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第三話 あれ? 私好きなのかな?
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「音凛ちゃん......音凛ちゃん......起きて」
遠くの方で呼ぶ声が聞こえる。
「誰?私を呼んでるの......」
少し気だるけに目を開けると、目の前に担任の先生が居た。
先生の後ろで手を合わせ口パクで、
「ゴメン」と流星が言う。
「宮野!今なんの話してたか知ってるか?」
「すみません。」
少し目を逸らし黒板を確認する。
「......オリエンテーション。」
ボソッと呟くと、先生が面倒くさそうに続ける。
「その班決めしてる所だ、男女四人で一班な。」
音凛は周りを見渡すと、既に女子はペアになっている人が大半だった。
(どうしよう......誰と組めばいいん?)
心の中で考えていると、流星が声を掛けてきた。
「音凛ちゃんさえ良ければオレの班に来る?女子一人足りひんねん。」
流星の方を見ると、流星の他に仲の良い男友達と、その彼女らしき人が居た。
「入れてもらっていいの?」
「もちろん。」
三人声を揃えて答える。
「ちなみにオリエンテーションの内容って何するの?」
音凛が控えめな声で聞くと、少し苦笑いしながら流星がプリントを見せてくれた。
「音凛ちゃんホームルーム始まってすぐ寝てたからね……」
流星にそう言われるとずっと寝てたことに気づく。
「……流星くんずっと寝ててゴメンね、起こしてくれたんだよね。」
チラッと流星の方を見る。
「気持ちよさそうに寝てたから起こそうか迷ったんやけど、さすがに先生が気づいて……」
( ……あれ?流星くんに寝顔見られた?)
と思った瞬間恥ずかしさの余り顔が紅潮する。
音凛の様子に気づいたのか、流星が小声で、
「音凛ちゃんの寝顔可愛かったよ。」
音凛はからかわれたと思い流星の顔をチラッと見ると、流星の顔も紅潮していた。
(あれ?私からかわれたん……だよね?)
心の中で疑問が浮かぶ。
恥ずかしながらもプリントを確認する。
「オリエンテーションって二日間か……何か盛りだくさん……」
プリントを見ながら少し不安に思う。
オリエンテーション当日。
担任の先生の説明している中、流星が話しかけてくる。
「今日はよろしくな、実は同じ班のあの二人の邪魔したくないんだ。」
そう言うといつもの可愛くさわやかな笑顔を見せる。
その二人を見ると既に二人の世界に入っているみたいで、手を繋いでいる。
「邪魔するも何も、もう二人の世界入ってるし......」
音凛がボソッとつっこむ。
バスの中で音凛は今日の日程を心の中で確認する。
(一日目は確か、お昼に着いて、ご飯後班に別れてアスレチックだったなー......高校生になってアスレチックって......)
