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第八話
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城下町を出た四人は、次の行先を話し合うことにした。
「礼くん、この世界に召喚された時この城下町にいたの?」
蓮が問いかける。
「実はこの城下町の少し外れた所に池が有るんだけど、そこに始めは居たんだ、そこで城下町で居とけば必ず仲間と会えるって池に話しかけられて……」
「池が話すわけ無いだろ?それ夢じゃないのか?」
少し笑いをこらえながら武が言う。
「あの……武くんも風の精霊に話しかけられてたよね……」
「あ……そうか。」
「多分それは水の精霊にゃ、他には何か言ってなかったかにゃ?」
「確か、仲間が来たらまた戻って来いって言ってたなぁ……」
そう言いながら礼は何かを考えだした。
「じゃあその池に行くのは決定だな、礼案内頼むぜ!」
武がそう言うと礼を見る。
「……それが、どっちの方向に池が合ったか思い出せなくて……召喚された時は、空腹に耐えながら必死で城下町探して、食べ物にありつけたと思ったら捕まって……そのまま城の地下牢へ……」
「…………」
三人は無言になり、沈黙が続いた。
「あっそういえば、ナッツ城を出る時にこの辺の周辺地図を貰ったんだった。」
そう言うと蓮は地図を広げた。
「コレ見ながら池を目指すにゃ。」
四人はとりあえず城下町に近い池へと向かった。
「あっココだ!こんな感じの池だったよ。」
礼がそう言うと、池の水が急に盛り上がり、話しかけてきた。
「よく戻ってきましたね、それでは次に進むべき場所へと転移させましょう。」
「転移って事はココから結構遠くへ行くの?」
蓮が水の精霊に問いかけた。
「そうですね、あとの二人は少し遠い所に召喚されたみたいです。」
「あの、僕達を召喚した木の精霊が六人揃ったらまた戻って来いって言ってたけど、それは可能なのか?」
「大丈夫です、私は水の精霊、このような池や湖などに現れます、今から行く先にも水で繋がっています、安心してください。」
「なぁ蓮、一瞬でさっきの地図に載ってない所に行くなぁ。」
ニヤニヤしながら武は蓮に言った。
「大丈夫だよ、ちゃんとこの世界の世界地図もらったから。」
ニコッと笑う。
「よかったなぁ」
つまらないという顔をしながら武は言った。
「それでは皆さん、準備はいいですか?よろしければこの池に飛び込んで下さい、その先に行くべき所に繋がっています。」
四人は池を見ながら少し躊躇っていた。
「にゃ……ネコは水が苦手にゃ……飛び込むのはちょっと……」
「ぼ……僕も泳げないからなぁ……」
「はっきり言って、結構キツイぜこのきたな……」
そこまで武が言うと、蓮の裏拳が飛んできて武の声が制御された。
「コホン、まぁ私もこんな池には出たくありませんので皆さんの気持ちも分からなくはないです。」
「遠回りに汚いこと認めた……」
小声で礼がつぶやく。
「大丈夫です、あなた達には水をはじく魔法をかけますので、直接水には触れることは無いでしょう。」
「じゃあ頑張って行くにゃよ。」
そして四人は池へと飛び込んで行った。
「礼くん、この世界に召喚された時この城下町にいたの?」
蓮が問いかける。
「実はこの城下町の少し外れた所に池が有るんだけど、そこに始めは居たんだ、そこで城下町で居とけば必ず仲間と会えるって池に話しかけられて……」
「池が話すわけ無いだろ?それ夢じゃないのか?」
少し笑いをこらえながら武が言う。
「あの……武くんも風の精霊に話しかけられてたよね……」
「あ……そうか。」
「多分それは水の精霊にゃ、他には何か言ってなかったかにゃ?」
「確か、仲間が来たらまた戻って来いって言ってたなぁ……」
そう言いながら礼は何かを考えだした。
「じゃあその池に行くのは決定だな、礼案内頼むぜ!」
武がそう言うと礼を見る。
「……それが、どっちの方向に池が合ったか思い出せなくて……召喚された時は、空腹に耐えながら必死で城下町探して、食べ物にありつけたと思ったら捕まって……そのまま城の地下牢へ……」
「…………」
三人は無言になり、沈黙が続いた。
「あっそういえば、ナッツ城を出る時にこの辺の周辺地図を貰ったんだった。」
そう言うと蓮は地図を広げた。
「コレ見ながら池を目指すにゃ。」
四人はとりあえず城下町に近い池へと向かった。
「あっココだ!こんな感じの池だったよ。」
礼がそう言うと、池の水が急に盛り上がり、話しかけてきた。
「よく戻ってきましたね、それでは次に進むべき場所へと転移させましょう。」
「転移って事はココから結構遠くへ行くの?」
蓮が水の精霊に問いかけた。
「そうですね、あとの二人は少し遠い所に召喚されたみたいです。」
「あの、僕達を召喚した木の精霊が六人揃ったらまた戻って来いって言ってたけど、それは可能なのか?」
「大丈夫です、私は水の精霊、このような池や湖などに現れます、今から行く先にも水で繋がっています、安心してください。」
「なぁ蓮、一瞬でさっきの地図に載ってない所に行くなぁ。」
ニヤニヤしながら武は蓮に言った。
「大丈夫だよ、ちゃんとこの世界の世界地図もらったから。」
ニコッと笑う。
「よかったなぁ」
つまらないという顔をしながら武は言った。
「それでは皆さん、準備はいいですか?よろしければこの池に飛び込んで下さい、その先に行くべき所に繋がっています。」
四人は池を見ながら少し躊躇っていた。
「にゃ……ネコは水が苦手にゃ……飛び込むのはちょっと……」
「ぼ……僕も泳げないからなぁ……」
「はっきり言って、結構キツイぜこのきたな……」
そこまで武が言うと、蓮の裏拳が飛んできて武の声が制御された。
「コホン、まぁ私もこんな池には出たくありませんので皆さんの気持ちも分からなくはないです。」
「遠回りに汚いこと認めた……」
小声で礼がつぶやく。
「大丈夫です、あなた達には水をはじく魔法をかけますので、直接水には触れることは無いでしょう。」
「じゃあ頑張って行くにゃよ。」
そして四人は池へと飛び込んで行った。
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