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45話 懐旧
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村に戻ったのは行軍を終えてから一時間程のことだった。
皆も疲労困憊と言った様子だが、昼に話し合いをした長テーブルに腰を落ち着けた。
「お疲れ様」
「おつかれよ~」
「お疲れ~」
皆が椅子に座るなり俺は大声で労うと、皆それぞれ互いを労う言葉を口にする。
「クサンテがあそこまで鬼教官になるとは思いませんでしたごめんなさい」
「ホントよ~、お陰でもう脚が棒になっちゃったじゃないの~」
「面目ない……」
俺の冗談にレスティーが乗っかると、冷静さを取り戻しているクサンテが謝罪を述べた。
「いやいや、クサンテ姐さんは全然悪くないからね?」
「や~ん、今のは冗談だから気にしないでいいのよん」
「そうですよ、無理矢理頼んだのは私達なのですから、クサンテ殿が謝る必要などありません! むしろ礼を述べたいくらいです!」
「クサンテさんのお陰で私も魔物に臆することなく戦えるようになりました。これでご主人様のお役に立つ事が出来ますので感謝しています」
俺とレスティーが慌てて弁護すると、左後ろの地面に座るククがクサンテに向かって礼を述べる。
だがその言葉に皆の顔に?の表情が浮かぶ。
そんな不思議顔の皆を見て、今度は俺が頭に?を浮かべながらククの頭を撫でる。
「ご主人様?」
あぁそこなのね。
クサンテがククを見ながら疑問を口に出したことで、みんなが何を疑問に思っているのかを察する。
一応首輪は着けているが、どうやらそこに気が付いていなかった様だ。
「二人とは家族だと思っているんだけど、世間的には使用人って扱いなんだよ」
「ご主人様……。魔物として人族に捕まり、どうなるかもわからない私達姉妹を揃って引き取って下さいましたのに、その上家族とまで言って頂けるなんて……。この身この命、尽き果てるその時までご主人様に捧げます!」
ククが感激の面持ちで、まるで騎士の誓いのような言葉を捧げてくれた。
この短期間でそこまで想われてる事に驚きを隠せない。
ここまでククに想われては、思っているではなく、本当の家族になるしかない。
「そうだったの。その割には……」
奴隷という言葉を避けて説明をしたが、それを察しながらもレスティーの視線がトトに向かう。
むしろ察したからこその視線であろう。
「んー?」
自分の〈魔道具袋〉からお菓子を取り出して口にほおばっていたトトがレスティーに目を向けられるも、なぜ自分を見ているのかわからないみたいな表情で食べ続ける。
「あー、うん、彼女達に無理強いとかは極力避けてるから躾け的なことはあまりと言うか一切してない。結果、ごらんの有様だ」
「奴隷という身分で有りながら、ご主人様の広いお心遣いでこうして伸び伸びと過ごさせて頂いてるのですが、トトにはそれがわかっていなくて……」
「なるほど……」
ククの口から奴隷という言葉が飛び出したため他のメンバーも驚くが、途中の説明で俺達の関係がいかに緩い状態であるのかを察してくれた。
ククは奴隷として全然拘束されていないところを理解してくれていたのか。
俺は右側に座るリシア手をテーブルの下で握ってから、再びククの頭を撫でてあげる。
そのリシアが握り返してくれたので指を交互に絡めた恋人繋ぎにシフトする。
愛してる。
ククも撫でられて嬉しいのか、心地よさそうになすがままだ。
「まぁトトに関しては〝言うことを聞かない歳の離れた妹〟だと思えば……、アレ? もしかして全然可愛く思えない!?」
先程の〝ちゅーしないの?〟発言を思い出し、わざとらしく驚いて見せた。
これならまだ、懐いてくれている時点で妹キャラとしてはモティナの方が可愛いのではないだろうか?
