四人で話せば賢者の知恵? ~固有スキル〈チャットルーム〉で繋がる異世界転移。知識と戦略を魔法に込めて、チート勇者をねじ伏せる~

藤ノ木文

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50話 死地へは笑顔と共に

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 んな!?

 顔にドバドバとかかる水に驚いて俺の意識が目を覚ました。

 静寂が支配する薄暗い森の中で、俺の胸倉を掴んで皮袋から水をぶっ掛けていたクサンテが手を離す。
 入れ替わりにククやレスティーがなにやら必死の形相で訴えてくるも、何を言っているのか――いや、音声そのものが聞こえてこない。

 耳がイカレたか?
 こちらの発音と言語を俺が理解していないので読唇も不可能と来てやがる。
 まぁ言葉がわかっていても、読唇で相手の意思を正確に理解できるかなんて、怪しい所だが。

 ひとまずレスティーを手で制止、あからさまに考えているポーズをとり状況把握に努めた。
 
 視界の隅にみえる自分のMP残量は2割程しか回復しておらず、有効時間3分のブレイブハートが未だ効果を発揮している。
 ならば意識を失ってからさほど時間は経っていない。
 そしてMP枯渇による目眩や吐き気からは一先ず脱している。

 周囲を見ると第三班の全員が無事だが、後ろを向いて顔が見えないユニスとクサンテとユーベルト以外の皆の表情が不安顔でかげっていた。
 リシアとククとトトが俺の傍で心配そうにこちらを見ているので、安心させる為に笑顔で頷く。
 ミネルバが俺の服の袖をはむはむと噛み続けているのは、お腹が空いているからか?
 そういえば、以前ネトゲー仲間でガチサイクリストの鬼灯さんが〝自転車はレース中に空腹を感じたら取り返しが付かないレベルでかなりヤバイ〟とか言っていたなぁ。

 収納袋様から鶏肉や爬虫類の肉を与えると、ガツガツとすごい勢いで食べ始めるミネルバ。
 俺はそんなミネルバから目を離し再び周りをみる。

 ユニスとクサンテとユーベルトがパントマイムの壁の演技みたいなことをしているので近付いてみると、なにやら光沢のある透明な障壁の様なものが視界一面に続いている。
 どこまで続いているのか見上げてみると、それは上空に続き、50メートル程先の森を抜けたところの湖の更に向こうの水面まで被っていた。

 直径200~300メートルくらい(?)のドーム状だな。

 ククが持っていた俺の槍をもらい、その結界らしきものを力いっぱい突いてみるも、圧縮された空気の壁を攻撃したみたいな感触ではじかれた。

 完全に閉じ込められているな。

 と、そこで第三班以外の状況が気になり湖の方に目を凝らすと、第二班は思考停止から脱しているようで、第一班共々村の方へと逃走していたようだが、俺達と同じで結界に阻まれ逃げ出せないでいる。 
 そしてモーディーンさん達ベテラン冒険者が、初心者冒険者を守るように例の化け物と対峙していた。
 ズワローグはその場からあまり動くことは無いが、スイング速度が異様に早い攻撃を繰り出し、近付くことすら困難であった。

 確か闇属性の物理無効だったか?

 闇属性と言うからには光に弱そうではあるが、他の属性ではどうなのだろうか?
 というかこういう時こそ魔法で攻撃すべきでは無いのかと思うのだが、第一第二班に居るアメリアさんは魔法を詠唱している様子は無い。

 ……もしかして俺の耳がイカれているのでは無く、音が消えているのではないのか?
 
