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第七話
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次の日、正式にナッツ城へと招待された三人は、城へ向かった。
玉座の間に入ると、正面には王様と思われる人の姿と、横には王妃、その子供と思われる人の姿があった。
武は頭を下げ、王様へ挨拶をした。
「本日はお招き頂きありがとうございます、オレ……私が先日力比べ大会で優勝した三茶屋 武です。」
「面を上げて良いぞ。」
そう王様が言うと三人は頭を上げた。
「おい!そこの者王の前であらせられるぞ、そのフードを外さんか!」
横で待機していた兵がそう言うと雪に近づいてきた。
「にゃ!」
雪はとっさに蓮の後ろへと行く。
「王様お許しください、この者は少し特殊なゆえ、フードを着けたままでお願いしたいのですが……」
「特殊とは何がだね?」
蓮は少し考えながらも、王様に言った。
「王様……この者に危害を加えないのと、ここでの秘密は守って欲しい事を約束頂けるのであればこの者の事を話しましょう。」
王様は少し考えると、
「いいだろう、他言無用という事じゃな。」
と言うと兵を玉座の間から出した。
王様、王妃様、王子の三人だけになった。
「さぁ、何故フードをかぶっておる。」
すると蓮の後ろから雪が出てきて、フードをとった。
「えっと……その……実は私は獣人族なんです……」
雪の頭の上にある大きな耳を見た王子は目をキラキラさせていた。
「それ!本物?本物の耳?初めて見た。」
「これ、落ち着きなさい。」
王様が王子を制止するも興奮は止まらず、
「ねぇねぇ、少しなら、少しなら触ってもいいよね?ねぇ?お父様!」
目をキラキラさせて王子は王様に頼むと、王様は申し訳なさそうな目で雪を見る。
「……うー、ちょっとくらいならいいにゃー。」
雪が言い終わる前に王子は走り出していた。
王子は雪の前に来ると、少し戸惑いながらも、優しく雪の頭や耳を撫でた。
「すまない、王子は獣人族を知らないのだよ、その歴史すらも……」
「だからなのかにゃ……他の人と全然接し方が違うにゃよ。」
少し髪の毛がぐちゃぐちゃになりながら雪はそう言った。
「ところで王様、少しお話よろしいでしょうか?」
蓮がそう切り出す。
「なんだね、私に答えれる事なら答えよう。」
「僕たちが何者なのか、噂で耳に入っているとは思いますが、僕達は異世界から召喚された勇者のようです、僕達は今残りの仲間を探しているのですが、何かご存知無いですか?」
王様は少し考えながら口を開いた。
「私も異世界からの勇者の話は知っておる、はるか昔、この世界に災いが起こる時、異世界から召喚されし六人の勇者が現れると、丁度もうすぐその災いが起こると言われる時じゃったな……」
王様は少しうつむき何かを考え込んだ。
「実はな、何日か前に城下町で盗みを働いて城の地下牢へ入っている者が居るのじゃが……何やらお金も持ってないし、この世界は見たことも無いような物で溢れていると言っておったな……もしかしたらその者は異世界の者かもしれんのだ、どうだろう?会ってみるか?」
三人は顔を合わせると、縦に顔を振った。
地下牢へ王様自ら案内してくれた。
「にゃー王様、これは何とかならないのかにゃー。」
雪が少し疲れた様子でそう言う。
「もっと雪と一緒に居たいもん、モフモフ気持ちいいし、まだ離れたくないの!」
雪の真横でずっと頭や耳を触りながら王子がそう言う。
「すまないね、言い出したら聞かない子で……」
「まぁ……奴隷時代の扱いに比べたらいいけど……」
ボソッと雪がそう言うと、王子にも聞こえた見たいで、
「雪は誰かの奴隷だったの?そんな事する人許せないよ!」
そう言うと、雪を力いっぱい抱きしめた。
少し下へ進んでいくと、王様の足が止まった。
「ここの牢の中に居るはずじゃ。」
そう言うと王様は牢屋の鍵を開けた。
「中にいる者よ出ることを許可する、出てきなさい。」
王様がそう言うと、奥からゆっくり一人の男性が姿をあらわした。
「もう釈放してくれるんですか?」
「おぬし名を名乗ることを許可する、名を何という。」
王様がそう言うと男はまわりを一度見渡すと、
「オレは二藤 礼です、もう売り物を取ったりしません、お許しください。」
礼は深く頭を下げた。
「まぁ良いだろう、二藤 礼そなたに会いたいという者がいるのじゃが。」