妹に幻想も憧れも無いためあまり構おうとはしていなかったが、何かお土産くらい持って帰るか。
などと考えていると、ククが両手で顔を覆いながら天を仰ぐ。
「嗚呼、ついにご主人様がそこに気付いてしまわれました!? トト、今からでもご主人様に愛して頂けるようにお腹を差し出しなさい!」
「えーやだよー…恥ずかしいもん……」
俺の冗談にククが嘆いてトトによくわからない行動を強要するも、ここに来て急にトトが恥じらいを見せて俯いた。
そしてチラチラとこちらを伺いながらまた俯く。
その仕草は、今まで無邪気でぶっきらぼうな彼女とはかけ離れ、まるで乙女そのものの様な反応であった。
その後はレスティーの男の好みというどうでもいい話や、リザードマンの村の風習という興味深い話に流れた。
リザードマンは一定の年齢に達すると、男女問わず村を離れ、つがいを見つけると女の生まれ育った村に戻って来るそうだ。
そのため、リザードマンの村に居る成人男性は全て婿養子という、とてもユニークなしきたりなのだとか。
「クサンテさん、リザードマンは同じ村の男性とはご結婚されないのでふか?」
「あたしらはの育児は子供はすべて兄弟姉妹として一か所に育てられる。そして発情期を迎える前に村を出るから、例え旅先で同郷の者とあっても兄弟姉妹の感覚は抜けないねぇ」
フィローラの疑問に風習を淡々と語ってくれるクサンテ。
文化の違いとはいえ、合理的過ぎるリザードマンのその育児法に、つい感心させられる。
「あたしからも聞きたいんだけど、ケンタウロスってのはどんな生活をしてるんだい?」
「私の種族ですか?」
今度はクサンテから話を振られ、ユニスが頭の中で話を整理する。
「そうですね……育児に関してはリザードマンの方々と似ていますね。赤子を持つ母親が一か所に集り、交代で子の面倒を見ます。子供が乳離れして自分で走れるようになると、今度は比較的若い者が兄姉として彼らの面倒をみます。そうすることで女は育児期間の負担を減らし、早い段階で狩りにも出かけられるようになります。それと共に子供同士の連帯感や年の離れた者への信頼、そして面倒を見る者の責任感を育んでいるといった感じでしょうか? 私にも血のつながらない兄妹姉妹が17人は居ますからね」
「それがケンタウロス全体の協調性の高さの秘訣ってやつかい?」
「う~む、そうかもしれませんが、そうなったのは比較的最近のことですからなんとも」
クサンテの言葉にユニスが腕を組んで唸った。
「以前はケンタウロス自治領なるものがありましたが、ある戦で奪われて以来、部族ごとに散り散りになり、部族間の情報交換の中で今の育児方法が確立されたそうですから」
ユニスが眉をひそめながらそう述べた。
当然と言えば当然なのだが、多数の国が存続する以上、この世界にも色々な事情はあるというわけだ。
ケンタウロスには悪いが面白いなぁなんて思っていると、モーディーンさんがこちらに近付いてきた。
「皆さん、親睦を深めているところ失礼しますにゃ。夕食の支度が整ったようなので、あちらの集会場へ移動していただけますかにゃ?」
指先で示された方角では、他の班の人達も集まりはじめていた。
「おお、待ってたぜ!?」
「食事のお時間ですかぁ~? 空腹で自分のお腹とセッションするところでしたよ~♪」
「僕もお腹ペコペコだよ~」
「お姉ちゃん、ごはんだってー!」
「あ、こらトト、待ちなさい!」
ユーベルトが色めき立ち、アーヴィンがリュートを鳴らすと、アレッシオもぽっちゃりお腹を摩った。
先程から黙ったままずっと俺の服の裾を握っていたトトが、食事と聞くや飛び上がり、姉の腕を引いて走り出す。
皆も次々に立ち上がり、広場の方へと歩きはじめた。
やはり来てよかったな……。
