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第5話:家庭の状況
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狩人の少女リンシアを助け、目的の村スクルドに案内してもらう。
だが村は異様な困窮状態だった。
「ザガン様、まずは村長のところに案内します」
「ああ、頼む」
この村では部外者は、まずは村長に挨拶をする決まりがある。
そこで危険がないか、了承をもらう必要があるという。
少女リンシアの先導で、村の中を進んでいく。
(村の中は、予想以上に酷いな……)
村人たちを見つけて、思わず眉をひそめる。
生活はかなり困窮していたのだ。
特に子どもたちが危険な状態。
手足は、驚くほどやせ細っていた。
成長期で潤いがあるはずの肌も、カサカサに渇いている。
食糧難で満足に、食事もできずにいたのであろう。
(ん? それにしても成人の男性が少ないな?)
村を観察して気がつく。
異様なまで大人の男性が、少ないのだ。
多いのは痩せこけた子供と老人。
十六歳以上の男が、ほとんどいないのだ。
(これは、どういうことだ?)
こんな異常な状態は、初めて見た。
(ん? あと、あの湖と森も……)
村の近くから“嫌な気配”がする。
今はまだ大丈夫だが、放置しておくと危険な気配だ。
そんな村の中を観察しながら、村長の家に向かう。
「ここが村長の家です。中にどうぞ、ザガン様」
「ああ、失礼する」
リンシアの先導で、家の中に入っていく。
木造でそれほど豪華ではない。
だが村の中では広い建物だ。
おそらく他の村と同じように、集会などにも使われているのだろう。
「あっ、お爺様! 客人を連れてきました!」
リンシアが声をかけた先に、人の老人がいた。
体格は立派だが、やはり痩せこけている。
この者がスクルドの村の村長なのだろう。
「ん、『お爺様』?」
「あっ、はい。私の実の祖父が、村の村長をしております」
なるほど、そういうことか。
つまりリンシアは村長の孫娘なのだろう。
そう言われてみれば村を歩いていた時も、どこか雰囲気はあった。
恐らく村の中でも、彼女は高い地位にあるのだろう。
「ふむ、客人だと? こんな辺境にか?」
村長は明らかに、オレのことを疑っていた。
自分の腰の剣に、ひそかに手をかけている。
この反応も仕方がない。
何しろ辺境の村には、普通は駆け出しの冒険者が来る用事はないのだ。
仕方がない。
誤解を解いておこう。
「オレは仕事で、この手紙を渡しにきた。“ゼノス”という者の家族が、この村に住んでいるはずだ」
今回の要件を伝える。
たいていの村長は、村人全員の名前を覚えている。
村を間違っていなければ、これで反応があるはずだ。
――――だが最初の反応があったのは、少女リンシアの方だった。
「えっ……ゼノス兄さんの手紙⁉ ですか⁉」
「ん? 『ゼノス兄さん』ということは?」
「はい、ゼノスは私の実の兄です!」
なんと驚いたことが、また起きた。
助けた狩人の少女は、目的の家族だったのか。
まさに天運とは、こういうことを言うのだろう。
「ザガン様! ゼノス兄さんは元気にしているんですか⁉ 今はどこに⁉ どうしているんですか⁉」
だがリンシアの態度は少しおかしい。
かなり切羽詰まった様子で、オレに詰め寄ってくる。
一方で祖父の村長は、下を向いて深いため息をついていた。
何か家族的な事情があるのだろうか。
「リンシア、落ち着け。ちゃんと順を追って、話をしてやる」
「あっ……申し訳ありません、ザガン様! 実は兄は十年以上前に家出をして、それ以来、何の音沙汰もなかったので、つい……興奮して……」
なるほど、そういう事情だったのか。
十年前といえば、ゼノスが冒険者を始めた時期。
恐らく冒険者として名を上げるために家出して、大都市に出ていったのだろう。
だから実の妹のリンシアは、心配で仕方がなかったのだろう。
仲の良い兄が消息不明になり、この十年間、ずっと心配していたのだ。
「ふん、帰れ! そんな手紙など見たくはない。ゼノスの奴は、数年前に勘当しているのじゃ! 手紙は本人に、そのまま返してくれ!」
