掛けたくても、手を傷口に当てることができず、痛々しいままだ。
「本当に、どういうことなんだ。まるで魔物の軍隊じゃないか」
ケントが、この異様かな光景に、素直に疑問を呈した。
『軍隊での魔物狩りに対抗するため、魔物が砦を設けて、組織的に対抗しだしたという話を耳にしたことがあります』
「魔結晶を軍事利用するようになったので、魔物側も、組織的に防衛手段を取ったということなんでしょうね」
「同族が徒党を組むのなら理解できるけど、敵同士の魔物だよ。それが手を組むなんて、ボクには信じられない」
「彼らを束ねる優秀な指導者がいるということなんだと思います。もしかして、魔王が再び復活しているのかも」
そんな話をしていると、メグが一番最初に遭遇した魔物、この森の主の巨大虎が現れた。
「おや、マーガレット姫ではないですか。これは、失礼をいたしました。部下が無礼を働きましたこと、心よりお詫びします」
そして、部下に指示を出してくれ、漸く、ローブを解いて解放してもらえ、メグは治癒魔法を順に掛け始めた。
その間に、虎は、ワイバーンから何かを訊き、再びメグの前に来て、話しかける。
「事情は、理解しました。同胞を助け出してくれたこと、心より感謝します。この者たちは、私が責任をもって預かり、安住の地を割り振らせて頂きます故、ご安心下さい。ただ、姫様には、二度とこの地に近づかない様に、誓っていただきたい。今回は、私の一存で、解放させて頂きますが、今後、この地を荒らした人間を見逃す訳には行きませぬ故」
メグは、素直にその宣誓をして、立ち去ろうとすると、年長のワイバーンが、四体若い雄を引き連れて、近寄ってきた、
「あなたたちには、本当に感謝しています。そのお礼と言ってはなんですか、この四匹で、反対側の森の入り口まで、運ばせて頂けませんか。この者たちも、是非にといっておりますので」
そんなわけで、魔物の森のキース村側の入り口まで、ワイバーンの背に乗って、行くことになった。
飛び立つ時は、落ちそうになり、凄く怖かったけど、上空に舞い上がれば快適そのもの。 メグは、上空から森を眺めながら、これは新たな飛行兵器に使えそうと、ワクワクするのだった。
魔物の砦から、森の入り口までは、八十キロ程の距離があったが、僅か二時間弱で到着することができた。
メグは、四体のワイバーンに礼を言って、手を振り別れてから、三人に笑顔を向ける。
「凄く楽しかったね」
「お前、どんな神経をしてるんだ。やっぱり、宇宙人だろう」
ケントは、蒼い顔して、気持ち悪そうにしている。
「万が一であっても、落ちたら即死だぞ。ボクなんて、必死にしがみついて、落ちない様にするので精いっぱいだった」
「情けないな。空から眺める景色は最高だったじゃないですか」
賛否両論だったが、空を飛んだ冒険者は、この世界で、彼ら四人だけだ。
馬をおいてきたので、キース村からは、馬車で王都に帰還したが、家に戻ると、ちゃんと馬が戻って来ていた。
つい先ほど、四頭揃って、帰ってきたのだそう。
新しく馬を買わなければと思っていたけど、愛着のある馬の方が良いし、魔物に食べられずに、無事に戻ってきてくれたことが、本当に嬉しかった。
馬小屋で、愛馬に頬ずりしていると、ルーカスがとんでもない事実を知らせてくれた。
「メグ様、戦争が終結したのを、ご存じでしょうか」
「えっ、どういうこと?」
昨日、ロンブル帝国からの使者がきて、休戦協定を締結したのだとか。
どういう経緯で、戦争が終結したかまでは、ルーカスは知らなかったので、四人で冒険者ギルド長に、詳しい事情を聴きに行くことにした。
「メグ、危ない」
ケントに注意されて、足元を見ると、不自然に枯れ葉が撒かれていた。どうやら、落とし穴のトラップが仕掛けてありそう。注意してくれなかったら、馬と共に穴に落ちていた。
「迂回しましょう。ここからは馬を降りて、慎重に進むわよ」
同じ魔物の森なのに、ここは、モーリー王国側とは、全く異なる。さっきのトラップもそうだけど、なぜか一度も魔物に遭遇していない。
強い魔物反応には敢えて近づかない様にしているけど、感知できないような雑魚魔物には、頻繁に遭遇していい筈なのに、出会わない。
「そこ、トラップ」
また注意された。地下迷宮三階層で、トラップを見つけるのには慣れているつもりでいたけど、ここは森のためか、トラップが分かりづらい。
それでも、慎重に馬を引きながら歩き、森の奥へと進んでいった。
「キャー」
迂闊にも、ミラが、トラップに掛かってしまい、片足をロープに絡め取られ、宙吊りにされてしまった。
「ミラは、注意力が無さすぎです」
三人で、彼女を助けていると、この魔物の森にはいない筈のA級魔物以上と思われる強敵が、信じ難い速度で、急速に近づいくる気配がした。
「早くして、A級以上の魔物が気づいて近づいてくる」
でも、メグを救出した時には、既に周囲を、魔物達に取り囲まれていた。その数、約三十体。初めて見るA級らしき人型魔人や、よく知るB級魔物が、十体以上も顔をそろえている。
「なんなんだ、こいつらが徒党を組むなんて、異常だぞ」
「流石に、これは全滅確定だな。どうするんだメグ」
「全員手を上げて、おとなしく降参して。何があっても反撃しちゃ駄目よ」