それをもの懐かしい気持ちで後ろから眺めていると、リシアも立ち上がりこちらに振り返る。
「さぁトシオ様、私達も参りましょう」
「うん」
最愛の女性に促され、俺もみんなの後を追った。
皆も疲労困憊と言った様子だが、昼に話し合いをした長テーブルに腰を落ち着けた。
「お疲れ様」
「おつかれよ~」
「お疲れ~」
皆が椅子に座るなり俺は大声で労うと、皆それぞれ互いを労う言葉を口にする。
「クサンテがあそこまで鬼教官になるとは思いませんでしたごめんなさい」
「ホントよ~、お陰でもう脚が棒になっちゃったじゃないの~」
「面目ない……」
俺の冗談にレスティーが乗っかると、冷静さを取り戻しているクサンテが謝罪を述べた。
「いやいや、クサンテ姐さんは全然悪くないからね?」
「や~ん、今のは冗談だから気にしないでいいのよん」
「そうですよ、無理矢理頼んだのは私達なのですから、クサンテ殿が謝る必要などありません! むしろ礼を述べたいくらいです!」
「クサンテさんのお陰で私も魔物に臆することなく戦えるようになりました。これでご主人様のお役に立つ事が出来ますので感謝しています」
俺とレスティーが慌てて弁護すると、左後ろの地面に座るククがクサンテに向かって礼を述べる。
だがその言葉に皆の顔に?の表情が浮かぶ。
そんな不思議顔の皆を見て、今度は俺が頭に?を浮かべながらククの頭を撫でる。
「ご主人様?」
あぁそこなのね。
クサンテがククを見ながら疑問を口に出したことで、みんなが何を疑問に思っているのかを察する。
一応首輪は着けているが、どうやらそこに気が付いていなかった様だ。
「二人とは家族だと思っているんだけど、世間的には使用人って扱いなんだよ」
「ご主人様……。魔物として人族に捕まり、どうなるかもわからない私達姉妹を揃って引き取って下さいましたのに、その上家族とまで言って頂けるなんて……。この身この命、尽き果てるその時までご主人様に捧げます!」
ククが感激の面持ちで、まるで騎士の誓いのような言葉を捧げてくれた。
この短期間でそこまで想われてる事に驚きを隠せない。
ここまでククに想われては、思っているではなく、本当の家族になるしかない。
「そうだったの。その割には……」
奴隷という言葉を避けて説明をしたが、それを察しながらもレスティーの視線がトトに向かう。
むしろ察したからこその視線であろう。
「んー?」
自分の〈魔道具袋〉からお菓子を取り出して口にほおばっていたトトがレスティーに目を向けられるも、なぜ自分を見ているのかわからないみたいな表情で食べ続ける。
「あー、うん、彼女達に無理強いとかは極力避けてるから躾け的なことはあまりと言うか一切してない。結果、ごらんの有様だ」
「奴隷という身分で有りながら、ご主人様の広いお心遣いでこうして伸び伸びと過ごさせて頂いてるのですが、トトにはそれがわかっていなくて……」
「なるほど……」
ククの口から奴隷という言葉が飛び出したため他のメンバーも驚くが、途中の説明で俺達の関係がいかに緩い状態であるのかを察してくれた。
ククは奴隷として全然拘束されていないところを理解してくれていたのか。
俺は右側に座るリシア手をテーブルの下で握ってから、再びククの頭を撫でてあげる。
そのリシアが握り返してくれたので指を交互に絡めた恋人繋ぎにシフトする。
愛してる。
ククも撫でられて嬉しいのか、心地よさそうになすがままだ。
「まぁトトに関しては〝言うことを聞かない歳の離れた妹〟だと思えば……、アレ? もしかして全然可愛く思えない!?」
先程の〝ちゅーしないの?〟発言を思い出し、わざとらしく驚いて見せた。
これならまだ、懐いてくれている時点で妹キャラとしてはモティナの方が可愛いのではないだろうか?