「――――――」

「ユニス、状況説明を頼む」と言ったのだが、壁を見ているユニスに俺の声は届いておらず、自分の声は振動で伝わってはいるが、音になっていない。

 ……これ普通に詰んでないか?
 敵は物理無効でこちらは魔法が使えない。

 魔法の武器でもあれば別かもしれないが、魔法の武器とやらの攻撃が〈魔法攻撃〉なのか〈魔法で強化されただけの物理攻撃〉なのかは試したことが無いためわからない。
 それに何がまずいって、スキルが使えないのだ。

 いや、まだ使えないとは決まっていない。 

 ブレイブハート、クリアマインド。

 現状で切らすとまずいスキルの効果時間を上書きする。

 詠唱短縮のボーナススキルも生きているので、スキルは問題なく使えそうだ。
 だがこれを他の皆に伝えるのは非常に難しい。

 念話が使えれば……。

 そこで俺には第三班以外にも仲間が居ることを思い出す。

 いくらクリアマインドを使ったところで、冷静であっても頭が良くなるわけではない。
 ならば他の人の知恵を借りるべきである。

 ピロン♪

《トシオがチャットルームに入室しました》

『緊急事態! 誰か居ない!?』
『どうしたねこさん?』

 俺の呼びかけにレンさんが応えてくれた!

 シンくんの名前は灰色なのでINしておらず、大福さんはIN状態ではあるが返事が無い。
 〈大福時間〉ではまだ深夜4時頃。
 IN状態で寝落ちしたのかもしれない。

『かなりまずいことになってる』
『わかった、少し待て。急用だ。エイダ、影狼かげろう、奴らを寄せ付けるな。シャルロット、MPを気にせず消し炭にしろ。待たせた』

 どうやらレンさんも戦闘中らしく、PTメンバーに指示を下してからこちらのチャットに応じてくれた。

 戦闘中でチャットを開けっ放しに出来るとか集中力すごいな。

『状況を説明してくれ』

 レンさんが簡潔にそう告げてきた。
 丁度その時、ズワローグの攻撃がケインと言うガーディアンLv48の男性の盾に直撃すると、血風を撒き散らして俺達の方の森の入り口まで吹き飛ばされる。
 PT欄で既に瀕死レベルのHPであるケインを探り当てると、彼はかろうじて生きていた。

 だがまずい、アレは今すぐ何とかしないと。

『ごめん、ちょっと待って!』

 俺はレンさんを待たせてリシアに駆け寄ると、森の入り口に飛ばされたケインと言う男を指差し頷いた。
 リシアも俺に頷き返して駆け寄ろうとしたので、腕を掴み引きとめ、振り返ったリシアに首を横に振る。
 そして腕を掴んだまま再度指差し倒れた男の体の上にファイヤーアローを一本出現させた。

 俺の意図に気付いてくれれば良いのだが。
 気付いたとしても遠距離からヒールが出来るのか怪しいが。

 振り返ったリシアに俺が頷き彼に手をかざしてみせると、リシアもここに留まり倒れた男に手をかざした。
 ケインのそのHPが急速に回復していくのが確認できる。 

 よし、上手くいった!

 リシアの頭を撫でて褒めると、再びレンさんとのチャットに戻る。

『ごめん、人が死に掛けたので助けてた。状況を説明するね。まず、巨大なワニ頭のドラゴンっぽい化け物に強襲された。今は戦場を離れているだけで、結界の様なものを張られて逃げられない。しかもその中じゃ発声が出来ないから俺以外でスキルの使えるのが隣に居るプリースト一人だけ』
『ふむ…、敵は今どうしてる? あと敵の詳細も教えてくれ。鑑定Lv3で分るもの全てだ』
『敵は俺の知り合いで現地人のベテラン2PTが戦っている。敵の名前はズワローグ。種族はグレーターダークダイルLv107。属性は闇。耐性は物理無効。弱点と状態異常は無い。攻撃力はLv48のフル武装ガーディアンが一撃で瀕死にまで持っていかれた』
『グレーターダークダイル……あいつらの上位種か? 沈黙状態で闇属性の物理無効とはなかなかにふざけた状況だな。極めつけが壁上位職のガーディアンを一撃とは、攻撃力も冗談にすぎるな……』