と思いながらぼーとしていると、心配そうに流星が顔を覗いてくる。
それに気づきとっさに体を仰け反らせる。
「ごめん、びっくりさせちゃった?車酔いしたかと思って。」
「大丈夫、ちょっと考え事してたの、酔ってないよ。」
音凛はそう言うと、笑顔で返す。
流星も、「良かった」と一言言うと笑顔で返す。
一日目のアスレチックは何事も無く終え、泊まる部屋へ戻る。
部屋は班のペアとの二人部屋だ、あんまり話したことが無い女子と同じ部屋と言うこともあり結構緊張する。
音凛は緊張するも、とりあえず声を掛ける。
「あの......あんまり話さないからほぼ初めましてだよね、天野さんこれからも宜しくね。」
「宮野さん宜しくね。」
すごくキラキラした目でこちらを見てくるのでその表情が気になり、
「何か私の顔に着いてる?」
天野はハッとした顔でモジモジし始める。
「もしかして何か聞きたいことでもあった?」
「あのさ......宮野さんってお兄さんとか居たりする?」
「いるよ、お兄が一人。」
音凛が言った途端何かを確信したのか、急に距離を縮めてきた。
「ねぇ、もしかしてお兄さんってキャットウォークのギターの人だよね?どことなく似てると思ってて。」
ケータイの写真を見ながら早口で言ってくる。
音凛はその写真の端の方に小さく自分も映っているのに気づき、バンド活動を手伝っている事がバレると面倒臭いなぁと思い、
「私のお兄なんだけどね、このことはナイショにして欲しいな、みんなにバレると色々と面倒臭いから。」
両手を揃えて深く頭を下げる。
「大丈夫誰にも言わないよ、それに私キャットウォークのファンだからバンドメンバーが困ることはしたくないし。」
天野は笑顔でそう言うと、深々と頭を下げながら、
「宮野さん、出来ればキャットウォークの流せる情報あれば随時流して欲しいんだけど、結構情報ギリギリしか来なくて......ライブとかも行きずらいし。」
バンドの知名度も上がって、チケットも売れるのならばと思い、快く承諾し、ケータイの情報を交換した。
翌日、オリエンテーション二日目。
朝から何故か砂浜を走らされる。
(体力作りの一環で、砂浜走るのおかしいでしょ、運動系の部活ならまだしも。)
と心の中で思い、他の人の表情も多分同じ事を考えているであろう表情をしていた。
朝食後は班に別れて帰りの時間まで自由行動になっていた。
「なんで六月に海でオリエンテーションなんだろ?海入れないやん。」
とボソッと音凛が言う。
その声が聞こえていたのか、流星もまた同じ事をボソッと言った。
「じゃあさあ、音凛ちゃん夏になったら一緒に海に行こうよ、是非みんなで。」
昨日の晩の事があり前より話しやすくなったとは言え、是非みんなで......みんなって誰を指してるんや?
少し困惑してると、天野さんが耳元で、
「みんなって言うのはー......この班の事だよ。」
音凛は何となく、(あー......多分彼氏とラブラブしたいのか、なら二人で行けばいいのに。)
と思うも言わないでおいた。
そんなことを思いながら天野の方を見ると、何やらニヤニヤしている。
その視線の先に居たのは流星だった。
天野がニヤニヤしながら、流星の耳元で何やら話している。
途端に流星の顔は紅潮し始める。
(何話してるんだろ......仲良さそう......)
と音凛が思うと心のどこかが少しズキっとする。
(ん?ズキッ?何で?)
あまり深く考えないでおこうと思った。
昼食を済ませ、午後より何をするかバルコニーで四人で話していると、
「私、彼氏と二人で浜辺に行ってくるわー」
といきなり二人で立ち上がり行ってしまった。
流星と二人バルコニーに取り残されてしまう。
「流星くんどうしよっか?」
流星の方を見ると、何やら考え事をしているようで、心ここに在らずというふうに、ボーッとしていた。
「あー......流星くん?」
声を掛けても全く反応が無い。
しばらく気がつくまで待つことにした。
(そう言えば、こんなにまじまじと流星くん見るの初めてだな......)
音凛は気づかない事を良い事に、穴があくほど流星を見ていると、突然流星がニコッと笑顔になる。
「何かオレの顔に着いてる?穴があきそうなんだけど。」
そう言われて見つめていたことに気づき、恥ずかしさのあまり目を逸らし、顔は紅潮する。
「な......何にもないよ、流星くんこそずっとボーッとしてたよ。」
「ゴメン、ちょっと考え事。」
そう言うとニコッと笑う。
それから、時間まで二人でたわいも無い話をした。
帰りのバスの中ではみんな疲れたのか、とても静かだった。
隣で座っている流星も疲れたのか、ウトウトしていた。
(やっぱり流星くんって綺麗な顔してるなぁ。)
音凛がそう思い流星の方を見ていると、完璧に流星は寝てしまったのか、気づかなかった。
音凛が外を眺めていると、急に肩に重みがかかる、横を確認すると、流星は完璧に寝てしまったのか、寄りかかってきた。
(ちょっと待って......近いんだけど......)
