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第壱話 カメラ男子(十二)
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亜美は色々悩みやっと返信したのは二十日間ほど経ってからだった。
「おはようございます、遅くなりすみません、私としましても早くこの事件のことを忘れたいと思っていますし、息子さんには会いたくありませんが、お母様の事については会いたくないとかは無いですし、一度しっかりと話したいと思ってます。」
亜美はそう返信すると、水穂に電話をした。
「もしもし、水穂さん?今大和のお母さんにメール送ったんだけど、ちゃんと話して慰謝料請求するつもりなんだけど、水穂さんはどうする?」
少し沈黙するも、
「私は……どうしたらいいか分からないし、もう余り大和くんとも関わりたくないから、自分で弁護士立ててするよ。」
疲れているのか、少しかすれた声でそう言う。
「わかった、水穂さんも頑張ってね。」
そう言うと亜美は電話を切った。
亜美がメールを送り返信が来ず一ヶ月が過ぎた頃、大和の母親から返信が来た。
「おはようございます。貴女には謝ることしか出来ません。が貴女には大変失礼な事た」
一旦メールはここで終わっていた。
亜美は操作ミスだと思いメールが来るのを待つことにした。
数分後再びメールが来た。
「失礼しました、メールの途中です」
「貴女には大変失礼だと思いますが、弁護士さんが言っていた金額をお支払いしたいと思っています。貴女はどう思っているのか連絡下さい。大変失礼とは思っていますが……」
亜美は内容を確認すると、
(前のメールで私がどう思っているか書いたと思うけどなぁ。)
と心で思いながら返信の文を打つ。
「前にもご提案させて頂きましたが、そちらで弁護士を立てて頂いた方が良いかと思います、後々揉める原因にならないでしょうか?お母様が弁護士を通さなくても良いのなら、私は良いのですが。」
と返信をし、続けてもう一回返信の文を打つ。
「今回の件について、すごくショックで裏切られた気持ちでいっぱいです、本人には反省してもらいたいし、もう繰り返し犯罪をして欲しくないのも本心です。国からの罰則がとても軽く、私を含め被害者の方は、やるせない気持ちです。今回慰謝料請求させてもらい、本人には大変なことをしたという自覚をして頂きたいと思ってます。よろしくお願いします。」
それは亜美の本音だった。
もし大和が盗撮をしていなかったら、今頃はまた楽しく過ごしていたのかもしれないなど思い、でももうそれは叶わないという現実があり、亜美なりに色々考えて二通目は送ったのだ。
亜美はふとスイッチの存在を思い出す。
(今回本当にこの事件のことを母親に言って良かったんかな?もしそれですごく迷惑をかけた割に、大和がしっかりと罪を償わずに今まで通りに生活してたらどうしよ?結局意味なかったらこのスイッチを押して一年前に戻ってカメラ見つける?)
亜美は色々考えた上で自分の中である決断をしスイッチを引き出しにしまった。
「おはようございます、遅くなりすみません、私としましても早くこの事件のことを忘れたいと思っていますし、息子さんには会いたくありませんが、お母様の事については会いたくないとかは無いですし、一度しっかりと話したいと思ってます。」
亜美はそう返信すると、水穂に電話をした。
「もしもし、水穂さん?今大和のお母さんにメール送ったんだけど、ちゃんと話して慰謝料請求するつもりなんだけど、水穂さんはどうする?」
少し沈黙するも、
「私は……どうしたらいいか分からないし、もう余り大和くんとも関わりたくないから、自分で弁護士立ててするよ。」
疲れているのか、少しかすれた声でそう言う。
「わかった、水穂さんも頑張ってね。」
そう言うと亜美は電話を切った。
亜美がメールを送り返信が来ず一ヶ月が過ぎた頃、大和の母親から返信が来た。
「おはようございます。貴女には謝ることしか出来ません。が貴女には大変失礼な事た」
一旦メールはここで終わっていた。
亜美は操作ミスだと思いメールが来るのを待つことにした。
数分後再びメールが来た。
「失礼しました、メールの途中です」
「貴女には大変失礼だと思いますが、弁護士さんが言っていた金額をお支払いしたいと思っています。貴女はどう思っているのか連絡下さい。大変失礼とは思っていますが……」
亜美は内容を確認すると、
(前のメールで私がどう思っているか書いたと思うけどなぁ。)
と心で思いながら返信の文を打つ。
「前にもご提案させて頂きましたが、そちらで弁護士を立てて頂いた方が良いかと思います、後々揉める原因にならないでしょうか?お母様が弁護士を通さなくても良いのなら、私は良いのですが。」
と返信をし、続けてもう一回返信の文を打つ。
「今回の件について、すごくショックで裏切られた気持ちでいっぱいです、本人には反省してもらいたいし、もう繰り返し犯罪をして欲しくないのも本心です。国からの罰則がとても軽く、私を含め被害者の方は、やるせない気持ちです。今回慰謝料請求させてもらい、本人には大変なことをしたという自覚をして頂きたいと思ってます。よろしくお願いします。」
それは亜美の本音だった。
もし大和が盗撮をしていなかったら、今頃はまた楽しく過ごしていたのかもしれないなど思い、でももうそれは叶わないという現実があり、亜美なりに色々考えて二通目は送ったのだ。
亜美はふとスイッチの存在を思い出す。
(今回本当にこの事件のことを母親に言って良かったんかな?もしそれですごく迷惑をかけた割に、大和がしっかりと罪を償わずに今まで通りに生活してたらどうしよ?結局意味なかったらこのスイッチを押して一年前に戻ってカメラ見つける?)
亜美は色々考えた上で自分の中である決断をしスイッチを引き出しにしまった。
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