降参姿勢を取るとすぐ、メグは、魔界語で、戦闘の意志はなく、彼らワイバーンの子供たちを安全な場所に運びたいだけだと説得を始めた。
ボスと思える魔人と二頭のB級魔人ミノタウロスとケンタウロスの三体が、ゆっくりと近づいてきて、なんとか戦闘は回避できそうに思えたが、ボスが側近の牛魔人と、馬魔人に合図を送ると、二人の魔人が、私とケントに殴りかかってきた。
交そうと思えば交わせなくはないけど、斧や槍を使ってこないので、敢え殴られことにし、説得を試みた。ケントも大人しく殴られてくれている。
年長のワイバーンの子も、必死に説得に加わってくれたけど、止めてくれない。
うずくまって丸くなっても、今度は蹴り続けてくる。
どうやら、相当に人間に対する恨みがあるらしい。
結局、足腰立たなくなるまで止めてくれず、私とケントは他の魔物達にロープで縛られた。ベルゼブブにやられた時程酷くはないけど、ケントの顔が腫れ上がっている。私も体中あざだらけ。
ミラとリットも大人しく殴られ、ボコボコにされてから、縛られた。
そして、魔物達は、ローブで縛られた四人を、ずりずりと引きずっていく。ワイバーンの子供たちも、取り囲まれたまま連れていかれ、馬と荷物だけが、その場に置き去りにされた。
魔物達は、砦まで造っていた。木を綺麗に並べて囲いを造り、そこを基地にして魔物達が集結している。
何百体という魔物が、辺り一面に配置されているその砦中央に、四人とワイバーンの子供たちが集められた。
メグ達四人は、顔や身体中、痣やすり傷だらけのままの状態で縛られたまま、寝転ぶように並べられている。
ヒールも掛けたくても、手を傷口に当てることができず、痛々しいままだ。
「本当に、どういうことなんだ。まるで魔物の軍隊じゃないか」
ケントが、この異様かな光景に、素直に疑問を呈した。
『軍隊での魔物狩りに対抗するため、魔物が砦を設けて、組織的に対抗しだしたという話を耳にしたことがあります』
「魔結晶を軍事利用するようになったので、魔物側も、組織的に防衛手段を取ったということなんでしょうね」
「同族が徒党を組むのなら理解できるけど、敵同士の魔物だよ。それが手を組むなんて、ボクには信じられない」
「彼らを束ねる優秀な指導者がいるということなんだと思います。もしかして、魔王が再び復活しているのかも」
そんな話をしていると、メグが一番最初に遭遇した魔物、この森の主の巨大虎が現れた。
「おや、マーガレット姫ではないですか。これは、失礼をいたしました。部下が無礼を働きましたこと、心よりお詫びします」
そして、部下に指示を出してくれ、漸く、ローブを解いて解放してもらえ、メグは治癒魔法を順に掛け始めた。
その間に、虎は、ワイバーンから何かを訊き、再びメグの前に来て、話しかける。
「事情は、理解しました。同胞を助け出してくれたこと、心より感謝します。この者たちは、私が責任をもって預かり、安住の地を割り振らせて頂きます故、ご安心下さい。ただ、姫様には、二度とこの地に近づかない様に、誓っていただきたい。今回は、私の一存で、解放させて頂きますが、今後、この地を荒らした人間を見逃す訳には行きませぬ故」
メグは、素直にその宣誓をして、立ち去ろうとすると、年長のワイバーンが、四体若い雄を引き連れて、近寄ってきた、
「あなたたちには、本当に感謝しています。そのお礼と言ってはなんですか、この四匹で、反対側の森の入り口まで、運ばせて頂けませんか。この者たちも、是非にといっておりますので」
そんなわけで、魔物の森のキース村側の入り口まで、ワイバーンの背に乗って、行くことになった。
飛び立つ時は、落ちそうになり、凄く怖かったけど、上空に舞い上がれば快適そのもの。 メグは、上空から森を眺めながら、これは新たな飛行兵器に使えそうと、ワクワクするのだった。
魔物の砦から、森の入り口までは、八十キロ程の距離があったが、僅か二時間弱で到着することができた。
メグは、四体のワイバーンに礼を言って、手を振り別れてから、三人に笑顔を向ける。
「凄く楽しかったね」
「お前、どんな神経をしてるんだ。やっぱり、宇宙人だろう」
ケントは、蒼い顔して、気持ち悪そうにしている。
「万が一であっても、落ちたら即死だぞ。ボクなんて、必死にしがみついて、落ちない様にするので精いっぱいだった」
「情けないな。空から眺める景色は最高だったじゃないですか」
賛否両論だったが、空を飛んだ冒険者は、この世界で、彼ら四人だけだ。
馬をおいてきたので、キース村からは、馬車で王都に帰還したが、家に戻ると、ちゃんと馬が戻って来ていた。
つい先ほど、四頭揃って、帰ってきたのだそう。
新しく馬を買わなければと思っていたけど、愛着のある馬の方が良いし、魔物に食べられずに、無事に戻ってきてくれたことが、本当に嬉しかった。
馬小屋で、愛馬に頬ずりしていると、ルーカスがとんでもない事実を知らせてくれた。
「メグ様、戦争が終結したのを、ご存じでしょうか」
「えっ、どういうこと?」
昨日、ロンブル帝国からの使者がきて、休戦協定を締結したのだとか。
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