音凛はその気持ちに気付かないふりをする事にした。
遠くの方で呼ぶ声が聞こえる。
「誰?私を呼んでるの......」
少し気だるけに目を開けると、目の前に担任の先生が居た。
先生の後ろで手を合わせ口パクで、
「ゴメン」と流星が言う。
「宮野!今なんの話してたか知ってるか?」
「すみません。」
少し目を逸らし黒板を確認する。
「......オリエンテーション。」
ボソッと呟くと、先生が面倒くさそうに続ける。
「その班決めしてる所だ、男女四人で一班な。」
音凛は周りを見渡すと、既に女子はペアになっている人が大半だった。
(どうしよう......誰と組めばいいん?)
心の中で考えていると、流星が声を掛けてきた。
「音凛ちゃんさえ良ければオレの班に来る?女子一人足りひんねん。」
流星の方を見ると、流星の他に仲の良い男友達と、その彼女らしき人が居た。
「入れてもらっていいの?」
「もちろん。」
三人声を揃えて答える。
「ちなみにオリエンテーションの内容って何するの?」
音凛が控えめな声で聞くと、少し苦笑いしながら流星がプリントを見せてくれた。
「音凛ちゃんホームルーム始まってすぐ寝てたからね……」
流星にそう言われるとずっと寝てたことに気づく。
「……流星くんずっと寝ててゴメンね、起こしてくれたんだよね。」
チラッと流星の方を見る。
「気持ちよさそうに寝てたから起こそうか迷ったんやけど、さすがに先生が気づいて……」
( ……あれ?流星くんに寝顔見られた?)
と思った瞬間恥ずかしさの余り顔が紅潮する。
音凛の様子に気づいたのか、流星が小声で、
「音凛ちゃんの寝顔可愛かったよ。」
音凛はからかわれたと思い流星の顔をチラッと見ると、流星の顔も紅潮していた。
(あれ?私からかわれたん……だよね?)
心の中で疑問が浮かぶ。
恥ずかしながらもプリントを確認する。
「オリエンテーションって二日間か……何か盛りだくさん……」
プリントを見ながら少し不安に思う。
オリエンテーション当日。
担任の先生の説明している中、流星が話しかけてくる。
「今日はよろしくな、実は同じ班のあの二人の邪魔したくないんだ。」
そう言うといつもの可愛くさわやかな笑顔を見せる。
その二人を見ると既に二人の世界に入っているみたいで、手を繋いでいる。
「邪魔するも何も、もう二人の世界入ってるし......」
音凛がボソッとつっこむ。
バスの中で音凛は今日の日程を心の中で確認する。
(一日目は確か、お昼に着いて、ご飯後班に別れてアスレチックだったなー......高校生になってアスレチックって......)