妹に幻想も憧れも無いためあまり構おうとはしていなかったが、何かお土産くらい持って帰るか。
などと考えていると、ククが両手で顔を覆いながら天を仰ぐ。
「嗚呼、ついにご主人様がそこに気付いてしまわれました!? トト、今からでもご主人様に愛して頂けるようにお腹を差し出しなさい!」
「えーやだよー…恥ずかしいもん……」
俺の冗談にククが嘆いてトトによくわからない行動を強要するも、ここに来て急にトトが恥じらいを見せて俯いた。
そしてチラチラとこちらを伺いながらまた俯く。
その仕草は、今まで無邪気でぶっきらぼうな彼女とはかけ離れ、まるで乙女そのものの様な反応であった。
その後はレスティーの男の好みというどうでもいい話や、リザードマンの村の風習という興味深い話に流れた。
リザードマンは一定の年齢に達すると、男女問わず村を離れ、つがいを見つけると女の生まれ育った村に戻って来るそうだ。
そのため、リザードマンの村に居る成人男性は全て婿養子という、とてもユニークなしきたりなのだとか。
「クサンテさん、リザードマンは同じ村の男性とはご結婚されないのでふか?」
「あたしらはの育児は子供はすべて兄弟姉妹として一か所に育てられる。そして発情期を迎える前に村を出るから、例え旅先で同郷の者とあっても兄弟姉妹の感覚は抜けないねぇ」
フィローラの疑問に風習を淡々と語ってくれるクサンテ。
文化の違いとはいえ、合理的過ぎるリザードマンのその育児法に、つい感心させられる。
「あたしからも聞きたいんだけど、ケンタウロスってのはどんな生活をしてるんだい?」
「私の種族ですか?」
今度はクサンテから話を振られ、ユニスが頭の中で話を整理する。
「そうですね……育児に関してはリザードマンの方々と似ていますね。赤子を持つ母親が一か所に集り、交代で子の面倒を見ます。子供が乳離れして自分で走れるようになると、今度は比較的若い者が兄姉として彼らの面倒をみます。そうすることで女は育児期間の負担を減らし、早い段階で狩りにも出かけられるようになります。それと共に子供同士の連帯感や年の離れた者への信頼、そして面倒を見る者の責任感を育んでいるといった感じでしょうか? 私にも血のつながらない兄妹姉妹が17人は居ますからね」
「それがケンタウロス全体の協調性の高さの秘訣ってやつかい?」
「う~む、そうかもしれませんが、そうなったのは比較的最近のことですからなんとも」
クサンテの言葉にユニスが腕を組んで唸った。
「以前はケンタウロス自治領なるものがありましたが、ある戦で奪われて以来、部族ごとに散り散りになり、部族間の情報交換の中で今の育児方法が確立されたそうですから」
ユニスが眉をひそめながらそう述べた。
当然と言えば当然なのだが、多数の国が存続する以上、この世界にも色々な事情はあるというわけだ。
ケンタウロスには悪いが面白いなぁなんて思っていると、モーディーンさんがこちらに近付いてきた。
「皆さん、親睦を深めているところ失礼しますにゃ。夕食の支度が整ったようなので、あちらの集会場へ移動していただけますかにゃ?」
指先で示された方角では、他の班の人達も集まりはじめていた。
「おお、待ってたぜ!?」
「食事のお時間ですかぁ~? 空腹で自分のお腹とセッションするところでしたよ~♪」
「僕もお腹ペコペコだよ~」
「お姉ちゃん、ごはんだってー!」
「あ、こらトト、待ちなさい!」
ユーベルトが色めき立ち、アーヴィンがリュートを鳴らすと、アレッシオもぽっちゃりお腹を摩った。
先程から黙ったままずっと俺の服の裾を握っていたトトが、食事と聞くや飛び上がり、姉の腕を引いて走り出す。
皆も次々に立ち上がり、広場の方へと歩きはじめた。
やはり来てよかったな……。
それをもの懐かしい気持ちで後ろから眺めていると、リシアも立ち上がりこちらに振り返る。
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「うん」
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