一方で村長の方は、かなり厳しい態度。
オレに対して怒った表情で、命令してきた。
数年前に勘当したか。
なるほど、そういうことか。
ゼノスの奴が数年前に、ひどく落ち込んでいた時期があった。
当時の彼は冒険者として成功していた。
おそらく村に密かに帰還。祖父にだけは、顔を会わせていたのだろう。
だが頑固な祖父から逆に、勘当を言い渡されてしまった。
それでゼノスほどの強者が、あれほど落ち込んでいたのだ。
「えっ……お爺様、どういうこと⁉ ゼノス兄さんを勘当⁉」
一方でリンシアの方は混乱していた。
たぶん感動の話すら、彼女は聞いていなかったのだろう。
「ふん! あんなのはワシの孫ではない! 下らない夢のために、村を捨てていった奴など!」
「でもお爺様! こうして手紙を代理の人が」
「ふん! だから持って帰れ!」
家庭の事情も、かなり複雑なのだろう。
他人のオレが関与することはない。
だが事実は伝える必要はある。
「残念ながら手紙を、依頼人は返せない。何故ならこれは遺品の手紙だからな」
「えっ……⁉」
「なっ……⁉」
遺品と聞いて、二人は言葉を失う。
ようやく今回の依頼の内容を、理解したのだ。
「では手紙を渡すぞ……確認してくれ」
固まっている村長に、手紙を渡す。
顔面が蒼白になったリンシアも駆け寄り、二人で手紙を読んでいた。
二人の様子を見ないによういに、背中を向ける。
(ゼノス……お前の手紙は確かに渡したぞ。これで良かったのか?)
オレは心の中で友に声をかける。
もちろん死者は答えてはくれない。
何ともいえない寂しさが、オレの心の中にも広がっていく。
(家族と故郷か……)
そのどちらも、今の自分にはない。
オレは捨て子であり実の家族は知らない。
育てられたのも旅の商人の一族。
だが彼らも、今はこの世にはいない。
魔物の襲撃を受けて、商隊は壊滅してしまったのだ。
(ゼノス、お前が生きていて、スクルドの村の現状を見たら、どうするのだろうな?)
状況的に村が困窮したの、ここ最近のこと。
正義感の溢れるあの友なら、どうするか?
ふと考えてしまう。
(ああ、そうだな。お前なら勘当も気にせずに、故郷の再建のために、ここで走り回るのだろうな)
ゼノスという友は、そういう男だった。
どこか弱い部分もあるが、頑固で強い。
最終的には大義を通そうとする、真っ直ぐな性格なのだ。
オレとは違う本当の強者。だからこそオレも認めた友としての存在だった。
――――そんなことを思い出した時だった。
「ザガン様……お待たせしました。手紙の確認は終わりました」
「ああ、そうか」
元気がなくなった、リンシアが近寄ってくる。
目の周りが赤く腫れていた。
おそらく手紙を読みながら、涙を流していたのだろう。
向こうでは、村長も呆然としている。
孫息子の突然の死を、受け入れられないのだろう。
そして村長は、本当はゼノスのことを愛していたのだ。
今の姿を見ていて分かった。
今までは頑固で、素直になれなかったのだろう。
そう考えると二人は似ている。
血の繋がった孫息子と祖父。
似すぎた性格だったから、反発していたのかもしれない。
「あと……ザガン様。手紙の中に、もう一つ、手紙が入っていました。たぶんザガン様宛だと思います」
「なんだと、オレ宛てにだと?」
リンシアの渡してきた手紙には、『我が友ザガンへ』と書いてあった。
たしかにオレ宛ての手紙だ。
オレは封を開けて、中身を読むことした。
さて、どんなことが書いてあるのだろうか。
だが村は異様な困窮状態だった。
「ザガン様、まずは村長のところに案内します」
「ああ、頼む」
この村では部外者は、まずは村長に挨拶をする決まりがある。
そこで危険がないか、了承をもらう必要があるという。
少女リンシアの先導で、村の中を進んでいく。
(村の中は、予想以上に酷いな……)
村人たちを見つけて、思わず眉をひそめる。
生活はかなり困窮していたのだ。
特に子どもたちが危険な状態。
手足は、驚くほどやせ細っていた。
成長期で潤いがあるはずの肌も、カサカサに渇いている。
食糧難で満足に、食事もできずにいたのであろう。
(ん? それにしても成人の男性が少ないな?)