と思いながらぼーとしていると、心配そうに流星が顔を覗いてくる。
それに気づきとっさに体を仰け反らせる。
「ごめん、びっくりさせちゃった?車酔いしたかと思って。」
「大丈夫、ちょっと考え事してたの、酔ってないよ。」
音凛はそう言うと、笑顔で返す。
流星も、「良かった」と一言言うと笑顔で返す。
一日目のアスレチックは何事も無く終え、泊まる部屋へ戻る。
部屋は班のペアとの二人部屋だ、あんまり話したことが無い女子と同じ部屋と言うこともあり結構緊張する。
音凛は緊張するも、とりあえず声を掛ける。
「あの......あんまり話さないからほぼ初めましてだよね、天野さんこれからも宜しくね。」
「宮野さん宜しくね。」
すごくキラキラした目でこちらを見てくるのでその表情が気になり、
「何か私の顔に着いてる?」
天野はハッとした顔でモジモジし始める。
「もしかして何か聞きたいことでもあった?」
「あのさ......宮野さんってお兄さんとか居たりする?」
「いるよ、お兄が一人。」
音凛が言った途端何かを確信したのか、急に距離を縮めてきた。
「ねぇ、もしかしてお兄さんってキャットウォークのギターの人だよね?どことなく似てると思ってて。」
ケータイの写真を見ながら早口で言ってくる。
音凛はその写真の端の方に小さく自分も映っているのに気づき、バンド活動を手伝っている事がバレると面倒臭いなぁと思い、
「私のお兄なんだけどね、このことはナイショにして欲しいな、みんなにバレると色々と面倒臭いから。」
両手を揃えて深く頭を下げる。
「大丈夫誰にも言わないよ、それに私キャットウォークのファンだからバンドメンバーが困ることはしたくないし。」
天野は笑顔でそう言うと、深々と頭を下げながら、
「宮野さん、出来ればキャットウォークの流せる情報あれば随時流して欲しいんだけど、結構情報ギリギリしか来なくて......ライブとかも行きずらいし。」
バンドの知名度も上がって、チケットも売れるのならばと思い、快く承諾し、ケータイの情報を交換した。
翌日、オリエンテーション二日目。
朝から何故か砂浜を走らされる。
(体力作りの一環で、砂浜走るのおかしいでしょ、運動系の部活ならまだしも。)
と心の中で思い、他の人の表情も多分同じ事を考えているであろう表情をしていた。
朝食後は班に別れて帰りの時間まで自由行動になっていた。
「なんで六月に海でオリエンテーションなんだろ?海入れないやん。」
とボソッと音凛が言う。
その声が聞こえていたのか、流星もまた同じ事をボソッと言った。
「じゃあさあ、音凛ちゃん夏になったら一緒に海に行こうよ、是非みんなで。」
昨日の晩の事があり前より話しやすくなったとは言え、是非みんなで......みんなって誰を指してるんや?
少し困惑してると、天野さんが耳元で、
「みんなって言うのはー......この班の事だよ。」
音凛は何となく、(あー......多分彼氏とラブラブしたいのか、なら二人で行けばいいのに。)
と思うも言わないでおいた。
そんなことを思いながら天野の方を見ると、何やらニヤニヤしている。
その視線の先に居たのは流星だった。
天野がニヤニヤしながら、流星の耳元で何やら話している。
途端に流星の顔は紅潮し始める。
(何話してるんだろ......仲良さそう......)
と音凛が思うと心のどこかが少しズキっとする。
(ん?ズキッ?何で?)
あまり深く考えないでおこうと思った。
昼食を済ませ、午後より何をするかバルコニーで四人で話していると、
「私、彼氏と二人で浜辺に行ってくるわー」
といきなり二人で立ち上がり行ってしまった。
流星と二人バルコニーに取り残されてしまう。
「流星くんどうしよっか?」
流星の方を見ると、何やら考え事をしているようで、心ここに在らずというふうに、ボーッとしていた。
「あー......流星くん?」
声を掛けても全く反応が無い。
しばらく気がつくまで待つことにした。
(そう言えば、こんなにまじまじと流星くん見るの初めてだな......)
音凛は気づかない事を良い事に、穴があくほど流星を見ていると、突然流星がニコッと笑顔になる。
「何かオレの顔に着いてる?穴があきそうなんだけど。」
そう言われて見つめていたことに気づき、恥ずかしさのあまり目を逸らし、顔は紅潮する。
「な......何にもないよ、流星くんこそずっとボーッとしてたよ。」
「ゴメン、ちょっと考え事。」
そう言うとニコッと笑う。
それから、時間まで二人でたわいも無い話をした。
帰りのバスの中ではみんな疲れたのか、とても静かだった。
隣で座っている流星も疲れたのか、ウトウトしていた。
(やっぱり流星くんって綺麗な顔してるなぁ。)
音凛がそう思い流星の方を見ていると、完璧に流星は寝てしまったのか、気づかなかった。
音凛が外を眺めていると、急に肩に重みがかかる、横を確認すると、流星は完璧に寝てしまったのか、寄りかかってきた。
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