 なにやらあの化け物を知っているような口ぶりで沈黙するレンさん。
 アレの下位種とやりあったことがあるのかもしれない。 

『……まずボーナススキルの耐性系にある〈沈黙耐性Lv2〉を習得して声を出してみてくれ』

 言われたとおりに〈沈黙耐性Lv2〉を習得する。
 ボーナススキルの耐性系はLv1で効果半減、Lv2で無効だった。

「――! ――!」
『ダメ、声が出ない』
『もしかすると、沈黙ではなく消音の効果が結界の中で発動しているのかもしれん』

 声が出ていても消音ですべての音がかき消されてる状況ってことか。

『道理で戦闘音どころか周囲の音すら聞こえてこない訳だ……』
『そうなると、現状二人しかスキルが使えないというこだな。…ねこさんは〈属性〉と〈耐性〉はどれくらい知っている?』
『属性持ちは奴が始めて。〈耐性〉は氷無効の相手に氷魔法を打ち込んだら直撃の瞬間に霧散した』
『ふむ、なら説明するから終わるまで聞いてくれ。〈属性〉とはそいつの受けるダメージに影響する。闇属性なら光に弱く雷と無属性には等倍。地水火風の4大元素だと半減。闇同士は無効。なので攻撃するなら光、次に雷か無属性だ』

 物理無効の相手には、今の俺なら雷しかないか。

 湖の方では、今度はザアラッドさんがズワローグの金棒を剣で受け止めるも武器が破壊され、第一第二班の居る方へ飛ばされた。
 モーディーンさんのPTからHPを確認すると、1万を超えるザアラッドさんのHPが7千になる。 

『次に〈耐性〉だが、無効は属性と違い体の表面にしか効果が無いことが多い。他にも大きな傷口や弱点部位にも効果が無い場合も存在する。そしてワニの弱点は』 
『顎の下か』
『ああ』

 通常のワニは顎の下の皮膚が背中と比べて柔らかくて薄い。
 ズワローグがそれに準じているかは分らないが、他の部位よりかは薄いはずだ。
 狙って損はないだろう。

『ねこさんのジョブやステータスは変わらずか?」
『うん。ベースLv49、ジョブはファイターLv49とマジックキャスターがLv46。敏捷80で今の攻撃ステは魔力に振ってる』
『なら俺が提示できる作戦は二つ。魔力を極振りして現地人を肉壁に遠距離から魔法を撃つか、敏捷極振り状態でやはり現地人を壁にして魔法を撃つかの二つだ。俺としては時間がかかっても後者を勧めたいが、ねこさんの好きなほうを選んでくれ』

 前者は早く倒せるメリットが大きいが、万が一俺が敵のターゲットになった場合は確実に殺される。
 後者は時間こそかかるものの発見されても攻撃を避けられるのでデメリットが少ない。

 より安全な方はどちらかと言う意味で、レンさんは後者を勧めてくれたのだ。

『わかった。レンさんが居てくれてホントに良かった。ありがとね』
『これくらいの事しか言えなくてすまないな』
『いやいや、全然助かったよ。あぁそうそう、この前教えてもらったファイヤーボール式反応装甲、あれすごく有効だったわ。火球数発でデブワニを止めたったわははははは!』
『マジか、ふははははは!』

 なんたって基本職の魔法でズワローグの踏みつけを防いでくれたのだ。
 あれで間違いなく第二班数人は死なずに済んだ。
 それを無駄にしないためにも、あのファットな化け物を何とかしなければならない。