王様はそう言うと三人を見た。
「初めまして僕は六黒 蓮です、君に聞きたいことが有るんだけど。」
蓮がそこまで言うとさえぎるように礼が話し始める。
「あー!もしかして異世界に召喚されし勇者の人達ですか?もー会えて良かったー。」
目をウルウルさせながら大声で言った。
「じゃああんたも召喚された勇者で間違いないんだな?」
そう言うと武は続けて言った。
「なっ!だから言っただろ?大会で優勝したら必ず見つかるって。」
武はドヤ顔で言った。
「……そんな事言ってたかにゃ?」
「言ってたっけ?」
蓮と雪が顔を見合わせて笑う。
「って!結果オーライだろ?結局オレのおかげだろ?」
「まぁ結果的には武くんのおかげかな、ありがと。」
少し照れながら武は頭をかいた。
三人は礼に自己紹介をし、王様の許しも出たので、ナッツ城を出る事にした。
「雪……行っちゃうの?本当に行っちゃうの?雪だけココに残っても良いんだよ。」
半泣きになりながら王子は雪に抱きつく。
「にゃー私もみんなと一緒に旅に出るのにゃ……」
困った顔をしながら雪は王子に言った。
「えらく気に入られたなぁ……雪ちゃんだけ残っても良いんだぜ?」
笑いながら武が言うと、雪は引っかく準備をしながらそっと王子を横に誘導した。
「冗談でもそんな事言っちゃダメにゃー!!」
雪の攻撃は見事に交わされた。
「大丈夫だよ、雪ちゃんも一緒に行くよ、絶対に置いていかないから。」
蓮がそう言うと、雪の頭を撫でる。
「まぁ、じゃれ合う相手が居ないのも寂しいしな、一緒に行くぞ。」
武もまた蓮と同じように雪の頭を撫でる。
「四人とも無事でな、全て終わった時にはまたこのナッツ城に来るとよい、王子もそれまで待てるかの?」
泣きながら大きくうなずき、
「うん……雪気を付けてね、絶対にココに戻ってきてね、約束だよ!絶対だよ!!」
「うん、約束なのにゃ。」
雪が笑いながら言うと、
「じゃあ指切りげんまんだな!」
武が言う。
「ん?ゆびきりげんまん??」
雪と王子が声を揃えてそう言う。
「オレらの世界じゃ約束する時にするんだよ、小指と小指でこうやって、♪指切りげんまん嘘ついたら針千本のーます、指切った♪ってやるんだ。」
武は無理やり蓮の小指を使い実践して見せた。
「雪!!指切りげんまんする!」
「うん……分かった……って言うか歌の内容怖すぎるんだけど……針千本飲まされるんだ……」
王子と雪は指切りをし、再会することを約束した。
玉座の間に入ると、正面には王様と思われる人の姿と、横には王妃、その子供と思われる人の姿があった。
武は頭を下げ、王様へ挨拶をした。
「本日はお招き頂きありがとうございます、オレ……私が先日力比べ大会で優勝した三茶屋 武です。」
「面を上げて良いぞ。」
そう王様が言うと三人は頭を上げた。
「おい!そこの者王の前であらせられるぞ、そのフードを外さんか!」
横で待機していた兵がそう言うと雪に近づいてきた。
「にゃ!」
雪はとっさに蓮の後ろへと行く。
「王様お許しください、この者は少し特殊なゆえ、フードを着けたままでお願いしたいのですが……」
「特殊とは何がだね?」
蓮は少し考えながらも、王様に言った。
「王様……この者に危害を加えないのと、ここでの秘密は守って欲しい事を約束頂けるのであればこの者の事を話しましょう。」
王様は少し考えると、
「いいだろう、他言無用という事じゃな。」
と言うと兵を玉座の間から出した。
王様、王妃様、王子の三人だけになった。
「さぁ、何故フードをかぶっておる。」
すると蓮の後ろから雪が出てきて、フードをとった。
「えっと……その……実は私は獣人族なんです……」
雪の頭の上にある大きな耳を見た王子は目をキラキラさせていた。
「それ!本物?本物の耳?初めて見た。」
「これ、落ち着きなさい。」
王様が王子を制止するも興奮は止まらず、
「ねぇねぇ、少しなら、少しなら触ってもいいよね?ねぇ?お父様!」
目をキラキラさせて王子は王様に頼むと、王様は申し訳なさそうな目で雪を見る。
「……うー、ちょっとくらいならいいにゃー。」
雪が言い終わる前に王子は走り出していた。
王子は雪の前に来ると、少し戸惑いながらも、優しく雪の頭や耳を撫でた。
「すまない、王子は獣人族を知らないのだよ、その歴史すらも……」
「だからなのかにゃ……他の人と全然接し方が違うにゃよ。」
少し髪の毛がぐちゃぐちゃになりながら雪はそう言った。
「ところで王様、少しお話よろしいでしょうか?」
蓮がそう切り出す。
