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第弐話 自分でつかむ(七)
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部屋に戻った颯太は、ショックが大きかったのか、何も手につかず椅子に座ったまま一点を見つめていた。
ふと、視界に見たことも無い物が見えた。
それはただ四角い形に少し小さめの丸いスイッチがついている物だった。
(あれ?何だろこのボタン、こんなの持ってたっけ?)
心の中でそう思いながら颯太はそのスイッチを手に取る。
「あれ?何か書いてある。」
裏には説明書と書かれた紙がついていた。
(どうしても過去に戻りたい時、戻りたい時の事を考えてスイッチを押すべし。)
颯太は誰かのイタズラか何かかと思うもそのスイッチを捨てることが出来ず、そっと机の引き出しにしまった。
数日学校を休んだ後学校に行き、顧問の先生に事情を話退部届けを出した。
「これでオレ一生テニス出来なくなったなぁ……どうしようこれから。」
ボソッとそんな事を言いながら帰路につく、途中で梨美に会った。
「颯太久しぶりーどう?テニスは楽しんでる?」
そう無邪気に笑いながら話しかけてくる。
「ごめん梨美、今ちょっと色々あって一人になりたいから、また今度話すわ」
そう言うと颯太は梨美の返事も待たずに歩き始める。
そんな颯太の顔を見て何かを察したのか、梨美もその後声を掛けずに、ただ颯太の後ろ姿を眺めていた。
ふと、視界に見たことも無い物が見えた。
それはただ四角い形に少し小さめの丸いスイッチがついている物だった。
(あれ?何だろこのボタン、こんなの持ってたっけ?)
心の中でそう思いながら颯太はそのスイッチを手に取る。
「あれ?何か書いてある。」
裏には説明書と書かれた紙がついていた。
(どうしても過去に戻りたい時、戻りたい時の事を考えてスイッチを押すべし。)
颯太は誰かのイタズラか何かかと思うもそのスイッチを捨てることが出来ず、そっと机の引き出しにしまった。
数日学校を休んだ後学校に行き、顧問の先生に事情を話退部届けを出した。
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