 レンさんと話したことで気持ち的にもかなりの余裕が出来た。

『んじゃ、集中するから落ちるね』
『あぁ……。ねこさん!』
『ん?』
『し……、そいつを倒したらレアドロップが楽しみだな!』
『確かに!』

 レンさんが何かを言いかけるも、言葉を飲み込んで冗談を口にした。

『気をつけろよ』
『うん、また後で』
『またな』

《トシオがチャットルームを退席しました》

 〝死ぬな〟

 レンさんはそう言おうとしたのだろう。
 今のが今生の別れになるかもしれない事くらい、お互い分ってる。
 それでもレンさんは明るく俺を送り出してくれたのだ。

 ならば彼の期待に応えてレアアイテムの土産話&自慢話でもしてやるか。
 肩の力が抜け、丁度良くなった軽い心でそう思った。

 とは言っても、俺の取れる選択肢はかなり限られている。
 レンさんには悪いがまず現地人を囮にしてという作戦は取れない。

 あそこに居る集団が第一第二班だけなら何のためらいも無くそうしていただろう。
 だがあそこにはモーディーンさんが居る。
 その奥さんのビアンカさんが居る。
 偶然とはいえ俺を助けてくれたザアラッドさんが居る。
 そしてその仲間達が居る。

 合宿初日の朝にモーディーンさんは言ってのけた。
〝何かあったら自分が君達を助ける〟と。
 そして今現在、彼らは敵の攻撃に晒されながらも果敢に新米冒険者達を守って戦っている。

 そんな人達が死んじゃいけない、死なせちゃいけない。

 俺はチャットを終えると直ぐにステータスウィンドウを展開した。

 まずはジョブのメインとサブを入れ替える。
 次にステータスをリセットして敏捷99に割り振り、残り全てを魔力に注ぎ込んだ。

 それからマジックキャスターの魔法を再設定し、次にボーナススキルをオープン。

〈人語共用語Lv2〉
〈鑑定Lv3〉
〈アイテム収納空間Lv1〉
〈ジョブ追加Lv1〉
〈詠唱短縮Lv2〉
〈クールタイム減少Lv2〉
〈ブレイブハートLv3〉

 この14ポイントは前回と同じく固定。
 残り35。

〈敏捷ボーナス追加Lv10〉

 ステータスの欄の敏捷力が99+99と表示された。

 今までの二倍以上の敏捷力である。
 どうなっても知らんぞ状態だ。

 残り25。

 魔力の数値が現在50+10。
 長期戦が予想される。
〈MP消費軽減〉と〈MP自動回復量増加〉は取っておくとして、あとは〈疲労軽減〉と〈疲労回復〉も取っておきたい。
 10・10・2・2で行っておく。

〈MP消費軽減Lv10〉
〈MP自動回復量増加Lv10〉
〈疲労軽減Lv2〉
〈疲労回復Lv2〉

 残りの1ポイント。

 先程のレンさんとの会話を思い出し、〈レアドロップ率UP〉を取ってやった。
 馬鹿なことなのは確かなのだが、今はこれくらいの心の余裕が欲しかった。

 クリアマインドを再習得しておいたほうがまだましかもしれないが、あとは野となれ海となれ。

 だがまだ人事を尽くし切ってはいないので、やれることをやらなければならない。

 まず金属装備が重いので手甲以外を全て脱ぎ、収納袋様に収めると皮鎧に着替えた。
 革鎧は体の自由を阻害しないので、レアドロUPと同じ気休めやお守り的な意味で付ける。

 それから近くに居たククの身体を抱き寄せ彼女の耳に自分の喉を押し付けて「聞こえたら右手を上げて」と言ってみると、ククの右手が上がった。

 うん、骨伝導で伝わったようだ。

 次にレスティーとアーヴィン、それにフィローラを呼び寄せる。
 男相手にやるのは嫌過ぎるがやるしかない。
 まずレスティーに耳を指で叩いてから招きよせるジェスチャーをすると、訳もわからず疑問顔で耳を寄せてきたレスティーの頭をつかみ、自分の喉にレスティーの耳を当てて作戦を伝えた。

 アーヴィンの後は感触の上書きをするため最後はフィローラに指示を伝えると、リシア、クク、トトの順に唇を重ねてからククに背負い袋のみを預け、俺は一人湖の方へ向かっていった。

 リシア達とのキスの後、ついでにユニスとフィローラに手を広げて誘ってやったら、赤面しながら慌てて首を横に振って拒否する姿が妙に面白かった。

 あはははははは!

 声の出ない笑いを上げ、俺は湖の方へと歩みを開始した。
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