村を観察して気がつく。
異様なまで大人の男性が、少ないのだ。
多いのは痩せこけた子供と老人。
十六歳以上の男が、ほとんどいないのだ。
(これは、どういうことだ?)
こんな異常な状態は、初めて見た。
(ん? あと、あの湖と森も……)
村の近くから“嫌な気配”がする。
今はまだ大丈夫だが、放置しておくと危険な気配だ。
そんな村の中を観察しながら、村長の家に向かう。
「ここが村長の家です。中にどうぞ、ザガン様」
「ああ、失礼する」
リンシアの先導で、家の中に入っていく。
木造でそれほど豪華ではない。
だが村の中では広い建物だ。
おそらく他の村と同じように、集会などにも使われているのだろう。
「あっ、お爺様! 客人を連れてきました!」
リンシアが声をかけた先に、人の老人がいた。
体格は立派だが、やはり痩せこけている。
この者がスクルドの村の村長なのだろう。
「ん、『お爺様』?」
「あっ、はい。私の実の祖父が、村の村長をしております」
なるほど、そういうことか。
つまりリンシアは村長の孫娘なのだろう。
そう言われてみれば村を歩いていた時も、どこか雰囲気はあった。
恐らく村の中でも、彼女は高い地位にあるのだろう。
「ふむ、客人だと? こんな辺境にか?」
村長は明らかに、オレのことを疑っていた。
自分の腰の剣に、ひそかに手をかけている。
この反応も仕方がない。
何しろ辺境の村には、普通は駆け出しの冒険者が来る用事はないのだ。
仕方がない。
誤解を解いておこう。
「オレは仕事で、この手紙を渡しにきた。“ゼノス”という者の家族が、この村に住んでいるはずだ」
今回の要件を伝える。
たいていの村長は、村人全員の名前を覚えている。
村を間違っていなければ、これで反応があるはずだ。
――――だが最初の反応があったのは、少女リンシアの方だった。
「えっ……ゼノス兄さんの手紙⁉ ですか⁉」
「ん? 『ゼノス兄さん』ということは?」
「はい、ゼノスは私の実の兄です!」
なんと驚いたことが、また起きた。
助けた狩人の少女は、目的の家族だったのか。
まさに天運とは、こういうことを言うのだろう。
「ザガン様! ゼノス兄さんは元気にしているんですか⁉ 今はどこに⁉ どうしているんですか⁉」
だがリンシアの態度は少しおかしい。
かなり切羽詰まった様子で、オレに詰め寄ってくる。
一方で祖父の村長は、下を向いて深いため息をついていた。
何か家族的な事情があるのだろうか。
「リンシア、落ち着け。ちゃんと順を追って、話をしてやる」
「あっ……申し訳ありません、ザガン様! 実は兄は十年以上前に家出をして、それ以来、何の音沙汰もなかったので、つい……興奮して……」
なるほど、そういう事情だったのか。
十年前といえば、ゼノスが冒険者を始めた時期。
恐らく冒険者として名を上げるために家出して、大都市に出ていったのだろう。
だから実の妹のリンシアは、心配で仕方がなかったのだろう。
仲の良い兄が消息不明になり、この十年間、ずっと心配していたのだ。
「ふん、帰れ! そんな手紙など見たくはない。ゼノスの奴は、数年前に勘当しているのじゃ! 手紙は本人に、そのまま返してくれ!」
一方で村長の方は、かなり厳しい態度。
オレに対して怒った表情で、命令してきた。
数年前に勘当したか。
なるほど、そういうことか。
ゼノスの奴が数年前に、ひどく落ち込んでいた時期があった。