「なんだね、私に答えれる事なら答えよう。」
「僕たちが何者なのか、噂で耳に入っているとは思いますが、僕達は異世界から召喚された勇者のようです、僕達は今残りの仲間を探しているのですが、何かご存知無いですか?」
王様は少し考えながら口を開いた。
「私も異世界からの勇者の話は知っておる、はるか昔、この世界に災いが起こる時、異世界から召喚されし六人の勇者が現れると、丁度もうすぐその災いが起こると言われる時じゃったな……」
王様は少しうつむき何かを考え込んだ。
「実はな、何日か前に城下町で盗みを働いて城の地下牢へ入っている者が居るのじゃが……何やらお金も持ってないし、この世界は見たことも無いような物で溢れていると言っておったな……もしかしたらその者は異世界の者かもしれんのだ、どうだろう?会ってみるか?」
三人は顔を合わせると、縦に顔を振った。
地下牢へ王様自ら案内してくれた。
「にゃー王様、これは何とかならないのかにゃー。」
雪が少し疲れた様子でそう言う。
「もっと雪と一緒に居たいもん、モフモフ気持ちいいし、まだ離れたくないの!」
雪の真横でずっと頭や耳を触りながら王子がそう言う。
「すまないね、言い出したら聞かない子で……」
「まぁ……奴隷時代の扱いに比べたらいいけど……」
ボソッと雪がそう言うと、王子にも聞こえた見たいで、
「雪は誰かの奴隷だったの?そんな事する人許せないよ!」
そう言うと、雪を力いっぱい抱きしめた。
少し下へ進んでいくと、王様の足が止まった。
「ここの牢の中に居るはずじゃ。」
そう言うと王様は牢屋の鍵を開けた。
「中にいる者よ出ることを許可する、出てきなさい。」
王様がそう言うと、奥からゆっくり一人の男性が姿をあらわした。
「もう釈放してくれるんですか?」
「おぬし名を名乗ることを許可する、名を何という。」
王様がそう言うと男はまわりを一度見渡すと、
「オレは二藤 礼です、もう売り物を取ったりしません、お許しください。」
礼は深く頭を下げた。
「まぁ良いだろう、二藤 礼そなたに会いたいという者がいるのじゃが。」
王様はそう言うと三人を見た。
「初めまして僕は六黒 蓮です、君に聞きたいことが有るんだけど。」
蓮がそこまで言うとさえぎるように礼が話し始める。
「あー!もしかして異世界に召喚されし勇者の人達ですか?もー会えて良かったー。」
目をウルウルさせながら大声で言った。
「じゃああんたも召喚された勇者で間違いないんだな?」
そう言うと武は続けて言った。
「なっ!だから言っただろ?大会で優勝したら必ず見つかるって。」
武はドヤ顔で言った。
「……そんな事言ってたかにゃ?」
「言ってたっけ?」
蓮と雪が顔を見合わせて笑う。
「って!結果オーライだろ?結局オレのおかげだろ?」
「まぁ結果的には武くんのおかげかな、ありがと。」
少し照れながら武は頭をかいた。
三人は礼に自己紹介をし、王様の許しも出たので、ナッツ城を出る事にした。
「雪……行っちゃうの?本当に行っちゃうの?雪だけココに残っても良いんだよ。」
半泣きになりながら王子は雪に抱きつく。
「にゃー私もみんなと一緒に旅に出るのにゃ……」
困った顔をしながら雪は王子に言った。
「えらく気に入られたなぁ……雪ちゃんだけ残っても良いんだぜ?」
笑いながら武が言うと、雪は引っかく準備をしながらそっと王子を横に誘導した。
「冗談でもそんな事言っちゃダメにゃー!!」
雪の攻撃は見事に交わされた。
「大丈夫だよ、雪ちゃんも一緒に行くよ、絶対に置いていかないから。」
蓮がそう言うと、雪の頭を撫でる。
「まぁ、じゃれ合う相手が居ないのも寂しいしな、一緒に行くぞ。」
武もまた蓮と同じように雪の頭を撫でる。
「四人とも無事でな、全て終わった時にはまたこのナッツ城に来るとよい、王子もそれまで待てるかの?」
泣きながら大きくうなずき、
「うん……雪気を付けてね、絶対にココに戻ってきてね、約束だよ!絶対だよ!!」
「うん、約束なのにゃ。」
雪が笑いながら言うと、
「じゃあ指切りげんまんだな!」
武が言う。
「ん?ゆびきりげんまん??」
雪と王子が声を揃えてそう言う。
「オレらの世界じゃ約束する時にするんだよ、小指と小指でこうやって、♪指切りげんまん嘘ついたら針千本のーます、指切った♪ってやるんだ。」
武は無理やり蓮の小指を使い実践して見せた。
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