当時の彼は冒険者として成功していた。
おそらく村に密かに帰還。祖父にだけは、顔を会わせていたのだろう。
だが頑固な祖父から逆に、勘当を言い渡されてしまった。
それでゼノスほどの強者が、あれほど落ち込んでいたのだ。
「えっ……お爺様、どういうこと⁉ ゼノス兄さんを勘当⁉」
一方でリンシアの方は混乱していた。
たぶん感動の話すら、彼女は聞いていなかったのだろう。
「ふん! あんなのはワシの孫ではない! 下らない夢のために、村を捨てていった奴など!」
「でもお爺様! こうして手紙を代理の人が」
「ふん! だから持って帰れ!」
家庭の事情も、かなり複雑なのだろう。
他人のオレが関与することはない。
だが事実は伝える必要はある。
「残念ながら手紙を、依頼人は返せない。何故ならこれは遺品の手紙だからな」
「えっ……⁉」
「なっ……⁉」
遺品と聞いて、二人は言葉を失う。
ようやく今回の依頼の内容を、理解したのだ。
「では手紙を渡すぞ……確認してくれ」
固まっている村長に、手紙を渡す。
顔面が蒼白になったリンシアも駆け寄り、二人で手紙を読んでいた。
二人の様子を見ないによういに、背中を向ける。
(ゼノス……お前の手紙は確かに渡したぞ。これで良かったのか?)
オレは心の中で友に声をかける。
もちろん死者は答えてはくれない。
何ともいえない寂しさが、オレの心の中にも広がっていく。
(家族と故郷か……)
そのどちらも、今の自分にはない。
オレは捨て子であり実の家族は知らない。
育てられたのも旅の商人の一族。
だが彼らも、今はこの世にはいない。
魔物の襲撃を受けて、商隊は壊滅してしまったのだ。
(ゼノス、お前が生きていて、スクルドの村の現状を見たら、どうするのだろうな?)
状況的に村が困窮したの、ここ最近のこと。
正義感の溢れるあの友なら、どうするか?
ふと考えてしまう。
(ああ、そうだな。お前なら勘当も気にせずに、故郷の再建のために、ここで走り回るのだろうな)
ゼノスという友は、そういう男だった。
どこか弱い部分もあるが、頑固で強い。
最終的には大義を通そうとする、真っ直ぐな性格なのだ。
オレとは違う本当の強者。だからこそオレも認めた友としての存在だった。
――――そんなことを思い出した時だった。
「ザガン様……お待たせしました。手紙の確認は終わりました」
「ああ、そうか」
元気がなくなった、リンシアが近寄ってくる。
目の周りが赤く腫れていた。
おそらく手紙を読みながら、涙を流していたのだろう。
向こうでは、村長も呆然としている。
孫息子の突然の死を、受け入れられないのだろう。
そして村長は、本当はゼノスのことを愛していたのだ。
今の姿を見ていて分かった。
今までは頑固で、素直になれなかったのだろう。
そう考えると二人は似ている。
血の繋がった孫息子と祖父。
似すぎた性格だったから、反発していたのかもしれない。
「あと……ザガン様。手紙の中に、もう一つ、手紙が入っていました。たぶんザガン様宛だと思います」
「なんだと、オレ宛てにだと?」
リンシアの渡してきた手紙には、『我が友ザガンへ』と書いてあった。
たしかにオレ宛ての手紙だ。
オレは封を開けて、中身を読むことした。
さて、どんなことが書いてあるのだろうか。
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